LIRY VOL.20  “Motherland”

「マザーランド」

 

COVER STORY

 自分の生まれた国、育った国の文化について考えたことはありますか? 当たり前に過ごしている日常の中では、なかなか深く考えることは無いかもしれません。そこで、今回は少し〈リリー〉的にファッションというフィルターで掘ってみました。 ワタシたち日本人には、着物の奥深さ、 奥ゆかしき時感語(ジカンゴ) 、カタカナ、 オリガミの由来など、様々な〈礼式〉や、〈様式美〉があります。『マザーランド』とは“祖国”を表しています。 祖国とは、自分の祖先、生まれ育ってきた国を表しますが、先人が創り上げた〈礼式〉や、〈様式美〉の上に今ワタシたちは存在しています。 日本という国から始まる“郷土愛”、国という枠組みで考える“世界の文化”に触れてみたら、何か新たな価値観に出会えるのかもしれません。

 

LIRY vol,20 SPECIAL ISSUE CONTENTS

 

#1 Greeting 
まずは、世界の挨拶から。

#2 World Wide
世界で活躍する日本人。

#ORIGAMI 折り紙
紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

#4  Itsutsumon 五つ紋
紋とは何か?着物から知る〈礼式〉と〈様式美〉

#5  sàke   日本の酒
米と米麹と水が主な原料の清酒。 九州・近畿などの西日本に起源があるという説があり、『大隅国風土記』に記された酒の記述が、米を原料とした酒の最古なのではと考えられている。 加熱した米を口の中でよく噛み、唾液に含まれる酵素で糖化し、野生酵母によって発酵をすすめる『口噛みノ酒』がはじまりだといわれる。

#6 You は何しにFUKUOKAへ?
外国から来た人々が見る福岡。

#7 カタカナと男の子
カタカタと男性の関係性。

#8 心理学から見る〈マザーランド〉
内集団バイアスの怖さ / 人はなぜ安易なナショナリズムに流されるのか?

#9 Land of the Rising Sun 日出ずる国
日本の美称。太陽は東から上って西に沈む。アジアの中で日本は最も東に位置してる。 つまり世界のどこよりも先に太陽が見える。

 

 

and more …

 

 


cover

Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Raira Yamaguchi (More Agency)

 


 

LIRY Vintage Fashion Mens ver

 Used illusion

とりとめのない妄想と古着

古着を着る、それは個性を着る。自由に着て、その先に古着のイロハを知ればいい。幻想的な古着の世界へようこそ。 

 

 

#3  Neon Color

インパクトのあるネオンカラープリントは古着の醍醐味と言えるアイテム。

〈ローリング・ストーンズ〉の89年北米ツアーのスウェット¥15,800 モーターサイクルジャケット ¥22,800 (共にヴィンテージ|スモールチェンジ)  コーデュロイパンツ ¥24,000 (マーカー|ロイター)ラビットファーハット ¥21,000 ) 他全てスタイリスト私物

スモールチェンジ ☎︎050-3822-6880   ロイター ☎︎092-715-0775 

 

 

 

 

#4  Fur

ギラギラなグラム感のあるファージャケットはブラックでまとめれば、どんなアイテムにも万能。

ファージャケット ¥19,800 (ヴィンテージ|エーカー)コンバットウールロングスリーブ ¥20,000  コンバットウールアンダーパンツ ¥19,000  タックブーツ ¥45,000  (全てマウトリーコンテーラー|ロイター)  他全てスタイリスト私物

エーカー ☎︎092-406-2824   ロイター ☎︎092-715-0775 


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model /Hiroaki Inamata (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “ Motherland ” #9 Land of the Rising Sun

Land of the Rising Sun

日出ずる国

日本の美称。太陽は東から上って西に沈む。アジアの中で日本は最も東に位置してる。

つまり世界のどこよりも先に太陽が見える。

 

あけぼの【曙】

あけ=「朱」・ぼの=「仄(ほの)か」 という意味を持ち、(朱)色がほのか現れる 日の出前の薄暗い時刻を指す。

歪み 染めキモノワンピース ¥22,000 (ラインバイリョウジオバタ|センリ) イヤリング ¥1,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ)  センリ senri.fukuoka@gmail.com ゴーイングベルボ ☎092-771-6070

 

prev > しののめ【東雲】


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Maki Nakashima (More Agency)

 

 


 
Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#6. tee by The Rolling Stones

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

 

お題 tee 

#6 The Rolling Stones 〈ザ・ローリング・ストーンズ〉  1978 [ Some Girls ]

 

 

WHAT’S THE ROLLING STONES 「Some Girls」!?
バンドが、パンクやディスコの隆盛されていた時代から生み出された名盤「Some Girls」。パンクもディスコも飲み込んだマスターピースは1978年リリース。76年のダムドのデビュー以降、ピストルズ、クラッシュとパンクの勢いが続く中、アイドル並みに増殖したパンクバンドがピストルズの終焉と共にニューウェィブへと変化し、ロックが古いモノとなりつつある時代に先行シングル「Miss You」は衝撃と貫禄を感じたに違いない。また、アートワークにパーマカタログを使用したアートディレクションが、なんとも秀逸なスリーブデザインになっている。〈ザ・ローリング・ストーンズ〉の長い歴史の中でも名盤と呼べる作品。

 

ー低迷から生まれた傑作『女たち』

リリー編集部 イギリスを代表するロック・バンド〈ザ・ローリング・ストーンズ〉が、78年に発表した傑作アルバム。大傑作アルバム『メインストリートのならず者』を発表してから少し低迷状態にあったロック・バンドが、パンク・ディスコミュージックブームに出した、言わばアンサーソングと言えるでしょう。

ーロックスター的なワイルドサイズのパーマ

ヘアー・いけのの照正 アルバムのアートワークが、昔のパーマヘアカタログを使ったカバーだったのもあって(色々あったらしい問題のw)、くせ毛風だとロック感は出ても、ロックスター感は弱いので大きな動きでボンっと。すると、ジ・アルフィーのタカミ-感も出てきたので良しとしました。 (春吉美容師)

 

ーTEEは、やっぱりミニマムなコーディネート

スタイリスト・上野圭助 〈ザ・ローリング・ストーンズ〉がテーマではあるが、アルバムのアートワークがパーマヘアカタログを使ったコラージュだったのが、本企画に持ってこいだったので、ヘアーをメインに大振りだけどさり気なくヘアーの中に隠し、ペールトーンのスカーフでタイドアップしただけ。

ー〈ミック・ジャガー〉の質感と女性的なバランス

メイク・島村香澄 打ち合わせをしていた時に〈ミック・ジャガー〉を打ち合わせ、いけののさんに見せてもらったりして全体的に質感を重視しました。ドライな質感のリップはマットに仕上げましたが、だからといって肌もくしゃっとした質感にはせず、ツルリとした質感でレディーにバランスを取ってみました。

 

『女たち』 (Some Girls) は、78年にリリースされた、ローリング・ストーンズのアルバム。アートワークは、パーマのカタログの顔部分が切り抜かれたカバーの中に、ストーンズのメンバーの写真が印刷されたスリーブが納められたモノ。ちなみに、初回プレスはメンバー以外の著名人の写真も使用しており訴えられたので、セカンドプレスがこちらのTシャツのデザインに変更されている。 イヤリング ゲイズアットイヤークリップ ¥25,000 (オミクレー“ビジューコレクション”|オミクレー)  他全てスタイリスト私物   オミクレー omikhlehome@gmail.com 

 

HAIR / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / SHOTA MINAGI (msp)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /  Emi Sakai (More Agency)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura
飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu
 

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #1

Greeting 

まずは、世界の挨拶から

 

 

 

France

Bonjour

bɔ̀ːŋ ʒʊ́ər (ボンジュール)

フランス語はスペイン語と同様に「俗ラテン語」が地域での変化を遂げてできたものと言われています。フランス語のあいさつ「Bonjour」は、「Bon」の部分がラテン語の「bene」から進化したもので、「良い」という意味になります。「jour」は「日」という意味で、直訳すると「良い一日を」となります。その二つの単語が合わさったものが「Bonjour」という挨拶になっていきました。フランスでは朝から晩まで時間を問わずに使われる一般的な挨拶として使用されています。

 

ロングブリムストローハット ¥5,900 フレアスリーブブラウス ¥6,900 ロンググローブ ¥4,900  (全てヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) イヤリング ¥5,900 (ヴィンテージ|スモールチェンジ) ドットスカート ¥6.800 (ヴィンテージ|エースインザホール) 中に着たフリルブラウス  他スタイリスト私物   リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763 スモールチェンジ ☎050-3822-6880  エースインザホール ☎092-724-3958  


Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Ayano Ura  (hairmakeFULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Izumi Ano (elegant promotion)

 


NEW LOOKS

Hollywood Cowboy Collection 

COLLECTION BY hippiness

 

 

 

エクスペンシブな洋服に存在する「デザイン」

エクスペンシブ、いわゆる高価なモノ。デザインは人々の生活に必要なモノだと僕は思う。“時間を過ごす”と言う素朴な心的傾向で考えれば必要のないものかもしれない。しかし、デザインがある生活は「生きる」と言う最大のテーマの中に、ある種のエンターテイメントを与えてくれる存在だと信じてる。デザインが新たな自分を発見してくれたり、個性に昇華しアイデンティティを確立したり、着る人に高揚感をもたらしてくれたりと様々な要素を多分に含んだモノ。ついつい消費する事で見えずらくなった価値を、今一度エクスペンシブの先にあるデザインの価値を考えてワードローブを充実させていく事を僕は望む。(スタイリスト・上野圭助)

 

・Bishop shirts

70’sを匂わす下に尖った襟やビッショスリーブにて袖口部分に膨らみをだすことで、レトロでクラッシックの中にエレガントさを感じるシャツになっている。サイドにはスラッシュポケットがあり、強度を高めるために三角の当て布を叩いている。

SAX/WIN

WHITE/IVORY

NAVY/GREEN

Bishop shirts / ¥28,000

 

・Bell coat

素材の”程良い落ち感”が上品なドレープを生み出し緩やかなカーブのヨークにラメパイピングをトリミング。袖と全体的なシルエットはベルのように裾に向けて広げていくことで、動いた時により女性の美しさが感じられるようになっている。ウェスタンのディテールや素材の掛け合わせ、シルエットバランス組み合わせにて、強さとエレガントさの要素を融合したコート。

SAX/WINWHITE/IVORY

NAVY/GREEN

Bell coat / ¥42,000 

 


Direction & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Photography / Shota Minagi (msp)
Hair & Make Up / Tomoko Kido
Model / Sanha Sakamoto
問い合わせ先 /  ローラーズハイ 092-722-6284   HP: www.hippiness.jp

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

tsuru : 鶴

古くは「たず」と呼ばれ、平安時代以降に「つる」と呼ばれるようになりました。古来より「鶴は千年」といわれ「長寿を象徴する吉祥の鳥」として、また夫婦仲が大変良く一生を連れ添うことから「夫婦鶴=めおとづる」といわれて「仲良きことの象徴」の鳥として、鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く=天上界に通ずる鳥」といわれるなど、民衆の間に「めでたい鳥」として尊ばれてきました。

 

芸術的折り紙ー吉澤章ー

『折り紙』がORIGAMIとして、世界に広まった一人の立役者がいます。日本の創作折り紙の第一人者である吉澤章氏は、1950年代以降、紙を折ることによる表現を追求し、折り紙に芸術としての可能性を示しました。折り紙の表現力を飛躍的に高め、現在の芸術的折り紙に大きな影響を与えています、彼の作品は、力強く、感情的な表現で作品を創り上げています。まるで、生きているように見えます。1954年に国際折り紙研究会を発足させ、政府の後押しもあり、折り紙の普及のために世界各地を訪問しています。吉澤章氏の生誕101年目の2012年3月14日、この日の〈グーグル〉のロゴは、折り紙でつくられていたそうです。

 

*ドロウ ザ ライン :  折り鶴を作るときの展開図を意識し、ベースメイクを明るめに白く作り、ペイントカラーで赤いラインを直線的にひく。びっしりとした睫毛と眉毛には、鶴が羽ばたく躍動感を感じれるように立ちあげ動きをつけた。ヘアも同じく飛び立つ高揚感を感じるように空気感を含めた。

 

ウィングカラーブラウス ¥6,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

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Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Yuri Murakami   (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #1

Greeting 

まずは、世界の挨拶から

 

 

 

United States of America 

Hello

halow (ハロー)

普段よく聞く「Hello」ですが、もともとはびっくりした時の「hallo」という言葉があり、そのhalloは猟犬を追うときの掛け声が由来、さらに、そのhallooはシェイクスピアのリア王にも出てくるalooに由来するとのことで、1600年代以前からあったようです。よく、エジソンが「Hello」という言葉を発明したと聞きますが、「Hello」はエジソンよりもずっと前から存在していた言葉で、電話の挨拶としてこれを使おうと提案したのがエジソンです。

 

フリンジベスト ¥15,800 中に着たファーベスト ¥4,800 スカート ¥6,800 バングル 右手上 ¥4,800 下 ¥21,800 左手上 ¥5,800 中 ¥8,800下 ¥21,800 (全てヴィンテージ|スライム) イヤリング ¥3,800 (ヴィンテージ|フェアファックス2) ペンダント ¥8,800 (ヴィンテージ|ロイター)  首に下げたビーズタイ 参考商品 (ヴィンテージ|エースインザホール) 他スタイリスト私物   スライム ☎092-761-3633 フェアファックス 2 www.fsf2.thebase.in   ロイター ☎092-715-0775  エースインザホール ☎092-724-3958  


Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata  (hairmakeFULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Emi Sakai (More Agency)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #7

カタカナ 

男の子とカタカナ

 

カタカナの由来

カタカナは平仮名と同様、平安時代(794年〜1185年頃)初期に作られたと考えられています。カタカナは漢字の文字の一部を取り出したものからできており、学僧たちが漢文を和読するための訓点として使い始められたのが始まりと言われています。当時、主にカタカナを使うのは男性でした。女性は漢字を使うことが得意ではなく、主に平仮名を使っていましたが、反対に男性は漢文を勉強するためのメモがわりにカタカナを用いていたことからカタカナは男性が使うイメージが当時はありました … ( 画像下に続き )

 

当初は字体に個体差・集団差が大きく、10世紀中頃までは異体字が多く見られ、時代を経るに従って字体の整理が進み、12世紀には現在のカタカナと近いものになり、広く普及しました。

 

〈コカコーラ〉キャップ ¥3,800 (ヴィンテージ|スライム) チェック柄アノラックパーカー ¥7,800 チェック柄 シャンブレーシャツ ¥5,800 (ともにヴィンテージ|エーカー) レザーパンツ ¥120,000 (トンシャー|バースデー)  ベルト スタイリスト私物

 


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Sakutaro (STARDUST PROMOTION)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland” #8 Psychology by Takeharu Seno

九州大学高等研究院及び大学院芸術工学研究院教授 妹尾武治

 

THEME  [ Motherland ]

 

内集団バイアスの怖さ!

 

人はなぜ安易なナショナリズムに流されるのか?

 

 我々人間は、無意識のうちに自分が所属する集団を「良い」ものだと思ってしまう。祖国、郷里、出身校、所属サークルや部活、これらを悪く言う人は少ない。大半の日本人は、日本を美しい国だと思うし、日本人を賢い民族だと思っているだろう。出身大学、出身高校を愛し、素晴らしい学校であったと誇る。郷里の人たちの、心の温かさを大事にすることも、人間として普通なことだ。 これらの心の動きは、心理学においては「内集団バイアス」という専門用語で呼ばれている。内集団バイアスの学術的な定義は、「人間が自分自身が所属する集団を、他の集団よりも優れていると思い込むこと」となる。そもそも、内集団と外集団という言葉は、アメリカの社会学者W・G・サムナーが発案したと言われている。自分が所属する集団を、内集団、所属していない集団を外集団と呼ぶ。人間の心理の特性として、内集団を外集団に比べてより良い、より優れていると思い込む性質があるのだ。そして、悪いことにこの内集団バイアスは、外集団を低く見なすという性質とも関連している。外集団はレベルが低く、内集団はレベルが高いと思い込んでしまうのである。この心理特性は、より直感的な表現として「内集団びいき」とか「外集団差別」と呼ばれることもある。 今回の〈リリー〉のテーマは、マザーランド、つまり母国である。テーマに沿って、母国の素晴らしさ、日本の美しさが重点的に紙面で取り上げられるものと予想しながら、目下執筆している。はっきり言って、今回の私のエッセイは、このテーマに水をさすものになるだろう。

 

日本人ならば、日本は優れているという思いを、ほとんどの場合根拠なく、無意識的に抱いてしまうものである。内集団バイアスの恐ろしい所は、内集団が優れているという思い込みに、客観的な根拠が必要ないことだ。その集団に所属しているだけで、その集団を無根拠に優れていると思ってしまう心の特性を我々人間は持っているのだ。明示的な根拠に基づかなくとも、ただただ信念として、内集団の優位性を信じ込んでしまうのである。 日本だけでなく、世界各国の国々はそれぞれ何らかで優れている。みんな違ってみんな良いのである。日本だけが特別に優れている要素も確かにあるだろう。一方で、日本が極端に劣っている要素もあるはずだ。全ての面で、日本が他の国に勝っているようなことは決して無いはずだ。しかし、内集団バイアスによって、日本が全ての面で他国よりも優れていると、我々は思ってしまう可能性があるのだ。そして日本こそが最も優れているという内集団バイアスは、一方で他国は劣っている、という安易なナショナリズムと表裏一体の関係なのである。

 

 私は千葉県民だったのだが、千葉県民と埼玉県民は、どちらが関東のナンバー3かで小競り合いを続けている。それぞれ、内集団びいきで、自分の県を推す訳だが、東京都民や神奈川県民などの他県民からすれば、両県ともに愚かに見えることだろう。まして、アメリカなどの外国人からみれば、より「どうでもいい」はずだし、千葉県が埼玉県よりも優れているという発想そのものが、根拠の乏しい妄信だと思うはずだ。しかし、当の千葉県民はかなり真剣に、埼玉県より優れていると思い込んでいるのだ。 この事例のように、ジョークめかせる範疇のことなら良いのだが、事はそう安穏ではない。日本は、他のアジア諸国よりも優れている。こういった信念のもとに、過去に戦争が起こったのではないだろうか?日本の歴史に限定せず、ほぼ全ての戦争、民族間闘争は、内集団バイアスが原因で起こっていると言っても過言ではないだろう。 今回の私のエッセイは、全体のテーマに大きく水を差してしまうかもしれない。しかし、安易なナショナリズムに対して、それを是正するのが心理学者の役目だと私は思う。日本は美しいし、素晴らしい国である。だが、同時に、この世界にある全ての国が美しく、素晴らしいのである。自分自身の無意識の心の働きである、内集団バイアスに少しだけでも良いので、目を向けて、少し意識的に自分を律し、外集団を差別せずに、内外の相互の関係を大事に思う事。それが大切だろう。

 

内集団バイアスをより良く理解するため、一つ重要な論文を紹介したい。アメリカのテキサス大学の女性研究者であったビグラーらが、1997年に学術誌『チャイルド•デベロップメント』誌上で報告した論文である。 6~9歳のアメリカの子供61人を、グループ分けする所から実験が始まる。子供達に、ランダムに半数ずつ青い服と黄色い服を与え着させ、その色別にグループを作り、内集団と外集団を形成させた。その後、それぞれの集団ごとに、いくつかの課題に取り組む活動を行い、集団意識を強めた。 それなりに、集団での活動を経た後に、実験の主眼となる課題が行われた。青色と黄色のラベルの付いた二つの瓶の中に、同数のジェリービーンズを入れたものを子供達に見せた。カバーストーリーとして、「(いくつかの活動に取り組んだ)先週良いことをした分だけ、ご褒美として、青色の集団と,黄色の集団ごとにジェリービーンズを瓶につめてあるよ。」と子供達に告げた。繰り返すが、実際にはジェリービーンズは同数(65個)が、きっかり入っていたのである。ここで、子供達に「瓶を見た感じ、それぞれの瓶にいくつジェリービーンズが入っていると思いますか?」という質問をし、数の主観値を答えさせた。その結果、外集団が獲得したと思ったジェリービーンズの数は、内集団が獲得したと思った数の52%にしか達しなかった。同じものを見ているにもかかわらず、である。他にも、より直接的に「二つのグループが競争したら、どちらが勝つかな?」と子供に尋ねると67%の子供は、内集団が勝つと報告した。

 

Art Work “内集団バイアス” 

 

内集団バイアスは、自己を肯定的に評価することで自尊心を維持•高揚しようという無意識の心の働きが、その根本原因であると考えられている。誰しも、自分は可愛いし、自分は良いものでありたいのだ。自分自身を良いもだと思うために、自分が所属している集団を優れたものだと思い込むのは、非常に手っ取り早い方法であり、誰しもが利用出来る方法でもある。優れた日本人である私ってすごい、優れた大学出身の私は優れている、大企業に勤めている俺って立派、という訳である。 さらに悪い事に、内集団バイアスは、集団内における「いじめ」にもつながる事が指摘されている。「黒い羊効果」と呼ばれる心理効果があるのだ。内集団の価値を高く維持するためには、価値を落としかねない集団内メンバーは目障りであり、邪魔になる。そのため、内集団の中で、劣っていると思われる構成員を、いじめたり集団から積極的に排除しようとする心理的特性を我々人間は持っている。これがいじめの原因でもある、黒い羊効果と呼ばれる心理効果である。不祥事を起こした人物を「ルーツは日本人ではなかった!」のように無根拠に書き立てる場面に、近年遭遇しないだろうか?これは、まさに黒い羊効果の最たる例だと言える。 以上のように、マザーランドにまつわる、人間の醜さ、黒い心理学について今回はまとめてみた。繰り返すが、日本は美しい、日本人は賢く素晴らしい。だが、それは、全世界の民族、国、全てがそうだと私は思う。行き過ぎた安易なナショナリズムに対して、水を差し是正することで、より正しい人類全体の進歩が導かれる。心理学には、それが求められているのではないだろうか?

 


senoo-01 妹尾武治・せのおたけはる

九州大学高等研究院及び大学院芸術工学研究院教授。オーストラリア、ウーロンゴン大学客員研究員。東京大学大学院人文社会系研究科(心理学研究室)修了。心理学博士。専門は知覚心理学だが、これまで心理学全般について研究及び授業を行ってきた。現在、自分が乗っている電車が止まっているのにもかかわらず、反対方向の電車が動き出すと自分も動いてるように感じる現象(ベクション)を主な研究テーマとしている。電通九州等との共同研究を多数手がける。筋金入りのプロレスマニア。著者に『脳がシビれる心理学』(実業之日本社)、『おどろきの心理学』(光文社新書)、『脳は、なぜあなたをだますのか:知覚心理学入門』(ちくま新書)がある。

 


 

Photo / TAISHI FUJIMORI (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & MAKE / AYANO URA (hairmakeFULL)
Model / WAKA KURUMIYA (elegant promotion)
SPECIAL THANKS / SILK PRINTING SERVICE

 


 

LIRY Vintage Fashion Mens ver

 Used illusion

とりとめのない妄想と古着

古着を着る、それは個性を着る。自由に着て、その先に古着のイロハを知ればいい。幻想的な古着の世界へようこそ。 

 

 

#1  Raster  

 

ラスタカラーとヒョウ柄の相性は抜群。 古着だからこそ多国籍な着こなしが見つかる。

ラスタカラーロカビリージャケット ¥4,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ)  〈ボブ・マーリー〉フーディー ¥6,200  アフリカンファブリックジレ ¥2,200  ファーキャップ ¥3,200  (全てヴィンテージ|スピンズ)  ヒョウ柄シャツ ¥17,000  (ホワイトライン|ロイター) 他全てスタイリスト私物

ゴーイングベルボ ☎︎092-771-6070    スピンズ ☎︎092-721-1311     ロイター ☎︎092-715-0775 

 

 

 

 

#2  Denim  

 

近年再熱してきたブリーチデニムは、デニム生地でまとめて着こなせ。

ブリーチデニムコート ¥14,800  〈ドッカーズ〉シャンブレーシャツ ¥7,800 〈ドッカーズ〉ワイドデニム ¥7,800  (全てヴィンテージ|エーカー) 他全てスタイリスト私物  

エーカー ☎︎092-406-2824   


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model /Hiroaki Inamata (elegant promotion)

 


 

LIRY Pick Up Accessories

 SASKIA DIEZ 

エレガントなイヤーカフ

ドイツ発の〈サスキアディツ〉は生産地、材料共にドイツ・ミュンヘン周辺で作られているブランド。ブランド名にもなっているデザイナーのサスキアは親日家でもあり、日本の有田焼とコラボしたジュエリーを発売し 海外だけでなく、国内の著名人も多く身に付けて話題に。 

 

 

Saskia Diez SILVER BOLD EARCUFF NO.2 (MINI)  

シンプルでスタイリングを選ばず、気軽に着用でき、程よい華やかさと、ボリューム感で、根強い人気を誇る定番デザイン。 〈サスキアディツ〉シルバーボルドーイヤーカフ No.2 ¥16,000  *サイズフリー 太|4mm 内寸|9.5mm  直径(カフの端から端まで)|17.5mm  スリット幅(耳を通して入れる部分)|4mm  

 

 

 

 

Saskia Diez Stripe Earcuff (SILVER) 

ミニマルなデザインのイヤーカフ。耳の淵を巻き込むような形で装着。 ユニセックスで楽しめそうなデザインもスタイルを選ばないアクセサリー。 〈サスキアディツ〉ストライプイヤーカフ ¥12,000  *サイズフリー

 

 

 

 

Saskia Diez WiRE BOLD EARCUFF (SILVER) MINI No.2  

さり気ない個性を出してくれる目をひくデザインのイヤーカフ。  〈サスキアディツ〉ワイヤーボルドーイヤーカフ ミニNo.2 ¥13,000  *サイズフリー 太|1mm 小さいフープの直径|15mm 大きいフープの直径|19mm

*ノーカラーチェスターコート ¥70,000 チャイナブラウス ¥27,000 (ともにジェーンスミス|バースデー)  バースデー ☎092-721-1125

 


〈サスキアディツ〉取り扱いショップ
EVERGREY|エバーグレイ
福岡市中央区薬院3-7-21 1F ☎092-521-0796


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model /Waka Kurumiya (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

usagi : 兎 

うさぎは幅広い意味で福を運ぶと言われています。縁起物のひとつとしてあげられるうさぎですが、その理由には容姿や生態系が関係していると言われます。うさぎの可愛い姿は、人間を魅了し、人が寄って行きたくなることから、人間関係を穏やかにするということに繋がります。生態系については、繁殖能力の高さから子孫繁栄に繋がります。また、家族愛の象徴とも言われます。そして、歩く際には常に前へジャンプする姿から物事が躍進したり、前向きに物事が進むと考えられています。

 

折紙礼法

物に心を込めて包み渡すという日本の由緒正しい礼法の一つ、折紙礼法が本来『折り紙』だと呼ばれていた。やがて礼法や決まりから離れて、折り方そのものを楽しむように遊戯的に発展したものが『折り紙』と呼ばれるようになる。

 

*ペインティング :  折り紙を貼り付けたようなイメージで、ベタ塗りのスクエアデザインを目元に乗せる。コントラストがハッキリするように、スクエアの色味は、色の濃淡を付けることで顔が持つ曲線にしっくりと馴染んでいく。ベタ塗りな顔で片側に黄色を乗せて、クリッとした愛らしい目元の表情は消えないように。

 

ヘリンボーン柄ブラウス ¥7,800 スカート ¥7,800 イヤリング ¥4,800 (全てヴィンテージ|エースインザホール)他スタイリスト私物  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

亀 < prev


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Toori Sakimura   (elegant promotion)

 


メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?

 

*number.1~5

1. ウエスタンな気分

nahomi / slime staff

昔から馬を見て育ってきたので最近はウエスタンアイテム集めにハマっています。あとアメキャラアイテムも大好きなので、好きなキャラクターがプリントされてたりするのがあると集めちゃいます。古着は基本的に一期一会なので、可愛いと思ったらGETします! 

 

 

 

2. ブラックのパンツとブラックのレザーシューズ

柳屋 騰太 / Roadic Buyer

基本的にトップスをだらしなく着ることが多いので、パンツとシューズはブラックで全体を引き締めるイメージで着用することが多いです。素材とシルエット違いのブラックパンツを数本持っていて、その日に1番履きたいものを履いてます。レザーシューズはスタイリッシュなものとボリュームがあるものを履き分けてます。

 

 

 

3. 〈クレート〉のウェア全般

YOHEI / CRATE producer

自分自身もバスケットをやっていて、お洒落をする事もすきなので、スポーツブランドではありますが、ストリートのシーンでも着用して頂けるようなデザインを心がけています。

 

 

 

4. カテゴライズを重要視

しんのすけ / 会社員(仮)

マリン、ミリタリー、トラディショナル、洋服をカテゴライズして着こなそうと気をつけている。ただ、何も意識してないが周りからクセが強いとよく言われる。 ファッションは、天神の『庄助』が激アツ過ぎる。

 

 

 

5. 私らしさを伝えるアイテム

山藤 美樹 / ビジュアルクリエイター / スタイリスト

〈トーガ〉が昔から大好きで、シルバーやゴールドをさりげなくデザインに取り入れるずる賢さのようなものを感じる。綺麗なゴールドのコートワンピースを買って出かけた時に、色んな人にそのワンピース素敵だねと声をかけられた嬉しさを今でも覚えています。今思えば、そのコートワンピースをきっかけに、シルバーやゴールドをどこかに取り入れたい衝動が自分の中にあるような気がします。

 

 

COMING SOON … *number.6~10* 


iPhon Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #1

Greeting 

まずは、世界の挨拶から

 

 

 

CHINA

你好

nǐhǎo (ニーハオ)

中国語のあいさつは基本的に「你好」として学ばれております。中国語は北京語と広東語と2種類あり、どちらも同じ表記をして表されます。ただし読み方は異なり、北京語では「ニーハオ」、広東語では「ネイホウ」と発音されます。「你好」はもともとは「你好嗎?(あなたはご機嫌よろしいですか?)」と言う問いかけが挨拶語として省略された形が定着したものです。「你」は日本語で「あなた」、「好」は「良い」という意味になります。挨拶としてはもちろん、「初めまして」の意味合いでも使われている単語です。

 

チャイナジャケット ¥20,800 スリットスカート ¥7,800  イヤリング¥4,500 (ヴィンテージ|エースインザホール)  ウエストに巻いたサテンコード スタイリスト私物 エースインザホール ☎092-724-3958  


Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Tomoko Kido
Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Minami Seto (MY STORY )

 


LIRY vol.20 Special Issue “ Motherland ” #9 Land of the Rising Sun

Land of the Rising Sun

日出ずる国

日本の美称。太陽は東から上って西に沈む。アジアの中で日本は最も東に位置してる。

つまり世界のどこよりも先に太陽が見える。

 

しののめ【東雲】

夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。明ける一歩手前の夜から朝に至る最初の時間を指す。

中に着た縮緬ワンピース ¥5,000 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) デニム着物 スタイリスト私物 ゴーイングベルボ ☎092-771-6070 

 

next > あけぼの【曙】 soon…


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Maki Nakashima (More Agency)

 


LIRY vol.20 Special Issue “ Motherland ” #4 Itsutsumon

五つ紋

紋とは何か?

家紋は家系、血統、家柄、地位を表す紋章として生まれました。様々な説があるようですが、6世紀から7世紀にかけてその原形ができあがり、天皇や皇族が着物につけた柄から生まれ、その柄を決まった紋様にし、自分の牛車につけたものが家紋の始まりといわれています。武家社会では敵味方の区別だけでなく、大将からどの武将がどれだけ活躍しているかの判断や、武士にとって家紋入りの着物や提灯を下げて歩くことは、看板と同じで自らの威厳を誇示するためのものでありました。下克上の戦国時代になると同族同士での争いも増えると、同族の中でも異なる家紋を使用するようになり、家紋の種類も増えました。江戸時代、庶民に苗字の公称は禁止されていましたが、家紋使用の制限はなかったこともあり一般庶民にも広がりました。元禄時代に入ると庶民の生活も華やかになり、家紋の使用もさらに広がり、家紋の図柄も華美、優美になっていきます。左右、上下対称、丸で囲んだ家紋はこの時期に増えたとされています。明治時代になると「紋付袴」の黒紋入りが一般的になりどの家にも必要なもとのになりました。庶民は家紋を比較的自由に決めていたそうだが、逆に床屋や地主といった権力者から無理やり家紋を決められた家もあるという。

 

Front


家紋とその種類や、由来について。

家紋の種類は、植物紋、動物紋、天然(天地)紋、調度(器財)紋、文様紋、文字(図符)紋、建造紋などがあります。また、その家紋に込められた願いの種類によってわけることもできます。五穀豊穣や武勇、縁起などを願うものです。花や葉をモチーフにした植物紋は一番種類が多く、日本人は農耕民族で自然との関係が深かったことがうかがえます。代表的な紋として、皇室の家紋の菊花紋章という菊の紋があります。中国から大きくて華やかな菊が渡り、その美しさから人々を虜にしました。貴族たちにも愛でられ、菊の家紋が生まれたとされています。とりわけ菊の花を愛した後鳥羽上皇は菊の紋を使用するようになり、そして菊の花びらが太陽の光に似ているため皇室の家紋として使われるようになったと言われています。

 

Back


紋の数で格式が変わることについて。

着物の紋は入れる位置と数がきまっており、一つ紋、三つ紋、五つ紋があります。背縫いに背紋を入れると一つ紋、両後ろ袖に袖紋を入れると三つ紋、両胸に抱き紋(胸紋)を入れると五つ紋となります。背紋の一つ紋はご先祖様を表し、胸にある抱き紋は両親を、両袖後ろの紋は兄弟、姉妹、親戚を表しています。全て紋をつけた五つ紋は自分の血筋を表し、一族の代表という意味を持つことから格式高いとされます。紋の数が多いほど、格式が高い。紋の表現方法でも格式が変わったり、男女で大きさがかわったりします。

 

 


Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Kimono Dressing / Yumiko Noda (KIMONO ROMAN)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Ayano Ura (hairmake FULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Kana (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “ Motherland ” #5 Sake

sàke

日本の酒

米と米麹と水が主な原料の清酒。 九州・近畿などの西日本に起源があるという説があり、『大隅国風土記』に記された酒の記述が、米を原料とした酒の最古なのではと考えられている。 加熱した米を口の中でよく噛み、唾液に含まれる酵素で糖化し、野生酵母によって発酵をすすめる『口噛みノ酒』がはじまりだといわれる。

 

01  奥播磨 「春待ちこがれて」 山廃純米 山田錦八割磨き生 / OKUHARIMA HARUMACHIKOGARETE YAMAHAI

・蔵元 : 下村酒造店 ・アルコール度数 : 17.5度 ・産地 : 兵庫県姫路市  ・味の特徴 : すっきりとしているが、お米の深く濃厚な旨味と甘味、山廃ならではの酸味があいまってしっかりとした味。  春吉バル リオさんコメント / コク(旨味)と酸味がバランス良く主張し、微かな苦味が後口を程良く締めてくれます。飲み方で味わいが変わるので、食中酒としておすすめ。

春吉バル リオ 福岡市中央区春吉2-4-11 リヴィエールシャン 1F ☎︎092-726-7811   instagram @haruyoshi_bar_rio 

 

02  獺祭 / DASSAI

・蔵元 : 旭酒造株式会社 ・アルコール度数 : 16度 ・産地 : 山口県玖珂郡周東町  ・味の特徴 : 穏やかでメロンやバニラを彷彿とさせ、優しいまとまりのある甘味に、潔いキレ、透明感のあるのど越しが爽やかさを与えてくれる。  パルコスタッフ ホンダユウコさんコメント / 九州で生活していて、日本酒と言えば!やっぱりお隣の山口のこれではないでしょうか?すっと喉をまろやかにとっていく感じは九州の料理と相性抜群です。

福岡 パルコ 福岡市中央区天神2-11-1 ☎︎092-235-7000   twitter : @parco_fukuoka 

 

03  特別純米 喜多屋 プレミアム / TOKUBETSU JUNMAI KITAYA PREMIUM

・蔵元 : 喜多屋 ・アルコール度数 : 15~16度 ・産地 : 福岡県八女市  ・味の特徴 : 柔らかくふくらみのある芳醇な味わいと、フルーティーな吟醸香が絶妙に調和。 焼き鳥かまろ 店主コメント / 福岡の飲食にはほとんど置いているのかもしれないですね。焼き鳥と野菜にあう、さっぱりとした飲みやすい口当たりです。その中でプレミアムは初めて日本酒を飲む人にオススメ。

大名焼鳥かまろ  福岡市中央区大名1-9-14 シティマンション別館 2F ☎︎092-406-8661 instagram @daimyo_yakitori_camaro 

04  特別上撰 白鶴 / JOSEN HAKUTSURU

・蔵元 : 白鶴酒造株式会社 ・アルコール度数 : 15~16度 ・産地 : 兵庫県神戸市  ・味の特徴 : 飲むほどに親しみのわく飲みあきしないさらりと深い味わいの白鶴伝統の「うまし酒」 バー ガラ オーナーさんコメント / 昭和からのど定番。お酒の席といえばこの白鶴。やっぱりこれだねっていう一本です。

バーガラ  福岡市中央区西中洲1-6 西中洲Aビル 2F ☎︎090-2086-0982   instagram @gotta_official

 

 

 

口噛みの作業を行うのは、神社の巫女のみに限られていた。

日本酒は神のために造られ始めたといわれ、巫女が口の中で醸す酒は、とても神聖なものであった。

酒造りの仕事の原点は女性からであることが伺えます。その神聖なる日本酒をいただいてみよう。

 

 

 

今期トレンドの1つと言える「レオパード柄」。ガウンで体全体を覆うストレートな着こなしもオススメ。 レオパードガウン ¥8,800 右手バングル¥18,800 リング ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム) 他スタイリスト私物 スライム ☎092-761-3633


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Ayano Ura (hairmake FULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Izumi Ano (elegant promotion)

 


LIRY BY LIRY Column by Yoshiro Okamatsu (SPS) 

 

Funky methodist 

 

Vol.1 DJ AKINOBU KOGA

 

 

 

「(自分が)踊るのが好きだからね」

現在もブースに立ち続ける古賀氏。ハウス、アンビエント、ヒップホップなどジャンルレスにセレクトする彼のプレイは、老若男女問わずROCKさせる。またクラブだけにとどまらず空間を演出する選曲で、場所を問わずその空間にマッチさせるのが彼のDJプレイの真髄である。

 

 

 

History Of…

 

1.今の古賀さんのレコードボックスとも言えるのがMacbookpro。音楽とともに生活していると言っても過言ではない。ヴァイナルは相当処分したそうだが自宅内のスタジオにはお宝とも言える音源がぎっしり。イベントの前には現場をイメージしながら選曲している。

2.東京時代。小箱から数千人規模の場所でプレイしていた。UFOやDJ TOMMY、MAJOR FOCEなど錚々たるメンバーとプレイ。またスタイリストの馬場圭介氏や島津由行氏などファッション業界とも親交が深い。

3.パリコレクション、〈ジュンヤワタナベマン〉のショーの音楽を担当。別年のパリコレクション〈イッセイミヤケ〉を担当した際には音楽賞を受賞。

 

 

 

「ジャンルなんて関係ないよ」

初めて音楽に感化されたのが16歳の時。ラジオで聞いた〈ローリングストーンズ〉に衝撃を受けた青年は、家の近所にあったダンスホールへ通うようになる。そこでは皆靴を脱ぎ、ジュークボックスで一曲ずつ掛かる音に合わせて年上の男女達が楽しそうに踊っていた。その後上京し働いていた店で自分で選曲録音したカセットテープを流していたところ一人の男性に声をかけられる。「これ誰が作ったの?」「僕です。」「うちでDJしない?」声をかけてきた男性はとあるバーのオーナー。「はい、やります。」その時青年の運命が決まった。DJとしてのスタートの日だった。その店には藤原ヒロシ、高木完ら〈タイニーパンクス〉をはじめ、売り出し前のビッグネームが集っていた。その後日本ファッション界の重鎮、四方義朗氏率いるファッションイベントなどをプロデュースする〈サル・インターナショナル〉に在籍し、コレクションやラジオ番組での選曲、ディレクションを担当。そのラジオ番組は、80年代当時のプログラムにもかかわらず、視聴者有志が作成した日別のプレイリストが、ほぼ全て掲載されたウェブページが作成されるなど、当時のミュージックフリークスに認められていたことは想像に難くない。福岡に拠点を移してからも自身がオーガナイズした「Club@PLUG」で、DJ EMMA,DJ NORI,MAJOR FORCEなど国内外で活躍する演者をキャスティングし、福岡のクラブシーンに新たな波紋をおこす。また今年4月には「株式会社ギンガム・BEAMS福岡、大分」の40周年イベントでは鎌田社長直々に依頼され、グランドハイアットで開催されたパーティーでDJをつとめる。古賀さんに聞いてみた「なんでDJを始めたんですか?」古賀さんは言う「踊るのが好きだからね。(音楽の前に)踊ることの方が好きだった。」、「音楽を聴かせるだけじゃなく、選曲でどういうシチュエーションにするか。ジャンルは関係ないよ。DJがいてお客さんがいて、要は興奮させるかさせないかだから。」

 

「興奮させるかさせないかだから」

 

 

 

古賀 明暢 (こが あきのぶ)・DJ・選曲家  福岡県出身。80年代千駄ヶ谷「ライズバー」にてキャリアスタート。「サル・インターナショナル」に在籍し、パリコレクション、東京コレクションでのミュージックディレクション、〈ジュンメン〉がスポンサードしたFM東京「TRANCEMISSION BARRICADE」で富久慧氏らと共に選曲を担当。阿川泰子、YMOなどへの楽曲提供やリミックスも多数手がける。現在は拠点を福岡に移しクラブプレイを中心に活躍中。毎月第一日曜日、Lab-g remixでのレギュラーイベント「GROOVIN’」にてプレイ 。


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Text / Yoshiro Okamatsu (SPS)
Location / club Lab-g remix

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

kame : 亀

浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていたようです。日本においても「亀は万年」と言われて、鶴とともに「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、めでたい生き物として尊ばれています。また、甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。

 

 

折り紙の由来

今現在『折り紙』と呼ばれている折り紙遊びが広く普及したのは江戸時代初期と言われています。それまでは和紙を折り目正しく折り、物を心を込めて包み渡すという日本の由緒正しい礼法の一つ、折紙礼法が本来『折り紙』だと呼ばれていました。この折紙礼法は、室町時代の三代将軍、足利義満が武家独自の礼法としてこれを明確に定めました。今現在一般的に広く知られる『折紙』は、遊戯的に発展したため、本来の礼法、作法、目的などの意味は含まれていません。『折り紙』が礼法としての意味なのか、遊戯としての意味なのか、混合され本来の姿を留めなくなってきたため、昭和初期に折紙礼法は『おりがた』、遊戯は『おりがみ』と呼ばれるようになりました。

 

*フェイスブロッキング  :   亀の甲羅に見立てヘアメイクをするために、メイクの基礎知識として必要でもある顔面ブロッキングをメイクデザインに。点と点で繋ぎ合わせ、撮影する角度から入るライティングの角度を計算し、グラデーションで折り紙のプロセスでもある「山折り」と「谷折り」で、折り目がついているように見せる。ヘアもスライスラインをしっかり取ることと、タイトに結びあげ根元の流れのラインまでしっかり見えることで甲羅の柄を表現。

 

タータンチェック柄ナイロンブラウス ¥7,800 イヤリング ¥4,800  (全てヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

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Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmakeFULL)
Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Manami Mori   (elegant promotion)

 


 

INTO THE LANDSCAPE
-景観の中へ-

no,13 天ヶ瀬 / AMAGASE

大分県日田市にある温泉街〈天ヶ瀬〉は、慌ただしい都会の喧騒と相反する、静寂な町。唯一聞こえる音は、河川敷からの水が蠢く音だけ。かつては、河川敷を掘ればどこでも温泉が湧いたという。触感はさらりとした感触のやさしいお湯。

 

 

 

威風堂々とストライプの3ピースを艶やかに着こなす。 ストライプジャケット ¥39,000 ストライプパンツ¥20,000 ストライプジレ ¥15,000 (全てアルネブ|アルネブ) ロザリオ ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム) アルネブ ☎092-791-1606 スライム ☎092-761-3633

アシンメトリーなホワイトシャツはフェミニンな中に遊びが生まれる。 アシメシャツ  ¥17,000 ユニセックスボックスポケットパンツ ¥19,000 (全てアルネブ|アルネブ) ロザリオ ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム) アルネブ ☎092-791-1606 スライム ☎092-761-3633


トレンドのチェックコートは、ポケットのレザーがアクセント。 イタリア生地チェックコート ¥47,000 異素材切替ブラウス ¥17,000 リバーシブルパンツ ¥22,000 (全てアルネブ|アルネブ) ロザリオ ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム) レオパードグローブ ¥2,500 (ヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) 他スタイリスト私物 アルネブ ☎092-791-1606 スライム ☎092-761-3633 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-57633   

 


PHOTO / BUN YOKOYAMA
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / YUKA HIRATA (hairmake FULL)
MODEL /  EMI SAKAI (more agency)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #1

Greeting 

まずは、世界の挨拶から

 

 

 

JAPAN

今日わ

konnichiwa (コンニチワ)

こんにちはの語源について、一般に流布されている説として「今日は、・・・」「今晩は、・・・」と、その後半の部分が省略されたものとされています。しかしそれでは、後の言葉になんと続くのかを各人が想像しなければいけないという、不親切で曖昧な表現になってしまい、挨拶としては歯切れの悪い不完全なものとなってしまいます。日本語の「こんにちは」の「は」は「好」の字を使った「今日好」であり、「今日は好い日ですね」という意味なのです。一音節読みで、好は「ハオ」と読み、その省略形が「ハ」。つまり、「コンニチハ」の「ハ」は好「ハオ」のことであり、一気読みすることにより生ずる省略形なのです。

 

クラシックモダンコート ¥46,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) ラメカットソー ¥1,900  中に着たスタンドカラーシャツ ¥3,500 (ヴィンテージ|共にスモールチェンジ)  コートのラペルに挟んだ日本生地 スタイリスト私物  ローラーズハイ ☎092-722-6284  スモールチェンジ ☎050-3822-6880

 

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Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmakeFULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Raira Yamaguchi (More Agency)

 


L STORE “六本松 蔦屋書店”

〈リリー〉初のストア【エルストア】をオープン

 

『ここでしか出会えないプロダクト』

現在開催中の【エルストア】は、福岡のブランド・アーティストが〈リリー〉のLをテーマに限定製作して頂き六本松 蔦屋書店にて期間限定ショップとしてオープンしています。参加ブランドは、トイロフィランドラインバイリョウジオバタヒッピネスシルクプリンティングサービスm2nルグ  になっております。

 

スクエアの中の9ピースは日々変動しています。

 

 

 

 


info

at : 六本松 蔦屋書店

day : 12/10-12/25

theme :『ここでしか出会えないプロダクト』

 

 

 


VS Creators

LIRY BY LIRY EDITION

 クリエイターズ|m2n / keisuke matsumura

〈リリー〉が様々なクリエイターとのコラボレーションする企画をLIRY BY LIRYで発表する “VS Creators”第一弾のコラボレーションは、グラフィックアーティストm2n (マッツン)こと、マツムラケイスケ氏とのコラージュ作品。iPhoneの画面に指で描く手法によって生み出すグラフィックは、現代的で技法と彼自身のセンスが交差するヴィジュアルは彩りや、どこか抜け感のあるシュールな一面は新たなユースカルチャーを目にする。そして、今回の”VS Creators”は、唐突に送られてきた作品を互いに書き足す作業工程から新たに生み出すという内容で制作が行われたのもユニークな内容。本誌はヴィジュアル制作に欠かせない「写真」を、m2nはもちろんiPhoneを駆使して制作された「グラフィック」である。

 

 

No.1_code LIRY→m2n

 

切り替えオーロラブラウス ¥18,000 (ラインバイリョウジオバタセンリ) センリ senri.fukuoka@gmail.com

No.1_code LIRY→m2n

便利になった今の世の中では常に誰かと繋がっている。
どこにいても当たり前の様に連絡を取り合える。
しかしその反面どこにいても本当の意味での一人にはなれない。
たまには電波も届かない様なひっそりとした場所で
自分自身を見つめ直す時間が必要なのかもしれない。

 

photo / Shota Minagi (msp)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Ayano Ura (hairmake FULL)
model / Kana (elegant promotion)

 

 

 

No.2_TUBE PASTE LIRY→m2n

 

リボンブラウス イヤリング共にスタイリスト私物

No.2_TUBE PASTE LIRY→m2n

今回の企画でこの写真を初めて見た瞬間
すぐにこのどこかで見た事のある
チューブの配色が頭に浮かびました。
そういえば祖母の家の歯磨き粉はこれでした。
何故だか分かりませんがいつも
このチューブを見るとワクワクしていました。
今の歯磨き粉が無くなったら買いに行こう。

 

photo / Shota Minagi (msp)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Ayano Ura (hairmake FULL)
model / Kana (elegant promotion)

 

 

 

No.3_Billiards m2n→LIRY

 

シャギーモヘア ¥3,900 サイケデリック柄キルティングスカート ¥7,900 リング ¥4,500 (全てヴィンテージ |リトルトリップトゥヘブン) 他スタイリスト私物  リトルトリップトゥヘブン  ☎050-3537-5763

No.3_Billiards m2n→LIRY

ビリヤード なんて滅多にやらない
映画「ハスラー2」の真剣勝負を思いうかべる程度
ポール・ニューマンとトム・クルーズの師弟対決。。。
じゃ、二人分の顔を描こう!(描いてもらおう)

 

 

photo / Taishi Fujimori (calm photo)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
model / Maki Nakashima (More Agency)

 


m2n / keisuke matsumura

グラフィックアーティスト

グラフィックアーティスト。1992年生まれ。大阪出身。幼少期から触れてきたポップカルチャーと自身が身を置くストリートシーンをバックボーンに福岡で活動を開始する。iPhoneの画面に指で描く手法による脱力感のあるタッチと独自の配色が特徴。また、アパレルライン「POTATOGANGS」も運営。

POTATOGANGS Instagram :

2018.10 Mega Shinnosuke 「momo」CDジャケット 2018.8 illmore 「FRUIT CLUB vol.1」CDジャケット 2018.7 sugar C.A.P 「Summer C.A.P」CDジャケット 2018.3 kiki vivi lily 「Rainbow Town」配信ジャケット その他ブランド、雑誌へのデザイン提供 等

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #8

Collar,Collar,Collar 

襟を正す
装飾としての「襟」は、顔周りから一番近い場所に現れます。故に、「襟」の形状や名称などを知ることは損じゃない。 むしろ、私達は幾つもの「襟」の中から、普段何気にチョイスしているシャツやブラウス、ワンピース、ジャケットなどの「襟」を ちゃんと知ることから、ファッションへの見識も広がるのではないのでしょうか?

 

 

 

*LESSON 5

21.[jabot collar] 

㉑▶ジャボ・カラー ジャボ・カラーとは、薄い生地のひらひらとしたひだなどによる襟から胸にかけての飾りのついた襟の形。貴族的で上品なイメージ。

㉑ジャボ・カラー L/S ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム) スライム ☎️092-761-3633

 

 

 

22.[shawl collar] 

㉒▶ショール·カラー 後ろから前開きまで、肩掛け(ショール)を掛けたようにゆるやかな曲線が続く襟型。刻みがなく、一つの折り返りだけでできているテーラード·カラーをいう。襟幅の狭いもの、広いもの、ウエスト位置まで長く伸びているものなど、その幅と長さはさまざま。タキシードやドレッシング·ガウンのほか、女性用やセーターなど幅広く用いられている。へちまのような形をしていることから別名へちま襟といわれ、仏語ではコル·ショールという。

㉒ショール·カラー S/S ¥10,800(ヴィンテージ|エースインザホール) エースインザホール ☎️092-724-3958 

 

 

 

23.[bow tie]  

㉓▶ボウタイ 前で蝶結び(ボー)にした襟のことで、首に沿った立ち襟に続いてフラットなボンが長く伸びているもの。または、蝶結び状の紐が着いたトップス自体を表す。

㉓ボウタイ S/S ¥7,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎️092-724-3958 

※本来ボウタイは,蝶々結びをする襟のコトをさしますが、 今回はソフトにひと結びのスタイリングにしています。

 

 

 

24.[scarf tie collar] 

㉔▶スカーフ·タイ·カラー スカーフを巻いたように見える襟で、結び方や長さはさまざま。スカーフをアスコットタイ風に結んだような襟。首回りに沿っていて、長く伸びた幅広の布地によってつくられる。

㉔スカーフ·タイ·カラー L/S ¥13,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎️092-724-3958 

 

Collar,Collar,Collar*LESSON 1 <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 2
 <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 3  <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 4 <<<

 


Photo / Takahiro Kihara 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.26~30*

26. マストポイントは「アクセント」

瀬戸 南 / MODEL

こだわりとしては、ブラックコーデが多いから、アクセントに色モノのバックを持つ。全身ブラックコーデでバックまで黒にしてしまうと その日の気分も下がっちゃうから。かっこいい中にも、原色をワンポイントでコーデに組み込む!!以上です。

 

 

27. Tシャツ。サイズ感重視。

松田 純哉 / 眼鏡販売

マストポイントは、「肩が落ちるサイズ感」。無地物を選んだにしても、自分の好きなカラーやシルエットサイジングなどで個性を表現していると思いますし、プリント物なら、さらにその時々の気分が現れたりするものです。

 

 

28. シーズンレスで、永久的に定番なシャツ

イノウエ ケイタ / bar経営

誰しもが一度は袖を通した事のあるアイテムであり、多種多様なファッションスタイルになっている現在に自身が絶対不可欠としているのがシャツです。柄やシルエットと様々なスタイルはありますがシャツというカテゴリーは自分を表現するものとして季節問わず必ず身につけています。~シャツは嘘をつかない~

 

 

29. 〈ベルシュカ〉のウエストポーチ

今津屋 優香 / MODEL

去年からウエストポーチを見ることが多くなってきて、私もずっと探してました。たまたま出かけてふらっと寄った〈ベルシュカ〉で、一目惚れして購入。クールな感じの服に本当に良く合うアイテムです。なんと言っても、両手が使えるので便利。見た目が、小さい割には沢山入るのですごく愛用してます。

 

 

30. イギリスブランド〈ル キルト〉のキルトスカート

森田 善子 / EVERGREY Maneger & buyer

キルトは〈ヴィヴィアン・ウエストウッド〉をはじめ、パンクのイメージが強く。それも良いんですが、その着方やコンセプトは日本の着物と通じるものがあり、使われているタータン1つ1つにも意味があり、奥深いのが魅力的。どんなアイテムと合わせても芯のあるスタイルになるので、私にはマストアイテム。

 

*number.21~25* <<<


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

08.DE:CODE

ハードでありキュートな表現

「ミリタリー」、「ナース」、「再構築」のワードをテーマに、戦争の歴史を元に<デコード>の新たな物作りを生み出した。物を極力捨てずに有効活用する形で、パッチワークなどの技法を採用。

ミリタリーファッションは、今まで様々なデザイナーが「戦争」と言う、悲観的なワードと対峙してきた装いだと思う。1983年発売されたU2のアルバム「WAR」より、“SUNDAY BLOODY SUNDAY” (血の日曜日)も、音楽が対峙している例だ。北アイルランド紛争のさなかに起こった、血の日曜日事件(1972年)を題材としたもので、この曲で、ボノは「いつまで、一体いつまでこの歌を歌わなければならないのか」と言う詩を歌っている。あくまでも、この紛争に言及された内容かもしれないが、この詩はあらゆる争い事へのメッセージだと思う。だから、思いっきり顔に描いた。(スタイリスト・上野圭助) 

ドイツ軍テントシェル解体コート ¥97,000 ナースキャップ ¥2,500 (ともにデ・コード|ウォール福岡) ウォール福岡 ☎︎092-235-7173 

07. martadomajue <<<

 


Photo / Mitsunobu Nakamura
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Miya Itsuki (elegant promotion)

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 6

MAISON JUNYA KUMAMARU. : Junya Kumamaru

立体裁断との出逢い 人体があり、重力があり、生地がある

熊丸淳也 さん

<メゾンジュンヤクママル>デザイナー 

 

はじめまして〈メゾンジュンヤクママル〉デザイナーの熊丸淳也です。〈メゾンジュンヤクママル〉は職業や生活環境に合わせた機能美とスタイルを、信頼できる職人やパートナー企業と一緒に作り上げている、メンズウエアを主としたオートクチュールブランドです。〈メゾンジュンヤクママル〉ではデザインや素材はもちろん、着用時に背筋が伸びて目線が上がるような精神的なエレガンスをも表現出来る様、心掛けてます。現在は東京を拠点にアトリエでのオーダーメイドを中心にアーティストや職人等の多様化する職種に合わせて「機能美」と「上品さ」を追求したオンリーワンのオーダーメイドデザインを行っております。

 

ー洋服を作る・作りたいというようになったご自身のバックボーンは、一体どこから始まったのでしょうか?   

洋服を作るきっかけになったのは専門学校で立体裁断の魅力と服作りの楽しさを教えていただいた師との出会い。人体があり、重力があり、生地がある。その中で自然に美しいラインを見出す事はとても良い魅力的でした。教えられたのはとにかく「基本を大事に」「眼を養う」「自然に(ナチュール)」とこの3つのことはとても印象的で今でも持ち続けている大事なことです。どの時代でもとにかく洋服をたくさん作り基本を知り、そして繰り返すこのことの重要性は今でも変わりません。そして眼を養う、美しい物や景色などたくさん観て、体感し感じるその行為が美しいものを作りだす源、とにかくデザイナー(作り手)は様々な事に興味を持ち、体験したり肌で感じる事がなによりも重要です。3番目の自然に(ナチュール)とは服作りの際に重力と向き合うこと、人体と布と重力、自然に逆らわずに出来る美しいラインを見出すためにはこの3点を意識しています。その後、日本でやれるだけ立体裁断を追求し本場のパリの技術を体験して習得するためエコール・ドゥ・ラ・シャンブル・サンディカル・ドゥ・ラ・クチュール・パリジェンヌ(Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne)。1927年、フランスのオートクチュール使用者団体。通称「サンディカ」により、スティリズム(デザイン)とモデリズム(パターン)の高等教育機関として創立された学校に編入しました。在学中はオートクチュールのメゾン、プレタポルテのブランドで研修や仕事をしパリのリアルな業界の仕組みや技術を経験、卒業後はパリで出会った渡邊氏とレディースのプレタポルテブランド〈ドルカス パリ〉を設立しプレタコレクションを発表。その後、大手インポートブランドに入社、クリエイティブディレクターのアシスタントとしてミラノコレクション、ライセンス業務など日本、香港、イタリアで経験しキャリアを積みました。 

 

ーパリでの、〈ドルカスパリ〉とは、どういった活動内容だったのでしょうか?

DORCAS PARISは現地で出会ったデザイナーの渡邊 洋平氏と作ったレディースのプレタポルテのブランドです。旅(ドルカスという女神の名前、旅をしながら各地で洋服を作り続けていた由来のある神話の女性)がブランドコンセプトでもあり、毎回のコレクションはフランス国内やヨーロッパを旅して建築や文化などからインスピレーションを得たものを表現してきました。機能面では軽くてシワになりにくく旅先でも気軽にドレスアップできるエレガントな服。洋服作りにおいては2人共にパリオートクチュール組合が経営する学校を卒業し、プレタポルテのブランドではありますがクチュール(仕立て服/手仕事/伝統技術)の要素も多く採り入れたブランドクリエイションを行いました。服素材選びから製造、ディレクション、営業、ショー、インスタレーションの開催に向けたプランニング(ロケーション探し、企画交渉,モデルオーディションなど基本的には全ての業務の内側)クリエイション、服づくり、企画などと外側(プロモーション/ショープランニング/シューティング/モデルオーディション/外部とのコミニケーションなど)の2つに分け役割を分担し活動しました。海外での活動という点でやはり言葉や文化の違いにはとても苦労しましたが福岡で働いた〈ローラーズハイ〉での経験がとても役に立ちました。洋服をクリエイションする事とは、物作りの姿勢やコミニケーションの方法や動き方等、洋服作りをビジネスとして行う為の基本的な事を叩き込まれたのでその事が海外でも通用して、ほんと大事な事を経験できていた事に改めて海外で気づきました。この事は今も自分の基本になっています。当時20代半ばでスタッフも皆若く毎日が挑戦の日々でしたが本場の空気の中、たくさんの才能と触れ、刺激と意欲に満ちた日々でした。その後数シーズンコレクションを発表し続けて自身のブランドがパリファッションウィークの公式スケジュールに掲載されたり、フランスのセレクトショップで商品の取り扱いが決まるなど、一歩ずつでしたが当時の夢がひとつずつ形になりました。

 

ー『オートクチュール』、『プレタポルテ』を経験されて、その二者の違いとは、なんでしょうか?

自分が意識しているこのふたつの違いはお客様との距離感、手間の違いです。商品化した物を大量生産し販売する既製服に対して『オートクチュール』は注文より縫製される仕立服。距離感を意識するのは不特定多数の顔の見えないお客様に提供する事より一人一人の個性に対してデザイナーとして向き合っていきたいと思っているからです。そして手間に関してはひとつの洋服に掛ける時間。『プレタポルテ』は大量生産において一定のクオリティを保つ為サイズ指定や製造過程においても綺麗に早く縫える為の型紙作りや縫製工程、指示など効率化が重視されます。一方で『オートクチュール』においても技術的な効率化など効率化が重視される部分もありますが仕立て服ですのでその都度サイズやデザインに調整をしたり、手縫や手作業のパーツや刺しゅうを用いるなどプレタポルテの何倍もの時間を用する工程がたくさんあります。サイズも個々それぞれの体型に向き合い、デザインを現実化して行きますので仮縫いと呼ばれる試着サンプルでなんども理想のサイズ感に合わせて行きます。またフランスでは『プレタポルテ』(高級既製服)のデザイナーは【スティリスト】と呼ばれ、『オートクチュール』は【クチュリエ】と呼ばれハッキリと違いがあります。【スティリスト】は服の素材選びからデザイン決定、コレクションの開催までの全ての過程にわたって指示、決定などする人の事を指し、ファッションデザイナーと同じような立場の人です。【クチュリエ】はフランス語で裁断師の事を指し、主にパリオートクチュールの主任デザイナーの総称として用います。『オートクチュール協会』の条件に従ってメゾンを設立し、メゾンのデザイン責任者としてデザインして、裁断、縫製、営業宣伝活動にいたるまですべてを統括する役です。  

 

 

ージュンヤさんのクリエイションは、服を作る工程が非常に細かいと僕自身感じています。なので、読者にその細かい工程を説明できる範囲で教えて頂きたいです。  

服作りにおいては大量生産する為の一つの洋服を分担してつくるライン生産ではなく一人の職人がすべての行程を縫い上げる丸縫いという方法で仕立てております。丸縫いは一般的にはオーダースーツなど仕立て服にみられる方法で現代の多様化した職業や生活環境に対して個々に洋服を提案する上で必要な方法だと思っているからです。〈メゾンジュンヤクママル〉ではエレガントを提唱してます。エレガントとは「素材や製法、スタイルによる洋服」と「着用される方の精神性」の2つが合わさることではじめて完成すると考えてます。ライフスタイルや職種等それぞれの良さやこだわり等あらためて見つめて頂きながらその「誇り」を洋服で表現してます。打合せを重ね、洋服ができあがる頃には目線があがりもせず背筋が伸びるような、内面的にも外面的にも「誇り高き気品」を見にまとって頂けるスタイルを真のエレガントと考え提唱してます。このように素材選び、デザイン提案は勿論ですがお客様の職業やライフスタイルによっての美しい所作やイメージ、使い易さを自然に引き出して頂けるデザインを意識しています。

 

ー最後に、どのデザイナーさんにも伺ってるのですが、「服を作る」ということを、ビジネスとして昇華していくという事って、作り手としてどのように感じていますか?そもそも、好きなもの、美しいものを第三者に提案し、それが誰かの人生に寄り添うっていうことをビジネスとして成立させるって、稀な事だと思っています。稀が、どのように成立、継続してるのでしょうか?

衣食住と人間の生活の基本的な要因の一つ衣服。服を作ると言うことにおいては自己満足で好きな物、美しいものを創りたい着てもらいたいという思いではなく、人々に生活の中で着てもらってこそ″服を作る″意味があるのだと自分は思っています。そしてその事をビジネスとして昇華していく事は人間の根本的に満たす欲求は変わらずとも提案方法やアプローチの仕方は時代ごとに変わります。その為には過去を知り、現在を見渡して、イマジネーションを持って提案する事。デザイン=問題解決だと考えていますのでデザイナーとして必要な知識や経験、そして美しいものを見極める眼を養う事など継続していくには、日々好奇心をもって物事を考え、気になるものなど実際に観て体験し肌で感じ取って″何故″を考えて変えていく、。作り出し提案する立場にあるデザイナーにとってはたくさんのプロフェッショナルの方々との関わり合いの中、その想いをのせて提案していけるという事を責任を持って取り組む事が継続していく為には必要なことだと思います。

 

*熊丸淳也さん
<メゾンジュンヤクママル>デザイナー
1980年福岡生まれ、東京在住。福岡の服飾専門学校を卒業後、ドレスブランドを設立し、コレクションを発表すると共に、様々なアーティストへの衣装提供を行う。2001年(株)ローラーズハイのオリジナルブランド<ヒッピネス>の企画、生産管理を担当後、2004年渡仏。2005年パリクチュール組合学校・サンディカに編入、卒業後デザイナー渡邊氏と「Dorcas」を設立しパリでウィメンズのプレタポルテコレクションを発表。2008年、東京に拠点を移し大手アパレルブランドにて勤務後、現在は2010年に設立したオートクチュールを中心としたブランド<メゾンジュンヤクママル>のディレクター兼デザイナーとして服作りの追究を続ける。

web : junyakumamaru.com
Instagram : @maisonjunyakumamaru_official

interviewer : Stylist Keisuke Ueno

 

chapter 5 S.i.m.<<<

 

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #3

PATTERN

洋服の柄
無地の布地に対し、色柄のあるものを「柄モノ」と言う。柄は先染め糸などを用いおて織ったり編んだりしてできているストライプやチェックと、花柄などプリントによってできるものがある。各地の伝統な柄もあり、ファッションには欠かせないもの。

 

 

 

PATTERN 6 BURBERRY

バーバリー柄・格子柄

バーバリー社を象徴するチェック。バーバリー社特有の格子柄は、トレンチ·コートの裏地の柄として使用されたのが始まり。ブランドの象徴として作られた格子柄を「ハウス·チェック」という。バーバリーの登録商標柄であり、代表的な柄の1つ。キャメルの地色に黒、赤、白の縞が直角に交差する「ヘイマーケットチェック」が有名だが、ほかに「ブラック·レーベル·チェック」や「スモークド·チェック」など多くの格子柄がある。

 

Artwork by Keisuke Ueno (REFRAIN226)

 

バーバリーシャツ(ブラック·レーベル·チェック) ¥5,800 バーバリースカート ¥8,800 バーバリーバック ¥8,800 右手中指カレッジリング ¥6,800 (全てヴィンテージ|スライム) ステッキ ¥7,800 (ヴィンテージ|フェイスアンドサンズ) コットンベルト ¥1,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ))  スライム ☎092-761-3633   ゴーイングベルボ ☎092-771-6070  フェイスアンドサンズ ☎092-732-3139

PATTERN 5 STRYPE <<<


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Artwork & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Izumi Ano (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.21~25*

21. 革パンと、ヴィンテージデニム

西村 直 / BIRTH DAY owner

革パンは学生だった頃は高価で買えなかった。やがて自分の店で取り扱ってる<レターズ>から発売されるようになり、ずっと愛用してます。Tシャツに合わせたり、なによりも僕の愛して止まないヴィンテージデニムのジージャン、ウエスタンに本当に合う。ヴィンテージデニムと革パンは手放せません。

 

 

22. 自分にフィットする〈ベレー帽〉

今岡 美都紀 / アパレルマネージャー

時期やトレンドによって素材や被り方が変化するだけで雰囲気やコーデに変化をつけれるシンプルなのに1番コーデの大きなポイントとなるアイテムだと思います。いろんなお店を歩き回り一つ一つ被って自分にしっくりくるベレー帽を見つけるのが好きです。

 

 

23. パッチワークデニムエプロン

田上 みずほ / CARBON COFFEE staff

知り合いのデザイナーが作る、1点物のエプロン。毎日コーヒーを作る私にとって欠かせないもので、もはや私といえばこのエプロンというくらいになってます。365日ほとんど毎日一緒にいる相棒みたいなものです。これからもずっとお世話になる予定です(笑)。

 

 

24. 〈メイドインインディア〉の花柄ワンピース

村上 ゆり / MODEL・TALENT

〈フリークスストア〉で、毎年この季節に発売されるシリーズだそうで、なんとなくヴィンテージ感もあり、素材も柔らかいところが好きで、ここ2、3年はこの季節になると何着も買ってしまうほどお気に入りです。その中でも、花柄のロングワンピースは特にお気に入りで、お店で見つけた時に絶対に買うと決めるくらい、一目惚れしたアイテム。

 

 

25. アクセサリーと洋服の組み合わせ

中 牧葉 / wanna Manager & buyer

洋服は自社ワンピースブランドの〈カムイ イ ピリマ〉のものが多い。アーバンで、モードなブランドなので、そこに女性らしさを足せるよう、揺れるピアスや、色がキレイなパーツを使うようにしている。この日は、キャミワンピが主役。発色がきれいなので、邪魔にならないようダスティピンクのピアス。

 

*number.16~20* <<<

COMING SOON … *number.26~30* 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #8

Collar,Collar,Collar 

襟を正す
装飾としての「襟」は、顔周りから一番近い場所に現れます。故に、「襟」の形状や名称などを知ることは損じゃない。 むしろ、私達は幾つもの「襟」の中から、普段何気にチョイスしているシャツやブラウス、ワンピース、ジャケットなどの「襟」を ちゃんと知ることから、ファッションへの見識も広がるのではないのでしょうか?

 

 

 

*LESSON 4

12.[notched collar] 

⑫▶ノッチド·カラー ノッチは「刻み」の意で、上襟と下襟(ラペル)がつながった部分に刻みができる襟の総称。狭義では、上襟との縫い目からラペルの先までの線、つまり「ゴージ·ライン」がまっすぐになっていて、刻みの角度が80-90度くらいものをさす。刻みの形から「菱襟(ひしえり)」や「普通襟(ふつうえり)」とも呼ばれ、背広やジャケットに用いられる最もポピュラーな襟型。

⑫ノッチド·カラー S/S ¥1,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ)   ゴーイングベルボ ☎️092-771-6070

 

 

 

13.[Peter Pan collar] 

⑬▶ピーター·パン·カラー 1904年にイギリスの童話作家ジェームス·バリーによって書かれた「ピーター·パン」に由来する襟型で、フラット·カラーの一種。少し襟腰のあるものも含まれ、襟先を丸くカットした襟幅は5-8cmが一般的とされる。子供、女性服に多い。

⑬ピーター·パン·カラー S/S ¥2,999 (ヴィンテージ|スピンズ)  スピンズ ☎️092-724-3958

 

 

 

14.[horseshoe collar]  

⑭▶ホースシュー・カラー ホースシュー・カラーとは、馬の蹄に装着される蹄鉄に似た形状の襟の形。Uネックよりも深めのネックラインに、幅が狭いフラットカラーが付けられている。ちなみに、欧州では馬蹄(ホースシュー)は、「魔除け」や「幸福」を呼ぶモチーフとされている。

⑭ホースシュー・カラー L/S ¥12,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎️092-724-3958 

 

 

 

15.[falling band] 

⑮▶フォーリング・バンド フォーリング・バンドとは、16~17世紀に着用された大きめのフラットな襟。多くがレースで縁取りされていた。「フォーリング・カラー」ともいう。

⑮フォーリング・バンド S/S ¥2,000 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) ゴーイングベルボ ☎️092-771-6070

 

 

 

16.[double collar] 

⑯▶ダブル·カラー 襟を二枚重ねた折り襟をいう。異なった素材や色のものを組み合わせて、変化を楽しむものも多く、上に重ねた襟を取り外せるタイプもある。さりげなく個性を主張できるアイテム。

⑯ダブル·カラー L/S ¥2,999(ヴィンテージ|スピンズ)  スピンズ ☎️092-724-3958

 

 

 

17.[eton collar] 

⑰▶イートン・カラー イギリスの名門校イートン·カレッジで1967年まで着用された白いシャツから名付けられたもの。しっかりした白布でつくられ、折り返しが大きく、襟開きの広いフラット·カラーをいう。

⑰イートン・カラ S/S ¥3,999 (ヴィンテージ|スピンズ))  スピンズ ☎️092-724-3958

 

 

 

18.[round collar] 

⑱▶ラウンドカラー 衿先に丸みをもたせたシャツ襟の総称。「ピーター·パン·カラ一」、「ホースシュー·カラー」などその種類は多彩。先端の剣先が細く尖ったものは、ティップ(先端) 、トップと呼んで区別する。 着た人の印象を柔らかくてしてくれる。

⑱ラウンドカラー L/S<クリスチャンディオール> ¥2,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) ゴーイングベルボ ☎️092-771-6070

 

 

 

19.[sailor collar] 

⑲▶セーラー·カラー セーラーは「水兵」の意で、水兵の制服に見られる大きな襟をいう。胸もとはV字形以られており、肩から背中にかけては肩幅くらいの広さで、パネル状に垂れ下がったもの、V字の空き部分に胸当てをつけたり、襟の縁をブレードで飾ったりする。1860年代から特に子供服に普及したスタイルで、日本でも女子学生の制服に採用されてきた。

⑲セーラー·カラー L/S ¥5,800 (ヴィンテージ|スライム)  スライム ☎️092-761-3633

 

 

 

20.[Mao collar] 

⑳▶マオ·カラー 中国の人民服にヒントを得てつくられた立ち襟のことで、清楚な印象を与える。呼称は、元国家主席·毛沢東(マオ、ソオートン)の名前に由来する。もともとは折り返りの付いた立ち襟を言ったが、現在は「チャイニーズ·カラー」と同様に扱われる。

⑳マオ·カラー L/S チャイナジャケット ¥5,999 (ヴィンテージ|スピンズ)   スピンズ ☎️092-724-3958

 

 

 

 

Collar,Collar,Collar*LESSON 1 <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 2
 <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 3 <<<

>>> Collar,Collar,Collar*LESSON 5


Photo / Takahiro Kihara 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 5

S.i.m. : Sunao Nishimura

セレクトしたブランドを際立てる ”ニューベーシック”の提案

西村直 さん

<シム>デザイナー <バースデー>オーナー 

<シム>のスタートは、カラーリング、生地のオンス、縫製、まさにニューベーシックなカットソーの提案から生まれた。

ーセレクトショップ【バースデー】がオリジナルプロダクト〈シム〉をスタートさせた経緯をお聞かせ下さい    

シーズン毎の展示会は半年前に行われるのに、発売されるのは半年後。そこに少しずつ物足りないモノや、こんなモノが出てきてほしいっていうのが、実売になると出てくる。オンタイムに近い形で、東京ブランドとはまた違ったアプローチや目の前のお客様に喜んでもらえる普遍的かつ、新鮮に感じてもらえるアイテムを店頭で提案したいと思ったのが〈シム〉を始めたきっかけです。元々は古着屋出身だったので、古着屋の買い付けってかなりオンタイムだったので、丸8年、東京ブランド、インポートブランドをセレクトする中で、足りないモノをプラスαのオンタイムで提案しているのが、現在の〈シム〉。

 

ー影響を受けたブランドやデザイナーはいらっしゃいますか?    

まだ自分に何が似合うか?何が好きか分からなかったので、若い時ひと通り失敗しまくりながらファッションを楽しんでみて、 あれや、これや古着や黒服モードやヒッピー風やヴィヴィアン、フレンチカジュアル、アメカジ、ギャル風まで(笑)。とくに明確なモノは無いです。 

 

ー昨今溢れている、セレクトショップの不定期に展開するようなプロダクトと違い、〈シム〉は展開する時期こそバラバラではありますが、スタートしてから、様々なプロダクトを作っていると思うのですが、この1年という短いタームで展開している理由は何でしょう?

最初に述べたオンタイムというのもあるのですが、コストパフォーマンスも大きな強みです。良いモノ、悪いモノの2極化が進むファッション業界でやはり良いモノはわかりにくい。無地Tにおいても、良いモノはエンドユーザーにしっかり伝わるし、気づくと思う。それを伝える発信基地が今の【バースデー】であって、〈シム〉である。なるべく良いモノを価格的にも、挑戦しやすいように、これは散々今まで服を買い続けた故の感覚とか、自分ならという観点のもとで、敷居を上げすぎないというのもありますね。ただ、安くはないし、高い過ぎない価格帯です。気に入ってもらえれば、同じモノの色違いをギリギリ買えるっ て言う感じのボーダーラインでやっています。

 

ー〈シム〉のプロダクトは、メンズウェアがベースだと感じていますが、着る人は男女問わずジェンダーフリーに着れる仕上がりの様に見えますが、そう言った点は、どう考えてるのでしょうか?

本当は、もっと女性にも着てほしい。メンズ、レディースって服の選び方や買い方もほんとに違う。でも、少しずつだけど、女性も、沢山の洋服を、持つよりも良いものを少しずつ集めるような(メンズ化してきたのかな)女性も増えたように感じます。だからあえて、メンズ、レディースというような垣根は作らず、来てくれたレディースのお客様にも、良質のモノ、雰囲気やプロダクトを作る気持ちをわかってもらえるように頑張ってお伝えしてます。それは女性のカッコいい生き方につながってくるのかなぁとも思っています。  

 

 

ーデザインを生む中で、大事にしてるバックボーンは何でしょうか?  

やっぱり古着が多いですね。スケートものであったり、昔集めてたもの歴史は色々だけど、最初はオールドスクールで「アディダス」。そこから、スケートカルチャーにどっぷり、70年代のレザージャケットやバンドTなど買いあさってました。振り返ってみるとジャンルも違うし、歴史を語る服が好きなんだと思いました。今は自分の年齢、そして時代に、あった今ならではの素材のテクノロジーによる普遍的だけど、進化系?的なとこを制作してるんだと思います。

 

ー今までは、着るものをセレクトしていましたが、オリジナルプロダクトを始動させて、セレクトショップの運営での変化はありますか?

真新しく、凄く感動するアイテムを作ってくれるブランドさんがメインになってきました。逆に普通ぽっい、自分の方が良いものを作れるといったようなとこからは仕入れしなくなったので、基本的なアイテムへのバイイングは、シビアに精査されてると思います。より刺激的で感度の高いアイテム。そして、それをより際立たせる〈シム〉の存在は【バースデー】の中で大きな役割を担ってきているような気がします。新作をいつも購入してくださる方のためにも、「新しさのあるニューベーシック」を制作していきたいですね。

 

*西村直さん
<シム>デザイナー <バースデー>オーナー
北九州市小倉出身。服飾専門学校卒業後、古着屋、セレクトショップで様々な経験を積み独立。セレクトショップ【バースデー】は、メンズウェア中心に、レディースも展開。2017年にオリジナルプロダクト<シム>をスタートし、様々なウェアを現在も生み出している。

web : birthday-fukuoka.com
Instagram : @birthday_fukuoka

interviewer : Stylist Keisuke Ueno

 

chapter 4 Arnev <<<

 

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

07.またどまーじゅ

デザインは、誰かに寄り添う

〈またどまーじゅ〉のアイコニックなプロダクトは、「履きづらく機動力の低い股上の長いずぼん」と、反して「機動力高めの立体のずぼん」、そして独特の手法の「染物」。ブランドを続けていく中で、必要のないものも、必要のあるものも、どっちもあって良いと思い出す。『合理性だけでは、人は人ではなくなってしまう』、『不合理で不条理なポンコツな部分も大切』だと、何でもかんでも淘汰されていく御時世にでも、何処かの誰かのもとで、“デザイン”がボコボコに寄り添っていただければ産み出す事を幸福に感じれる。そして、“デザイン”は永遠に創造し続けられる。。

合理性でだけは⼈は⼈で無くなってしまう。<またどまーじゅ>の⽣まれた背景と理由に記されていた⾔葉である。確かに⼈間は合理性で⽚付けられない。⼈間のフォルムの美しさは⾮常に合理的で完成されながらも、⼈間の感情など内側に秘めたものは、とても不合理で不完全である。<またどまーじゅ>の服に対⾯した時、洋服のフォルムの美しさの中に機能性を無視し服の既成概念を超えた不完全さは⼈間の表現そのものだと感じた。そして改めて⼈間の不完全さにある愛らしさと美しさを考えさせられる。 (フォトグラファー・松尾亜伊里)

上・とうとい 羽織 対極調和 ¥35,000 下・紡ぎ繋ぎ ひとつなぎ ¥38,000 中に着た うねとんがめりごあ 肌着 各¥10,000 (全てまたどまーじゅ|またどまーじゅ)   他全てスタイリスト私物 またどまーじゅ ☎︎080-3958-7366
>> 08. DE:CODE

06. hippiness <<<

 


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura & Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Yuka Imazuya (My Story) & Maki Nakashima (More Agency)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #4

Transparent

透明少女

黒い眉の少女は、足元をバレエシューズで固め、「透明」を纏う。 装いの新時代は、身体を解放し、ハイカラ狂いの少女を生んだ。

 

 

 

ビタミンカラーが眩いフラワープリントの「透明」は、透けそうで透けない絶妙なフェティシズムを与える。

 

フラワープリントコート ¥10,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) 楊柳(ヨウリュウ)シフォンイレギュラーヘムハイネックワンピース ¥42,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) バレエシューズ モデル私物 他スタイリスト私物  リョウリョウ ☎090-5933-7365 エースインザホール ☎092-724-3958 

 

 

黒の「透明」は、羽衣のようなオーバーコート。覗かせる肌は、艶やか。  

オーガンジーオーバーコート ¥35,000  (リョウリョウ|リョウリョウ) レースロングワンピース ¥12,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) バレエシューズ モデル私物 他スタイリスト私物  リョウリョウ ☎090-5933-7365  エースインザホール ☎092-724-3958 

 

身近な「透明」と言えば、「ビニール傘」だ。いわゆる「ありふれた傘」は、その大量生産と言う背景が故に、軽々しい存在として派生し、“透過してる”と言うことが、チープな印象を作った気がする。いつ頃からか、夏になれば女性がビニールバッグを使い始め、中身が露わになるにも関わらず、解放感=夏と言う季語かのように定着してきた。しかし、衣類の「透明」は、モードシーンでは、アバンギャルド的なポジションではあったが、ストリートシーンは、まだまだ遠い存在だと思っていた。もちろん「透明」と言っても、モードシーンの様なスタイリングではなく、極端な箇所はフォローされてるのだが、その「透明」を着ると言う、心構えの様なモノが時代と共に変化している気がする。<カワイイ>と捉えるニュアンスは、色気やセクシャリティの様なものまでも、超越していくのかもしれない。そして、ファッションは、まだまだ「人とは違う何か」を生みだそうとするチカラがあるのだろう。余談だが、傘をしっかりと選ぶ人は、下着まで徹底してると思っている。  (スタイリスト 上野圭助)

透明少女 volume,1 <<<


Photo / Chihiro Fuchigami 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yumiko Natsuaki (co5)
Model / Yuri Murakami (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.16~20*

16.〈ロレックス〉のエクスプローラ

カワノ ヒロカズ / 美容室経営

基本シンプルでゆったりとした服を着る事が多いので、締まるアイテムかなと思って毎日着けています。時計の事は全く詳しくないし知識もないのですが、20代のうちに美容師の仕事で稼いだお金で<ロレックス>を買う目標があった事もあり、購入する時は達成感がありました。長く手元に置いておきたいアイテムだと思います。

 

 

17.オリジナルピアス 〈スナップ〉

メグ / Dancer

幼い頃から母の影響で物作りに興味があり、ピアスを自分用にカスタムするようになりました。普段使いや、衣装としても使っています。自分のイメージしたものを形にする特別感に拘っています。そして、トータルコーデにピアスでワンポイントは欠かせないです。

 

 

18.決意の左耳のピアス

三森 勇 / handmade jewelry

もう身体の一部。学生を卒業して直ぐに「生きる力」を試すため、英語も分からないまま人生初の海外生活をしにオーストラリアへ行った際に、立ち寄ったマーケットで購入。その日にピアスホールも開け、これから生きていく上で「今の気持ちを忘れないため」の自分自身への決意のようなピアス。

 

 

19.ヘビロテのワイドパンツ

衛藤 亜衣 / スタイリスト

学生時代、陸上部だったので下半身がガッチリしていてコンプレックスでした。体型をカバーしてくれるワイドパンツはマストアイテム。それに動きやすいし、お洒落に見えるのもポイント。着用しているのはデニム素材でブラックなので、Tシャツなどを合わせたり、ブラウス系を合わせキレイめにも着ることができるので、ヘビロテしています。

 

 

20.〈サニーシーサイダー〉のリング

ジャップエイチ / OP-1 owner

店をリニューアルする時に新しく取り扱いが始まったブランド<サニーシーサイダー>の物で、独身時代はあまり指輪を付けたりしなかったんですが、結婚してからは結婚指輪に重ねてほぼ外すことなく毎日付けてます。材質もゴールドなので金属アレルギーがある僕でも問題なく、気に入ってます。付けてないとなんだか落ち着かない存在です。

 

*number.11~15* <<<

>>>*number.20~25* 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

06.hippiness

“日々一緒に歳を重ねたくなるような人生の脇役的定番服”

今の時代に着れる服ではなく、時代と共に歳を重ねながらも新たな自分と洋服の一面を楽しんでもらうことをコンセプトにしたブランド<ヒッピネス>。15年以上前から制作している定番の”キュプラカシュクールコート”に続き、パンツ定番アイテムとして制作された”キュプラシャーリングパンツ”。キュプラの特性であるシルクより滑らかで、静電気が発生しにくく、エレガントなドレープ性を持った素材を使用。同素材の半裏がついているので、柔らかでとろんとした肌馴染みの良さを感じ、透け防止効果ともなっている。ウエストゴムは、ゴムの圧迫感を無くすために、シャーリングを9本入れることにより、程よいフィット感を感じることができる。このパンツは計算された”素材” “ディテール”の構築により究極なストレスフリーなアイテムとなっている。

“日々一緒に歳を重ねたくなるような人生の脇役的定番服”をコンセプトとしたブランド。今だけでなく定番としてずっと着れる服。キュプラのシルクより滑らかな素材で着ごこちも良い。カラーバリエも豊富なので、定番だが主役にもなる。定番という視点から、女子なら誰しも手にしたことのあるアメリカピンを使ってのヘアアレンジ。ノーマルで定番的でありながら、カラーだと主役にもなる。定番アイテムは絶対的なアイテムであるんだと確信した。 (ヘアメイク・木戸友子)

キュプラシャーリングパンツ ¥18,000 キュプラタンクトップ ¥11,000 (全てヒッピネス|ローラーズハイ) ローラーズハイ ☎︎092-722-6284 
>> 07. またどまーじゅ

05. Saranam <<<

 


Photo & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Model / Hikari Shirakawa , Ako Kawamoto ,
Mai Kanetomo , Waka Kurumiya ,
Emika Fuji (elegant promotion)

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 4

Arnev : Ayano Ishida

ワガママから生まれた 変形的デザインや、新たなブランド

石田綾乃 さん

<アルネブ>デザイナー 

ーファッションを志すきっかけとなった出来事は何でしょうか?    

絵を描くことが大好きで、それをカタチにしたいって思ってました。7歳で洋裁教室と、絵画教室に通いはじめたんですが、色々(割愛)あって体育学部をでて、アクア、エアロビクス、ジム、エステがある会社でインストラクターをしていました。レッスンの時間外はエステティシャンとしても働いていてそれなりに謳歌してましたが、ある高熱の日、プールで震えながらも笑顔いっぱいでレッスンしながら、ふと、おばあちゃんになっても、ずっと出来るお仕事がしたいなー。と考え始めたのがきっかけで学校に通い始めました。

 

ー影響を受けたブランドやデザイナーはいらっしゃいますか?    

まだ自分に何が似合うか?何が好きか分からなかったので、若い時ひと通り失敗しまくりながらファッションを楽しんでみて、 あれや、これや古着や黒服モードやヒッピー風やヴィヴィアン、フレンチカジュアル、アメカジ、ギャル風まで(笑)。とくに明確なモノは無いです。 

 

ー変形的なデザインが多いというブランドイメージですがその中で、そういった特徴的なデザインを、上手くリアルクローズに溶けこませる〈アルネブ〉ならではの魅せ方についてお聞かせください。

何千もの服を作って(何万かな?)失敗も沢山あったんです。若い頃は正直、腕が、背中がと、言われても痩せたらいいじゃんと思ってたりしてました。(若気の至りスミマセン)年を重ね、自分の身をもって身体でも感じ、結局女性はワガママな生き物、カワイイだけでなくて着やすさ、シルエット、使い回し、悩みのカモフラージュ。とにかく沢山の要望をもっていることを知りました。アルネブでは人気のアイテムを追加生産する時などデザインそのままでパターンをちょこちょこと修正しながら、前よりもっと良いシルエットに、その都度進化していっています。

 

ーどういった女性像を想像して洋服を作っていますか?    

女性でいうなら自立したクールな方々。甘いアイテム少し苦手で。でも実は、チョット好きなので、甘いアイテムも色や、素材、スタイリングでクールにみせるように提案しています。オトナのセクシーさとかっこよさと強さを持ち合わせている女性像ですね。また今季秋冬からAMBOS〈アンボス〉というジェンダーフリーのブランドも立ち上げました。男性、女性、老若男女、サイズあえば誰でも自由に。何やったってどうせ誰かに何か言われるんだから自分が納得できて正しいと思うことをすれば良い。という考え方に共感したから生まれたブランドです。 

 

 

ー新たに〈アンボス〉が立ち上げに至った経緯や、〈アルネブ〉との違いは何でしょうか?。  

〈アルネブ〉を立ち上げて、男性からよく欲しいと言われることが増えてきたんです。サイズが合えば男性も着て下さるようになりましたが、レディースブランドという肩書きがある故に、着たいけど恥ずかしいという声もチラホラ聞こえてて、元々、男性、女性、高齢、中年、青年、あまり意識しないタイプだったし、ファッションに制限はないと思っていたので、ならば!自由にその日の自分を楽しむ為の アイテムでいい!と考えてました。みんな自由に合わせて大切に着てくださればとっても嬉しいなと思って立ち上げました。

 

ー今後〈アルネブ〉というファッションを通して伝えていきたいことはありますか?

〈アルネブ〉は何年も大切にできて、古くならない服作りがコンセプトでもあるので、見た目だけでなく、素材や着心地までこだわり丁寧に作っています。とても安価でワンシーズンで捨ててしまう洋服も溢れていますが、いくら安価な洋服も1枚1枚人が縫っているし、素材作りで例えるとコットンは種から植えて育てて出来ているのに何故安いのか?そこに早く気が付いて欲しいなと思っています。適正な価格で適正な賃金を支払うこと1枚の服に関わったすべての人がきちんと潤えるような、当たり前の状態に早くなれば良いなと思う。〈アルネブ〉もそのような大切な事を少しずつお伝えしながら作っていきたい。

 

*石田綾乃さん
<アルネブ>デザイナー
「ウサギ座」という小さい星の意味は、小さくても光輝く星。その星座の様に、「優しく、強く、美しくありたい。」という思いから生まれました。ステキな未来を信じ力強く一歩ずつ進んで行く。そんな女性達のために<アルネブ>は様々なシーンに溶け込み、個性を放ち自分を表現したい大人のためのリアルクローズ。大人の女性が気になりだした、ボディラインを少しでもスッキリ見せるシルエット、プリント、切り替えの位置やパターンなど多方面から着やすいモノを一つ一つ丁寧に考え、永遠に着たいアイテムを中心につくっています。

web : www.arnev.jp
Instagram : @arnevarnev

interviewer : H&M Ayano Ura

 

chapter 3 TOIRO-FIRANDO <<<

 

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #5

Boys in wrinked by clothes

衣服の「シワ」とか「ヨレ」とか、
「シワ」や「ヨレ」、どうしてもメンズファッションには必要な時もある。 衣服を、美しく纏うのではなく、自然に装う者こそがホンモノなんだ。

 

 

 

Vintage H BAR C 〈エイチバイシー〉

中肉の柔らかなレーヨン素材が作る、ヨレと光沢。

セクシーかつ、ワイルドな、老舗のランチブランド<エイチバイシー>のウエスタンシャツ。カラフルな刺繍に、発色の良いロイヤルブルーがうねればヨレ、光沢が生まれる。

 

ウエスタンシャツ ¥12,999 (ヴィンテージエイチバーシー|スピンズ) デニム ¥23,000 (マーカーウェアー|ロイター) 他スタイリスト私物   スピンズ ☎092-721-1311ロイター ☎092-715-0775  バースデー ☎092-721-1125   

markaware〈マーカウェア

柔らかさとしっかりとした厚みのある14.5オンスの生地のヨレ

品のあるフレンチタイプのカバーオール。オーガニックコットンでセルビッチ。抜群の風合いでオリジナルデニムのセットアップ。 

カバーオール ¥40,000 パンツ ¥23,000 (ともにマーカーウェアー|ロイター)  ピクチャー柄ロングスリーブアロハシャツ ¥100,590 (ヴィンテージ|スピンズ) シューズ ¥12,000 (ホーボー|バースデー)  ロイター ☎092-715-0775   スピンズ ☎092-721-1311 バースデー ☎092-721-1125 

 

02. markaware & TEDDY <<<

 


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL) 
Model / Hiroaki Inamata (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #3

PATTERN

洋服の柄
無地の布地に対し、色柄のあるものを「柄モノ」と言う。柄は先染め糸などを用いおて織ったり編んだりしてできているストライプやチェックと、花柄などプリントによってできるものがある。各地の伝統な柄もあり、ファッションには欠かせないもの。

 

 

 

PATTERN 5 STRIPE

ストライプ柄・縞

古くから愛されるポピュラーな柄。縞模様のこと。2本以上の平行する縞で構成された柄の総称。縞の方向はたて、よこ、斜めと様々あるが、日本では特にたて縞を「ストライプ」、よこ縞を「ボーダー」と呼んで区別することが多い。英語では、たて縞もよこ縞も「stripe」と呼ぶ。最近では縞と「ストライプ」は同義語として使われるが、元来、日本語で「縞」という場合は、ストライプに加えてチェックも含み、「格子縞」と呼ぶ。英語では「stripe」と「check」で区別している。もともと日本には「縞」という呼称はなく、「筋」や「段」(太いよこ縞)、「間道(かんどう)」(中国などから伝えられた縞柄の織物)などと呼んでいた。「縞」という字には「上質の白い綿」という意味もある。 「ストライプ」は古くから、どの国においても使用されたポピュラーな柄である。はっきりとした色の対比は目立つため、かつては囚人服の柄として用いられたり、仲間を見分けやすいように船乗りの服の柄として用いられたこともある。。

 

Artwork by Keisuke Ueno (REFRAIN226)

 

シャツガウン ¥3,999 パンツ ¥2,999 adidasのゲームシャツ ¥3,999 (全てヴィンテージ|スピンズ) イヤリング ¥1,500 スカーフ ¥500 (ともにヴィンテージ|ゴーイングベルボ) サボ・サンダル ¥8,800 (ヴィンテージ|スライム) スピンズ ☎092-721-1311 ゴーイングベルボ ☎092-771-6070   スライム ☎092-761-3633

PATTERN 4 GEOMETRIC <<<

>> PATTERN 6 BURBERRY CHECK 


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Artwork & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Manami Mori (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #8

Collar,Collar,Collar 

襟を正す
装飾としての「襟」は、顔周りから一番近い場所に現れます。故に、「襟」の形状や名称などを知ることは損じゃない。 むしろ、私達は幾つもの「襟」の中から、普段何気にチョイスしているシャツやブラウス、ワンピース、ジャケットなどの「襟」を ちゃんと知ることから、ファッションへの見識も広がるのではないのでしょうか?

 

 

 

*LESSON 3

11.[sideway collar] 

⑪▶サイドウェー·カラー サイドウェーは「横に、はすかいに」の意で、打ち合わせが左右どちらかに寄っている不均衡な襟型をさす。アシメントリー·カラーともいう。一枚でオシャレにきまりやすい。

サイドウェー・カラー <うねとんがめりごあ 長いシャツ>L/S ¥26,000 (またどまーじゅ|またどまーじゅ)  またどまーじゅ ☎️080-3958-7366 

 

 

 

Collar,Collar,Collar*LESSON 1 <<<
Collar,Collar,Collar*LESSON 2
 <<<
>>> Collar,Collar,Collar*LESSON 4


Photo / Takahiro Kihara 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

05.Saranam

ファーストシーズンから発表し続ける江戸財布モデル

レディースブランドの一部として展開していた小物の世界観をもっと広く、深く伝えるため、2005年に<サラナン>を設立。作り込まれすぎない未完成な空気感を大事にしつつ、5年後、10年後にその物が風化していく様を想像しながらデザインし、肩の力の抜け具合や使い込むなかでの機能美を意識した「生活の質的向上を目指した自然との調和」をコンセプトにしたブランド。『江戸財布』は<サラナン>が一番最初に発表したシリーズ。デザイナーが幼少期に宝物袋として使っていた江戸時代の三ツ巻財布をイメージして作られたモデル。フタの部分は経年変化と共に表情が変わっていくよう、切りっぱなしとなってる。右手の写真が、産まれたばかりの新品の財布。左手の写真が、使い込まれ経年変化した財布。

この消費社会の世の中、あなたは何か1つでも何年も使い続けているものはあるだろうか?対比で新品と使い込まれたものを様々な方向から、裏も表も撮影した。オーナーが如何に大切に育ててきたかが手に取るように分かった。新品にはないスレ、傷、濃淡の出方、革のほつれ。それでいてシットリと手に馴染むような質感。このサイフはオーナーだけの物になっている。例え、誰かの手に渡ったとしても、もう馴染むことはないだろう。長い年月を掛け、自分だけの相棒に育て上げる。撮影していて、僕も僕だけの相棒が欲しくなった。 (フォトグラファー・皆木ショウタ) 。

江戸財布 ¥29,000 (サラナン|サラナン) サラナン ☎︎092-292-3922

>> 06. coming soon

04. -bt RYOJI OBATA <<<

 


Photo / Shota Minagi (msp)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 3

TOIRO-FIRANDO , Camuy i pirma : Yuri Ojika

平戸から世界へ アクセサリーからワンピース。

小値賀友理 さん

<トイロフィランド>、<カムイ イ ピリマ> デザイナー

アクセサリー〈トイロフィランド〉

ーファッションという仕事に興味を持ったのはいつ頃ですか?  

小さい頃からテレビや雑誌を見てファッションというより、カワイイというものへの興味がとてもありました。セーラームーンや、プリキュアなど、かわいい女の子っていいなと、常々思っていました。伴い、自分を見たときに自分自身へのコンプレックスを感じるようになったのもその時ですね。メイクや、洋服など、ファッションは自分自身の汚点は消せないけど、変われるツールだと認識したのもこの頃。

ー今の仕事はもともとやりたかった事だったんですか?  

柔道の成績が良かったので、ファッション系への進学はいったん断念し、教職に就く。という時期を経ました。教職についてみて、やはり自分はファッションの仕事がしたい。と改めて感じるようになり、再度服飾系の専門学校へ進学することを決めました。しかし、教職についたことで今のビジネスビジョンの源ともなるメイドイン平戸、ファッションを通して「平戸に仕事を生む」ことへも繋げるコトができたように思います。

ーどういう経緯で会社を立ち上げたんですか?  

ファッション関係の仕事と言っても、ショップ店員になって、平戸にお洋服屋さんを開きたい。と思ってたんです。学生時代にデザインと向き合っていた時は見た事あるものしかデッサンできなくて、モノマネはしたくないし、これは今の私がする事ではないのでは?思っていました。専門学校で出会った恩師たちのアドバイスを受けて、スタイリストという仕事と出会いました。現場で学ばせていただいた事は多々ありましたが、クライアントワークが多い中で、もっと私にしかできない事がしたい!と思うようになりました。なので様々な視点から見ることで、生み出せることができるのではないか?他の人との違いを作ることが好きな分、とにかく角度を変えて考え、何のために何ができるのか私にしかできないコトとして〈トイロフィランド〉を立ち上げました。

ーファッションビルにセレクトショップをオープンしたきっかけ。またなぜお店を出そうと思ったのでしょうか?  

正直、路面店でも良かったのですが、ブランドを立ち上げた当初から毎月天神や博多の何処かでポップアップショップを行なっていました。日に日にお客様が増えて行きましたが、数週間後同じ場所に来ても、私達はいないという事が沢山あり、いつ来るのか?どこで売ってるのか?と、ありがたいお問い合わせを多く頂くようになりました。お客様に此方側を探させてしまうこの現状は良くないと思い、場所を固定しショップをオープンすることにしました。天神や博多という便利な場所でやっていたのでにお客様の通いやすい場所にという事、私自身が「ヴィオロ」に好きなブランド・店舗が多く、この商業施設で販売していきたい!挑戦していきたい!と思ったからです。

 

アクセサリー〈トイロフィランド〉

ーオリジナルがある中、取り扱っているブランドについてはどういった基準でセレクトしているのでしょうか  

ショップの雑貨はアクセサリーがメインになります。オリジナルアクセサリーブランドと一緒に並んで雰囲気が合うかを重要視しています。また、セレクトブランドは、コンセプトや作り方に拘りがあり、商品自体がユニークであるかでセレクトしています。衣料品で言えばワンピースをメインセレクトとしていますので、オリジナルワンピースブランド〈カムイ イ ピリマ〉を含め、アクセサリーとコーディネートできるか、または、店頭に一緒に並んでもショップの雰囲気を崩さず、更にお客様が、ランクアップ出来るものかどうかを考えています。

 

ーそもそも、デザインをすることは好きですか?    

私自身生粋のデザイナーかと問われると、疑問に思うところもあります。もちろんとても考えてデザインをするし、絵を描くことも好きだったし、商品に対する思いもあります。何より誰のために何のために今デザインを起こしているか。を常に考えてます。元々、私は長崎県の平戸出身でして、平戸の街で暮らす方々と制作を開始しました。異文化交流で培ったオリエンタルなカラーとスタイル。そして様々な異なる素材をミックスし、既成概念にとらわれないファッションの新しいカタチを提案し、人が持つ個性を引き出すブランドとして平戸から世界に発信したいと思い〈トイロフィランド〉はスタートしています。約500年前、平戸は他国との貿易が盛んに行われた『西の都』と呼ばれていました、戦国時代から江戸時代初期にかけて貿易港として繁栄した街は、異国情緒溢れる歴史のある場所です。そんな、平戸の魅力を多くの人へ伝えるべく、Made in FIRANDO(長崎県平戸市)から生み出すコトをテーマにしています。なので、平戸独自の色彩と文化様式をイメージの源泉とし、アクセサリーをデザインしています。そこから、平戸に仕事を生むコトにも繋がると思っています。

 

アクセサリー〈トイロフィランド〉、ワンピース〈カムイ イ ピリマ〉。

ー海外での展示会も率先的にしているようですが、これからの大きなビジョンはありますか?     

コレクションを年に4回発表しており、年間を通してカッコイイと思う女性をイメージしてデザインしてます。個性的でアグレッシブなデザインが多いのでコンサバティブな日本でマジョリティとなるのが難しく感じていました。海外で出店した際、自分らしくアクセサリーを身につける姿にこれだ。と感じました。『売るコトに媚びるデザインにするわけでなく、売れるところに行けば良い』というシンプルな発想です。ただ、今回初のパリでの展示会では、課題が山ほどできました。いつも初めていく海外では、その国のリサーチは必須で、どうやれば受け入れられるのか?を把握し柔軟に表現することを考えています。作り上げる物のストーリーは何か?売り出す国では何を重要視しターゲットはどこなのか?を明確にした国に合った魅せ方が必要だと思っています。しかし、パリではアクセサリーという部類の中でもテイストが細分化されていました。パリそのもの自体の歴史を重んじ、尊重してるからこそ生まれる現代的で自由な発想を目の当たりにしました。海外でも国内でも、売れる物は異なりますが、国や人種、言葉の壁に障害を感じるのではなく、私が作るファッションアイディアを評価してもらい長く愛して頂く為に、どこまで通用するか挑戦し続けたいと改めて感じましたね。国内発信から、海外への発信もするコトで、売上も上がり生産率も上がりました。延いては根本の目的である「平戸に仕事を生む」に繋がる。デザインだけでなくマネタイズもしっかり考えて、会社が30年超えレベルで生きれるコトを今後は考え続けていきたいと思っています。

 

ー失礼ながら、お伺いします。今フリマ系サイトなどで流行している、ハンドメイドアクセサリーとの絶対的な違いなどありますか?  

アクセサリーという部類で違いはないですが、まず、アクセサリーの要となるパーツの金属が違います。何度着けてもメッキが剥がれないように特別な加工を金属に施しています。また、コレクションとして発表する為、ブランドごとのコンセプトは変わりませんが、毎シーズンのテーマが変わります。世の中に商品として出るまでかなりの人数が関わります。デザインにも時間が掛かり選定が行われた上で、そのシーズンのコレクションになっていき、国内、海外のバイヤーの選眼を通過したものが商品として並ぶという過程が違います。

ーでは、アクセサリーブランドから始まり、ワンピースブランドを展開していますが、アクセサリーから新たに衣服を展開した理由は。また、なぜワンピースなのでしょうか?  

実はアクセサリーがずっとやりたかった訳ではなく、ファッションがやりたかったんです。その始めとして、パターンなどを学んで無かったので、スタートはアクセサリーからでした。アクセサリーをやり続けるうちに、このアクセサリーに似合う服を提案したいと思いました。そこでwanna(ワナ)というショップが出来上がり、トータルコーディネートでアクセサリーが面白く映えるセレクトを始めました。しかし、どれもいい服ばかりなのですが、自分の中ではまだ納得出来ず、こんな服があればいいのに!と想像を膨らませる日々を過ごす中で決断しました。アクセサリーの作り方と服の作り方は違いがありますが、「デザインが出来ないのでは?」というネガティブな思考はアクセサリーブランドを立ち上げた経験上無くなっていました。オリジナルブランドを作るのはどうだろう?とスタッフや仲間達に相談すると、皆んな背中を押してくれました。ただ、作るなら何かに特化してはどうだろうか?と、他で出来ない事をやってみては?というアドバイスを得て、私の答えは、ワンピースオンリーブランドでした。フェミニンでもなく、オケージョンだけでもない。在り来たりでもない、ちょっとクセのある都会的で手頃なワンピースがあれば欲しい。あまり市場に無いからこそ、そこに特化したワンピースを作ろうと思いました。

ーデザイナーとしてこの仕事の魅力や、やりがいを感じるときはどんな時ですか?  

沢山魅力がある中で、悩みに悩んで出来た物が形となり、その物を着用している方を街で見かけた時が一番嬉しいですね!呼び止めて、これ、私が作ったんです!お友達になってください!と言いたくなります。沢山ある中で、それを選んで頂いた、その日会う人達に見てもらおうと選んだ一つに私の作った物が選ばれるのはとても光栄な事だと思っています。

ーブランド展開して思い出となる出来事や、今後につながる教訓となった出来事などあれば教えてください。  

ブランドを始めて7年目になりますが、1番の思い出は、やはり自分のショップが持てた時ですね。だから、他にも沢山店舗や商品がある中、私達の作る物を選んで頂き、長く愛して頂く必要があります。その中で、私達が作ったデザインを選んで頂いたお客様が、身につけることや、着ることで喜んでもらえるコトを想像していかなければいけません。大袈裟ではなく、これで誰かの人生が変わるかもしれない!と思ってひとつひとつ、デザインをすることを大切にしています。

*小値賀友理さん
<トイロフィランド>、<カムイ イ ピリマ> デザイナー
長崎県平戸市出身。教員に一度就職したものの、ファッションの夢を諦めきれず、服飾専門学校に通い卒業後、周りの恩師のアドバイスを受け、福岡を中心にスタイリストアシスタントとして業界の仕事に携わる。その後、ファッションを通して自分にしか出来ないことを問い<トイロフィランド>を設立。個性を素直に表現し続ける女性の強い味方となるデザインで、国内、海外問わず展開。現在は、主にパリ・香港・台湾での海外を展示会を意欲的に行っており、自分らしく在れるファッションブランドとして発信し続けている。

web : www.toiro-firando.com
Instagram : @toiro_firando.official

interviewer : H&M Ayano Ura

 

chapter 2 ryoryo <<<

 

 


LIRY BY LIRY Special Edition

MAKE UP 

François Regaudie

 

〈フランソワ・レグディ〉来日モードメイクアップブラッシュアップセミナー

ICAMフランス本部認定講師であり、パリコレのバックステージメイクも手掛けるフランソワ・レグディ氏がフランスより来日し、メイクアップセミナーを開催。722日と、24日の2日間は福岡での開催となった。プロフェッショナルを対象とし、ブラッシュアップを目的とした内容はテクニカルな面から、メイクの感性や発想の仕方など、クリエイションサイドの更なるスキルアップを図るヒントが主な話題となった。日本本国では未発売となるテクスチャーのメイクアイテムや、モードメイクアップの本場であるパリコレバックステージからインスパイアされたメイクデザインなど、最前線のトレンドを福岡に残してくれた。セミナーでは〈リリー〉クリエイターとのコラボシューティングも実現し、フランスと福岡での合作となるビジュアルを作り出すことができ、「ビューティーメイク」、「モードメイク」の2タイプを披露してくれた。

 

 

 

MODE ver

Make Up by François Regaudie × LIRY 

〈メゾンマルジェラ〉2018awのバックステージからインスパイアされたフランソワ氏。大胆にアイホールに広げたのは、「ピグメントカラーパウダー」で作ったメタリックな質感のブルーのアイシャドウ。現地では「マット」な質間よりも、「ホログラム」のように輝く質感がトレンドとされているようだ。プロ仕様の「ピグメントアイカラー」はミキシングと混ぜて使用することで瞼に広げやすくなり、さらにや濃度や鮮やかな発色を微調整できる。

フリーハンドでカッティングされた「ラッピングホイル」を目元と口元に乗せてエッジを立てたメイクデザインが、近未来的なイメージを作り上げていた。「ラッピングホイル」など非日常的でアーティステックなアイテムをメイクに取り入れるときは、骨格やフェイスラインに合わせた角度をしっかりと考えて形作り乗せていくこと、また微調整を必ずることが大切となる。

 

 

*フランソワ氏からのメッセージ

「メイクは練習すれば必ず上達する、より良いモノ作りをするために常に勉強し、挑戦し続けて下さい。」

 

ICAMとは

エステティシャンや化粧品業界などの美容に携わる人たちの資格制度。取得した資格や免状によって個人の社会的地位や経済的待遇が左右されます。2000年からフランス国内だけに限定されていた試験制度を美容の国際標準として広く世界に推進するために、International Cosmetic&Aesthetic Management ICAM)が誕生。

イカム日本支部公式サイト
https://www.icamjapan.com/

 

オーガンジーオーバーコート ¥35,000 楊柳シフォンハイネックブラウス ¥15,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) 他スタイリスト私物  リョウリョウ 090-5933-7365

 

Beauty Make <<<

 


Make / Francois Regaudie
Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Kana (elegant promotion)

 


LIRY BY LIRY Special Edition

MAKE UP 

François Regaudie

 

〈フランソワ・レグディ〉来日メイクアップブラッシュアップセミナー

ICAMフランス本部認定講師であり、パリコレのバックステージメイクも手掛けるフランソワ・レグディ氏がフランスより来日し、メイクアップセミナーを開催。722日と、24日の2日間は福岡での開催となった。プロフェッショナルを対象とし、ブラッシュアップを目的とした内容はテクニカルな面から、メイクの感性や発想の仕方など、クリエイションサイドの更なるスキルアップを図るヒントが主な話題となった。日本本国では未発売となるテクスチャーのメイクアイテムや、モードメイクアップの本場であるパリコレバックステージからインスパイアされたメイクデザインなど、最前線のトレンドを福岡に残してくれた。セミナーでは〈リリー〉クリエイターとのコラボシューティングも実現し、フランスと福岡での合作となるビジュアルを作り出すことができ、「ビューティーメイク」、「モードメイク」の2タイプを披露してくれた。

 

 

 

BEAUTY ver

Make Up by François Regaudie × LIRY 

ビューティーメイクとは、その人の長所を生かしその人自身を美しく見せることがメイクである。肌が綺麗なところをその人の長所とし、ファンデーションは、あくまで肌のトーンを整える程度にブラシで薄くのせていく。透明感がある上質な肌こそ、女性の存在感を高めてくれるものとフランソワ氏のビューティーメイクの極意。マットにせず、自然なツヤを感じる白浮き感のない顔色であることが今のトレンド。

目元にナチュラルな陰影を作ってくれるのはワンカラーの「リキッドアイカラー」のみ。今季のコスメに多いこのアイテムは伸ばしやすく、また乾くとヨレにくいのが特徴。指で目のキワからトントンと少しずつ乗せ、グラデーションの境目は余計な範囲に色味が広がらないようにアイシャドウブラシを、ぼかしては綺麗にするという作業を幾度となく繰り返しながら丁寧に馴染ませていた。リップはただ色味を乗せるせるだけでなく、血色がよく見える程度のリップカラーを唇の中心にのせて、輪郭はコンシーラーでぼかしナチュラルさを強調。美しいメイクを仕上げるのは、繊細な作業が作り上げるものである。

楊柳シフォンハイネックブラウス ¥15,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) 他スタイリスト私物  リョウリョウ 090-5933-7365

 

*フランソワ氏からのメッセージ

「メイクは練習すれば必ず上達する、より良いモノ作りをするために常に勉強し、挑戦し続けて下さい。」

 

 

ICAMとは
エステティシャンや化粧品業界などの美容に携わる人たちの資格制度。取得した資格や免状によって個人の社会的地位や経済的待遇が左右されます。2000年からフランス国内だけに限定されていた試験制度を美容の国際標準として広く世界に推進するために、International Cosmetic&Aesthetic Management ICAM)が誕生。

イカム日本支部公式サイト
https://www.icamjapan.com/

>>> Mode Make


Make / Francois Regaudie
Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Kana (elegant promotion)

 


 

CORONA
SUNSETS
FESTIVAL
2018

コロナと沖縄のフェス

7月中旬の沖縄は、本土よりも一足早く暑い夏を迎えていた。太陽がジリジリと焼けつく中2018年7月14日(土)・15日(日) 沖縄本島南部にある美らSUNビーチ野外音楽特設ステージ(沖縄県豊見城市字豊崎5-1)にて、今年で4度目とな、CORONA SUNSETS FESTIVAL 2018が開催された。県内外からのみならず、国外からの来場者が、青い海と空、白い砂浜が広がるビーチサイドに溢れていた。世界的にリゾートビールとして愛されている「コロナ エキストラ」 はさっぱりとした喉越しで暑い沖縄にはぴったりの味わい。オフィシャルグッズや、アーティストとコラボしたこの2デイズにしか出会えないプロダクトが並び、会場を賑やかにしていた。サンセットフェスティバルということもあり夕刻に近くづくにあたり人も増え、2つあるステージ側では、各々お目当てのアーティストの音楽に耳を傾け、片手にコロナビールを持って体を揺らし、個性あふれるファッションに身を包んだ人が楽しでいた。そんな人たちをLIRY的目線で、WHAT’S KAWAIIを求めて、スナップシューティングしてきた。

 

 

@コロナサンセットフェスティバル

昨年からコロナが取り組んでいるプロジェクト 『Parley for the Oceans(パーリィー フォーザ オー シャンズ)』 にちなんで展示が行われた 「CleanWaves」のブースも注目を集めました。プラスチックごみによる海洋汚染に悩まされている世界各国と同 様、海に囲まれる日本でも、問題解決に向けて率先して抜本的な対 策に乗り出すべきだと考え、ブランドの全ての局面においてフ リー・プラスチックの理念を導入。 2020年までに100の島を保護するプロジェクトを2017年5月17日 よりスタートしました。

 

背丈を軽く越えるほどのアートオブジェ。沖縄の海に捨てられていたペットボトルや、ゴミ。愛されているはずの海に放置されている、あるべきで無いものでないモノたちが世界中の海にあふれている事を人々へ訴えた。

 

今回イベントでしか手に入らないオフィシャルストアに並ぶプロダクトは、TEEだけでなくサコッシュや、ショッピングバックなどトレンドをうまく取り入れた、日常に戻っても使いたくなるアイテムが揃っていた。

 

コロナフェスのみにデザインされたオリジナルボトル。いろんな箇所でディスプレイされたボトルをバックに写真を撮る来場者の姿も多く見られた。

 

暑い日差しから守るために広い砂浜には、ティビテントが張られていた。音楽を聴きながらゆったりと休むもよし、コロナビールをクーラーボックスにたくさん詰めて日陰で楽しむのも良し。

 

2年連続でコロナサンセットフェスに来場しているという男性に遭遇。広いビーチと音楽とキンキンに冷えたコロナビール。また来年も来たい!と思える空間であることは体験したリリースタッフも同感。

 

二つにわかれたステージは、アーティストや数々の著名なDJが青い空に轟く、音を届けてくれた。足元は白い砂浜なので、サンダルを脱いて楽しむオーディエスが気持ち良さそうに揺れていた。

 

今回のイベントネームでもある<サンセット>の瞬間が近づくにつれて、人々も浜辺に集まってきた。海辺の優しい風にリボンガーランドが揺れる。ゲートの向こうの時間の流れを感じさせない特別な空間となる。

 

会場内はキンキンに冷えたコロナビールの他にも、コロナビールを使ったオリジナルカクテル、沖縄 で人気のローカルフードの飲食ブースも大人気。体験型のワークショップでは、Tシャツカスタムやシルクス クリーン、アロハシャツを使ったアイテム作りビューティーブースなど、充実したアクティビティで「This Is Living.」という自然を愛し、日常の喧騒から離れ仲間と一緒にかけがえのない時間を作り、大切な仲間と忙しい毎日から抜け出すこと が、今を生きる人々の人生をより豊かにするというコロナからのブランドメッセージがを体 感できる空間となった。 2日間で来場客は1万6000人と大盛況!フィナーレでは、300発の花火と共にラストを彩り幕を閉じた。

(文・宇良あやの)

 

 

出演

14日】Hot Chip(DJ SET) / Tuxedo / Jarami / Kidnap / HIRAIDAI / NAOKI SERIZAWA / KAYEX / WONK / FIVE NEW OLD / iri / DJ REN
【15日】Cut Copy(DJ SET) / BENNY SINGS / CROOKED COLOURS / Nulbarich / DJ SARASA / 水曜日のカンパネラ / RYUKYUDISKO / ReN / SAIRU / TAKE 

公式サイト  http://corona-extra.jp 

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>>> Super snap @okinawa

 


Photo / macoto nakasone

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #3

PATTERN

洋服の柄
無地の布地に対し、色柄のあるものを「柄モノ」と言う。柄は先染め糸などを用いおて織ったり編んだりしてできているストライプやチェックと、花柄などプリントによってできるものがある。各地の伝統な柄もあり、ファッションには欠かせないもの。

 

 

 

PATTERN 4 GEOMETRIC

幾何学模様柄・抽象柄

「幾何学」とは図形の性質を研究する学問のこと。柄では単純な線や図形を基本要素としたモノを指す。動物や植物などの具象柄は旧石器時代にすでに見られたのに対し、抽象的な幾何学模様は新石器時代になってから発達した。紀元前1000-700年頃までのギリシャの術様式を「幾何学様式」といい、壺などの陶器に直線や円からなる「幾何学模様」が見られる。これらは完成度が高く、この頃に「幾何学模様」が芸術として熟したことがうかがえる。「幾何学模様」をポップでサイケデリックな柄として昇華させたエミリオ・プッチの「プッチ柄」は、「イタリアン柄」の代名詞的存在。

 

サイケデリックコート ¥6,900 エミリオ・プッチのロングスカート ¥49,800   羽付きハット ¥19,800 (全てヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン)  頭に巻いた「モンドリアン柄」のスカーフ ¥3,500 シャツ ¥9,800 イヤリング ¥3,800 (全てヴィンテージ|エースインザホール) ネックレス ¥1,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) 他スタイリスト私物   エースインザホール ☎092-724-3958 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763  ゴーイングベルボ ☎092-771-6070

PATTERN 3 TROPICAL<<<

>> PATTERN 5 Coming sonn 


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Waka Kurumiya (elegant promotion)

 


NAIL HISTORY

ネイルの歴史
ファッションには欠かせない指先のジュエリー…
大きく飛躍を遂げたネイル業界ヒストリー。 文化や時代背景と共に進化した〈ネイル〉は、あらゆるラインを超越し自由に組み合わせ、 ヒトの手で作り上げる、オンリーワンのファッションスタイル。

 

ルーツからジェルまで

 

爪の先まで、気をつかつようになったのは何歳からだろう。小学校低学年の頃、学校帰りに花びらを爪に擦りつけてピンクにうっすら染まった事で、気分が高揚したのははっきり覚えている。30代半ばの私が〈ネイル〉といえば、マニキュアを塗るという行為が最も覚えている爪と向き合った記憶である。どちらかというとポリッシュカラーは自分で塗るという認識だったが、いつの間にかお金を払ってネイリストに爪先を彩ったりしてもらうことが当たり前となった。自然とネイルの常識がシフトした今日に至るまでの〈爪〉についてを掘り下げてみた。  

 

ルーツ・・・まず爪に色を施すその行為自体はなんと紀元前3000年頃からと言われているそうでエジブトの王族のミイラによって確認されているそう。色味は赤、そもそも古代の人にとっては、赤という色味は神聖で、太陽や血を表す特別なカラーで爪先を染め、、身だしなみとして重要視されていたそう。使われていたのはヘンナの花汁。しかも女性のみならず男性も施すという、古代の人々の美意意識が高かったコトが伺われる。 

 

マニキュア・・・さて紀元前1200年頃ギリシヤでは、爪そのものを手入れする行為が上級階級の中でトレンドとなり〈マヌス・キュア〉という言葉が生まれた。マヌス(手)キュア(お手入れ)というラテン語が語源と言われてる。日本ではマニキュアといえば、ネイルカラーの意味合いとして認識されることが多いが、本来はネイルケアのことを意味する。ちなみにペディキュアはペディス(足)キュア(ケア)が変化したもので〈足の手入れ〉を指す。とにかく健康的で、ナチュラルな姿こそ美しいと言われていた時代。  

 

スカルプチュア・・・時は過ぎ、世界で爪先までオシャレすることが当たり前となり、凄まじい勢いで進化を遂げていく。その中で新奇的な変化といえば1960年代ポップアートや、カウンターカルチャーなどの大衆文化の変化が激動に起きたアメリカでは、ネイル業界でも色が変わり、、スカルプチュア(人工爪)が誕生しました。付け爪の一種であり、自爪の上に、アクリル樹脂や歯科材料であるレジンなどを直接盛るネイルエクステイションとも呼ばれるスカルプチュアが世に広まった。1970年代は、ハリウッド映画のメイクアーティストが、数々の有名女優に施すための特殊メイクの一つとして、付け爪を開発。これが現在のスカルプチュアやネイルチップの始まりとなる。爪の延長や補強を行う技術でもあった。そして、当時国内ではアメリカ西海岸ブームが起こり、一つのカルチャーとしてネイルの専門サロンが紹介され、1980年代に日本にもネイルサロンが誕生する事にもなる。  

 

ジェルネイル・・・ジェルネイルより先に登場したのはハードジェルである。日本では一般的にあまり馴染みがないものの欧米では人気のメニューとして歴史もあった。ソフトジェルが登場したのは、意外にも1980年代と、30年近く経っている。スカルプの長さを出すデザインと比べると、チビ爪ネイルなどナチュラルな美しさを魅せるトレンドも作り出し、幅広いニーズに応え、水仕事をしてもツヤや色味が落ちにくいという手頃なポリッシュカラーの優れた代替品であるかのように受け入れられ広まっていった。ジェルを塗布し専用のライトに照射し固まるので、失敗も少なくマニキュアのように乾かす手間が不必要。ソフトジェルは、ジェルが持つツヤを保持するメリットに加え、アセトンで溶かすことができるという技術的にも爪自体にも優しいという画期的なツールとなった。今日では、ミラーパウダーや、3Dアート、ホイルなど、様々なアイテムと組み合わせることで広大無辺の表現ができる様になっているが、ジェルネイルのブームなどが拍車をかけた事で、ネイリストは職業として社会的に安定するものとなり、ネイル業界は­発展していったのである。

(文・宇良あやの)

 

 

drerich 〈ドレリッチ〉
〒810-0041福岡市中央区大名1-3-35 日宝アーバンビラ大名703号室
☎️092-791-4484
タレントや有名誌等、数々のスタイリングで活躍のプロスタイリスト綱島舞プロデュース、ドレスレンタル専門店「ドレリッチ」が送る<ネイルサロン>【ジェルネイル2時間やり放題(オフ込み)】福岡店¥5,280とお財布にも優しく時間内にハイセンスなデザインを提案してくれる。

 


Photo / Hajime Matsumoto (hpc)
Nail / Manami Kimura & Shiori Yoshihara (drerich FUKUOKA)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

04.-by RYOJI OBATA

作品としての洋服

-by RYOJI OBATAの ライン( – ) は、デザイナー小畑亮二による生命線である。毎シーズン発表されるコレクションテーマは、小畑の日々の暮らしから生まれる経験や疑問をソースとしており、全てのコレクションの時間、時空を並べ替えると、1つの物語になるように構成されている。また、魔女の様にも見えるブランドロゴのシルエットは、この物語の主人公でもあり、アイコンである。デザインは服である以前に「作品」と捉え、毎シーズン1つのテーマから生まれる服の素材やディテールには、全てにコンセプトや意味があり、誰かに話したくなるような裏付けが隠されている。自身の生命線(ストーリー)から生まれた服をお客様が着ることで、お客様のライフスタイルへ昇華し、そのストーリーを共有したいと思ったから。ブランドロゴのシルエットは自身の分身でもあり、着用するお客様の分身でもあるかもしれない。

 

ブランド名の、ー(ライン)を生命線と言う。イノセントで、ピュアな物語が、いつも寄り添うブランドだからこそ、特に何かが必要でもない気がしたが、実際は撮る上で大切に狙ったのは、「キャスティング」と「瞬間」。まだまだ、発展途上の15歳の女の子、明らかに美しく無知であり、真っ白。あとは、テスト撮影として、ただ2回シャッターを切ってもらっただけ。そして、サンプルの時点で<ラインバイリョウジオバタ>として過去やってきた全てが見事に昇華され表現されてるシャツを着せて、ニュアンスとインパクトは生まれる。そこに、現時点での生命線を描いた。(スタイリスト・上野圭助) 

 

千里ブラウス ¥18,000 (ラインバイリョウジオバタ|センリ) 他スタイリスト私物 センリ senri.fukuoka@gmail.com

 

>> 05. coming soon

03. RehersalL <<<

 


Photo / Shota Minagi (msp)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Azusa (ASIA FRONT ENTERTAINMENT)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.11~15*

11.オーバーオール

リン / Sonic Hair Shop 美容師

昔、雑誌でみた外国のストリートスナップで着てたモデルのスタイルが今でも衝撃的だった。これは、福岡の古着屋で初めて買ったもの。夏はダボっと、冬はアウター感覚で着れるようにサイズは大きめのもの選んでる。昨日ポケットに穴が開いてしまいましたがリペアしながら着るつもりだし多分この先、じいちゃんなってもオーバーオールは着続けます。

 

 

12.シルバーアクセサリー

エリンコ / 企画designer

シルバーアクセサリーを集めだして、いつのまにか身につけることが当たり前になっていました。身に付けて無いときはコーデバランスが悪くなった気がして不安になるくらいです。自分のテンションを左右する程、アクセサリーは重要です。

 

 

13.サングラス

スパ / WALKIN’ STORE

最近では女の子がカッコよくて、男が可愛かったり。ヒストリーは無いけど、サングラス=やんちゃ感かと。サングラスって同じものでもかける人によって表情かわるやん?誰でも一度は黒いモノに惹かれたこと無い?結局それって、そいつの黒い部分(不良の部分)に響いたりする。そんな日本にヤンチャなサングラスを!。

 

 

14.シンプルなのでアクセサリーはマスト。

柏木 友香 / LINK staff

<リンクデニム>にサーマルT、シャツ、スウェット、ほぼ、カジュアルスタイルです。メンズデニムですが、股上深く、形がかっこいい!少し大きめサイズをベルトでキュッと締めるのが好きです。シンプルだから、いつもアクセサリーは欠かせず身につけています。

 

 

15.タイトなスキニーパンツ

はるか / DJ

形の綺麗なスキニーパンツになかなか出会えず、友達が働いてるショップにたまたま行ったらオススメされ試着してみたら履き心地がよく即購入!ポケットの位置も高く“ヒップアップ効果”もあるので気に入っています。手入れ方法も色落ち防止のため裏返しにして洗ってます。

 

*number.6~10* <<<

>>> *number.16~20* 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #8

Collar,Collar,Collar 

襟を正す
装飾としての「襟」は、顔周りから一番近い場所に現れます。故に、「襟」の形状や名称などを知ることは損じゃない。 むしろ、私達は幾つもの「襟」の中から、普段何気にチョイスしているシャツやブラウス、ワンピース、ジャケットなどの「襟」を ちゃんと知ることから、ファッションへの見識も広がるのではないのでしょうか?

 

 

 

*LESSON 2

6.[Barrymore collar] 

⑥▶バリモア·カラー 1930年代にハリウッドの映画スター、ジョン·バリモアが愛用したことから流行したドレス·シャツの襟型鋭くとがった長い襟先が特徴で、細めのネクタイが似合う。襟が大きめなので顔の大きさをカバーしたい方にオススメ。

バリモア·カラー L/S ¥7,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)エースインザホール ☎️092-724-3958

 

 

7.[ruff collar] 

⑦▶ラフカラー 16-17世紀頃のヨーロッパで男女の間で流行した、白い車輪型または襟をいう。当時の宮廷人の肖像画によく見られる派手なもので、なかにはレースなどでより一層豪華に縁飾りしたものもあり、この時代の衣装を最も特徴づける装飾といえ、身に着けると一気にクラシカルな印象に。

ラフカラー <クリスチャンディオール(セットアップのスカート付き)> L/S ¥6,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ)ゴーイングベルボ ☎️092-771-6070

 

8.[pierrot collar] 

⑧▶ピエロカラー パントマイムを演じる道化師(ピエロ)の衣装をヒントに生まれた襟型。フリルの付いた襟のことで、幅広のヒダ襟(ラフ)や、立ち襟がフリルになったもので華やかさがある。 

ピエロカラー L/S ¥8,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) エースインザホール ☎️092-724-3958

 

9.[skipper collar] 

⑨▶スキッパーカラー レイヤード·ネックの俗称。異なった襟型を二重にして、Vネックに衿を付けた襟元の形状と、重ね着したような襟元の切り替えを持つデザインのニットウェアの事を指し、すっきりと爽やかにみえる。

スキッパーカラー <ダニエルストライプ> L/S ¥32,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) ローラーズハイ ☎️092-722-6284

 

10.[rabatine collar]

⑩▶ラバティン・カラー 肩より垂れ下がったケープ形状の襟の事。襟部分折り返しが、アレンジ可能であったり女性的なソフトな印象を与えてくれる。

ラバティン・カラー S/S ¥8,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) エースインザホール ☎️092-724-3958

 

Collar,Collar,Collar*LESSON 1 <<<

>>> Collar,Collar,Collar*LESSON 3 


Photo / Takahiro Kihara 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #5

Boys in wrinked by clothes

衣服の「シワ」とか「ヨレ」とか、
「シワ」や「ヨレ」、どうしてもメンズファッションには必要な時もある。 衣服を、美しく纏うのではなく、自然に装う者こそがホンモノなんだ。

 

 

 

markaware〈マーカウェア〉

リネンのシワ、そして夏でも黒を

リネンを使用しさらりとした肌触りと高級感のある見え方に加え、柔らかい素材ながらも熟練のテーラリングで型崩れしない綺麗なラインを作り上げが野暮ったくない。

 

リネンスラックス ¥24,000 (マーカウェア|ロイター)レザーミュール ¥33,000 (リベルタス|ロイター) バナナ総柄シャツ ¥3,600 (ヴィンテージ|フェイスアンドサンズ) 中に着たメッシュタンクトップ ¥2,999(ヴィンテージ|スピンズ) 他スタイリスト私物  ロイター ☎092-715-0775  フェイスアンドサンズ ☎092-732-3139   スピンズ ☎092-721-1311

TEDDY 〈テディー

ガーゼシャツの儚げな風合い

素材に二重ガーゼを使用するコトで切りぱっなしが際立つ演出に。限りなくグレーに寄ったブラックもシックにも着れるシャツ。 

ガーゼシャツ ¥15,800 (テディー|エバーグレイ) 中に着たメッシュタンクトップ ¥2,999 (ヴィンテージ|スピンズ)  リネンスラックス ¥24,000 (マーカウェア|ロイター)  エバーグレイ ☎092-521-0796  ロイター ☎092-715-0775   スピンズ ☎092-721-1311

 

01. S.i.m & hippiness <<<

 


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL) 
Model / Anan Fuchi (elegant promotion)

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 2 

ryoryo : Ryosuke Egashira

美意識から生まれるプロダクト。 人は、芸術的存在。

江頭良亮 さん

<リョウリョウ>ファッションデザイナー

12年より<リョウリョウ>をスタート、福岡アジアコレクション・釜山プレタポルテコレクションでコレクションを発表。現在は、TVCMや広告等の衣装制作なども手掛けてる。 

 

ーまず始めに、洋服にこだわりだし、着たり、集めたり、調べたりした自分のルーツ的なものは何でしょうか?    

洋服にこだわりだしたのは実は結構遅くて大学2年くらいの時です。その時期に出会った友達の影響で毎日小倉にある〈ヒントモアプロダクト〉というお店に通うようになります。そのお店で取り扱っているブランドやデザイナーの話、デザイナーとの出会いなど色んなファッションに関する話を聞き、洋服に対しての思いを深めていきました。

 

ー〈ヒントモアプロダクト〉とは、どういったショップだったのでしょうか?  

北九州の小倉にあるセレクトショップでインポートや、ドメスティックのブランドを取り扱っているお店です。出会ったデザイナーはメンズのデザイナーばかりですが、その中でもニューヨークで出会ったリュックいっぱいに洋服を詰めたデザイナーの話は印象的でした。今でもそのデザイナーの服は気に入って着ています。

 

ー洋服を作るという意識を持ったのはいつ頃でしょうか?    

大学は工業大学に通っていたんですが、いろいろと気持ちの変化もあり、やりたい事を仕事にしたいと思い大学とは別に服飾の学校に通い始めました。まだその頃は自分に感性的なものはないと思っていたのでパタンナーを志して学び始めました。

 

ーパタンナーを志していたところから、デザイナーへとなった経緯を教えてください。ファッションに関わりのある人なら、単純にパタンナーとデザイナーは違う職種だと分かるのですが、そこの違いも敢えて伺いたいです。

服飾の仕事をしたいという気持ちはあったんですが、そもそもあまり想像力とか絵を描たりなど芸術的な感性は持っていないと思っていました。物を作ったり計算だったりは割と好きだったのでパタンナーなら僕でも出来るかなぁと考えたのがきっかけです。今考えるとパタンナーも想像力や芸術的な感性が必要なんですが、パタンナーはデザインを読み解いて形をデザインするし、デザイナーもデザインを構築するのにパターンを考えながらデザインするので役割が違うだけで意外と同じ事をしていると思います。敢えてゆうなら色んなモノをインプットするのがデザイナーで、それをアウトプットするのがパタンナー。

 

フォトグラファー・横山ブンの連載企画「イントゥザ・ランドスケープ」にて、無機質な建築物に有機物である花々が絡まっているイメージを表現したフラワーモチーフシリーズ。

Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Yuka Imazuya (My Story)

 

ー影響された、感銘を受けたブランドってありますか?  

デザインとして好みなのは〈プラダ〉、〈ラフシモンズ〉とかですね。若手で言うと、〈クリストファーケイン〉とかすごく憧れます。

 

ー〈リョウリョウ〉と自身の名を冠したブランドをスタートしたばかりと、現在とでは何か違いってありますか。    

始めたばかりの頃よりファッションに対しての知識を深め作りたいモノの幅は広がりましたが、根本的な部分は今も変わりません。その根本的な部分を始めた当初は直感的に感じていましたが、現在は噛み砕いてライトに表現しようとしてます。しかし、それも試行錯誤の過程です。なぜなら始めた当初のモノの方が良いと感じる事があるからです。女性が憧れる様な女性になる為の洋服を目指して洋服作りをしてきたので、そういった部分がビジネスになりにくい要因なのかなと思います。

 

18号での、〈ペニー・ブラック〉の花に見立てた撮影。胸元のレースとスパンコールが、女性らしさを際立たせたブラックを基調としたミニドレス。

Photo / Chihiro Fuchigami
Illust / AOI mg
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Amika Tanaka (J-MIX)

 

ーでは、ビジネスにする為には、何が必要ですか?     

世の中と自分が出来る事がマッチする所を探すことが必要。

 

ー男性がレディースをデザインする事は、決して稀ではないと思うのですが、あえて聞かせて欲しいのですが、自身が着る物ではなく、異性が着る洋服を作るというコトについてお聞かせください。    

自分が着る洋服に対しては固定的なこだわりがあるので同性である以上メンズの洋服を作ると自分が着たい服しか作れないと思いました。ファッションという大きなものを表現する為には、ものすごく自由度のなさを感じたからです。また、「美しさ」という部分では女性の方がより体現してくれると思っています。デザイナーである以上、理想が自分の枠から出られない事がファッションという仕事を続けて行く上で弊害になると感じました。もし、メンズでブランドをやっていたら、もうすでに飽きていたかもしれません。それだけレディースの洋服を作るという事はまだまだ理解できない事であり探求できる事でもある未知の領域だと思っています。

 

ーと言うと、ファッション を創作することは、「美」と言うモノを追求してると言うことでしょうか?また、人によって「美」を感じるモノ・コトは違うと思うのですが、〈リョウリョウ〉と言うブランドの服には、僕自身も「美」を感じています。繊細な素材や、丁寧な技法、細やか過ぎる装飾など、特に感じるのはシルエットです。ヒラヒラと動く裾や、ドレスライン。こういったシルエットを求める時って、一体どこからインスピレーションなどを得ているのでしょうか?  

色んなモノ・コトを見たり感じたりして美意識が派生して価値観が生まれる。その中でも建物や車、器などの形、花や自然の色などシンプルな物事に対しての美意識は人は共通してると思っています。そういう共通した美意識を切り取って当たり前に美しいシルエットを目指して作っています。

 

本誌初登場は、15号の「ボタニカル」特集の〈ビューティフルグリーン〉

Photo / Hiromasa Ohtsuka (overhaul)
Botanical / Sakurako (degas)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Ayano Ura
Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model /  Berry

 

ーブランドの服を見ていると、刺繍や生地の切り替えなど全体的に細かいデザインがありますよね?こういった繊細なデザインや、ディテールは、触れたり、着たりしないと伝わらないと思うんですが、この繊細なアイデアやデザインは、ブランドとして何かしらのメッセージ的なもので、洋服を通して何かを伝えてるように思います。そういったデザインを生む上で大事にしている事は、なんでしょうか?    

オリジナリティという観点から現状最大限に出来る事を考えた結果、刺繍や染色など生地そのものを作る方法になりました。またダーツやパターン的な切り替えも装飾やデザイン的となるよう設計し、洋服に彫刻の様な一体感が出る事を理想としています。破壊による構築という万物の流れのなかですべての人が様々な経験、姿、条件において存在する芸術的存在であり表現者である。この事においてファッションが人それぞれの理想を表現する手段であると考えています。ファッションや人の揺れ動く様々な状態をトレンドとして捉え、常に破壊による構築のなかで前向きで高揚するような服作りを目指しています。

 

ーオリジナリティの話で思うことですが、昨今のファストファッションなどの流れを、どのように感じていますか?個人的には、ファッションというものが、凄く特別だった時代と違い、ある種万人のモノになっていったのかな?と。それは、多分様々な企業努力の結果でもあるのでしょうが、気軽にファッションを楽しめることになったコトで、デザイナーズブランドとしては、そういった時代とどう付き合っていますか?    

ファストファッションに否定的な思いはあまりありません。そこは同じ考えでたくさんの人がオシャレ出来るように必要とされて生まれて来たもので、今はなんとなくファストファッション離れも進んでる様な気がするしデザイナーズブランドはそれとは違う選択肢にあると思います。なのでファストファッションでファッションに興味を持って貰い、その中からステップアップでデザイナーズブランドを知って貰えばいいかなと。

 

ー最後に、〈リョウリョウ〉のブランドを、どういった人に着てもらたいと思って作っていますか?  

女性が憧れる、女性に着て欲しいです。そして、着ることで高揚感を感じて欲しいと思いながら作っています。

 

*江頭良亮さん
<リョウリョウ>ファッションデザイナー
繊細なディテールと、女性を美しく見せるシルエットにこだわったブランド。手仕事による装飾で優美さを漂わせたプロダクトをメインに、ドレスからリアルクローズまで幅広く展開。

web : www.ryoryo.jp
Instagram : @ryoryo_official

interviewer : Stylist Keisuke Ueno

>>> chapter 3 TOIRO-FIRANDO , Camuy i pirma

chapter 1 -by RYOJI OBATA <<<

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #3

PATTERN

洋服の柄
無地の布地に対し、色柄のあるものを「柄モノ」と言う。柄は先染め糸などを用いおて織ったり編んだりしてできているストライプやチェックと、花柄などプリントによってできるものがある。各地の伝統な柄もあり、ファッションには欠かせないもの。

 

 

 

PATTERN 3 TROPICAL

トロピカル柄・具象柄

南の島の風土から生まれた陽気で華やかな柄。主に熱帯や南国を象徴する植物、動物、熱帯魚、風景、風物をモチーフとし、それらを大胆に取り入れたプリント柄の総称。「トロピカルプリント」とも呼ばれる。よく知られる「トロピカル柄」の1つとして挙げられるのが「ハワイアン柄」である。神が宿る花という言い伝えの残るハイビスカスやプルメリア、幸運を運ぶ生き物といわれるホヌ(海亀)、パイナップルやマンゴーなどのフルーツがモチーフとして用いられることが多く、リゾート的な印象が強いため、アロハ·シャツの柄などに多く使われている。

Artwork by Keisuke Ueno (REFRAIN226)

 

胸ポケット付きカットソー ¥4,800 スカート ¥7,800 ベルト ¥4,800 (全てヴィンテージ|エースインザホール) イヤリング ¥4,500 右手小指リング ¥4,900 左手中指リング ¥4,500 プレートネックレス ¥3,500 (全てヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) エースインザホール ☎092-724-3958 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763

PATTERN 2 TYROLEAN <<<

>>> PATTERN 4 GEOMETRIC


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Artwork & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido
Model / Miya Itsuki (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #4

Transparent

透明少女

黒い眉の少女は、足元をバレエシューズで固め、「透明」を纏う。 装いの新時代は、身体を解放し、ハイカラ狂いの少女を生んだ。

 

 

 

ハンドプリーツで仕立てた「透明」のスカートは、ピンクのリボンがアクセントをくれる。

 

オーガンジープリーツスカート ¥28,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) トップス ¥5,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) エースインザホール ☎092-724-3958 

 

ベージュのオーバーコートは、肌に馴染み心地よく同化していく。  

オーガンジーオーバーコート ¥35,000  楊柳(ヨウリュウ)シフォンハイネックブラウス ¥15,000 (ともにリョウリョウ|リョウリョウ) レースロングワンピース ¥12,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) バレエシューズ モデル私物 他スタイリスト私物  リョウリョウ ☎090-5933-7365

 

>>> 透明少女 volume,2


Photo / Chihiro Fuchigami 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yumiko Natsuaki (co5)
Model / Yuri Murakami (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #5

Boys in wrinked by clothes

衣服の「シワ」とか「ヨレ」とか、
「シワ」や「ヨレ」、どうしてもメンズファッションには必要な時もある。 衣服を、美しく纏うのではなく、自然に装う者こそがホンモノなんだ。

 

 

 

S.i.m〈シム〉

アウトドア仕様は、束の間のシワ

伸縮性のあるナイロンテック素材を使用。小さく収納できるパッカプル仕様、UVカット、撥水性、ストレッチ、防シワのマルチ素材は、肩肘張らずに楽しめるセットアップ。

 

パッカブルテックテーラードジャケット ¥25,000 パッカブルテックテーパードトラウザーズ ¥20,000 PEN PUBLICデザインアートカットソー ¥11,000 (全てシム|バースデー) 他スタイリスト私物  バースデー ☎092-721-1125 

 

hippiness 〈ヒッピネス

キュプラ素材だからこそ、遊べるシワ

光沢のある素材は、高級スーツなどの裏地に使用されるキュプラ。シワになっても、ならなくても素材感が活かしてくれる薄手のコート。 

キュプラストライプカシュクールコート ¥26,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) パッカブルテックテーパードトラウザーズ ¥20,000 (シム|バースデー) サイドポケットシャツ ¥20,000 (ホワイトライン|ロイター) サンダル ¥18,000 (シングファブリックス|ロイター) ローラーズハイ ☎092-722-6284 バースデー ☎092-721-1125 ロイター ☎092-715-0775  

 

>>> 02. markaware & TEDDY

 


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL) 
Model / Takeshi Nakamura (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.6~10*

6.アクセサリー

モコ / KEENKEEN designer

<キーンキーン>のアクセサリー。その時その時の、自分の気分に正直に制作しているので、一番「らしさ」があるアイテムです。自分で使うものは、その中でもより自分に馴染んでしっくりきたデザインです。

 

 

7.<アディダス>の「サンバ」

岡松 義郎 / 印刷業

映画<フレッシュ>(94年)で、主人公が履いていた靴。ドラッグディーラーのの12歳の男の子は、当時の私と同年代。日本でぬくぬくと育っておきながら、映画のファッションや生き方が強烈に見えた。ストリートも様変わりしていっても、追求するなら彼らのように適当に着こなすスタイルが、いまだにカッコよく見える。。

 

 

8.<モブ>オリジナルフラワー柄のアロハシャツ

ドリアーナ / WALKIN’ STORE

自分の個性を活かせるデザインや人とかぶらないものが好き。「シンプルイズザベスト」。シンプルなデザイン、体のラインが出るアイテムが好み。着る時に、“着せられてる感”が絶対に出ないように心掛けてます。どっちかと言うと、自分が着ることによって、洋服が更によく見えることを意識してます。

 

 

9.チェックのジャケット

ユリキム / アパレル、DJ、MC

K-POPの大きなイベントがあり。その際に出演させてもらったトークショーで着たい!と思い購入。実際はセットアップですが、普段は、スタイリングのアクセントにしたくて、バラでの着用が多いです。なかなか、気にいるチェックのセットアップがないので、ビビビッときました!かなり気に入ってます。

 

 

10.<ニック・フーケ> のハット

高橋 由治 / 美容師

手作りの1点物で見た瞬間にビビッときました。昔から色々な服装をするタイプではなく、気に入ったモノを長く使うタイプ。丁度自分のトレードマークになる様なモノを探していたので即購入。買った後に作り手の方の事を調べたんですが考えにも共感でき更に愛着が湧きました。

 

*number.1~5* <<<

>>> *number.11~15* 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 1 

-by RYOJI OBATA : Ryoji Obata

「余白」と「ライン」が伝える ファッションの在り方を問う。

小畑亮二 さん

<ラインバイリョウジオバタ>ファッションデザイナー

A/W 18-19 collection 風の吹く地上の丘に降り立った天空人をイメージ。重量に沿うように広がり落ちるディテールが特徴的。

 

ーブランドが生まれることになった背景とは?    

何かを表現する事が好きなようです。気づいたら服や布を使ってインスタレーションをしていました。市場にありふれる既製服とは違い、私たちのデザインは服である以前に作品と考えます。毎シーズン1つのテーマから生まれる服の素材やディテール全てにコンセプトがあり、誰かに話したくなるような裏付けが隠されています。 ーファッションというものに目覚めたのはいつ頃ですか?   もともと洋服は好きでしたが、雑誌を見たりショッピングをしたりという程度でした。小さい頃の夢はずっと勉強していた英会話を生かした仕事で、当時通っていた学校のカリキュラムとしてオーストラリアの語学スクールに留学をしました。その頃日本は夏で向こうは冬。私たちの周りでは古着とブランドを混ぜたレイヤードスタイルが流行っていたのですが、向こうでは着こなしやショップのアイテム展開が全然違っていて、同じ洋服でも場所や文化が変わるだけでこんなにも違うのかと。衝撃というよりは疑問が強いです。もっとファッションの歴史や文化を知りたくなったというのが始まりです。

 

ーこの業界に今いる経緯をお聞かせください。  

小さい頃から興味があることを淡々とする人だったようで、いつの間にか興味をもちこの業界に行き着いた気がします。現状この仕事を続けられているのは、服作りに夢や疑問が尽きないからです。人間の体は「立体的な体」。だけでなく、人を愛したり悲しんだりする感情を持っています。布も同じく感情があり、持った時にその布がどういう服になりたいのかを教えてくれます。自分も生きる人として感情をもちながら、布と向き合いクリエイションを探究し続けています。 ー影響を受けたブランドやデザイナーはいらっしゃいますか?   影響を受けたかどうかわかりませんが、〈コズミックワンダー〉は昔よく着ていたブランドです。あとは、〈マークルビアン〉ですかね。アウトプットする世界観とか見てました。

 

白金に構える路面店<センリ>。白を基調としており、デザイナーが語る″余白″とリンク。

 

ー〈ラインバイリョウジオバタ〉というブランドについて    

-by RYOJI OBATAのライン (ー) (※ブランド名の頭文字) は、デザイナー小畑亮二による生命線という意味があります。毎シーズン発表されるコレクションテーマは、自身の日常から生まれる経験や疑問をソースとしており、一番は人と会ったあとに脳内に残る〈言葉〉から作り出します。言葉という形のないところから生み出した全てのコレクションの時間、時空を並べ替えると、1つの物語になるように構成しています。自身のストーリーから生まれた服を人が着ることで、人のライフスタイルへ昇華し、そのストーリーを共有することを目的としています。 ー魔女のブランドロゴが洋服のアクセントとなることがありますが、モデルとなっている女性などいるんでしょうか?  魔女の様にも見えるブランドロゴのシルエットは、〈ラインバイリョウジオバタ〉というブランドをまとう人自身が、その物語の主人公でもあります。そもそも魔女かどうかでさえ定かでなく見た人の解釈によって色んな捉え方があっていいと思います。自身の分身でもあり、着用するお客様の分身でもあるかもしれません。

 

ルック絵コンテ。着用する服の順番や構成、その女性の性格や年齢までも細かく設定して進行する。

ールックについてですが、その時々にこだわった世界観とストーリー性を感じます。〈ラインバイリョウジオバタ〉としてのこだわりを教えてください。    

コレクションルックは主に2つの世界をベースに展開しています。日常感のある「現実の世界」、非日常感のある「夢の世界」。毎シーズン形のない〈言葉〉から考えて具現化していくので、ビジュアルの中での具体的な表現は避けており、各々想像できる時空を超えた世界が表現できたらと思っています。こだわっていることとしては余白を大切にしていて、洋服や人だけでなくその周りの背景や『隙間』、『過去』、『未来』を意識しています。

 

ーメディア戦略も然り、しっかりとしたブランドの見え方を考えているのが伝わりますが、世界に向けてのビジョンなどあればお聞かせください。    

2018 s/s から上海での展開が決まっていて、今後の海外展開はビジネスとしてメリットがあればいいかなと考えてます。いつまでに何をするという目標とかは特になくて、目の前の目標をやることで精一杯です。やりたいことは山ほどあります。やりたいことをするのには、何かを達成する必要があると思っています。

 

ルック撮影の一コマ。ロケーションは毎シーズン、必ずデザイナー自ら現地に足を運んで決めている。

ーデザイナーとしてこの仕事の魅力や、やりがいを感じるときはどんな時ですか?  

簡潔な答えでいえば、空想上のものが形になる度にやりがいを感じます。クリエーションは酸素のようなものです。また私たちメゾンのクリエーションをお客様が着たいと思い、仕事やパーティーに行っている生活を楽しんでいるのであれば、これ以上の悦びはありません。一つの洋服を着て外に出る時間は、24時間のうちほんの10数時間じゃないでしょうか。洋服はそのシーンや気分によって着るものも変わり、限られた時間で″なりたい自分″に変身させてくれる魔法のようなものです。

 

ーこれまでの7年間思い出となる出来事や、今後につながる教訓となった出来事などあれば教えてください。    

7年間を通して感じることは、インターネットがファッションを変えたということです。国内外の距離が金銭的にも、感情的にも近くなり、良い意味で日本は狭くなりました。よってクリエーションを創作するのに最良かつ最も適切な場所という意味で、福岡は自然な選択でした。もちろんインターネットには希望もありますが、世界中にまやかしが広がっている現状には一刻も早く疑問を向けるべきです。ファッションの価格はトレンドや市場戦略ではなく、つくるものの品質に比例すべきです。いま着ている洋服には光が当たっているのかを確かめてほしいのです。

 

*小畑亮二さん
<ラインバイリョウジオバタ>ファッションデザイナー
大分県出身。2011年、福岡にて「洋服の生まれる背景を考えるブランド」<ラインバイリョウジオバタ>を始動。2014年より福岡を拠点としつつ、コレクション発表を東京に移す。2017年、福岡市白金の路面にコンセプトショップ【センリ】をオープン。

web : www.ryojiobata.com
Instagram : @ryojiobata

interviewer : H&M Ayano Ura 

>> chapter 2 ryoryo

 

 


 
Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#5. tee by Mötley Crüe

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

 

お題 tee 

#5 Mötley Crüe <モトリー・クルー>  1991 [ Decade of Decadence ]
T<モトリー・クルー> 1991年 「デケイド・オブ・デカダンス」

バンドの80年代をお買い得感で、よく知りたい場合、このアルバムを薦めたい。往年の名作を凝縮した実にお得なベストアルバム『デケイド・オブ・デカダンス’81-’91』『Live Wire』や『Home Sweet Home』や『Dr. Feelgood』や『Kickstart My Heart』などの名曲揃いのラインナップ。絶頂とも言える時代の楽曲達。実際、このアルバムの翌年、バンドはボーカル<ヴィンス・ニール>を解雇し、新たなボーカルでサウンドの方向転換をする。いわゆるハードロック最高潮の<モトリー・クルー>が集約された本当の意味でのベストアルバムと言える。

 

 

 

頰のペイントのオレンジは、
バンドのリーダー、「ロック界の反逆児」と呼ばれるベーシスト<ニッキー・シックス>と言えばのメイク。スタイリングのサンバイザーから、連想した「日焼け」を意識したオレンジペイント。

 

ー<ニッキー・シックス>の特徴的メイクをサンプリング。

メイク・島村香澄 ヘビーメタル、ハードロックって意味合いでの、サンバイザーが自分の中では、少し咀嚼出来なかったので、特徴的なメイクを「日焼け」って意味合いで、サンプリングしてみました。

スタイリスト・上野圭助 それを聞いて笑った。でも、そういった解釈も全然有りだと。何も知らないよりも、分からない事実をちゃんと自分の中で組み立て直すってコトは大切なコト。そもそも僕らも、初めて触れた音楽や映画だって理解出来ないコトだらけだったし。<ニッキー・シックス>は、僕が初めて見たベースヒーローなんだけど、僕の中ではロックバンドは、全てボーカルかギターが目立つんだと思っていた。でも、初めて<モトリー・クルー>を見た時は、何故ベースの人が真ん中にいるのかが理解出来なかった。(まあ、リーダーであり、バンドのコンポーザーでもある人だったんで。)そこで、味わった価値観が、その先に触れるカルチャーに新たな見解をくれるんだって今思えてるから。まずは、触れてみるって大切。

 

ロックの匂いがするモノだけで。
デビュー当時は、ボロボロなストッキングや網タイツなど派手なメイクなど、異様な出立ちで、見た目がグラム、サウンドはメタルなバンド。88年「ガールズ・ガールズ・ガールズ」を発表した頃から、派手なメイクはやめ、ライダースにレザーパンツな黒ずくめのハードロック化していく。それでも、やはり派手だったのは、ロックスターの匂い。

Gジャン、豹柄、「プレイボーイ」のサンバイザー、チグハグな網タイツに、「コンバース」のワンスター。ロックスタンダードなアイコンばかり。 Tシャツ スタイリスト私物 「コンバース」のワンスター ¥16,800 ベルト ¥2,800 「プレイボーイ」のサンバイザー ¥3,800 スプーンリング ¥5,800 バングル ¥9,800 (全てヴィンテージ|スライム) Gジャン ¥14,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) 他全てスタイリスト私物  スライム ☎092-761-3633    エースインザホール ☎092-724-3958  ☎︎092-722-6284

 

ーまさに、“Sex, Drug & Rock’N’Roll” 体現したバンド。

スタイリスト・上野圭助  中性的なメイク(と言っても、異様な男性感が凄かった)と、ド派手な衣装(デビュー当時は、もはや鎧の様な感じ)で一世を風靡した「グラム・メタル」と呼ばれたハシリのバンド。日本では〈LAメタル〉と言ったほうが馴染みがあるかもしれない。〈LAメタル〉は日本のみで通用する造語。そんな中でも“セックス・ドラッグ アンド ロックンロール”というロックスターの象徴のようなアブないヤツら感がプンプンしてたバンド。デビュー直後、<キッス>のツアーに帯同することがあったが、ドラッグと酒の粗暴でツアー序盤でクビになる。グラム・メタルが流行れば、メイクをやめて黒ずくめに、オルタナティブロックが台頭すれば、そちらに転身するという、この辺りはバンドの司令塔でもあるベースの<ニッキー・シックス>の嗅覚の早さとでも言うべきなのかもしれない。同じ頃、デビューした<ガンズアンドローゼス>に比べると、サウンドもビジュアルも<モトリー・クルー>が派手。

 


WHAT’S Mötley Crüe?

Decade of Decadence

「デケイド・オブ・デカダンス」は、<モトリー・クルー>が1991年にリリースしたベスト・アルバム。全米アルバムチャート第2位。1991年8月、84年に出演した伝説のロックフェスティバル『モンスターズ・オブ・ロック』に出演。(1980年から1996年までイギリスのドニントンパークで毎年8月末に行われたロック・フェスティバル。)ヘッドライナーの<AC/DC>、この年に全米No1アルバム「メタリカ」を発表していた<メタリカ>の前の演奏だった。この年10月に結成10周年を記念したベストアルバム「デケイド・オブ・デカダンス」は、1981年のデビューから10周年を記念したアルバムで、過去の各アルバムから2曲ずつ収録されているほか、アルバム未収録曲2曲、新曲3曲、ボーナス・トラックとしてライブ2曲が収録されている。当時の新曲の「プライマル・スクリーム」、セックス・ピストルズのカバー「アナーキー・イン・ザ・U.K.」はライブでも重要なレパートリーになった。1998年にバンドはエレクトラ・レコードを離れ自らのレーベル、モトリー・レコードを設立。その際に新たなベスト・アルバム「グレイテスト・ヒッツ」をリリースした為に本作は再発売がされず、現在は廃盤となっている。

 

 

HAIR / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / SHOTA MINAGI (msp)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /  MIYA ITSUKI  (elegant promotion)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura

飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu
 

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

03.RehersalL

リメイク=新たなディテール

リメイクにより、モノをも再構築し新しいものを生み出すというブランドビジョンに大きく沿ったアイテム。チェック柄を裁断し、組み合わせて構築し、切り貼りパッチワークしただけでは無い複雑に考えられたパターンのワンピースは体にそわせることで、より緻密なシルエットとギャザーによる美しさなど一言では表せない奥深さを持っている。一枚で圧倒的な存在感をもたらせてくれるアイテムでもある。

 

 

生地の切り返し、デザイン。古いモノから、新しいモノへリメイク。黒の世界に浮かび上るディテールは、デザインの為に産まれた新たな継ぎ目。正対から撮る洋服だけでなく、複数の角度・視点からも撮ることで、深くディテールに溺れていく。ユーズドのネルシャツを使用したワンピース。生地の切り返し、デザイン。古いモノから、新たらしいモノへ、リメイク。黒の世界に浮かび上がるディテールは、デザインの為に産まれた新たな継ぎ目。正対から撮る洋服だけでなく、複数の角度・視点からも撮ることで、深くディテールに溺れていく。 (フォトグラファー・中村允宣) 

 

ドローストリングネルワンピース ¥32,000 (リハーズオール|カオスボヘミア) カオスボヘミア ☎092-738-7727 

 

>>> 05.-by RYOJI OBATA

02. LINK <<<

 


Photo / Mitsunobu Nakamura
Special Thanks / RehersaiL

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #3

PATTERN

洋服の柄
無地の布地に対し、色柄のあるものを「柄モノ」と言う。柄は先染め糸などを用いおて織ったり編んだりしてできているストライプやチェックと、花柄などプリントによってできるものがある。各地の伝統な柄もあり、ファッションには欠かせないもの。

 

 

 

PATTERN 2 TYROLEAN

チロル柄・具象柄

最もポピュラーで世界中で愛される具象柄と言えば、「花柄」。具象柄の中でも繊細でメルヘンな雰囲気を持つのは、「チロル柄」と言えるだろう。ヨーロッパのチロル地方の伝統柄。オーストリア西部にあるチロル地方の伝統的民族模様。「チロリアン」とも呼ばれる。オーストリアを舞台にした名作映画「サウンド・オブ・ミュージック」の装いこそ、「チロル柄」の代表的なスタイリングと言えるだろう。

 

レースシャツ ¥5,800 中に着た花柄のキャミソール ¥2,800 ロングスカート ¥7,800 リング ¥9,800 サボ・サンダル ¥8,800 (全てヴィンテージ|スライム) 耳につけたチロリアンテープ ¥3,800 (ヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン)  他スタイリスト私物  スライム ☎ 092-761-3633 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763

PATTERN 1 BLOCK CHECK  <<<

>>> PATTERN 3 TROPICAL


Photo / Taishi Fujimori (calm photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL) 
Model / Izumi Ano (elegant promotion)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #1

Find out 

デザインを紐解く
デザイン・コダワリ・モノヅクリ・バックボーン・ライフスタイル。はたしてファッションとは? ファッションデザインの背景、想い、過程。 造り手、創造主の言葉を描きだした、デザインのあるストーリー。

 

 

 

02.LINK

日本人に合ったジーパン作り

LINKのジーパンは、流行りに左右されないヴィンテージデニムのようなキレイな縦落ちする、定番的ジーパンを作る事からスタート。初回生産の1101から改良を行い、現在の定番となる1301、1303がようやく完成。日本人に合ったヒップ周りの細目のストレートに仕上げる事が、ジャケットスタイルからカジュアルにと幅広く使えるジーパン。また、LINKのジーパンは「育てるジーパン」をコンセプトにしており、エイジング(加工)ジーパンは制作しない。ワンウォッシュの状態から、履いて洗いを入れてを繰り返し、自分の足に合った「世界に一本」のジーパンを作ってもらうため。(人工でエイジング(加工)されたジーパンでは、アタリなどの位置が自分の足には合わず、どこか、履かされてる感が否めない。)LINKのジーパンは、履き込み始めて、半年から一年間は毛羽たちが激しく出るが、毛羽が落ち着き始めてから本領発揮し、本当の意味での自分自身の一本に昇華していく。

 

 

 

最初から仕上がりがモノクロとのことだったので、しっかりとコントラストをつけ、メイクも事前にモノクロ仕様にした。流行りに左右されないリンクオリジナルデニム。ラフなスタイリングの中にぶれない強さ持っているような女性感を出そうと、自由に動かした髪の毛に。また髪の隙間から光が透け、その場のその空気を感じてもらえるようなニュアンスを出しました。デニムは育てるものとして語っているだけあって、型のきれいさにはとても惹かれた。まっさらなものから自分自身のオンリーワンデニムを作ってみたいという衝動に駆られた一本。 (ヘアメイク・平田有郁) 

 

ボトム LINK1301 ¥19,000 ジャケットLINK1401 ¥27,000 (全てリンク|リンク) リンク ☎︎092-732-0447

 
 

>> 03.RehersalL

 

01. ryoryo <<<


Photo / Shota Minagi (msp)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL) 
Model /  Izumi Ano (elegant promotion)

 


Found it !!!

「編集部!良いもの見つけました!!」

Attractions

Music Video “Leilah” 解禁

福岡のユースカルチャーの旗手、新世代ロックバンド<アトラクションズ>が先月配信された「Leilah」のミュージックビデオを解禁!福岡のロックバンドで、いまだかつて彼らのような福岡のストリートから日本全国、また世界へ飛び出しているバンドはいなかったはず。<リリー>では、昨年デビューした「Knock Away」に続き、今回も新たな映像をピックアップ。先日7月13日に『SUMMER SONIC 2018』の出演もアナウンスされ、間違いなく<アトラクションズ>は、今福岡のカルチャーを背負い新たな常識を作っていく若者達だ。

 


2018.06.13 release 配信シングル https://attractions.lnk.to/leilah

また、「Leilah」が配信されたと同時に公開された「Attractions 2018SS footage」では、バンドが福岡のシーンを背景に生きている様が伺える。こちらも要チェック。

 

 

≪Attractions PROFILE≫
2016年結成。UKロックを原点に、俄かに全国から熱い視線を集める福岡のニューストリートカルチャーの一翼を担う5人組バンド。 福岡・大名にあるセレクトショップ、BINGO BONGOグループが新たに立ち上げた音楽レーベル”GIMMICK-MAGIC”の第一弾アーティストとして2017年10月に1st EP『Attractions』をリリース。 2018年3月のサウス・バイ・サウスウェストに出演。ライブを観た現地関係者からのラブコールで急遽追加公演が決定するなど、当地でも反響を呼んだ。 GIMMICK-MAGICK: 新アジア圏構想を掲げ、福岡をベースに東(日本全国)だけでなく、西(アジア)へアプローチをかけるレーベル。レーベル主催イベントでも、福岡を基軸に日本とアジアが交わり新カルチャーを生み出すべく活動中。

 

 


Information

【LIVE 情報】

2018.08.25(土) AMERICAN FESTIVAL 2018
会場:佐世保公園ニミッツパーク

2018.08.19(日) SUMMER SONIC 2018
会場:舞洲SONIC PARK (舞洲スポーツアイランド)

2018.09.02(日) Sunset Live 2018
会場:芥屋海水浴場・キャンプ場 特設ステージ (福岡県糸島市志摩芥屋2589)


 


 

INTO THE LANDSCAPE for NIPPON
-景観の中へ-

no,12 Umimachi / Ipponmatsu-park 玄趣

三郡山の麓、標高300mにある森林自然公園。福岡県森林浴100選にも選ばれ、春から初夏にかけて桜、つつじ、ツクシシャクナゲやホタル、秋は紅葉、冬は椿など、四季の彩りを感じる場所。三郡山や宝満山への登山の起点となる場所でもあり、年間を通じてたくさんの登山客が訪れている。

 

 

 

花柄のベロアは高貴。妙趣に富む華やかさ。 70’sベロアワンピース ¥3,000 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) イヤリング ¥3,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)ゴーイングベルボ ☎092-771-6070 エースインザホール ☎092-724-3958
 

 


レースブラウス ¥19,800 (ヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) 70’sカクタスのベルボトム ¥3,000 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763   ゴーイングベルボ ☎092-771-6070
 

 


機微に触れるレトロなドットブラウスはシックに。 70’sドットブラウス ¥2,000 70’sカクタスのベルボトム ¥3,000 70’sボウリングシューズ ¥1,500 (全てヴィンテージ|ゴーイングベルボ)  ゴーイングベルボ ☎092-771-6070

 

 


PHOTO / BUN YOKOYAMA
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / NATSUMI SATO
MODEL /  LAILA YAMAGUCHI (more agency)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #8

Collar,Collar,Collar 

襟を正す
装飾としての「襟」は、顔周りから一番近い場所に現れます。故に、「襟」の形状や名称などを知ることは損じゃない。 むしろ、私達は幾つもの「襟」の中から、普段何気にチョイスしているシャツやブラウス、ワンピース、ジャケットなどの「襟」を ちゃんと知ることから、ファッションへの見識も広がるのではないのでしょうか?

 

 

 

*LESSON 1

1.[regular point collar] 

①▶レギュラー·ポイントカラー 一般的に用いられる標準的なシャツ·カラーの総称。襟ぐりから襟先までの長さが約6.5-7.5cm,襟の開き角度が75~90度のものをさす。剣先の長さがこれより短いものをショートポイントカラー、長いものはロング·ポイント·カラーと呼ばれる。定番だからこそ他のアイテムでオリジナリティを楽しめる。

レギュラー·ポイントカラー S/S ¥11,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)エースインザホール ☎️092-724-3958

 

 

2.[short point collar] 

②▶ショートポイントカラー 台襟付きシャツ·カラーの一つ。襟先が6㎝以下と標準より短く、やや開き加減の襟をいう。スーパー·ショート·ポイント·カラーやタイニ·カラーは襟先がさらに短い。清潔感の高い印象が強い。

ショートポイントカラー L/S <共鳴シャツ> ¥17,800 (ラインバイリョウジオバタ|センリ)センリ senri.fukuoka@gmail.com

 

3.[button-down collar] 

③▶ボタンダウン·カラー 小さなボタンで襟先を身頃に留めるようになったシャツ·カラー。アメリカン·トラディショナルやアイビー·ルックには欠かせないディテールである。言わずと知れたアメリカントラディショナルブランド「ブルックスブラザーズ」が生みの親。 カジュアルで使いやすい。 

ボタンダウン·カラー S/S ¥4,800(ヴィンテージ|エースインザホール) エースインザホール ☎️092-724-3958

 

4.[pinhole collar] 

④▶ピンホール·カラー シャツカラーの一種で、両方の襟先にカラー·ピン挿入する鳩目(小さな穴)があいている、あるいは比較的幅の狭い両襟をピンで留めるタイプをいう。ネクタイの結び目の裏側にピンを渡すことで、襟をしっかり固定させるとともに、結び目をきれいに見せるという装飾的な役割もある。顔が小さめで首が長い人に似合い、理知的な印象を与える。

ピンホール·カラー L/S <テディーブラックピンホールシャツ>¥24,000 (テディー|エバーグレイ)※本来ピンは、タイを持ち上げて際立たせるためのモノ。しかし、<テディー>は、 襟の開き幅をあえて短くし、首回りのアクセントとして提案している。 エバーグレイ ☎️092-521-0796 

 

5.[polo collar]

⑤▶ポロ·カラー ポロ·シャツに見る襟型。短い前立てから続く長方形のフラットな折り返し襟で、首の後ろに襟腰のあるものをいう。上着などで、襟が潰れてしまわないのも特徴。ポロという競技で着用されていたジャージ素材のシャツがはじまりとされている。

⑤ポロカラー <ラルフローレン> S/S ¥3,800 (ヴィンテージ|スライム)スライム ☎️092-761-3633

 

 

>>> Collar,Collar,Collar*LESSON 2


Photo / Takahiro Kihara 
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY  COLUMN

 Diary  No,2

オカイモノ中毒|NOBUKO OKUMURA 

 

No.2_MM6 のスニーカー

最近買ったスニーカーは<エムエムシックス>。スニーカーといえば、「ジャックパーセル」「オールスター」、それ以外をあまり履かない。長い間存在する定番品以外に現代版にアップデートされたデザイン性の物に手を出す事は私は殆ど無い。このスニーカーを履いていると、会う人会う人が意外!!と口を揃えて言う。このスニーカー、実はデザインが優れているのかどうか疑問視したままで購入した。また古着好きの夫は、このスニーカーがおそろしく嫌いだと言う。その意味もよく理解出来るけど、単純に最近気になる傾向のデザインがあったのを見つけたので気まぐれに購入。長期的に見て、リニューアルされ、原型を崩したものに、後に残っていくものはあまり無いのだと知っている。例に漏れず一過性のファッションかもしれない。リスキーだけど手を出さずにはいられない位、気になるデザインだった。そして履いたら凄く好きだった。購入のその刹那、心によぎった事。90年代に藤原ヒロシ氏の雑誌発信、裏原ブーム時代、末端まで届いて「ノースウェーブ」「プロケッズ」が大流行したけれど、始まりのあの瞬間、コレが良いものなのかどうか?と疑問視した時と良く似ている気がした。年齢を重ねて凝り固まりつつあるファッションに対し、少し柔軟に受け入れチャレンジする楽しみは、時に少しは持ち合わせていたい。

>>> MM6 Maison Margiela フランスを拠点とするファッションブランド<メゾンマルジェラ>のセカンドライン。創業者のマルタン・マルジェラは、1959年、ベルギー出身。ジャンポール・ゴルチエで経験を積み、1988年自身のレーベル「メゾン マルタン マルジェラ」を設立。

 

 No,1  JAZZY SPORT“9周年”と、SUB POP“LOSER”のコーチジャケット <<<


奥村展子・NOBUKO OKUMURA