MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

 

・ギジ 

天神からほどよく近く、人気の飲食店穴場スポットも多い地域の平尾のGIJIは高宮通りから少し入った通りにある。机や棚などが木製であたたかみを感じる店内。オーナーやスタッフの人柄も同じように優しい。「ただいま」という感覚でお客様が入ってくる。ここのメニューというと、ビールやワインに合いそうな酒のアテが並んでいるが、実のところ、本当のメニューはお客様の心にあった。こんなもの食べたいけどできるかな?と今あるある材料で創り出すメニュー。それは店名の「GIJI」のように疑似まかない感覚で食べることが出来る。この店名の由来はオーナーの東京サラリーマン時代にある。自宅で「疑似飲食店感覚」で友人らと楽しく家飲みを始めたストーリーから付けられた名前とのこと。入り口近くには音楽絡みのフライヤーなども発見。音楽好きのお客様も多いとか。また歌い手として活動しながらバイトで働くスタッフもいる。隣のページのイルコルティーレでCD発売記念パーティを実施するというから、また世間は狭い。疑似には・・・疑似恋愛も入るかも?と語るスタッフ。お客様同士が仲良くなりカップルになったり結婚まで到ったそう。「疑似」は時折「本物」に変わるということも目の当たりにする。

 

 

ボロネーゼうどん 〜13種の気まぐれスパイス〜

ある日のまかないは、ボロネーゼパスタから応用して作られたボロネーゼうどん。ボロネーゼとはいえどもカレーのようなスパイシーな香りが食欲をそそる。麺は平麺。焦がしたチーズでスパイスの効いたスープと、とろりと絡み合う麺。箸が止まらない。いただいている間にいらっしゃったお客様に、一つ一つカウンターに並ぶ手作り菓子や自家製の果実酒など熱く語るスタッフ。「気まぐれ」と表現しつつも、発見や研究の連続で、変化や進化を追求していくスタッフの想いはまかないにもしっかり込められていた。

 

 

PICK UP 灯り 

昼間、店の外を通ると一見カフェのような雰囲気だが、夜になるとゆっくり表情を変えていく。お月さまのような光であたたかく包み込む照明は、このお店がオープンした際に友人や知人がお金を出し合ってプレゼントしてくれた。照明のデザインはイギリスのデザイナー「ジャスパー・モリソン」によるもの。カウンター席とテーブル席、立ち飲み用のテーブルに、ソファ席のある店内。どんな場所にいても、優しい灯りに誘われたお客様の笑顔とココロを、今日もそっと包み込む。

 

 

information 

GIJI ギジ

福岡市中央区大宮2-1-31

☎︎092-753-9170   open-close/12:00〜14:00  18:00〜2:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

 

・イル コルティーレ

国体道路沿いのビル最上階のレストラン。店名の“イルコルティーレ”はイタリア語で「中庭」を意味する。せわしくヒトや車が行き交う福岡の街中で、中庭のあるレストランは時間を忘れさせてくれそうだ。吹き抜けから風が中庭に入り込み、草花が揺れる。四季に合わせて植えられた植物も食事をする上での楽しみ。そんな中庭を囲むように食事スペースがある。ワインセラーを横目に見上げながらのカウンタ−席、プライベート割烹風カウンタースペース、結婚式の二次会などパーティ向けバンケット、ロマンティックな話が出来そうなレストランスペースなどあり用途は様々。食べ歩きの大好きなオーナーは20年間イタリアのミラノに住んでいた。滞在中、北や南に渡り、地域のヒト・自然・郷土料理と出逢いその世界に感銘を受け、この福岡店をオープンさせる。イタリアが息づくちょっぴり非日常な空間。店内には電子ピアノがある。お店では音楽イベントも盛んとのこと。ジャズ、クラシック、オペラに加え、DJやバンド。若者から素敵に歳を重ねたご年配も「音楽」という目的でこのお店に足を運ぶこともあるそう。夕方から夜にかけてゆっくり変わっていく空の表情を伺いながら、心と耳でも美味しいひとときを過ごせる予感。

 

 

ナス皮のパスタ

この日は、なす皮ペーストをソースにしたパスタ。食欲を香りが誘う。味付けにしたアンチョビのせいに違いない。具材は魚のアラやイカのげそなど。旨みに関わるいい仕事をしている海鮮食材たち。お店で出すメニューは冷凍モノを使わず、全て手作り。麺もパスタマシーンで一つ一つ作っている。そんな本格パスタのまかない。丁度、まかないを食べるスタッフの皆様に混ぜていただいた。パティシエやホールスタッフ・店長など笑顔が尽きない。イタリアワインらしい明るく健康という言葉がぴったりだ。

 

 

PICK UP ワインセラー

カーテンをそっと広げると、600本から700本のワインが並ぶワインセラーは圧巻。全てイタリアから直輸入したワインというから、さらに驚き。とくにオーナーお気に入りの「ティニャネロ」が多く顔を並べる。スタッフも一つ一つワインを学び、オーナーの人柄を表すようにワインの話を楽しくしていた。「これは私のお気に入りです。」と見せてくれたワインのラベルは、透明感のある女性がモチーフのラベルだった。ラベルをみる楽しさも趣味として加わりそう。

 

 

information 

il Cortile(イルコルティーレ)

福岡市中央区大名1-2-5イルカセットビル8F

☎︎092-711-5903  open-close/18:00〜24:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

 

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九州プリズム!

enjoy the food story

食 ×ファッション!地域のヒト、コト、モノにワンモアラブ。ファッションと食が融合する希望の光。
確かめていたいこれまでの九州。感じていたい新しい九州。フードアナリスト田部ひとみが、“食”とファッションを繋ぐ。

 

 

 

第四回「クラシックコックソース」

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ハット ¥3000 (荒木帽子店) 他スタイリスト私物 荒木帽子店 ☎092-281-2120

 

第四回「クラシックコックソース」

 

 昭和2年。福岡市清川でソース専門メーカー「コックソース」が生まれた。昭和がスタートしてすぐだった。コックソースが生まれて今年で90年。創業当時の景色を切り取った写真の一枚は、まだモノクロ。当時、工場では、様々な試行錯誤を経て生まれたソースの美味しさ、色鮮やかな未来に胸を膨らませ、皆がキラキラと瞳を輝かせていただろう。昭和懐かしの味の「クラシックコックソース」は化学調味料・保存料などは使用していない。万能ウスターソースというような存在だ。そもそもイギリスで生まれたウスターソースは明治に日本へ、そして大正・昭和に伝わっていく。まだ文字が右から書かれている時代だ。クラシックコックソースも、生まれた当時の昭和らしいレトロなラベル。右書きの文字であたたかみのある彩りのラベル。コロッケやとんかつ、やきそば、キャベツの千切り、カレー、そのほか様々な料理にかけて食べるとオススメとのこと。「焼きそば・・・か。」料理好きの母のおかげで、私は嫌いなものが一つもない。ただ、ウスターソースが、ガッツリかかった料理や、ソースのような味が全面に出る料理が食卓に出る機会が少なかった。そのせいなのか、これまで家庭で「焼きそば」を作ろうという発想になることがほとんど無い。何度か、焼きそば専用の液体ソースや、焼きそば麺に付属している粉ソースで作ろうと試みたが、お気に入りの味が見つからない。お祭りの露店や飲食店で「焼きそば」の文字が見えても関心はなく、焼きそばを食べよう。作ろう。という気持ちが込み上げてくることが無かった。クラシックコックソースに出逢うまでは。  

 ソースのラベルに書かれていた料理例をみて、久しぶりに焼きそばを作ってみたくなった。フライパンに炒めた野菜や肉、麺、そしてクラシックコックソース。市販のウスターソースは「どろっ」と出てくる。そのイメージでこのソースをかけようとすると、醤油のように「さらっ」と勢いよく出てくるからびっくりする。熱したフライパンから高く立ち上るソースの香り。わくわくした。早く食べたい。食欲をそそるソースの香りが空腹を刺激する。なんとなく作って、できあがった焼きそば。夢中で食べた。3日間連続で作って食べた。 優しい味のソースは、素材をソースの味で完全に覆い包まず、素材の味を邪魔しない。さりげなくも芯のある味。そしてなんだか懐かしい。幼い頃食べた食卓の懐かしのやきそばの味は、記憶をたどっても鮮明に思い出せない。しかし、クラシックコックソースで作った焼きそばは、一生のうちに摂る限られた回数の食事の中に、これから組み込まれていくことになった。何気なく作った焼きそばはそのくらい感動した。

 音楽で言うと、クラシックコックソースは、いつもより半音高いという意味の「♯(シャープ)」がついた「おいしい」を教えてくれた。老舗の・・・、懐かしの・・・、クラシックコックソースは、これからの「攻める伝統」と「守っていく伝統」のバランスをとりながら人々の「美味しい」の声を奏でていかなければならない。新しいベーシックを生み出す力は、指揮者であるコックソース代表の内なるクレッシェンドな情熱が原動力。そんな想いを多くは語らない代表だが、クラシックコックソースにはしっかり味わいとして宿っている。

 

 

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 クラシックコックソース・1本  ¥380(税別)

information 

コックソース株式会社

福岡市中央区清川2丁目16-7
☎092-531-5561

 


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Tabennet 
“九州”のおもしろさは地域のヒト・コト・モノである。まだ見ぬ、まだ知らずの地域の魅力を食のフィルターを通して発信するTabennet(たべんねっと)がLIRY読者にお届けする独自の世界感。食の情報発信の専門家「フードアナリスト」田部ひとみが伝えたい九州の食。

PHOTO / AIRI MATSUO (ar photo)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / TOMOKO KIDO (CO 5)
MODEL / YUMI NAKATA (elegant promotion)
EDIT / HITOMI TABE (TABENNET)

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MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

・焼鳥 焼牛 健 KEN

多くの車が忙しく行き交う日赤通り。賑わう天神から南へ一直線に続く道。車だとあっという間に通り過ぎそうになる。たまにはゆっくり歩いてみると、美味しい一口と出逢いそびれていたことに気付く。2016年8月にオープンした牧草牛・焼き鳥をメインとした「健」。縦に奥行きのある店内は、木のぬくもりであたたかみのある空間。男気のあるスタッフ達がジュウジュウと言わせる肉と向き合っていた。ダイエットと聞くと少々億劫になってしまうが、ここは全メニュー糖質表示。なるべく化学調味料を使用せず調理。美味しくお肉を食べることでダイエットをサポートするとのこと。お店で働くスタッフの一人はアツく語る。お店をオープンする前に体調を崩したことをきっかけに、食べて健康になる食事・運動に目覚めた。楽しく食べ飲みし、健康で綺麗になっていく。そして生き方を楽しむ「心」に身を委ねていくことが「健」に来る「美」に高感度なお客様を笑顔にしているポイントでもある。

 

 

 

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牧草牛のステーキ丼

筋肉質な牧草牛は淡白かと思いきや、思わずご飯を掻きこみたくなるほどの旨みとしっかりとした味付け。とろみのある生卵が牧草牛に絡み合うその一口にすっかり虜。若々しい髪や爪になるタンパク質に加え、ビタミン、亜鉛、鉄などそのほかの栄養もたっぷり。アンチエイジングなど「美」を意識している方にもおすすめ。体調によっては米を摂らずに牧草牛のステーキ単品として食べることも多いとか。

 

 

 

PICK UP ジム

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カラダは台所で創られることはもちろんのこと、動いて汗を流して効果的にカラダにアプローチ。「健」の2階はマンツーマンのトレーニングジム。痩せることが目的ではない。健康のために太らないといけないこともある。自分の好きなカラダのパーツが増えていくともっと自分が好きになるかも?「カラダ」を動かすだけではなく「心」の向きを変えて鍛えることで、その人そのものの魅力を引き出すことができるトレーニングジム。

 

 

 

 

information 

健 -ケン-

福岡市南区大楠1-35-18

☎︎ 092-532-0777 open-close/1:30~14:00  18:00~23:30

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

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ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

 

・炉端割烹 主海 sky

炉を囲み、目の前で野菜や魚介類など焼いて出す「炉端焼き」。福岡でも数年前に炉端焼きの店が次々登場するブームみたいなものがあった。ということは、ある意味“炉端焼き慣れ”みたいなものを体感しているヒトもいる。そんな炉端焼き慣れした方にもオススメしたい期待のお店が2016年7月オープン。炉端割烹 主海(スカイ)。九州の食材や酒、器にこだわり、ありそうでなかった食材のペアリングに舌鼓を打つ。胃袋の許容範囲を考えずに注文してしまうことも。“山芋炭焼きうに醤油”“じゃんぼ椎茸〜いくらのしいたけ舟〜”。居酒屋定番メニューのポテトサラダも“焼きチーズポテトサラダ”、焼きおにぎりも“雲丹飯焼きおにぎり”等と、ちらりと見えたメニューだけでもひねりが効いたものが多く並び、思わず目移り。心地よい「攻め」が胃のツボをついてくる。添加物を使用しない、ドレッシングは自家製などこだわりを語り続けるスタッフの眼は真剣そのもの。和食の技術を活かした創作炉端「主海(スカイ)」は空、そして海に生きる食材、美味しい九州との出逢いを今宵も愉しませてくれる。

 

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明太とろろ丼

福岡の名物のひとつ“明太子”。「パスタ」「パン」「ポテト」・・・洋風な組み合わせが多いと考えた主海のスタッフは、明太子にありそうでなかった“和”の組み合わせを考えた。自家製明太子をほぐした状態でとろろを合わせ入れた『めんたいとろろ鍋』。出汁に明太とろろ、レタス、福岡の糸島豚などを入れこむ。主海でも外せない人気の逸品。まかないでは、その明太とろろをごはんにざっとかける。ご飯に絡み合うピリっとマイルドな明太とろろで、次の一口へのスピード違反を起こしそうだ。

 

 

PICK UP 九州の窯元の器

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主海のこだわりは、器の上の世界だけではない。九州の食材を盛る最高のステージは、九州の窯元の器。九州フェチだ。器は、食器棚に収納してあり、必要な時に出すお店がほとんどだと思う。しかし、主海はカウンターの上にずらりと隙間無く並べている。小石原焼、波佐見焼、有田焼・・・etc。九州を中心とした窯元の器に、特に女性のお客様の反応が良いとか。さまざまな表情の器に、こちらの表情も豊かになりそう。

 

 

information 

炉端割烹 主海 -スカイ-

福岡市中央区春吉3-12-23春吉ビル1F

☎︎092-725-1775 open-close/17:30〜2:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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田部ひとみ・フードアナリスト
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九州プリズム!

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第一回「まるなか本舗かまぼこ」

 

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ピアス ¥7900 (トイロ|ワナ) ネックレス ¥5200 (シャネナ|ワナ) 

 

 

第一回「まるなか本舗かまぼこ」

 

サブキャラがメインキャラになってもいいじゃない。正月や大晦日に一番売れる“かまぼこ”が今回のテーマである。かまぼこが世にうまれて昨年で900年。あったら嬉しい、無いと寂しいそんな存在のかまぼこは、実は900年もの歴史を見てきた。 

そんなかまぼこと向き合ってみる。いつでも手に入れることができるという身近な食べ物。想像をかき立てるのはご自分でどうぞと言わんばかりにシンプルなビジュアル。そもそもこのビジュアルに“かまぼこ”という名前をつけた瞬間に立ち会ってみたいと思った。900年前にタイムスリップしてみよう。、かまぼこのビジュアルはきりたんぽのような形をしていた。その形が“がまの穂”という植物に似ていたことが由来。最初に食べ物に名前を付けるヒトに自分もなってみたいものだ。もし、自分だったら、最近よく見かける横文字のおしゃれな食べ物のように名前を付けていたりして?この4つの音で付けられた“かまぼこ”の響きは、私の想像をどんどんかき立てていく音になっていく。スーパーに行ってもかまぼこを手にとらなくなった。かまぼこが何からできているか知らない。そんなワカモノが増えてきているのが悲しき現状だ。これからの夏、カラダを引き締めたいと考えている読者がいるならば、かまぼこの魅力は知っておいた方が良い。かまぼこは主に白身魚のすり身で出来ている。あの板についた食べ応え満点の板かまぼこ一本で100カロリー前後くらい。こんにゃく、豆腐、ヨーグルトいろいろなヘルシー食材がダイエット食品として取り上げられているが、ダイエット時に不足しがちなカルシウムが入っているかまぼこはこれからも美容の面でも押さえておきたい最高の食材である。  

もちろんダイエット中もバランスよく栄養を取るべきだが、ちょっと小腹がすいた時にはおすすめしたい。洋服の素材にも特徴があるように、かまぼこもメーカーによる特徴を見つけ始めると面白い。日本一のかまぼこ消費量の長崎県。長崎県を本拠地として全国で人気のまるなか本舗のかまぼこはずしっと重く、モチモチッとやわらかく気品がある。淡泊で素朴で優しい味。まるなか本舗のかまぼこを入り口に、気付けば“かまぼこ”が私の中ではサブキャラではなくメインキャラになっていた。  

もし、これが洋服だったら。そんなイメージまで浮かび、かまぼこをドレスにしてみる。900年も“かまぼこ”に歴史があるのは、シンプルな美しさに加え、まだまだ多くの可能性があるから。かまぼこの計り知れない魅力を知ってしまったからには自分なりのかまぼこに対する特別感を当たり前のように楽しみたいものである。

 

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information 

まるなか本舗博多店

福岡市博多区博多駅 中央街マイング1F

☎092-441-6566

ワナ ☎080-3374-6754

next >>> 第二回「しばたけ<焼き魚>」


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PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / SARAH TSUTSUKI (A-LIGHTS)
EDIT / HITOMI TABE (TABENNET)

 

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第二回「しばたけ<焼き魚>」

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ワンピース ¥4999 (ユーズド|スピンズ)  

第二回「しばたけ<焼き魚>」

幼い頃。焼き魚が苦手だった。それは「骨」があったから。うまく骨がとれない。骨なんてなければいいのに。幼かった私は、我慢をするように焼き魚を食べていた。

時は過ぎ、オトナになった現在。スーパーの惣菜コーナーで偶然に、そして必然的に出会うことになる。堂々と「骨なし」のシールを身につけた焼き魚に。一種の作品ではなく、骨アリの魚を横目に、登場したばかりの最新機器のように堂々とした様子で並んでいた。不思議。感動とともに、少しばかり寂しさが芽生えてしまった。骨アリの魚を食べる時間は、私たちに何を教えてくれた?細かく箸を動かし魚の身をほぐす。家族が食べる食べ方を見よう見真似で、一生懸命に箸を動かす。骨は、私に箸を細かく使う動きを美味しさとともに教えてくれた。四苦八苦しながらも、魚の身を上手くほぐした自分への御褒美のように。そうそう、骨の周りの身は柔らかく美味しい。オトナになって脂身のある魚とともに、美味しいお酒を堪能するひととき。子供の時に苦手だった焼き魚が好きになったきっかけでもある。

骨のある魚を接待や好きな人の前で食べるとき、緊張する人もいるであろう。もっと魚を綺麗に食べれたら、どれだけかっこいいだろう。今日こそは上手く食べようと魚に箸を入れる。骨ある命は、教科書に載っていない楽しさや、時に緊張も教えてくれた。フィッシュボーン(魚の骨)という意味のヘアアレンジ、ヘリンボーン(ニシンの背骨の形)という模様のスーツなど、ファッションの中にも存在する魚の骨は、着飾る楽しさも教えてくれた。

私たちのカラダは骨あるおかげで、立って、座って、歩いて、走る。大げさにいえば、出会ったり、感動したり、悲しんだり、悔しがったり、感謝したり、すべての人生は骨が無いとその人生に色は、彩れない。魚の美味しさを知るきっかけは骨なしの魚でいいかもしれない。「骨のある人」。そんな言葉は着飾れるものではない。力強くしっかりとした様子は、中からにじみ出るもの。広い海や流れの早い川、様々な環境で、それぞれの困難を乗り越えて、生き延びた魚たち。その魚たちは私たちに命をかけて食卓で教えてくれることがある。

難が無い人生は無難、難の有る人生は有難う、と。骨ある魚をほぐす作業は困難かもしれないが、骨の魅力に気づくときには一歩だけ骨ある私に近づいていたい。

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information 

しばたけ営業店舗(九州)

イオン九州 福岡店・イオン九州 筑紫野店 イオン九州 伊都店・イオン九州 香椎浜店
www.shibatake.co.jp

スピンズ ☎092-721-1311

 

next >>> 第三回「二鶴堂」


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PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / CHINATSU SUNAKAWA (hairmake FULL)
MODEL / KASUMI OONO (4shokuteiri)
EDIT / HITOMI TABE (TABENNET)

 

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第三回「二鶴堂」

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帯 ・ (博多織|大倉織物) 帯に巻いたベルト 参考商品 (サラナン|サラナン)  カシュクールコート ¥21000 (ヒッピネス|ローラーズハイ)

 

第三回「二鶴堂」

 

美人が多く住む街、生まれる街、福岡。歩くと思わず「おっ」と振り返ることもあれば、「んっ」と二度見してしまうことが多い街でもある。福岡は嬉しいことに、『博多美人』という素敵な四文字熟語の襷をかけている。博多に美人がいるという噂は全国各地にじわじわと広がり、ブランドとして確立していった。九州一の繁華街。観光やビジネスなどで多くの方が年間通して訪れる。それぞれのストーリーを彩る街、ヒト、食、自然。なんだか福岡よかったな。楽しかったな。帰り際、福岡での滞在を思い返した時、記憶の中でさりげなくも、きらり存在感を放つ博多美人がいる。美意識をインスパイアされることもあれば、もっと一緒に過ごしたかったな、と名残惜しさも気付けば生まれていたり。そんな思いをそっと手に届くカタチにしたのが、福岡老舗菓子店「二鶴堂」。一口サイズのバウムクーヘンにしっとりとした小豆羊羹が中心にぎゅっとつまった和洋折衷の「博多の女(ひと)」が看板菓子。今から40数年前に販売が始まった。後に博多駅に山陽新幹線が延伸開業したこともきっかけで、街のあらゆる場所で福岡土産のロングセラー常連組として顔を並べている。長い年月、老若男女問わず、日々多くの口福をもたらしてきた。肩より長いブロンドヘアー。現在ではなかなかお見かけする機会が少なくなった筑前しぼりの博多織を身にまとう女性が「博多の女」のパッケージ。菓子と同じくこちらも和洋折衷な風姿。ただ、昔から見かける和服のスタンダードなスタイルかというと少し違う。販売された当時を考えると少々斬新な女性の姿だったのではと感じる。もっと、自由に。もっと私らしく。洗練されたファッションで自分を表現するイマドキスタイル。

「博多の女」が生まれた40数年前も、福岡・博多の女性はスタンダードという定番路線ではなく、少々ひねりを効かせた自分の世界観を創りだしていたのだろうか?バウムクーヘンのコロンとした丸み、小豆羊羹が芯につまった「博多の女」。女性らしいまるみ、そして芯の強さを現しているかのよう。スタンダードをほどよく進化させた「NEW」を身にまとう博多の女性。着飾って個性は表現できる。しかし、魅力は着飾ってでるものではない。日々出逢うヒト、触れるモノ、感じるコトのストックがその人の魅力として現れる。福岡・博多という街が誇る博多の女(博多美人)は、街のヒト・コト・モノの出逢いが育てているのだ。海外の文化や人気の店舗が次々と進出してきている中、街の文化や歴史、景色、その地域らしさは、私たちがお気に入りのワンピースやスカートに出逢うように大切にしてほしい。今立っている街の景色(文化)は、誰かにとって特別に映る非日常であり、あなたをきらりと魅力的に魅せているランウェイかもしれない。菓子「博多の女」が生まれた当時もあなたと同じ歳のあの子、あのヒトが同じ道を歩いていた花道だったとしたらどうだろう。 「博多の女」として誰かの記憶に存在するのが「あなた」だったら? 菓子「博多の女」は今日も素敵な街と出逢えた記念に。魅力的な博多の女性と出逢えた思い出に。新しさを更新する時代をあなたとともに凛と生きている。

 

 

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博多の女 ・ 20個入り ¥1080

information 

有限会社 二鶴堂本社

福岡市東区馬出6丁目15番21号
☎092-621-8881

大倉織物 ☎092-926-5716
ローラーズハイ ☎092-721-1311
サラナン ☎092-292-3922

 

 第四回 >>> クラシックコックソース


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PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / TOMOKO KIDO & YUKA HIRATA (paracrie)
MODEL / AOGI ADACHI (LAUGHFACE INC.)
EDIT / HITOMI TABE (TABENNET)

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MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。
 

・ブルールーフ

青い空のした、青い海、緑豊かな大地が僕たちのフィールドだ。地元糸島の20代のワカモノが立ち上がった。糸島市志摩。照りつける太陽の下、海の波を彷彿とさせる青い瓦屋根。ここはジュースハウス「BlueRoof」。中学時代の職場体験で出会った飲食店恩師に憧れ、飲食店オープンを夢見て、実現。もともと納屋だった建物を自分たちでリノベーション。ゆったりとした空間の中にも、少し荒々しく塗られた箇所もある屋内の壁。このお店を創ろうと決意した力強い想いをときに感じとることができる。地元の新鮮な朝採れ野菜を使ったグリーンスムージーなどが人気。撮影時も朝から凛とした若い女性、そして穏やかに年を重ねてきたであろう白髪の年配の女性がテイクアウトでお店に訪れる。お店の前を通りすがる地元の子供たちに、いつものように「おはようございます。」と言葉をかけるBlueRoofの若者たち。ジュースを売ることが仕事ではない。糸島の海や山で遊ぶ楽しさ、自然の魅力、糸島のライフスタイルを提案していく。その熱い想いを1つ1つのジュースに濃縮させ、糸島のゆるりとした時間の中、穏やかな波に身を委ね、青い屋根で島を彩る。

 
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糸島野菜のキーマカレー

 
スムージーなどに使用する野菜は、地元の農園に自ら入り、フレッシュな旬の野菜を選別。自然の恵みをたっぷり受けた地元の野菜は、まかない飯としてお店スタッフの心とカラダを満たす大切な食糧。まだまだ食べ盛りな平成生まれの若者たちのこの日のまかないはキーマカレー。おいしい地元をいただく若者たちのハートは、街への感謝と様々な出会いのある刺激的な毎日がスパイスとなっている。店内には食事メニューもアリ。

 

information 

ブルールーフ

福岡県糸島市志摩桜井5457

☎︎ 092-332-7742 open-close/9:00-21:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

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MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

・クラウン コーヒー

コーヒー、アート、ときどき音楽。クリエイティブな糸島を創り出すコーヒー店。糸島市芥屋。日本三大玄武洞の1つに指定されている芥屋の大門。その芥屋で赤いガレージが海を眺める。地元で旅館も運営している貫禄あるファッションニスタが、知人の飲食店エリア内に出店したのはコーヒーショップ<クラウン コーヒー>。いくつかのガレージ店舗が集うこのエリアを彼らは「ITOSHIMAPICNIC VILLAGE」と呼ぶ。海が青い時間からオレンジ色に変わるまでの時間まで、海に訪れる観光客をコーヒーでもてなす。アートとコーヒーがテーマの店内はクリエイティブな空間。県外から出張で訪れるビジネスマンも、福岡市内での宿泊ではなく、糸島市内で宿泊し、この芥屋に訪れ癒しも求めにくるとか。地元密着型の<クラウン コーヒー>では地元糸島のゆるキャラの誕生パーティを開催。市長や地元の人など100人単位で訪れた。また、店舗向かいの土俵では台風の風止め・五穀豊穣を祈願した風止め相撲が開催されたり、地元の人が集い、笑顔をデザインするスポットになっている。また音楽イベントなども地元のワカモノと一緒に企画・開催。これからの糸島の未来の1ページを創り出す重要な存在になっている。観光客の足は海へ向かうが、このエリアの前にくると人々の歩くテンポはゆっくりに。音楽、アートそれに、厳選されたコーヒー豆とともに、糸島での正解のないライフスタイルを大きな海のように、大らかなココロで今日も行きかう人々の笑顔を見守る。

 

 

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鯛茶漬け御膳

 
クラウン コーヒーから歩いて20歩程度。ピクニックビレッジを管理している敷地内の「大門茶屋いろり」のまかないを一緒にいただく。海の見える街で、海風を感じながら食べるこの日のまかないは「鯛茶漬け御膳」。新鮮なその日の魚をよりおいしくいただく食事中BGMは波の音、風の音、鳥や虫の鳴き声。最幸のひととき。憧れの非日常でもあり、日常でもあるこの糸島ライフスタイル。地元のワカモノは恵まれた自然とおいしく生きている。

 

information 

クラウンコーヒー

糸島市志摩芥屋741-1

☎︎ 090-9567-2337 open-close/12:00-18:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

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MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

・酎厨や プーラビーダ

世界を旅した夫婦が営む創作料理居酒屋。まかないから生まれたメニューで新店舗も展開。ワカモノが集う福岡市中央区大名。おしゃれなアパレルショップやカフェが建ち並ぶこの街で一際元気のいい声が飛び交っているお店がある。酎厨や<プーラビーダ>だ。お店を切り盛りしている益留夫婦が開店前に中南米をバックパックで旅行。コスタリカという国に入った時、現地の方が口々に「プーラビーダ!」と笑顔で言い合い幸せそうだったとか。その意味は、「ごめんね、ありがとう、元気」など。もともとは明るく前向きに生きる事という意味も、お店の名前となった。世界を旅したいワカモノが働きながら旅の話も聞けるなんて素敵な特典もありそうだ。深夜帯の居酒屋バイトはご夫婦で切り盛りしているということで、働いている学生さんの親御さんも安心。人生楽しく前向きに。思わず笑顔になれるお店である。

 

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地鶏親子飯丼

 

筆者は親子丼が得意という訳ではなかった。カメラマンもそうだった。でもここの親子丼は違う。地鶏の炭焼きに卵が絡めてある。撮影後箸が止まらない今回の撮影班。こんなに箸がとまらなくなる親子丼はあるだろうか。感動だった。このメニューが、福岡パルコ内の新店舗に鉄なべ親子めしとしてメニューに登場しているのも納得。まかないから生まれたメニューだったのだ。地鶏親子丼の甘めのたれ、ふわふわの卵が絡むご飯粒が一粒たりとも残せない。

information 

プーラビーダ

福岡市中央区大1-3-23

☎︎092-72-4117 open-close/18:00-0:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。

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MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

・チキンナンバン タカチホキッチン

 

ここで食べる意味がある。パワフルな人が通いつめるチキン南蛮専門店。青々とした緑、澄み渡る空が優しく心を包んでくれる宮崎県高千穂町。パワースポットでもお馴染みのこの地から生まれたチキン南蛮専門店「チキンナンバンタカチホキッチン」。コンクリート打ちっ放しで無機質でありながらも、電球と店主の人柄にあたたかみを感じるお店。ヨガインストラクターの資格を持ち健康・美容にアンテナがいつも以上に張る店主の周りにはパワフルな方が集まる。話せば話すほど惹きつけられてしまうのは聞き上手な方だからかもしれない。チキン南蛮50選に選ばれた「チキンナンバン タカチホキッチン」で食べる意味が分かるのは何度か通ってからだった。お一人様でちょっとゆっくりご飯が食べたい、そんな気分のときにふらっと立ち寄れる。店主との話も心地がよく長居してしまうことも度々。

 

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レッドチリチキン飯

 

パワフルな人が通い詰めるチキンナンバン<タカチホキッチン>はまかないももちろんチキン!この日のまかないはレッドチリチキン飯。スパイス的な辛さがそんなに得意ではない筆者も箸が進むおいしさ。素朴な味のお味噌汁と浅漬けと一緒に。実はこの手作り浅漬けがたまらなく好きなリピーターも多い。チキン南蛮に柚子胡椒をつけていただけるタカチホキッチン。チキンにピリッとスパイスを組み合わせるセンス。そして、温かみある空間に時折ロックな音楽がかかるセンスとリンクする。

 

information 

タカチホキッチン

福岡市中央区薬院1-14-27 1F

☎︎092-725-6495 open-close/11:30-21:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

 

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ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。