LIRY VOL.21  “NOW”

「ナウい」

 

COVER STORY

 「激動の時代を生きる」 それは、ファッション業界だけの話ではない。00年以降の世界は、めまぐるしく変化していった。僕達が何かを望めば世界的に豊かと言える我が国では、大抵のモノを多くの人々が手にする事ができる新時代になっていった。それは、ある意味差別がなくなった社会に変わっていったのだ。先日、日本は新元号へ変わり、時代の節目を迎えたばかり。2019年5月を生きた僕達は、この「令和」で何を創り、何を提示していくのか?雑誌が売れないと言われて、もうかなりの時間が経過している。確かに雑誌メディアは衰退した。しかし、完全に衰退した面もあれば、全く新しい方法論で形成した面も現れた。時代を読み、時代と共に生きる道を選べば、どんな形だろうと情熱は生きれると、ここ数年で僕個人は感じた。激動の時代などと言われれば、確かに様々なコトが蠢いてるが、個人の価値観で生きられる時代でもあるからこそ、余計なモノは見なければいい。あまりにも多くのモノゴトに鬱陶しさを感じるだろうし、どこか気持ちが疲弊する気にもなる。なので、僕達が今の時代に合ったパフォーマンスを、今一度再確認してみたのが、「テーマ NOW 」なのである。雑誌を必要としない人に、必要とされようとする様な表現ではなく、もっと奥深く、根深い所に立ち返ってみた時に答えは出た。「雑誌やメディアは、ワタシ達に必要なアートフォーム」なのである。それは、僕達の様なファッションも、写真も、音楽やアート、その他諸々も含めて、カルチャーというものに対して憧れや興味を持つ人間ならば、自分の好きなことを通じて、人々とコミュニケーションをとりたいはず。 SNS・WEB でも充分に出来るのかもしれないと言われればそれまでの話であるが、ミュージシャンなら音楽が必要で、スケーターにとってはボードを含めてパークも必要で、絵描きのアーティストなら絵画で、シンプルに僕達クリエイターには必要なアートフォームが雑誌なんだと答えが出たのである。今の時代を生きる僕達が雑誌というフィールドで今回はクリエイターとして最大限に心置きなくパフォーマンスをしてみた「テーマ NOW 」をどうかご覧頂きたい。 (文|スタイリスト ・クリエティブディレクター上野圭助)

 

LIRY vol,21 SPECIAL ISSUE CONTENTS

 

#1 NOW〈カギリナクカジョウ〉 -Stylist Keisuke Ueno-

#2 The Chebs -Photographer Bun Yokoyama-

#3  平面表現の境界線 -Photographer Airi Matsuo-

#4  大名行列 -Photographer Shota Minagi-

#5  Selfie  -Photographer Daisuke Shoda-

#6 そんな毎日 -Photographer Taishi Fujimori-

#7 New Eyebrow -Hair&Make Tomoko Kido-

#8 Editing App -Hair&Make Ayano Ura-

#9 The School Uniform -Hair&Make Yuka Hirata-

 

 

and more …

 

 


cover

Direction & Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Hai & Maker /Tomoko Kido & Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Waka Kurumiya (elegant promotion

 


LIRY BY LIRY column from BUN YOKOYAMA

映画 と hiphop

第三話「映画 DOPE」

やーばいやばいやばいやばいばばいばいばいばいばい。
SHINGO★西成の「左」っていう曲でもあるように、やばいはスラングでDOPEって意味があってまさにやばい?映画「DOPE」を今回は紹介したいなと思います。
なんかストーリーとか調べれば一発で出てくるからここでは端折りますね。
まず、タイトルとは反して全然ヤバくない3人の物語なのですが3人は高校生でオタク。虐められるしスニーカーは取られるし、散々だけど80’sのHIPHOPオタクな主人公マルコム。
レズビアンのディギーにこれまたパッとしないジブの3人。みんなウブだし可愛いし、その設定がまたDOPE!笑
この映画の面白いところはその設定かなと。
3人共80’sのHIPHOPのスタイリングが効いてて、センスが良い!でもオタクっぽさもあるし…なんか懐かしいし…絶妙なバランスなんですよ。
しかも住んでる設定のところもLAではかなり危ない土地で、ドラッグやギャングの密集地。
まさにストリートのラッパーを多く輩出したスラムだし。
でもそれをそんなに悪く見せてないのがまたいい。
あとはやっぱり映像の加工や編集方法の見せ方が凄く今っぽいやり方を取り入れてて見やすいし、テンポも良く感じれるしで良かったですね。
MusicVideoノリの編集方法や色味もinstagramっぽいトーンなので若者向けなんでしょうね。
今では世界のファッションアイコンとなったラッパーのASAP ROCKYTYGAなども映画のキーになるところで出演しててHIPHOP好きには見応えありかなと。
まーでも僕は映画本来の良さをここでは語りたいんですよね。
今回はね、そんな事よりサウンドトラックの話をしたいんですが
なんとこの映画の制作総指揮はあのPharell Williams!
僕は昔から大好きだからテンション上がって観たっていうのもあるんですが、彼は今でも数々の名作をプロデューサーとして世に送り出しています。
そんな彼の感性が音楽に凄く出てて、音のハマり方が本当最高なんですよねー。
そこを意識して観てくれるとまた面白みが一層増すかもしれないですね。
ストリートからHIPHOPで活躍してきた人たちがこうやってオーバーグランドの映画の世界に携わってるのが凄く嬉しい!し、若い子たちに夢を与えてくれてますね!
あとはやっぱりオタクという設定の主人公。オタク=頭が良いっていうのが後々ボディブローのように効いてくる。少し前に流行ったストレイト・アウト・コンプトンみたいにTHE・HIPHOP映画ではないけど、ブラックジョークを上手く利用したアメリカ版ズッコケ3人組?的な、そんな3人のドタバタコメディは観る価値ありです。
Hey Nigga!で笑いながらビンタするディギーがとてもキュートです。笑

映画『DOPE/ドープ!!』予告編

PHOTO & TEXT / BUN YOKOYAMA

_PR_BUN-01 横山ブン / BUN YOKOYAMA

神奈川県横浜市出身、福岡県福岡市在住。九州ビジュアルアーツ映画学科卒業後、上京。福岡でのドラマの助監督経験を活かし上京後もドラマの現場に。その後、京都の東映撮影所にてテレビ朝日の2時間ドラマの助監督を経験後、帰福し Photographerに。福岡発のファッション誌LIRY等の雑誌の写真を撮る。ファッションフォトをメインに幅広い分野の写真を撮影。 アーティストのMVなど企業の映像も手掛ける。撮影クルーP&M.lifeを立ち上げ、福岡を拠点に活動中。 Girl’s Photoをメインに毎月モデル撮影を行う。

 


 

LIRY Vintage Fashion Mens ver

 Used illusion

とりとめのない妄想と古着

古着を着る、それは個性を着る。自由に着て、その先に古着のイロハを知ればいい。幻想的な古着の世界へようこそ。 

 

 

#3  Neon Color

インパクトのあるネオンカラープリントは古着の醍醐味と言えるアイテム。

〈ローリング・ストーンズ〉の89年北米ツアーのスウェット¥15,800 モーターサイクルジャケット ¥22,800 (共にヴィンテージ|スモールチェンジ)  コーデュロイパンツ ¥24,000 (マーカー|ロイター)ラビットファーハット ¥21,000 ) 他全てスタイリスト私物

スモールチェンジ ☎︎050-3822-6880   ロイター ☎︎092-715-0775 

 

 

 

 

#4  Fur

ギラギラなグラム感のあるファージャケットはブラックでまとめれば、どんなアイテムにも万能。

ファージャケット ¥19,800 (ヴィンテージ|エーカー)コンバットウールロングスリーブ ¥20,000  コンバットウールアンダーパンツ ¥19,000  タックブーツ ¥45,000  (全てマウトリーコンテーラー|ロイター)  他全てスタイリスト私物

エーカー ☎︎092-406-2824   ロイター ☎︎092-715-0775 


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model /Hiroaki Inamata (elegant promotion)

 


 
Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#6. tee by The Rolling Stones

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

 

お題 tee 

#6 The Rolling Stones 〈ザ・ローリング・ストーンズ〉  1978 [ Some Girls ]

 

 

WHAT’S THE ROLLING STONES 「Some Girls」!?
バンドが、パンクやディスコの隆盛されていた時代から生み出された名盤「Some Girls」。パンクもディスコも飲み込んだマスターピースは1978年リリース。76年のダムドのデビュー以降、ピストルズ、クラッシュとパンクの勢いが続く中、アイドル並みに増殖したパンクバンドがピストルズの終焉と共にニューウェィブへと変化し、ロックが古いモノとなりつつある時代に先行シングル「Miss You」は衝撃と貫禄を感じたに違いない。また、アートワークにパーマカタログを使用したアートディレクションが、なんとも秀逸なスリーブデザインになっている。〈ザ・ローリング・ストーンズ〉の長い歴史の中でも名盤と呼べる作品。

 

ー低迷から生まれた傑作『女たち』

リリー編集部 イギリスを代表するロック・バンド〈ザ・ローリング・ストーンズ〉が、78年に発表した傑作アルバム。大傑作アルバム『メインストリートのならず者』を発表してから少し低迷状態にあったロック・バンドが、パンク・ディスコミュージックブームに出した、言わばアンサーソングと言えるでしょう。

ーロックスター的なワイルドサイズのパーマ

ヘアー・いけのの照正 アルバムのアートワークが、昔のパーマヘアカタログを使ったカバーだったのもあって(色々あったらしい問題のw)、くせ毛風だとロック感は出ても、ロックスター感は弱いので大きな動きでボンっと。すると、ジ・アルフィーのタカミ-感も出てきたので良しとしました。 (春吉美容師)

 

ーTEEは、やっぱりミニマムなコーディネート

スタイリスト・上野圭助 〈ザ・ローリング・ストーンズ〉がテーマではあるが、アルバムのアートワークがパーマヘアカタログを使ったコラージュだったのが、本企画に持ってこいだったので、ヘアーをメインに大振りだけどさり気なくヘアーの中に隠し、ペールトーンのスカーフでタイドアップしただけ。

ー〈ミック・ジャガー〉の質感と女性的なバランス

メイク・島村香澄 打ち合わせをしていた時に〈ミック・ジャガー〉を打ち合わせ、いけののさんに見せてもらったりして全体的に質感を重視しました。ドライな質感のリップはマットに仕上げましたが、だからといって肌もくしゃっとした質感にはせず、ツルリとした質感でレディーにバランスを取ってみました。

 

『女たち』 (Some Girls) は、78年にリリースされた、ローリング・ストーンズのアルバム。アートワークは、パーマのカタログの顔部分が切り抜かれたカバーの中に、ストーンズのメンバーの写真が印刷されたスリーブが納められたモノ。ちなみに、初回プレスはメンバー以外の著名人の写真も使用しており訴えられたので、セカンドプレスがこちらのTシャツのデザインに変更されている。 イヤリング ゲイズアットイヤークリップ ¥25,000 (オミクレー“ビジューコレクション”|オミクレー)  他全てスタイリスト私物   オミクレー omikhlehome@gmail.com 

 

HAIR / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / SHOTA MINAGI (msp)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /  Emi Sakai (More Agency)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura
飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu
 

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

tsuru : 鶴

古くは「たず」と呼ばれ、平安時代以降に「つる」と呼ばれるようになりました。古来より「鶴は千年」といわれ「長寿を象徴する吉祥の鳥」として、また夫婦仲が大変良く一生を連れ添うことから「夫婦鶴=めおとづる」といわれて「仲良きことの象徴」の鳥として、鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く=天上界に通ずる鳥」といわれるなど、民衆の間に「めでたい鳥」として尊ばれてきました。

 

芸術的折り紙ー吉澤章ー

『折り紙』がORIGAMIとして、世界に広まった一人の立役者がいます。日本の創作折り紙の第一人者である吉澤章氏は、1950年代以降、紙を折ることによる表現を追求し、折り紙に芸術としての可能性を示しました。折り紙の表現力を飛躍的に高め、現在の芸術的折り紙に大きな影響を与えています、彼の作品は、力強く、感情的な表現で作品を創り上げています。まるで、生きているように見えます。1954年に国際折り紙研究会を発足させ、政府の後押しもあり、折り紙の普及のために世界各地を訪問しています。吉澤章氏の生誕101年目の2012年3月14日、この日の〈グーグル〉のロゴは、折り紙でつくられていたそうです。

 

*ドロウ ザ ライン :  折り鶴を作るときの展開図を意識し、ベースメイクを明るめに白く作り、ペイントカラーで赤いラインを直線的にひく。びっしりとした睫毛と眉毛には、鶴が羽ばたく躍動感を感じれるように立ちあげ動きをつけた。ヘアも同じく飛び立つ高揚感を感じるように空気感を含めた。

 

ウィングカラーブラウス ¥6,800 (ヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

< prev


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Yuri Murakami   (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

usagi : 兎 

うさぎは幅広い意味で福を運ぶと言われています。縁起物のひとつとしてあげられるうさぎですが、その理由には容姿や生態系が関係していると言われます。うさぎの可愛い姿は、人間を魅了し、人が寄って行きたくなることから、人間関係を穏やかにするということに繋がります。生態系については、繁殖能力の高さから子孫繁栄に繋がります。また、家族愛の象徴とも言われます。そして、歩く際には常に前へジャンプする姿から物事が躍進したり、前向きに物事が進むと考えられています。

 

折紙礼法

物に心を込めて包み渡すという日本の由緒正しい礼法の一つ、折紙礼法が本来『折り紙』だと呼ばれていた。やがて礼法や決まりから離れて、折り方そのものを楽しむように遊戯的に発展したものが『折り紙』と呼ばれるようになる。

 

*ペインティング :  折り紙を貼り付けたようなイメージで、ベタ塗りのスクエアデザインを目元に乗せる。コントラストがハッキリするように、スクエアの色味は、色の濃淡を付けることで顔が持つ曲線にしっくりと馴染んでいく。ベタ塗りな顔で片側に黄色を乗せて、クリッとした愛らしい目元の表情は消えないように。

 

ヘリンボーン柄ブラウス ¥7,800 スカート ¥7,800 イヤリング ¥4,800 (全てヴィンテージ|エースインザホール)他スタイリスト私物  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

亀 < prev


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Toori Sakimura   (elegant promotion)

 


メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?

 

*number.1~5

1. ウエスタンな気分

nahomi / slime staff

昔から馬を見て育ってきたので最近はウエスタンアイテム集めにハマっています。あとアメキャラアイテムも大好きなので、好きなキャラクターがプリントされてたりするのがあると集めちゃいます。古着は基本的に一期一会なので、可愛いと思ったらGETします! 

 

 

 

2. ブラックのパンツとブラックのレザーシューズ

柳屋 騰太 / Roadic Buyer

基本的にトップスをだらしなく着ることが多いので、パンツとシューズはブラックで全体を引き締めるイメージで着用することが多いです。素材とシルエット違いのブラックパンツを数本持っていて、その日に1番履きたいものを履いてます。レザーシューズはスタイリッシュなものとボリュームがあるものを履き分けてます。

 

 

 

3. 〈クレート〉のウェア全般

YOHEI / CRATE producer

自分自身もバスケットをやっていて、お洒落をする事もすきなので、スポーツブランドではありますが、ストリートのシーンでも着用して頂けるようなデザインを心がけています。

 

 

 

4. カテゴライズを重要視

しんのすけ / 会社員(仮)

マリン、ミリタリー、トラディショナル、洋服をカテゴライズして着こなそうと気をつけている。ただ、何も意識してないが周りからクセが強いとよく言われる。 ファッションは、天神の『庄助』が激アツ過ぎる。

 

 

 

5. 私らしさを伝えるアイテム

山藤 美樹 / ビジュアルクリエイター / スタイリスト

〈トーガ〉が昔から大好きで、シルバーやゴールドをさりげなくデザインに取り入れるずる賢さのようなものを感じる。綺麗なゴールドのコートワンピースを買って出かけた時に、色んな人にそのワンピース素敵だねと声をかけられた嬉しさを今でも覚えています。今思えば、そのコートワンピースをきっかけに、シルバーやゴールドをどこかに取り入れたい衝動が自分の中にあるような気がします。

 

 

COMING SOON … *number.6~10* 


iPhon Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


LIRY vol.20 Special Issue “ Motherland ” #4 Itsutsumon

五つ紋

紋とは何か?

家紋は家系、血統、家柄、地位を表す紋章として生まれました。様々な説があるようですが、6世紀から7世紀にかけてその原形ができあがり、天皇や皇族が着物につけた柄から生まれ、その柄を決まった紋様にし、自分の牛車につけたものが家紋の始まりといわれています。武家社会では敵味方の区別だけでなく、大将からどの武将がどれだけ活躍しているかの判断や、武士にとって家紋入りの着物や提灯を下げて歩くことは、看板と同じで自らの威厳を誇示するためのものでありました。下克上の戦国時代になると同族同士での争いも増えると、同族の中でも異なる家紋を使用するようになり、家紋の種類も増えました。江戸時代、庶民に苗字の公称は禁止されていましたが、家紋使用の制限はなかったこともあり一般庶民にも広がりました。元禄時代に入ると庶民の生活も華やかになり、家紋の使用もさらに広がり、家紋の図柄も華美、優美になっていきます。左右、上下対称、丸で囲んだ家紋はこの時期に増えたとされています。明治時代になると「紋付袴」の黒紋入りが一般的になりどの家にも必要なもとのになりました。庶民は家紋を比較的自由に決めていたそうだが、逆に床屋や地主といった権力者から無理やり家紋を決められた家もあるという。

 

Front


家紋とその種類や、由来について。

家紋の種類は、植物紋、動物紋、天然(天地)紋、調度(器財)紋、文様紋、文字(図符)紋、建造紋などがあります。また、その家紋に込められた願いの種類によってわけることもできます。五穀豊穣や武勇、縁起などを願うものです。花や葉をモチーフにした植物紋は一番種類が多く、日本人は農耕民族で自然との関係が深かったことがうかがえます。代表的な紋として、皇室の家紋の菊花紋章という菊の紋があります。中国から大きくて華やかな菊が渡り、その美しさから人々を虜にしました。貴族たちにも愛でられ、菊の家紋が生まれたとされています。とりわけ菊の花を愛した後鳥羽上皇は菊の紋を使用するようになり、そして菊の花びらが太陽の光に似ているため皇室の家紋として使われるようになったと言われています。

 

Back


紋の数で格式が変わることについて。

着物の紋は入れる位置と数がきまっており、一つ紋、三つ紋、五つ紋があります。背縫いに背紋を入れると一つ紋、両後ろ袖に袖紋を入れると三つ紋、両胸に抱き紋(胸紋)を入れると五つ紋となります。背紋の一つ紋はご先祖様を表し、胸にある抱き紋は両親を、両袖後ろの紋は兄弟、姉妹、親戚を表しています。全て紋をつけた五つ紋は自分の血筋を表し、一族の代表という意味を持つことから格式高いとされます。紋の数が多いほど、格式が高い。紋の表現方法でも格式が変わったり、男女で大きさがかわったりします。

 

 


Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Kimono Dressing / Yumiko Noda (KIMONO ROMAN)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Ayano Ura (hairmake FULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Kana (elegant promotion)

 


LIRY BY LIRY Column by Yoshiro Okamatsu (SPS) 

 

Funky methodist 

 

Vol.1 DJ AKINOBU KOGA

 

 

 

「(自分が)踊るのが好きだからね」

現在もブースに立ち続ける古賀氏。ハウス、アンビエント、ヒップホップなどジャンルレスにセレクトする彼のプレイは、老若男女問わずROCKさせる。またクラブだけにとどまらず空間を演出する選曲で、場所を問わずその空間にマッチさせるのが彼のDJプレイの真髄である。

 

 

 

History Of…

 

1.今の古賀さんのレコードボックスとも言えるのがMacbookpro。音楽とともに生活していると言っても過言ではない。ヴァイナルは相当処分したそうだが自宅内のスタジオにはお宝とも言える音源がぎっしり。イベントの前には現場をイメージしながら選曲している。

2.東京時代。小箱から数千人規模の場所でプレイしていた。UFOやDJ TOMMY、MAJOR FOCEなど錚々たるメンバーとプレイ。またスタイリストの馬場圭介氏や島津由行氏などファッション業界とも親交が深い。

3.パリコレクション、〈ジュンヤワタナベマン〉のショーの音楽を担当。別年のパリコレクション〈イッセイミヤケ〉を担当した際には音楽賞を受賞。

 

 

 

「ジャンルなんて関係ないよ」

初めて音楽に感化されたのが16歳の時。ラジオで聞いた〈ローリングストーンズ〉に衝撃を受けた青年は、家の近所にあったダンスホールへ通うようになる。そこでは皆靴を脱ぎ、ジュークボックスで一曲ずつ掛かる音に合わせて年上の男女達が楽しそうに踊っていた。その後上京し働いていた店で自分で選曲録音したカセットテープを流していたところ一人の男性に声をかけられる。「これ誰が作ったの?」「僕です。」「うちでDJしない?」声をかけてきた男性はとあるバーのオーナー。「はい、やります。」その時青年の運命が決まった。DJとしてのスタートの日だった。その店には藤原ヒロシ、高木完ら〈タイニーパンクス〉をはじめ、売り出し前のビッグネームが集っていた。その後日本ファッション界の重鎮、四方義朗氏率いるファッションイベントなどをプロデュースする〈サル・インターナショナル〉に在籍し、コレクションやラジオ番組での選曲、ディレクションを担当。そのラジオ番組は、80年代当時のプログラムにもかかわらず、視聴者有志が作成した日別のプレイリストが、ほぼ全て掲載されたウェブページが作成されるなど、当時のミュージックフリークスに認められていたことは想像に難くない。福岡に拠点を移してからも自身がオーガナイズした「Club@PLUG」で、DJ EMMA,DJ NORI,MAJOR FORCEなど国内外で活躍する演者をキャスティングし、福岡のクラブシーンに新たな波紋をおこす。また今年4月には「株式会社ギンガム・BEAMS福岡、大分」の40周年イベントでは鎌田社長直々に依頼され、グランドハイアットで開催されたパーティーでDJをつとめる。古賀さんに聞いてみた「なんでDJを始めたんですか?」古賀さんは言う「踊るのが好きだからね。(音楽の前に)踊ることの方が好きだった。」、「音楽を聴かせるだけじゃなく、選曲でどういうシチュエーションにするか。ジャンルは関係ないよ。DJがいてお客さんがいて、要は興奮させるかさせないかだから。」

 

「興奮させるかさせないかだから」

 

 

 

古賀 明暢 (こが あきのぶ)・DJ・選曲家  福岡県出身。80年代千駄ヶ谷「ライズバー」にてキャリアスタート。「サル・インターナショナル」に在籍し、パリコレクション、東京コレクションでのミュージックディレクション、〈ジュンメン〉がスポンサードしたFM東京「TRANCEMISSION BARRICADE」で富久慧氏らと共に選曲を担当。阿川泰子、YMOなどへの楽曲提供やリミックスも多数手がける。現在は拠点を福岡に移しクラブプレイを中心に活躍中。毎月第一日曜日、Lab-g remixでのレギュラーイベント「GROOVIN’」にてプレイ 。


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Text / Yoshiro Okamatsu (SPS)
Location / club Lab-g remix

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #3

ORIGAMI 

紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。 メイクもファッションも、日本の遊びに変えてみよう。

 

 

 

kame : 亀

浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていたようです。日本においても「亀は万年」と言われて、鶴とともに「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、めでたい生き物として尊ばれています。また、甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。

 

 

折り紙の由来

今現在『折り紙』と呼ばれている折り紙遊びが広く普及したのは江戸時代初期と言われています。それまでは和紙を折り目正しく折り、物を心を込めて包み渡すという日本の由緒正しい礼法の一つ、折紙礼法が本来『折り紙』だと呼ばれていました。この折紙礼法は、室町時代の三代将軍、足利義満が武家独自の礼法としてこれを明確に定めました。今現在一般的に広く知られる『折紙』は、遊戯的に発展したため、本来の礼法、作法、目的などの意味は含まれていません。『折り紙』が礼法としての意味なのか、遊戯としての意味なのか、混合され本来の姿を留めなくなってきたため、昭和初期に折紙礼法は『おりがた』、遊戯は『おりがみ』と呼ばれるようになりました。

 

*フェイスブロッキング  :   亀の甲羅に見立てヘアメイクをするために、メイクの基礎知識として必要でもある顔面ブロッキングをメイクデザインに。点と点で繋ぎ合わせ、撮影する角度から入るライティングの角度を計算し、グラデーションで折り紙のプロセスでもある「山折り」と「谷折り」で、折り目がついているように見せる。ヘアもスライスラインをしっかり取ることと、タイトに結びあげ根元の流れのラインまでしっかり見えることで甲羅の柄を表現。

 

タータンチェック柄ナイロンブラウス ¥7,800 イヤリング ¥4,800  (全てヴィンテージ|エースインザホール)  エースインザホール ☎092-724-3958  

 

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Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmakeFULL)
Make / Ayano Ura (hairmakeFULL)
Model / Manami Mori   (elegant promotion)

 


LIRY vol.20 Special Issue “Motherland”  #1

Greeting 

まずは、世界の挨拶から

 

 

 

JAPAN

今日わ

konnichiwa (コンニチワ)

こんにちはの語源について、一般に流布されている説として「今日は、・・・」「今晩は、・・・」と、その後半の部分が省略されたものとされています。しかしそれでは、後の言葉になんと続くのかを各人が想像しなければいけないという、不親切で曖昧な表現になってしまい、挨拶としては歯切れの悪い不完全なものとなってしまいます。日本語の「こんにちは」の「は」は「好」の字を使った「今日好」であり、「今日は好い日ですね」という意味なのです。一音節読みで、好は「ハオ」と読み、その省略形が「ハ」。つまり、「コンニチハ」の「ハ」は好「ハオ」のことであり、一気読みすることにより生ずる省略形なのです。

 

クラシックモダンコート ¥46,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) ラメカットソー ¥1,900  中に着たスタンドカラーシャツ ¥3,500 (ヴィンテージ|共にスモールチェンジ)  コートのラペルに挟んだ日本生地 スタイリスト私物  ローラーズハイ ☎092-722-6284  スモールチェンジ ☎050-3822-6880

 

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Photo / Daisuke Shouda (KRK)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmakeFULL)
Make / Tomoko Kido
Model / Raira Yamaguchi (More Agency)

 


L STORE “六本松 蔦屋書店”

〈リリー〉初のストア【エルストア】をオープン

 

『ここでしか出会えないプロダクト』

現在開催中の【エルストア】は、福岡のブランド・アーティストが〈リリー〉のLをテーマに限定製作して頂き六本松 蔦屋書店にて期間限定ショップとしてオープンしています。参加ブランドは、トイロフィランドラインバイリョウジオバタヒッピネスシルクプリンティングサービスm2nルグ  になっております。

 

スクエアの中の9ピースは日々変動しています。

 

 

 

 


info

at : 六本松 蔦屋書店

day : 12/10-12/25

theme :『ここでしか出会えないプロダクト』

 

 

 


VS Creators

LIRY BY LIRY EDITION

 クリエイターズ|m2n / keisuke matsumura

〈リリー〉が様々なクリエイターとのコラボレーションする企画をLIRY BY LIRYで発表する “VS Creators”第一弾のコラボレーションは、グラフィックアーティストm2n (マッツン)こと、マツムラケイスケ氏とのコラージュ作品。iPhoneの画面に指で描く手法によって生み出すグラフィックは、現代的で技法と彼自身のセンスが交差するヴィジュアルは彩りや、どこか抜け感のあるシュールな一面は新たなユースカルチャーを目にする。そして、今回の”VS Creators”は、唐突に送られてきた作品を互いに書き足す作業工程から新たに生み出すという内容で制作が行われたのもユニークな内容。本誌はヴィジュアル制作に欠かせない「写真」を、m2nはもちろんiPhoneを駆使して制作された「グラフィック」である。

 

 

No.1_code LIRY→m2n

 

切り替えオーロラブラウス ¥18,000 (ラインバイリョウジオバタセンリ) センリ senri.fukuoka@gmail.com

No.1_code LIRY→m2n

便利になった今の世の中では常に誰かと繋がっている。
どこにいても当たり前の様に連絡を取り合える。
しかしその反面どこにいても本当の意味での一人にはなれない。
たまには電波も届かない様なひっそりとした場所で
自分自身を見つめ直す時間が必要なのかもしれない。

 

photo / Shota Minagi (msp)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Ayano Ura (hairmake FULL)
model / Kana (elegant promotion)

 

 

 

No.2_TUBE PASTE LIRY→m2n

 

リボンブラウス イヤリング共にスタイリスト私物

No.2_TUBE PASTE LIRY→m2n

今回の企画でこの写真を初めて見た瞬間
すぐにこのどこかで見た事のある
チューブの配色が頭に浮かびました。
そういえば祖母の家の歯磨き粉はこれでした。
何故だか分かりませんがいつも
このチューブを見るとワクワクしていました。
今の歯磨き粉が無くなったら買いに行こう。

 

photo / Shota Minagi (msp)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Ayano Ura (hairmake FULL)
model / Kana (elegant promotion)

 

 

 

No.3_Billiards m2n→LIRY

 

シャギーモヘア ¥3,900 サイケデリック柄キルティングスカート ¥7,900 リング ¥4,500 (全てヴィンテージ |リトルトリップトゥヘブン) 他スタイリスト私物  リトルトリップトゥヘブン  ☎050-3537-5763

No.3_Billiards m2n→LIRY

ビリヤード なんて滅多にやらない
映画「ハスラー2」の真剣勝負を思いうかべる程度
ポール・ニューマンとトム・クルーズの師弟対決。。。
じゃ、二人分の顔を描こう!(描いてもらおう)

 

 

photo / Taishi Fujimori (calm photo)
styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
hair & make / Yuka Hirata (hairmake FULL)
model / Maki Nakashima (More Agency)

 


m2n / keisuke matsumura

グラフィックアーティスト

グラフィックアーティスト。1992年生まれ。大阪出身。幼少期から触れてきたポップカルチャーと自身が身を置くストリートシーンをバックボーンに福岡で活動を開始する。iPhoneの画面に指で描く手法による脱力感のあるタッチと独自の配色が特徴。また、アパレルライン「POTATOGANGS」も運営。

POTATOGANGS Instagram :

2018.10 Mega Shinnosuke 「momo」CDジャケット 2018.8 illmore 「FRUIT CLUB vol.1」CDジャケット 2018.7 sugar C.A.P 「Summer C.A.P」CDジャケット 2018.3 kiki vivi lily 「Rainbow Town」配信ジャケット その他ブランド、雑誌へのデザイン提供 等

 


LIRY BY LIRY Special Edition

MAKE UP 

François Regaudie

 

〈フランソワ・レグディ〉来日モードメイクアップブラッシュアップセミナー

ICAMフランス本部認定講師であり、パリコレのバックステージメイクも手掛けるフランソワ・レグディ氏がフランスより来日し、メイクアップセミナーを開催。722日と、24日の2日間は福岡での開催となった。プロフェッショナルを対象とし、ブラッシュアップを目的とした内容はテクニカルな面から、メイクの感性や発想の仕方など、クリエイションサイドの更なるスキルアップを図るヒントが主な話題となった。日本本国では未発売となるテクスチャーのメイクアイテムや、モードメイクアップの本場であるパリコレバックステージからインスパイアされたメイクデザインなど、最前線のトレンドを福岡に残してくれた。セミナーでは〈リリー〉クリエイターとのコラボシューティングも実現し、フランスと福岡での合作となるビジュアルを作り出すことができ、「ビューティーメイク」、「モードメイク」の2タイプを披露してくれた。

 

 

 

MODE ver

Make Up by François Regaudie × LIRY 

〈メゾンマルジェラ〉2018awのバックステージからインスパイアされたフランソワ氏。大胆にアイホールに広げたのは、「ピグメントカラーパウダー」で作ったメタリックな質感のブルーのアイシャドウ。現地では「マット」な質間よりも、「ホログラム」のように輝く質感がトレンドとされているようだ。プロ仕様の「ピグメントアイカラー」はミキシングと混ぜて使用することで瞼に広げやすくなり、さらにや濃度や鮮やかな発色を微調整できる。

フリーハンドでカッティングされた「ラッピングホイル」を目元と口元に乗せてエッジを立てたメイクデザインが、近未来的なイメージを作り上げていた。「ラッピングホイル」など非日常的でアーティステックなアイテムをメイクに取り入れるときは、骨格やフェイスラインに合わせた角度をしっかりと考えて形作り乗せていくこと、また微調整を必ずることが大切となる。

 

 

*フランソワ氏からのメッセージ

「メイクは練習すれば必ず上達する、より良いモノ作りをするために常に勉強し、挑戦し続けて下さい。」

 

ICAMとは

エステティシャンや化粧品業界などの美容に携わる人たちの資格制度。取得した資格や免状によって個人の社会的地位や経済的待遇が左右されます。2000年からフランス国内だけに限定されていた試験制度を美容の国際標準として広く世界に推進するために、International Cosmetic&Aesthetic Management ICAM)が誕生。

イカム日本支部公式サイト
https://www.icamjapan.com/

 

オーガンジーオーバーコート ¥35,000 楊柳シフォンハイネックブラウス ¥15,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) 他スタイリスト私物  リョウリョウ 090-5933-7365

 

Beauty Make <<<

 


Make / Francois Regaudie
Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Kana (elegant promotion)

 


LIRY BY LIRY Special Edition

MAKE UP 

François Regaudie

 

〈フランソワ・レグディ〉来日メイクアップブラッシュアップセミナー

ICAMフランス本部認定講師であり、パリコレのバックステージメイクも手掛けるフランソワ・レグディ氏がフランスより来日し、メイクアップセミナーを開催。722日と、24日の2日間は福岡での開催となった。プロフェッショナルを対象とし、ブラッシュアップを目的とした内容はテクニカルな面から、メイクの感性や発想の仕方など、クリエイションサイドの更なるスキルアップを図るヒントが主な話題となった。日本本国では未発売となるテクスチャーのメイクアイテムや、モードメイクアップの本場であるパリコレバックステージからインスパイアされたメイクデザインなど、最前線のトレンドを福岡に残してくれた。セミナーでは〈リリー〉クリエイターとのコラボシューティングも実現し、フランスと福岡での合作となるビジュアルを作り出すことができ、「ビューティーメイク」、「モードメイク」の2タイプを披露してくれた。

 

 

 

BEAUTY ver

Make Up by François Regaudie × LIRY 

ビューティーメイクとは、その人の長所を生かしその人自身を美しく見せることがメイクである。肌が綺麗なところをその人の長所とし、ファンデーションは、あくまで肌のトーンを整える程度にブラシで薄くのせていく。透明感がある上質な肌こそ、女性の存在感を高めてくれるものとフランソワ氏のビューティーメイクの極意。マットにせず、自然なツヤを感じる白浮き感のない顔色であることが今のトレンド。

目元にナチュラルな陰影を作ってくれるのはワンカラーの「リキッドアイカラー」のみ。今季のコスメに多いこのアイテムは伸ばしやすく、また乾くとヨレにくいのが特徴。指で目のキワからトントンと少しずつ乗せ、グラデーションの境目は余計な範囲に色味が広がらないようにアイシャドウブラシを、ぼかしては綺麗にするという作業を幾度となく繰り返しながら丁寧に馴染ませていた。リップはただ色味を乗せるせるだけでなく、血色がよく見える程度のリップカラーを唇の中心にのせて、輪郭はコンシーラーでぼかしナチュラルさを強調。美しいメイクを仕上げるのは、繊細な作業が作り上げるものである。

楊柳シフォンハイネックブラウス ¥15,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) 他スタイリスト私物  リョウリョウ 090-5933-7365

 

*フランソワ氏からのメッセージ

「メイクは練習すれば必ず上達する、より良いモノ作りをするために常に勉強し、挑戦し続けて下さい。」

 

 

ICAMとは
エステティシャンや化粧品業界などの美容に携わる人たちの資格制度。取得した資格や免状によって個人の社会的地位や経済的待遇が左右されます。2000年からフランス国内だけに限定されていた試験制度を美容の国際標準として広く世界に推進するために、International Cosmetic&Aesthetic Management ICAM)が誕生。

イカム日本支部公式サイト
https://www.icamjapan.com/

>>> Mode Make


Make / Francois Regaudie
Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair / Yuka Hirata (hairmake FULL)
Model / Kana (elegant promotion)

 


 

CORONA
SUNSETS
FESTIVAL
2018

コロナと沖縄のフェス

7月中旬の沖縄は、本土よりも一足早く暑い夏を迎えていた。太陽がジリジリと焼けつく中2018年7月14日(土)・15日(日) 沖縄本島南部にある美らSUNビーチ野外音楽特設ステージ(沖縄県豊見城市字豊崎5-1)にて、今年で4度目とな、CORONA SUNSETS FESTIVAL 2018が開催された。県内外からのみならず、国外からの来場者が、青い海と空、白い砂浜が広がるビーチサイドに溢れていた。世界的にリゾートビールとして愛されている「コロナ エキストラ」 はさっぱりとした喉越しで暑い沖縄にはぴったりの味わい。オフィシャルグッズや、アーティストとコラボしたこの2デイズにしか出会えないプロダクトが並び、会場を賑やかにしていた。サンセットフェスティバルということもあり夕刻に近くづくにあたり人も増え、2つあるステージ側では、各々お目当てのアーティストの音楽に耳を傾け、片手にコロナビールを持って体を揺らし、個性あふれるファッションに身を包んだ人が楽しでいた。そんな人たちをLIRY的目線で、WHAT’S KAWAIIを求めて、スナップシューティングしてきた。

 

 

@コロナサンセットフェスティバル

昨年からコロナが取り組んでいるプロジェクト 『Parley for the Oceans(パーリィー フォーザ オー シャンズ)』 にちなんで展示が行われた 「CleanWaves」のブースも注目を集めました。プラスチックごみによる海洋汚染に悩まされている世界各国と同 様、海に囲まれる日本でも、問題解決に向けて率先して抜本的な対 策に乗り出すべきだと考え、ブランドの全ての局面においてフ リー・プラスチックの理念を導入。 2020年までに100の島を保護するプロジェクトを2017年5月17日 よりスタートしました。

 

背丈を軽く越えるほどのアートオブジェ。沖縄の海に捨てられていたペットボトルや、ゴミ。愛されているはずの海に放置されている、あるべきで無いものでないモノたちが世界中の海にあふれている事を人々へ訴えた。

 

今回イベントでしか手に入らないオフィシャルストアに並ぶプロダクトは、TEEだけでなくサコッシュや、ショッピングバックなどトレンドをうまく取り入れた、日常に戻っても使いたくなるアイテムが揃っていた。

 

コロナフェスのみにデザインされたオリジナルボトル。いろんな箇所でディスプレイされたボトルをバックに写真を撮る来場者の姿も多く見られた。

 

暑い日差しから守るために広い砂浜には、ティビテントが張られていた。音楽を聴きながらゆったりと休むもよし、コロナビールをクーラーボックスにたくさん詰めて日陰で楽しむのも良し。

 

2年連続でコロナサンセットフェスに来場しているという男性に遭遇。広いビーチと音楽とキンキンに冷えたコロナビール。また来年も来たい!と思える空間であることは体験したリリースタッフも同感。

 

二つにわかれたステージは、アーティストや数々の著名なDJが青い空に轟く、音を届けてくれた。足元は白い砂浜なので、サンダルを脱いて楽しむオーディエスが気持ち良さそうに揺れていた。

 

今回のイベントネームでもある<サンセット>の瞬間が近づくにつれて、人々も浜辺に集まってきた。海辺の優しい風にリボンガーランドが揺れる。ゲートの向こうの時間の流れを感じさせない特別な空間となる。

 

会場内はキンキンに冷えたコロナビールの他にも、コロナビールを使ったオリジナルカクテル、沖縄 で人気のローカルフードの飲食ブースも大人気。体験型のワークショップでは、Tシャツカスタムやシルクス クリーン、アロハシャツを使ったアイテム作りビューティーブースなど、充実したアクティビティで「This Is Living.」という自然を愛し、日常の喧騒から離れ仲間と一緒にかけがえのない時間を作り、大切な仲間と忙しい毎日から抜け出すこと が、今を生きる人々の人生をより豊かにするというコロナからのブランドメッセージがを体 感できる空間となった。 2日間で来場客は1万6000人と大盛況!フィナーレでは、300発の花火と共にラストを彩り幕を閉じた。

(文・宇良あやの)

 

 

出演

14日】Hot Chip(DJ SET) / Tuxedo / Jarami / Kidnap / HIRAIDAI / NAOKI SERIZAWA / KAYEX / WONK / FIVE NEW OLD / iri / DJ REN
【15日】Cut Copy(DJ SET) / BENNY SINGS / CROOKED COLOURS / Nulbarich / DJ SARASA / 水曜日のカンパネラ / RYUKYUDISKO / ReN / SAIRU / TAKE 

公式サイト  http://corona-extra.jp 

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>>> Super snap @okinawa

 


Photo / macoto nakasone

 


NAIL HISTORY

ネイルの歴史
ファッションには欠かせない指先のジュエリー…
大きく飛躍を遂げたネイル業界ヒストリー。 文化や時代背景と共に進化した〈ネイル〉は、あらゆるラインを超越し自由に組み合わせ、 ヒトの手で作り上げる、オンリーワンのファッションスタイル。

 

ルーツからジェルまで

 

爪の先まで、気をつかつようになったのは何歳からだろう。小学校低学年の頃、学校帰りに花びらを爪に擦りつけてピンクにうっすら染まった事で、気分が高揚したのははっきり覚えている。30代半ばの私が〈ネイル〉といえば、マニキュアを塗るという行為が最も覚えている爪と向き合った記憶である。どちらかというとポリッシュカラーは自分で塗るという認識だったが、いつの間にかお金を払ってネイリストに爪先を彩ったりしてもらうことが当たり前となった。自然とネイルの常識がシフトした今日に至るまでの〈爪〉についてを掘り下げてみた。  

 

ルーツ・・・まず爪に色を施すその行為自体はなんと紀元前3000年頃からと言われているそうでエジブトの王族のミイラによって確認されているそう。色味は赤、そもそも古代の人にとっては、赤という色味は神聖で、太陽や血を表す特別なカラーで爪先を染め、、身だしなみとして重要視されていたそう。使われていたのはヘンナの花汁。しかも女性のみならず男性も施すという、古代の人々の美意意識が高かったコトが伺われる。 

 

マニキュア・・・さて紀元前1200年頃ギリシヤでは、爪そのものを手入れする行為が上級階級の中でトレンドとなり〈マヌス・キュア〉という言葉が生まれた。マヌス(手)キュア(お手入れ)というラテン語が語源と言われてる。日本ではマニキュアといえば、ネイルカラーの意味合いとして認識されることが多いが、本来はネイルケアのことを意味する。ちなみにペディキュアはペディス(足)キュア(ケア)が変化したもので〈足の手入れ〉を指す。とにかく健康的で、ナチュラルな姿こそ美しいと言われていた時代。  

 

スカルプチュア・・・時は過ぎ、世界で爪先までオシャレすることが当たり前となり、凄まじい勢いで進化を遂げていく。その中で新奇的な変化といえば1960年代ポップアートや、カウンターカルチャーなどの大衆文化の変化が激動に起きたアメリカでは、ネイル業界でも色が変わり、、スカルプチュア(人工爪)が誕生しました。付け爪の一種であり、自爪の上に、アクリル樹脂や歯科材料であるレジンなどを直接盛るネイルエクステイションとも呼ばれるスカルプチュアが世に広まった。1970年代は、ハリウッド映画のメイクアーティストが、数々の有名女優に施すための特殊メイクの一つとして、付け爪を開発。これが現在のスカルプチュアやネイルチップの始まりとなる。爪の延長や補強を行う技術でもあった。そして、当時国内ではアメリカ西海岸ブームが起こり、一つのカルチャーとしてネイルの専門サロンが紹介され、1980年代に日本にもネイルサロンが誕生する事にもなる。  

 

ジェルネイル・・・ジェルネイルより先に登場したのはハードジェルである。日本では一般的にあまり馴染みがないものの欧米では人気のメニューとして歴史もあった。ソフトジェルが登場したのは、意外にも1980年代と、30年近く経っている。スカルプの長さを出すデザインと比べると、チビ爪ネイルなどナチュラルな美しさを魅せるトレンドも作り出し、幅広いニーズに応え、水仕事をしてもツヤや色味が落ちにくいという手頃なポリッシュカラーの優れた代替品であるかのように受け入れられ広まっていった。ジェルを塗布し専用のライトに照射し固まるので、失敗も少なくマニキュアのように乾かす手間が不必要。ソフトジェルは、ジェルが持つツヤを保持するメリットに加え、アセトンで溶かすことができるという技術的にも爪自体にも優しいという画期的なツールとなった。今日では、ミラーパウダーや、3Dアート、ホイルなど、様々なアイテムと組み合わせることで広大無辺の表現ができる様になっているが、ジェルネイルのブームなどが拍車をかけた事で、ネイリストは職業として社会的に安定するものとなり、ネイル業界は­発展していったのである。

(文・宇良あやの)

 

 

drerich 〈ドレリッチ〉
〒810-0041福岡市中央区大名1-3-35 日宝アーバンビラ大名703号室
☎️092-791-4484
タレントや有名誌等、数々のスタイリングで活躍のプロスタイリスト綱島舞プロデュース、ドレスレンタル専門店「ドレリッチ」が送る<ネイルサロン>【ジェルネイル2時間やり放題(オフ込み)】福岡店¥5,280とお財布にも優しく時間内にハイセンスなデザインを提案してくれる。

 


Photo / Hajime Matsumoto (hpc)
Nail / Manami Kimura & Shiori Yoshihara (drerich FUKUOKA)

 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.6~10*

6.アクセサリー

モコ / KEENKEEN designer

<キーンキーン>のアクセサリー。その時その時の、自分の気分に正直に制作しているので、一番「らしさ」があるアイテムです。自分で使うものは、その中でもより自分に馴染んでしっくりきたデザインです。

 

 

7.<アディダス>の「サンバ」

岡松 義郎 / 印刷業

映画<フレッシュ>(94年)で、主人公が履いていた靴。ドラッグディーラーのの12歳の男の子は、当時の私と同年代。日本でぬくぬくと育っておきながら、映画のファッションや生き方が強烈に見えた。ストリートも様変わりしていっても、追求するなら彼らのように適当に着こなすスタイルが、いまだにカッコよく見える。。

 

 

8.<モブ>オリジナルフラワー柄のアロハシャツ

ドリアーナ / WALKIN’ STORE

自分の個性を活かせるデザインや人とかぶらないものが好き。「シンプルイズザベスト」。シンプルなデザイン、体のラインが出るアイテムが好み。着る時に、“着せられてる感”が絶対に出ないように心掛けてます。どっちかと言うと、自分が着ることによって、洋服が更によく見えることを意識してます。

 

 

9.チェックのジャケット

ユリキム / アパレル、DJ、MC

K-POPの大きなイベントがあり。その際に出演させてもらったトークショーで着たい!と思い購入。実際はセットアップですが、普段は、スタイリングのアクセントにしたくて、バラでの着用が多いです。なかなか、気にいるチェックのセットアップがないので、ビビビッときました!かなり気に入ってます。

 

 

10.<ニック・フーケ> のハット

高橋 由治 / 美容師

手作りの1点物で見た瞬間にビビッときました。昔から色々な服装をするタイプではなく、気に入ったモノを長く使うタイプ。丁度自分のトレードマークになる様なモノを探していたので即購入。買った後に作り手の方の事を調べたんですが考えにも共感でき更に愛着が湧きました。

 

*number.1~5* <<<

>>> *number.11~15* 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


 
LIRY VOL.19 SPECIAL ISSUE “What’s Fashion?”

#6 Fashion Creation

ファッションを創る・生む理由人とは? デザイナーに聞く、ファッションプロダクト。

 

 

chapter 1 

-by RYOJI OBATA : Ryoji Obata

「余白」と「ライン」が伝える ファッションの在り方を問う。

小畑亮二 さん

<ラインバイリョウジオバタ>ファッションデザイナー

A/W 18-19 collection 風の吹く地上の丘に降り立った天空人をイメージ。重量に沿うように広がり落ちるディテールが特徴的。

 

ーブランドが生まれることになった背景とは?    

何かを表現する事が好きなようです。気づいたら服や布を使ってインスタレーションをしていました。市場にありふれる既製服とは違い、私たちのデザインは服である以前に作品と考えます。毎シーズン1つのテーマから生まれる服の素材やディテール全てにコンセプトがあり、誰かに話したくなるような裏付けが隠されています。 ーファッションというものに目覚めたのはいつ頃ですか?   もともと洋服は好きでしたが、雑誌を見たりショッピングをしたりという程度でした。小さい頃の夢はずっと勉強していた英会話を生かした仕事で、当時通っていた学校のカリキュラムとしてオーストラリアの語学スクールに留学をしました。その頃日本は夏で向こうは冬。私たちの周りでは古着とブランドを混ぜたレイヤードスタイルが流行っていたのですが、向こうでは着こなしやショップのアイテム展開が全然違っていて、同じ洋服でも場所や文化が変わるだけでこんなにも違うのかと。衝撃というよりは疑問が強いです。もっとファッションの歴史や文化を知りたくなったというのが始まりです。

 

ーこの業界に今いる経緯をお聞かせください。  

小さい頃から興味があることを淡々とする人だったようで、いつの間にか興味をもちこの業界に行き着いた気がします。現状この仕事を続けられているのは、服作りに夢や疑問が尽きないからです。人間の体は「立体的な体」。だけでなく、人を愛したり悲しんだりする感情を持っています。布も同じく感情があり、持った時にその布がどういう服になりたいのかを教えてくれます。自分も生きる人として感情をもちながら、布と向き合いクリエイションを探究し続けています。 ー影響を受けたブランドやデザイナーはいらっしゃいますか?   影響を受けたかどうかわかりませんが、〈コズミックワンダー〉は昔よく着ていたブランドです。あとは、〈マークルビアン〉ですかね。アウトプットする世界観とか見てました。

 

白金に構える路面店<センリ>。白を基調としており、デザイナーが語る″余白″とリンク。

 

ー〈ラインバイリョウジオバタ〉というブランドについて    

-by RYOJI OBATAのライン (ー) (※ブランド名の頭文字) は、デザイナー小畑亮二による生命線という意味があります。毎シーズン発表されるコレクションテーマは、自身の日常から生まれる経験や疑問をソースとしており、一番は人と会ったあとに脳内に残る〈言葉〉から作り出します。言葉という形のないところから生み出した全てのコレクションの時間、時空を並べ替えると、1つの物語になるように構成しています。自身のストーリーから生まれた服を人が着ることで、人のライフスタイルへ昇華し、そのストーリーを共有することを目的としています。 ー魔女のブランドロゴが洋服のアクセントとなることがありますが、モデルとなっている女性などいるんでしょうか?  魔女の様にも見えるブランドロゴのシルエットは、〈ラインバイリョウジオバタ〉というブランドをまとう人自身が、その物語の主人公でもあります。そもそも魔女かどうかでさえ定かでなく見た人の解釈によって色んな捉え方があっていいと思います。自身の分身でもあり、着用するお客様の分身でもあるかもしれません。

 

ルック絵コンテ。着用する服の順番や構成、その女性の性格や年齢までも細かく設定して進行する。

ールックについてですが、その時々にこだわった世界観とストーリー性を感じます。〈ラインバイリョウジオバタ〉としてのこだわりを教えてください。    

コレクションルックは主に2つの世界をベースに展開しています。日常感のある「現実の世界」、非日常感のある「夢の世界」。毎シーズン形のない〈言葉〉から考えて具現化していくので、ビジュアルの中での具体的な表現は避けており、各々想像できる時空を超えた世界が表現できたらと思っています。こだわっていることとしては余白を大切にしていて、洋服や人だけでなくその周りの背景や『隙間』、『過去』、『未来』を意識しています。

 

ーメディア戦略も然り、しっかりとしたブランドの見え方を考えているのが伝わりますが、世界に向けてのビジョンなどあればお聞かせください。    

2018 s/s から上海での展開が決まっていて、今後の海外展開はビジネスとしてメリットがあればいいかなと考えてます。いつまでに何をするという目標とかは特になくて、目の前の目標をやることで精一杯です。やりたいことは山ほどあります。やりたいことをするのには、何かを達成する必要があると思っています。

 

ルック撮影の一コマ。ロケーションは毎シーズン、必ずデザイナー自ら現地に足を運んで決めている。

ーデザイナーとしてこの仕事の魅力や、やりがいを感じるときはどんな時ですか?  

簡潔な答えでいえば、空想上のものが形になる度にやりがいを感じます。クリエーションは酸素のようなものです。また私たちメゾンのクリエーションをお客様が着たいと思い、仕事やパーティーに行っている生活を楽しんでいるのであれば、これ以上の悦びはありません。一つの洋服を着て外に出る時間は、24時間のうちほんの10数時間じゃないでしょうか。洋服はそのシーンや気分によって着るものも変わり、限られた時間で″なりたい自分″に変身させてくれる魔法のようなものです。

 

ーこれまでの7年間思い出となる出来事や、今後につながる教訓となった出来事などあれば教えてください。    

7年間を通して感じることは、インターネットがファッションを変えたということです。国内外の距離が金銭的にも、感情的にも近くなり、良い意味で日本は狭くなりました。よってクリエーションを創作するのに最良かつ最も適切な場所という意味で、福岡は自然な選択でした。もちろんインターネットには希望もありますが、世界中にまやかしが広がっている現状には一刻も早く疑問を向けるべきです。ファッションの価格はトレンドや市場戦略ではなく、つくるものの品質に比例すべきです。いま着ている洋服には光が当たっているのかを確かめてほしいのです。

 

*小畑亮二さん
<ラインバイリョウジオバタ>ファッションデザイナー
大分県出身。2011年、福岡にて「洋服の生まれる背景を考えるブランド」<ラインバイリョウジオバタ>を始動。2014年より福岡を拠点としつつ、コレクション発表を東京に移す。2017年、福岡市白金の路面にコンセプトショップ【センリ】をオープン。

web : www.ryojiobata.com
Instagram : @ryojiobata

interviewer : H&M Ayano Ura 

>> chapter 2 ryoryo

 

 


 
Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#5. tee by Mötley Crüe

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

 

お題 tee 

#5 Mötley Crüe <モトリー・クルー>  1991 [ Decade of Decadence ]
T<モトリー・クルー> 1991年 「デケイド・オブ・デカダンス」

バンドの80年代をお買い得感で、よく知りたい場合、このアルバムを薦めたい。往年の名作を凝縮した実にお得なベストアルバム『デケイド・オブ・デカダンス’81-’91』『Live Wire』や『Home Sweet Home』や『Dr. Feelgood』や『Kickstart My Heart』などの名曲揃いのラインナップ。絶頂とも言える時代の楽曲達。実際、このアルバムの翌年、バンドはボーカル<ヴィンス・ニール>を解雇し、新たなボーカルでサウンドの方向転換をする。いわゆるハードロック最高潮の<モトリー・クルー>が集約された本当の意味でのベストアルバムと言える。

 

 

 

頰のペイントのオレンジは、
バンドのリーダー、「ロック界の反逆児」と呼ばれるベーシスト<ニッキー・シックス>と言えばのメイク。スタイリングのサンバイザーから、連想した「日焼け」を意識したオレンジペイント。

 

ー<ニッキー・シックス>の特徴的メイクをサンプリング。

メイク・島村香澄 ヘビーメタル、ハードロックって意味合いでの、サンバイザーが自分の中では、少し咀嚼出来なかったので、特徴的なメイクを「日焼け」って意味合いで、サンプリングしてみました。

スタイリスト・上野圭助 それを聞いて笑った。でも、そういった解釈も全然有りだと。何も知らないよりも、分からない事実をちゃんと自分の中で組み立て直すってコトは大切なコト。そもそも僕らも、初めて触れた音楽や映画だって理解出来ないコトだらけだったし。<ニッキー・シックス>は、僕が初めて見たベースヒーローなんだけど、僕の中ではロックバンドは、全てボーカルかギターが目立つんだと思っていた。でも、初めて<モトリー・クルー>を見た時は、何故ベースの人が真ん中にいるのかが理解出来なかった。(まあ、リーダーであり、バンドのコンポーザーでもある人だったんで。)そこで、味わった価値観が、その先に触れるカルチャーに新たな見解をくれるんだって今思えてるから。まずは、触れてみるって大切。

 

ロックの匂いがするモノだけで。
デビュー当時は、ボロボロなストッキングや網タイツなど派手なメイクなど、異様な出立ちで、見た目がグラム、サウンドはメタルなバンド。88年「ガールズ・ガールズ・ガールズ」を発表した頃から、派手なメイクはやめ、ライダースにレザーパンツな黒ずくめのハードロック化していく。それでも、やはり派手だったのは、ロックスターの匂い。

Gジャン、豹柄、「プレイボーイ」のサンバイザー、チグハグな網タイツに、「コンバース」のワンスター。ロックスタンダードなアイコンばかり。 Tシャツ スタイリスト私物 「コンバース」のワンスター ¥16,800 ベルト ¥2,800 「プレイボーイ」のサンバイザー ¥3,800 スプーンリング ¥5,800 バングル ¥9,800 (全てヴィンテージ|スライム) Gジャン ¥14,800 (ヴィンテージ|エースインザホール) 他全てスタイリスト私物  スライム ☎092-761-3633    エースインザホール ☎092-724-3958  ☎︎092-722-6284

 

ーまさに、“Sex, Drug & Rock’N’Roll” 体現したバンド。

スタイリスト・上野圭助  中性的なメイク(と言っても、異様な男性感が凄かった)と、ド派手な衣装(デビュー当時は、もはや鎧の様な感じ)で一世を風靡した「グラム・メタル」と呼ばれたハシリのバンド。日本では〈LAメタル〉と言ったほうが馴染みがあるかもしれない。〈LAメタル〉は日本のみで通用する造語。そんな中でも“セックス・ドラッグ アンド ロックンロール”というロックスターの象徴のようなアブないヤツら感がプンプンしてたバンド。デビュー直後、<キッス>のツアーに帯同することがあったが、ドラッグと酒の粗暴でツアー序盤でクビになる。グラム・メタルが流行れば、メイクをやめて黒ずくめに、オルタナティブロックが台頭すれば、そちらに転身するという、この辺りはバンドの司令塔でもあるベースの<ニッキー・シックス>の嗅覚の早さとでも言うべきなのかもしれない。同じ頃、デビューした<ガンズアンドローゼス>に比べると、サウンドもビジュアルも<モトリー・クルー>が派手。

 


WHAT’S Mötley Crüe?

Decade of Decadence

「デケイド・オブ・デカダンス」は、<モトリー・クルー>が1991年にリリースしたベスト・アルバム。全米アルバムチャート第2位。1991年8月、84年に出演した伝説のロックフェスティバル『モンスターズ・オブ・ロック』に出演。(1980年から1996年までイギリスのドニントンパークで毎年8月末に行われたロック・フェスティバル。)ヘッドライナーの<AC/DC>、この年に全米No1アルバム「メタリカ」を発表していた<メタリカ>の前の演奏だった。この年10月に結成10周年を記念したベストアルバム「デケイド・オブ・デカダンス」は、1981年のデビューから10周年を記念したアルバムで、過去の各アルバムから2曲ずつ収録されているほか、アルバム未収録曲2曲、新曲3曲、ボーナス・トラックとしてライブ2曲が収録されている。当時の新曲の「プライマル・スクリーム」、セックス・ピストルズのカバー「アナーキー・イン・ザ・U.K.」はライブでも重要なレパートリーになった。1998年にバンドはエレクトラ・レコードを離れ自らのレーベル、モトリー・レコードを設立。その際に新たなベスト・アルバム「グレイテスト・ヒッツ」をリリースした為に本作は再発売がされず、現在は廃盤となっている。

 

 

HAIR / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / SHOTA MINAGI (msp)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /  MIYA ITSUKI  (elegant promotion)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura

飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu
 

 


Found it !!!

「編集部!良いもの見つけました!!」

Attractions

Music Video “Leilah” 解禁

福岡のユースカルチャーの旗手、新世代ロックバンド<アトラクションズ>が先月配信された「Leilah」のミュージックビデオを解禁!福岡のロックバンドで、いまだかつて彼らのような福岡のストリートから日本全国、また世界へ飛び出しているバンドはいなかったはず。<リリー>では、昨年デビューした「Knock Away」に続き、今回も新たな映像をピックアップ。先日7月13日に『SUMMER SONIC 2018』の出演もアナウンスされ、間違いなく<アトラクションズ>は、今福岡のカルチャーを背負い新たな常識を作っていく若者達だ。

 


2018.06.13 release 配信シングル https://attractions.lnk.to/leilah

また、「Leilah」が配信されたと同時に公開された「Attractions 2018SS footage」では、バンドが福岡のシーンを背景に生きている様が伺える。こちらも要チェック。

 

 

≪Attractions PROFILE≫
2016年結成。UKロックを原点に、俄かに全国から熱い視線を集める福岡のニューストリートカルチャーの一翼を担う5人組バンド。 福岡・大名にあるセレクトショップ、BINGO BONGOグループが新たに立ち上げた音楽レーベル”GIMMICK-MAGIC”の第一弾アーティストとして2017年10月に1st EP『Attractions』をリリース。 2018年3月のサウス・バイ・サウスウェストに出演。ライブを観た現地関係者からのラブコールで急遽追加公演が決定するなど、当地でも反響を呼んだ。 GIMMICK-MAGICK: 新アジア圏構想を掲げ、福岡をベースに東(日本全国)だけでなく、西(アジア)へアプローチをかけるレーベル。レーベル主催イベントでも、福岡を基軸に日本とアジアが交わり新カルチャーを生み出すべく活動中。

 

 


Information

【LIVE 情報】

2018.08.25(土) AMERICAN FESTIVAL 2018
会場:佐世保公園ニミッツパーク

2018.08.19(日) SUMMER SONIC 2018
会場:舞洲SONIC PARK (舞洲スポーツアイランド)

2018.09.02(日) Sunset Live 2018
会場:芥屋海水浴場・キャンプ場 特設ステージ (福岡県糸島市志摩芥屋2589)


 


LIRY vol,19 Special Issue “What’s Fashion?”  #2

メイン・ストリートのならず者

Super snap! 

アナタの着たい・着てるモノは?
ファッション、辞書には【流行。はやり。特に、流行に即した服装・髪型など。また、単に服装の意にも用いられる。】と記されている。では、流行してる時事的なモノがそうなのか?そうだと言えば、お洒落な人は常に流動的なのか?いや、それは違う。何十年も同じデニムを履いてる人、何足も履き潰して同じスニーカーを買い足す人。いわゆる「コダワリ」を持った人だって、人はお洒落だと言う。では、お洒落って言葉と、ファッションって言葉は、同義語ではないのか?違う辞書には、【暮らしぶり、生き方】とも記されてる。成る程。そうなると話は別だ。先に述べた「コダワリ」を持つ人は当てはまる。と、このように「ファッション」って言葉は、実に難儀で広い。それなのに、ワタシ達は、その言葉をどこか一言使いで都合良く使用している気がした。そもそも、個人的な意見だが、「お洒落になりたい」なんて思ってる人程、酷くダサいヤツはいない!と思ってるのだが、何となく本来お洒落な人は、「ファッション」って言葉なんて気にしてもいないように思っている。そもそも、着たいモノがあるから着てる。では、何故!?あなたが今着てるトップスを今朝選んだのでしょうか?それを問うと様々な思考が表立ってくるんではないのでしょうか?【着る】を問う事が、「ファッションとは?」の鍵なのかもしれない。(スタイリスト 上野圭助)

 

*number.1~5*

1.真っ赤なプリーツスカート

坂本 梨紗 / MODEL

去年の夏にセレクトショップで見つけて購入しました。<クラネ>×<コンバーストウキョウ>のスカートは裾を広げると星型になるようにカットされてる。私の中にお洋服を買う時のルールがあって「トキメク服を買う。」やっぱりこれが一番。トキメクお洋服は買った後も着る度に必ずトキメキます。

 

 

2.カラフルなお洋服は即買い。

ヒカル / SLIME Staff

私は常に柄やカラフルなお洋服やラメラメのもの、ボリュームのあるお洋服が多いです。このジャケットもその1つです。派手だな〜と、周りの目なんて気にしちゃうと、ファッションなんて楽しめないという考えでやってます。常に衣装を着てる気分でお仕事しています(笑)。

 

 

3.外出時は必ず被る。

山口 大輔 / デザイナーと飲食

物心ついた頃から帽子が好きで、ハット、ニット帽、ベレー帽、キャップなどなど。現在30~40点は所有してる(これでもだいぶ断捨離した)。『変わったデザインの帽子を発見したら、買わずにはいられない病』(笑)。

 

 

4.トラウザーM-1951

濱口 慎吾 / BURNER FUKUOKA staff

高校生の頃、古着にどっぷりとハマり、よく通っていた古着屋の方がいつも素敵に履きこなしてた。時が流れコレを手にしたのは奇跡的にも、その方と同じ25歳。偶然入ったお店で出会い、僕も洋服屋になったばかりで運命的な出会いでした!ルーツでもありベースとなるこのアイテムは様々なアイテムとのバランスをとる際に僕には欠かせません。

 

 

5.最近の一番お気に入りは、デニムのジャケット

荒谷 美咲 / hippiness staff

昔から80sの雰囲気が好き。大胆なシルエットやオーバーサイズのジャケット、デニムはケミカルウォッシュ!って言うイメージで、このジャケットはまさにその要素が全部詰まったデザイン!最近は、さらに70sの連想させるレトロな組み合わせをしてみたり。今まで自分になかった“新しさ”を常に追求中。

>> *number.6~10* 

 


Photo / Bun Yokoyama
Edit by LIRY

 


Found it !!!

「編集部!良いもの見つけました!!」

The Art of Minimalism

エキシビション<ザ・アートオブミニマリズム>初日リポート

  夕刻時のホテルニューオータニの裏通りにあるコーヒーショップ。TAGSTAに続々と人が集まってきた。奥に併設されたギャラリーにはすらっとした細身で長身の女性が立っていた。今回のThe Art of Minimalism「ジ・アートオブ・ミニマリズム」のためにドイツから来た二人の女性クリエイターである。必要最小限の装飾を突き詰めた “Minimal(ミニマル)”なシンプルさを魅せる二人の作品は、用意された空間の中で決して主張しすぎない主張があった。作品を見ながらお酒や、用意されたケータリングを口にしながら、アパレルスタッフ、モデル、報道関係の方など多くの方がパーティーに来ており、イベントへの関心の高さを感じた。

 

・作品についてシザーハンズ
シザーハンズが魅せる ”the lady bird “は多くの文化や、宗教において自己実現や、未来といったシンボリックな象徴として表現とされる鳥を、寄り添う木のように女性の手をあしらった。作品を一つ一つ見てみると、決して鳥の方向性を遮ることなくコラージュされていることに感動する。なぜあえて女性の手なのだろうか。彼女自身の人間の真髄を表す作風から、女性が持つ強さというものを伝えていっているようにも感じる。

 

・作品についてサスキア
決して流行を追いすぎているわけでもないが、一つはジュエリーケースに持っていたいというデザインが並ぶ。華美な装飾があるわけでもない。独自性が高いがシンプルであることで、ファッションアイテムの一つとして永続的に使っていくイメージが湧く。ジュエリーそのものへの存在意義を常に考えるサスキアは、日本独自の装飾デザインへの強い意味合いに対して、ジュエリーというものへの遺産は薄い。より豊かなものとなってほしいという彼女の思いと独自の観点から生まれた佐賀の有田焼とコラボした陶器ジュエリー。第二の皮膚となるようにと思いを込められている。

 

・グッズについて
白と黒のボディにシザーハンズのアートデザインがシルクプリンティングされた、Tシャツは、控えめなようでしっかりと個性的な印象を残す感じが、どこか日本的な美意識とも通じ、そのドイツデザインの美しさを自らのライフスタイルにとりいれやすくサイズ展開もS・M・Lと豊富でファッションに合わせて選べるのがありがたい。(¥6900)

 

・イベントを作り上げる空間、什器などにについて
今回会場となっていたコーヒー屋さんであり、コアな内容で福岡にニューウェーブを起こしていくイベントを開催するTAGSTA。ここのギャラリーは福岡へカルチャーを生み出す登竜門ともいえるであろう。用意されたケータリングや、ドリンクを楽しみながら、アート作品やジュエリーの展示などじっくりと思う存分見れるもの嬉しい。二人のデザイナーの作品を照らす年代物のアンティークシャンデリアが美しくガラスに映りこむジュエリーケースは、今回のイベントのために特別にアイアンのオーダショップ<Sloth & co>にてオーダー製作したコラボ作品。こちらも購入やオーダーも受付けているとのこと。蓋をあけるときの重みやアイアンと力強さ、脚の湾曲したラインと今回のイベントのキーワードの一つでもあるシンプルさともマッチして会場全体の空間作りにも一役かっていた。

 

・デザイナーと触れ合って
とにかく控えめなデザイナーのお二人。特に多く会話をすることも無かったが、その会場内で圧倒的な存在感を示していた。また<シザーハンズ>は作品に対してお客様からの意見にじっと目を見つめて言葉の壁を超えて理解しようと常に真剣に対話し、作品の購入者への感謝の表現がとても深く自らのアートが人の手に渡ることに悦喜した。<サスキア>はデザイナー自らが、作品を来場者にフィッティングや似合うものをセレクトして交流を深めていた。作品を手に取るときは、そっと触れ一つ一つに愛情を持って接していると感じた。日本に来て自分の商品を直接伝える事、またその反応を見れる事は嬉しいと話していた。

 

くイベント期間> 
○ 7/7(土)~29(日)  ▪TAGSTA 
○ 8/1(水)~8(水)  ▪EVERGREY
店舗
▪TAGSTA ADD : 福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ 1F
▪EVERGREY ADD : 福岡市中央区薬院3-7-21 1F

 


問い合わせ
EVERGREY|エバーグレイ
ADD :
福岡市中央区薬院3-7-21 1F
☎092-521-0796


Photo /  Shota Minagi (msp)
Styling (Model Izumi Ano ) / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (harimake FULL)
Model / Izumi Ano & Risa Sakamoto (elegant promotion)
Edit / LIRY

 


discovers life style ライフスタイルは探せる。

 

vol,24 Art

 

/ 削ぎ落として伝える美意識・エキジビジョン開催 /

 

 

・The Art of Minimalism
ザ・アートオブミニマリズム

 

 

 

The Scissorhands

コラージュアーテイスト<ザ・シザーハンズ>は、様々な広告や雑誌で活躍するドイツのコラージュアーテイスト。<デビットリンチ>の世界観に多大な影響を受けた彼女のアナログコラージュ作品は、シンプルながらユニークで、どこか人間の本質を突くような鋭さを秘めている。なるべく少ないパーツで伝えたいことシンプルに表現することは容易なようでとても難しいであろう。カッティングの繊細さからも作品一つ一つに対して向き合ったア-ティストの姿勢が垣間見える。熟考され、取捨選択され、シンプルさは、とても美しくバワーが宿っている。奥ゆかしく伝える表現は、日本人の美意譏とも共通するのはないだろうか。また、1995年にスタートした、ファッションを中心とするコンセプトストア< エバーグレイ >が送る“The Art of Minimalism”は、ドイツのジュエリーアーテイスト、コラージュアーティストの作品を一堂に展示し、見たり身に着けたりといった形でその世界観やデザインの面白さを感じていただくコラージュエキシビションとなります。

 

くイベント期間>
○ 7/7(土)~29(日)  ▪TAGSTA
○ 8/1(水)~8(水)  ▪EVERGREY
店舗
▪TAGSTA ADD : 福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ 1F
▪EVERGREY ADD : 福岡市中央区薬院3-7-21 1F

 

 


問い合わせ
EVERGREY|エバーグレイ
ADD :
福岡市中央区薬院3-7-21 1F
☎092-521-0796


Photo /  Shota Minagi (msp)
Edit / LIRY

 


LIRY vol,18 Special Issue “5”  #9

 

五月

THE MAY STORY

5月、晴れます。
5月、騒々しいです。
⑤月、降ります。
❺月にまつわるコトバアソビ。

 

 

⑶.五月雨

SAMIDARE

旧暦の5月頃に降る雨のこと。または梅雨とも呼ばれ、その雨のようにだらだらと、いつまでも続く様子の例え。この言葉は、今でも新暦6月の頃の言葉として使われている。今やビジネス用語としても成果が出ない様子のことをそう例えられる。”さつきあめ”とも呼ばれる。語としては古くは平安時代の万葉集のにも登場し、また古今集や、源氏物語など多くの夏の季語として詠まれてきた。

 

ポンチョの中に着たワンピース ¥4,800 (ヴィンテージ|フェアファックス2) 他全てスタイリスト私物 フェアファックス2 

 


Photo / Airi Matsuo (ar photo)
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Tomoko Kido (co5)
Model / Laila Yamaguchi (More Agency)

 


LIRY vol,18 Special Issue “5”  #7

 

Vintage 5

古着5選〜スウェット・Tシャツ・ワンピース・ブラウス・デニム〜
古着と言えばの5つ。新品の服ともなじんで、経年変化の味のせいか洒落て見える。また新品にはないカラーリングの豊さ、面白いディテールなどなど。古着ビギナーズの皆さま!まずは、ここから取り入れてみよう。

 

 

 

 4.BLOUSE

ブラウス

古着のブラウスって、実は上品。 フリル、リボン、シャイニーな素材など、 女性的なデザインがたくさん。 注目すべきは品格漂う「シースルー」素材。 いつものスタイリングに透け感をプラスしてみよう。

 

 

 

首元のリボンがカワイイ、シースルーブラウス ¥6,800 ゴールドのマーメイドスカート ¥7,800 (ともにヴィンテージ|エースインザホール) パールリング ¥3,500 パールブレスレット ¥4,900 パールイヤリング ¥4,900 (全てヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) アグのサボ ¥8,800 (ヴィンテージ|スライム) 他全てスタイリスト私物 エースインザホール ☎092-724-3958 リトルトリップトゥヘブン  ☎050-3537-5763 スライム ☎092-761-3633  

 

> 5. Denim


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY vol,18 Special Issue “5”  #7

 

Vintage 5

古着5選〜スウェット・Tシャツ・ワンピース・ブラウス・デニム〜
古着と言えばの5つ。新品の服ともなじんで、経年変化の味のせいか洒落て見える。また新品にはないカラーリングの豊さ、面白いディテールなどなど。古着ビギナーズの皆さま!まずは、ここから取り入れてみよう。

 

 

 

 3.ONE PIECE 

ワンピース

女子古着の主流は、ワンピース。 レトロなスタイリングだけじゃなく、 古着の着こなし“レイヤード”でも遊べる。 時代によって違うトーンは、気分でセレクトして 新品とは違う雰囲気を味わってみよう。

 

 

 

70’sホームメイドワンピース ¥20,800 イヤリング ¥5,800 (ともにヴィンテージ|エースインザホール) 中に着たチュールサーキュラーワンピース ¥30,000 (リョウリョウ|リョウリョウ) 中に履いたショートパンツ ¥15,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) エナメルロングブーツ ¥3,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ) チュールグローブ ¥3,500 (ヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) エースインザホール ☎092-724-3958 リョウリョウ ☎090-5933-7365 ローラーズハイ☎092-722-6284 ゴーイングベルボ ☎092-771-6070 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763

 

> 4. Blouse 


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY vol,18 Special Issue “5”  #7

 

Vintage 5

古着5選〜スウェット・Tシャツ・ワンピース・ブラウス・デニム〜
古着と言えばの5つ。新品の服ともなじんで、経年変化の味のせいか洒落て見える。また新品にはないカラーリングの豊さ、面白いディテールなどなど。古着ビギナーズの皆さま!まずは、ここから取り入れてみよう。

 

 

 

 2.TEE

Tシャツ

古着の定番「Tシャツ」。 様々なプリント技法によって表情が違うのも面白い。 昨今の流れでオススメするなら、音楽系。 海外で見つかるからこそ、レアなコンサートグッズも見つかる。 はたまた、見たこともない海賊盤(ブート)も!?

 

 

 

「マドンナ」の2012年に行なわれたロサンゼルスでのコンサートTシャツ ¥3,800 (ヴィンテージ|アナハイム) ペンドルトンのロングスカート ¥6,800 コンチョレザーベルト ¥6,800 レトロ柄スカーフ ¥2,592 (全てヴィンテージ|スライム) ストローハット ¥1,500 右手ハートリング ¥500 左手シルバーパールリング ¥1,000(全てヴィンテージ|ゴーイングベルボ) イヤリング ¥4,900 (ヴィンテージ|リトルトリップトゥヘブン) 他全てスタイリスト私物 アナハイム @anaheim_fukuoka  スライム ☎092-761-3633 リトルトリップトゥヘブン ☎050-3537-5763 

 

> 3.One Pease

 


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 


LIRY vol,18 Special Issue “5”  #7

 

Vintage 5

古着5選〜スウェット・Tシャツ・ワンピース・ブラウス・デニム〜
古着と言えばの5つ。新品の服ともなじんで、経年変化の味のせいか洒落て見える。また新品にはないカラーリングの豊さ、面白いディテールなどなど。古着ビギナーズの皆さま!まずは、ここから取り入れてみよう。

 

 

 

 1.SWEAT  

スウェット

意外とTシャツ並みに、プリント種類は豊富? キャラ、カレッジ、ロゴ、スポーツなどなど。 時代背景も伺えるのも古着ならではの特徴。 オーバサイズなら一枚でゆるく着ても良し。 ジャストサイズなら、今回のようにレイヤードも良し。 “カワイイ”カラーリングとサイズ感を遊ぼう。

 

 

 

80’s「トイザラス」のラグランスウェット キッズLサイズ ¥3,900 (ヴィンテージ|スピンズ) ストライプロングシャツ ¥24,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) イージスラックス ¥5,900 (ヴィンテージ|エーカー) イヤリング ¥4,500 (ヴィンテージ|エースインザホール) サングラス ¥1,000 (新品) キャンディーリング ¥1,000 (ヴィンテージ|ともにゴーイングベルボ) チュールソックス ¥480 (スピンズ) スポーツサンダル ¥7,800 (シャカ|ロイター) スピンズ ☎092-721-1311 ローラーズハイ ☎092-722-6284 エーカー ☎092-406-2824 エースインザホール ☎092-724-3958 ゴーイングベルボ ☎092-771-6070 ロイター ☎092-715-0775

 

> 2.Tee 

 


Photo / Bun Yokoyama
Styling / Keisuke Ueno (REFRAIN226)
Hair & Make / Ayano Ura (hairmake FULL)
Model / Risa Sakamoto (elegant promotion)

 

 

LIRY vol,18 Special Issue “5”  #3

 

CRATE “5”

福岡ブランド<クレート>のモノづくりの思考と、今季の5選!
福岡の大名にある〈クレートガレージ〉。福岡発のブランドは巷でじわじわと人気沸騰中。様々なメディアに取り上げられ、そのデザインは、シンプルでどんなコーディネートにも取り入れやすく男女共に支持されている。 今注目すべき福岡ブランド〈クレート〉魅力に迫る!」。

 

左: <クレート>プロデューサー YOHEI (野口 洋平) さんと、右: TAKE 2011年に古着屋<スタジオフクオカ>をオープン。2017年に<クレートガレージ>に名称を変更し、オリジナルブランド「クレート」をYOHEIと共にスタートさせる。

 

 

*今や時代は地方から生まれるモノに注目が集まる。 福岡だから発信できるコト。

〈クレート〉は他人とのスタイルの違いを楽しみ、その違いをスマートに競い合う人達と出会うことをコンセプトに掲げているウェアブランドです。アパレルブランドは東京にあるのが当たり前な時代は、ネットの普及や情報の拡大によって変化し、今や地方から生まれるモノに注目が集まる時代になりました。新しいモノを作り、新しい時代に乗って、新しい世代が購入する事で新しい流行は生まれると思っています。もちろん、東京や大阪等の大都市でのスタートは大きなアドバンテージになりますが、土地柄にこだわらず、福岡からでも発信できるんじゃないかなと。地元の福岡で何かやりたいという思いが強かったというのもあります。

 

 僕自身、今もバスケットボールを続けているバスケットマンだから、1番身近にあるファッションといえばスポーツファッション。シンプルかつユニセックスで着れるようなデザインのものがあれば、男女問わず楽しんでもらえるし、普段のコーデにも取り入れやすいんじゃないかなと思ってウェアブランドを立ち上げました。僕の出身校でもある大濠高校や福岡第1高校等は、全国的にも有名なバスケットボールの強豪校で、多くの有名な選手も輩出しています。2016年秋にはBリーグも開幕してバスケットボール人気の波がきていると思うし、全国的にも有名な強豪校が揃っている福岡だからこそ、その波に乗ってスポーツファッションも広がっていくんじゃないかな。

 

<クレート>プロデューサー YOHEI (野口 洋平) さん、バスケットボール、ファッション、そして出会ってきた様々なカルチャーからインスパイアされた創造力。それらを元に「CRATE」を全面プロデュースしている。

 そして、〈クレートフッド〉という団体も設立して、活動としては地域清掃活動とスポーツ促進活動をしています。特に力を入れているのが地域清掃活動で、隔週木曜日に天神、大名地区を中心に清掃活動をしています。2017年12月には沖縄のアパレルショップ〈ロッカー〉の誘いを受け、沖縄の国際通りにて開催されたイベントオリンピースに参加しました。スポーツ促進活動としては、毎月1回友人やお店に来てくれているお客さん達と一緒にバスケットボールをしていて、体を動かすことやスポーツをする楽しさを知ってもらえればなと思っています。

 

 

*<クレート>の今季の5選! 人気のブランドロゴは、もはやアイコン!

<クレート>の今季の5選!

1_Coaches Jackets

不動の人気であるコーチジヤケットを、ブランドらしくシンプルで大人な雰囲気のワンランク上のコーチジヤケット。 ¥19,440

 

2_Candycane T-shirts

まだまだ今季もロンTの流れは続く!?<クレート>初のカラーデザインが主張する1枚。ユニッセックスで着れるデザイン。 ¥5,400 

 

3_Crate Basic T-shirts

もうお馴染みとなったロゴTシャツ。ブランドのアイコンとして、侵食している。<クレート>ロゴをフロントに配置した定番でシンプルなデザインTシャツ。 ¥4,320

 

4_CRATE HOOD_Uniform

取り扱いブランドでもあるAKTRのボディーを使用したユニフォーム。リバーシブルでも使用可能。コートでもストリートでも存在感を発揮。 ¥9,720 

 

5_Pullover Parker & Sweat Pants

今期の<クレート>一押しのデザインである「クレートスポーツ」の文字が左腕に大きく入ったパーカーと、裾リブもゆったりとした作りのブランド初のスウェットパンツ。 パーカー¥9,720 パンツ  ¥8,640

 

 

next page >>> CRATE “5” <クレート>5選よりピックアップ!

 


PHOTO / CHIHIRO FUCHIGAMI
EDIT BY LIRY

 


Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#4. tee by THE WHO

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

お題 tee 

 #4 THE WHO <ザ・フー>  The Kids Are Alright
THE WHO、ザ・キッズ・アー・オールライト

「ザ・キッズ・アー・オールライト」は最初にアメリカ合衆国で、翌月イギリスでLPに収録されてから6ヶ月以上もの間、シングルとしてリリースされなかった。当時はそれほどの大ヒットというわけではなく、イギリスでは41位、アメリカでは85位だったが、アルバム「マイ・ジェネレーション」とともにバンド自身及び1960年代イングランドにおけるモッズサブカルチャーのアンセムとなった。1979年にはバンドに関する同名のドキュメンタリー映画「キッズ・アー・オールライト」も作られた。

 

 

 

モッズの「ターゲット・マーク」をメイクで表現。
目の周りにポイントで置かれた、赤の点、青と白の線は、モッズのシンボル「ターゲット・マーク」をベースにしたモッズカルチャーを背景にあるバンドならではの表現方法。

 

ー モッズ〜サイケデリック。多彩な音楽性の中からピックアップしたのは?

スタイリスト・上野圭助 このバンドは、とにかく多彩な音楽性で、一言で言うならイギリスの重要なロックバンドってことぐらい。デビュー時期は、いわゆるモッズムーブメントのイギリスで、「リバプールサウンド」。それを意識した衣装や過激なライブパフォーマンスで、モッズたちを虜にしたんだけど、その後はシンセサイザーなど取り入れ「サイケデリック」なサウンドに変化していく。だから、デビュー時期は、細身のパンツにモッズコートみたいなスタイルなんだけど、時代と共に変化していって、いつからかベルボトムやフリンジが付いたジャケットなど着ていて、結構ハードロックな見た目にもなっていたんだよね。今回は、バンドの有名な「キッズアオールライト」のユニオンジャックに身を包んだカットを撮りたかったから、あの時期に僕個人は焦点を当てていた。トップスはもちろんTシャツだけど、ボトムはフレアにしたかった。そこで、時代のニオイを出せるフレアはジーンズじゃなくて、ブラウンなどのオールドカラーがキー。

 

ほどほどな忠実感。
Tシャツの袖を一折りし、当時のサイズ感風に。「キッズアオールライト」のロジャー・ダルトリー(ボーカル)の様にジャストサイズでフレアを履くのではなく、少し腰に落とすぐらいのメリハリのないユルさが良い。

スタイルは、デビュー当時のモッズカルチャーな部分ではなく、中期のバンドのイメージ。フレアにタイトなトップス。「キッズアオールライト」のMVをイメージ。 Tシャツ ¥3,500 (ヴィンテージ|ゴーイングベルボ)ザ・フーとのコラボレーションコンバース ¥5,000 (ヴィンテージ|フェイスアンドサンズ) グルカスーツパンツ ¥35,000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) ゴーイングベルボ ☎092-771-6070 フェイスアンドサンズ ☎092-732-3139 ローラーズハイ ☎︎092-722-6284

 

ー春らしさと、ザ・フーと言えばの3色使い。

メイク・島村香澄  春らしさも意識して、池乃野さん(ヘアー担当)が、つくったヘアーにも合うように淡いピンクをのせながらバランスを取ってバンドのイメージカラーが、よく缶バッチで見る3色のターゲット・マークだったので、それをちょっと、へんてこな感じで取り入れてみました。赤いマルは、あのターゲット・マークのマルです。

スタイリスト・上野圭助  ターゲットマークの話をすると、もとは英国空軍のマーク。現在もこのマークは存在していて、60年代にザ・フーがこれをTシャツなどに多様してから、モッズファッションに取り入れられて、それによって空軍のマークとして認知される前に、モッズの象徴として世界中に浸透してしまった。しかも、2004年、商標登録所が「ターゲット・マークはモッズたちによって広まり、人々はそのマークがついた服を見ても、空軍を連想することはないだろう」という結論を出したから、モッズのムーブメントによって公有財産となったっていう。簡単に言うと、服飾の物ならターゲット・マークを使用するのはOKってこと(笑)。

 

WHAT’S THE WHO!?

THE WHO. The Kids Are Alright

〈ザ・フー〉は、イギリスのロックバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び、イギリスの3大ロックバンドの1つ。1961年に前身バンドとなる〈ザ・ディトゥアーズ〉が結成され、1964年に同名のバンドがいたことが判明し、〈ザ・フー〉へと改名。1965年にデビュー・シングル〈アイ・キャント・エクスプレイン〉がリリースされ、全英8位となる。さらに同年10月の3枚目のシングル〈マイ・ジェネレーション〉は全英2位という大ヒット作になり、一気にスターダムへとのし上がった。彼らの活躍ぶりは、ポール・マッカートニー曰く、ザ・フーの出現は1965年の音楽シーンに於ける最重要事項と言わしめるほどだったという。1969年にリリースされたアルバム〈ロック・オペラ”トミー”〉で〈ロック・オペラ〉というジャンルを確立した。また1971年に発表された〈フーズ・ネクスト〉では、当時貴重なシンセサイザーを、ミニマル・ミュージック風に導入し後のテクノにも影響を与えた。ギターを叩き壊しドラムセットを破壊する圧倒的なパフォーマンスと文学性豊かな歌詞世界とのギャップが魅力の1つでもある。またファッションにも注目が集まり、当時はポップアートが最先端とされて、彼らは戦略的に取り入れていた。ユニオンジャックで仕立てたテーラードジャケット、服の全面に付けたバッジ、ラウンデルをあしらったトレーナーなどは彼らのトレードマークとなった。

 

 

HAIR / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / SHOTA MINAGI
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /RISA SAKAMOTO (elegant promotion)


プラステル美容室
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飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
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Instagram : @plussterubiyousitsu

 


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#gg8803083

【爺派婆派ソックス】

 

カルト的な人気を誇るクリエイター。孫的クリエイター @inokuchimasashi による、《介護福祉的ブランド》!? が面白い!!街中の面白い方々を撮影し、それを基にアパレル製品を作成している。そこで、生まれた【爺派婆派ソックス】は 街の爺婆が好きそうな色合いに (レッド:小豆、グリーン:抹茶)二者択一的に “爺派” “婆派”と記されている。コチラの商品は、ソックスブランド GanaG Socks (ガナジーソックス)とのコラボで誕生。そんな生産背景もソックスとしてのクオリティーも兼ね備えた、もはや完璧なるシュール系オシャレだと思う。

 

 

足裏にはラバーグリップが使用されてる為、滑り止め機能は良好。安全第一に履ける。
¥1,800 (爺派婆派ソックス | エーカー)

 

 

#gg8803083 STYLE

 

カラー:小豆  

 

 

カラー:抹茶

information

ACRE <エーカー>

今泉の古着屋。主にレギュラー中心に、ヴィンテージアイテムもピックアップ。状態、サイズの良し悪しではなく、直感的にカッコイイと思った物をラインナップ。どのようなスタイルにもマッチするアイテムが見つかります!
福岡市中央区今泉1-18-20 クレスト今泉101 ☎092-406-2824
open-close  13:00-20:00

PHOTO & STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
EDIT BY LIRY

 


discovers life style ライフスタイルは探せる。

 

vol,22 Little Trip to Heaven

 

/アンティークな世界が魅力的な古着屋/

 

 

・New Shop
新天町の古着屋<リトル トリップ トゥ ヘブン>

 

 

 

 

Little Trip to Heaven

「ヨーロッパ・アメリカからこだわり抜いて集められた50~70年代のヴィンテージウェアやインポート・オリジナルアイテムが揃うショップ。大人向けのヴィンテージアクセサリーなど、小物も豊富だ。2フロアの店内は、奥へ行くほどディープな世界が広がり、パーティーなどへも着て行けるお洒落でドレッシーなアイテムがたくさん並んでいる。ヴィンテージの魅力を知り尽くしたスタッフがおすすめのコーディネートを提案してくれる、いつ訪れても古着の魅力と出会える空間。

 

 


問い合わせ
Little Trip to Heaven |リトル トリップ トゥ ヘブン
ADD :
福岡市中央区天神2-9 新天町 ビル107
☎050-3537-5763


Photo / BUN YOKOYAMA
Edit / LIRY

 


NEWS

横山ぶん PhotoExhibition 開催

「TIPS-Living in 4 cities-」

ヒント・秘訣・助言の意味を持つこの単語から日本にはない文化「チップ」と掛け、写真は現代に必要不可欠だが、それは付加価値同然。

そして「tip」の先端の意を込め、作品が何の偽りもない新鮮で最先端な写真であるという2つの意を兼ね合わせた作家自身の思いと写真の表現力の豊かさをテーマに、NewYork・Tokyo・Seoul・Bangkokの各国の主要都市「CITY」で「LANDSCAPE」・「PEOPLE」そして「LIFE」をテーマに、5年間に及び撮影した作品を掲載。

4都市New York・Tokyo・Seoul・Bangkokdでの作品、各40ページの全160ページによる初写真集「TIPS」も同時発売。※300部限定展示作品は現在、Eyewear BRAND「DITA」や大人気漫画「キングダム」など数多くのアーティストとコラボしている話題沸騰中のMetropolitan CROSS bottleとのコラボアイテムを展示会開催記念として展示。

1.27(土)にオープニングパーティーが開催。お酒を嗜みながら写真をご覧ください。※19:00~23:00

作家横山ぶん氏とファッション誌「LIRY」編集長でもありスタイリストの上野圭助氏とのトークショーを開催。

トークショーでは写真集の内容や完成に至るまでのストーリーなどを話す。※21:00~21:30

写真集エ4.500-(税抜き)

展示コラボアイテムエ6.000-(税抜き)

同時購入エ10.000-(税抜き)

 

photo by BUN YOKOYAMA

 

 


「TIPS-Living in 4 cities-」

会期:2018.1.26(金)~2.4(日)
CARBON COFFEE
〒8100041 福岡市 中央区大名1-2-34ロイヤルビル1F 092-781-2270
時間:10時00分~20時00分 ※金・土18時00分~23時00分
☎︎092-781-2270

 

 

 


Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#3. tee “sweat” by THE BEATLES

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

お題 tee   “sweat”

 #3 THE BEATLES <ビートルズ>  THE BEATLES. ANTHOLOGY.
THE BEATLES、アンソロジー発売記念スウェット

伝説のバンド<ビートルズ>。解散後にリリースされた<アンソロジー>スウェット。ボディはUSA製、フルーツオブザルーム。90年代後半にアルバム、ドキュメンタリービデオ、ドキュメンタリーブックの3部構成によってリリースされたのが、この<アンソロジー>。フロントに大きく入ったロゴが、とてもキュート。袖にはライセンス入り。<ビートルズ>オフィシャルスウェット。

 

 

 

たれ目のラインと、遊び心が生んだ黒髪。
<ビートルズ>。60~70年代の時代背景を、現代に落とし込むには、どこか少しモダンな遊び心が必要。外国人特有の目の大きさを意識することで、たれ目に仕上げながらもロックが持つ気怠さを表現。

 

ー <ビートルズ>というイギリス感を、コントラストで勝負してみた。

スタイリスト・上野圭助 今回はTシャツではなく、スウェットっていう少し番外編な内容だったので、ホワイトのスウェットだからこその面積を考慮して、そこに視点が向かう為にボトムは排除したスタイリングに。Tシャツより全面に出てくるオーバサイズのスウェットは、今ぽっいサイズ感なんだけど、あまりデイリーなスタイリングではなく、<ビートルズ>というイギリスを代表する世界的ロックンロールバンドの“シズル”を出すことが本筋。<ラリー>というブランドから生まれたイギリスのミリタリードレスジャケットをベースに、イギリス軍が履く本物のミリタリーブーツ「ジョージブーツ」を履かせて、更にユニオンジャックのソックスでとどめの味付け。

 

イギリス感。ただ、それだけ
スウェットというカジュアルなアイテムに、上乗せした全てにUKのニオイを着せる。バンドそのもの具現化するのではなく、バンドが生きた背景から新たに生み出すスタイル。

着こなしは現代的かつ、普段使い的ではないストリート感。 スウェットはUSA製のフルーツオブザルーム。サイズはXL。 ミリタリードレスジャケット ¥25000 (ラリー)1984年生のジョージブーツ ¥33600 (ヴィンテージ) ユニオンジャックソックス ¥1300 全てフェイスアンドサンズ  スウェット スタイリスト私物 フェイスアンドサンズ ☎092-732-3139  

 

ーディテールは死ぬと思ってやっているヘアデザイン。

ヘア・いけのの晃正  ディテールは顔まわりだけに出ればいいので、髪は遊ばせながらも殺した。よくありがちな、<ビートルズ>のマッシュルームヘアーなどではなく。モデルのヘアー自体を活用した。そこから、撮影自体がモノクロという方向の中で、窓越しの夜の「黒」にヘアーがハマるようなポージング、構図を意識してもらうコトで、僕のデザインプランが完成するっていう流れに行き着いた。

スタイリスト・上野圭助  正直そのアイデアには驚かされたし、セッションとしては最高に面白い考え方だと思いった。今回のモノクロって言う、濃淡しか出ない写真の情報量で、僕が皆に最初に言っていたのは、“コントラスト”。スタイリングもそうだけど、何色を使えばコントラストのバランスが良く見えていくか?を考えていくことが重要だった。勿論、時代背景を意識したことがモノクロだったんだけど、まさか黒を黒の中で潰すアイデアは「流石」の一言。

 

WHAT’S THE BEATLES !?

THE BEATLES. ANTHOLOGY.

1957年に前身となるバンド〈クオリーメン〉が結成され、1960年に〈ザ・ビートルズ〉に改名。1962年10月にレコードデビューし1970年4月10日に解散した世界的に有名なロックバンド。〈Fab Four〉という愛称で親しまれていた。〈ビートルズ〉という名前はジョン・レノンとスチュアート・サトクリフが考えた造語で、バディ・ホリーのバンド名〈バディ・ホリー&ザ・クリケッツ〉の〈クリケッツ〉にあやかり、昆虫の名前で同じように2つの意味を含んでいる言葉として映画〈乱暴者〉から思いついた。ザ・ビートルズ・アンゾロジーは、ビートルズ解散後に制作されたアルバム、ドキュメンタリービデオ、ドキュメンタリーブックの3部構成の総称で、アンソロジー3部作と呼ばれることもある。各作品共にジャケットや表紙はビートルズの写真、アルバムジャケットの切れ端のコラージュを模した1枚の絵画になっている。制作は〈ビートルズ〉とも深い親交のあるクラウス・フォアマンによるもの。

 

 

Hair / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / MITSUNOBU NAKAMURA
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL /RISA SAKAMOTO (elegant promotion)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura

飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu

 


NEW LOOKS

HOLLY THE CHAOS 

ある家族の風景

COLLECTION BY HIPPINESS


映画が好きな人、映画に魅せられた人、映画に少なからず影響をうけた人、さまざまな形で映画を愛する人達へ送る<ヒッピネス>の新たなヴィジュアルコレクション。定期的に新作を発表するブランドが、あえて本来のコレクションの意図とは違い「映画」という文化を背景に“ベクトルを変えたビジュアル”を発表していくメディアが誕生。「film by Hippiness」基本的な活動はSNSのインスタグラムアカウントをベースに始動する予定で、現在はそれ以上のメディア情報はない。今回発表された「HOLLY THE CHAOS」は、先日発売されて、発売と同時に完売のモノまで出た程の人気ぶりだった「ホーリーシャツシリーズ」を全型全色をつかったコレクションとなっている。ストーリー設定含めて、ユーモアのある内容でビジュアルが展開されてる。また、近々「 HOLLY THE CHAOS」の第二弾ビジュアルも発表する予定。

 

 

 

 

父は幼い時に蒸発し、祖父母達と母に育たれた堀昌子(まさこ)が成人した年、母が亡くなる。その年、祖父母に昌子は家族の秘密を打ち明けられる。蒸発した父には、腹違いの娘達がおり、一人は外国人との間に生まれた混血の女の子。もう2人は、日本人女性との間に生まれた(らしい)謎の双子。そして未だ、父の行方はしれないまま。そんな中、祖父母は母が他界したコトをきっかけに、いずれの娘達との共同生活をすることが、残された人生の中の責任と言いだす。戸惑い隠せない昌子は、母が生前慕っていた”占い師山田”に相談をするが、そこでもまた”占い師山田”に、新たな事実を打ち明けられる。それは、父の友人だと言う”ドラッグクイーン”が、父の事で話しがしたいと”占い師山田”の所に先日訪ねてきたという。腹違いの娘達。しかも混血のクールな娘に、純血の謎の双子。ドラッグクイーン、占い師、戦争を経験した厳格な古典主義の祖父、考古学を愛する穏やかな祖母、混沌としだした昌子の20歳が始まる。

◾️cast

•長女 【堀昌子】 梅崎美和
•戦争を経験した厳格な古典主義の祖父 【堀万次郎】 竹田シゲナリ
•考古学を愛する穏やかな祖母 【堀春日】 林ジュン
•腹違いの次女(ハーフ) 【堀マーゴ】 アイシャ
•腹違いの謎の三女四女(双子) 【国吉あかり】【国吉ひかり】 和田あみ 和田あや
•母が慕っていた怪しい占い師 【山田D】 山田ルイ
•父のもう一つの顔を知るドラッグクイーン  【イーライ•ヒカル】モッコス

 

HIPPINESS HOLLY SHIRTS SERIES —ヒッピネス”ホーリーシャツ シリーズ”—

『HOLLY SHIRTS SERIES

エレガントなダブルカフスを<ヒッピネス>流に魅せた

スイスコットンで高密度で織り込まれたタイプライターと同系色のサテン生地を掛け合わせシャツトップスとタックロングシャツワンピースとリバーシブルオーバースカートの三型を展開。2型のシャツは、ボタンをオリジナルで染め、ダブルカフス仕様にし、カフスを広げ、スリットカフスの様にみせることもできる。
シャツトップスは、リバーシブル仕様にもなっており、通常時は、ハイネックカラートップス、リバーシブル時は前明きのシャツとなる。タックロングシャツワンピースは、半身のみタックをいれ、丈の長さをアシンメトリーにすることで、左右の表情や動きが変わるシャツワンピースとなっている。またボタンを外せば羽織にもなり、コーディネートで遊べるアイテムとなっている。リバーシブルオーバースカートは、1着につき7mの生地を使用しており、歩くたびに空気を含み、女性らしい柔らかさを表現してくれるアイテムとなっている。HOLLY SHIRTS SERIESは、「可愛さ」と「無邪気さ」と、「女性の誇らしさら」を感じれるシリーズ。

 

>>> ALL LOOK Preview <<<

全てのルックをみる

 


information

ハイネックカラーシャツ ¥26,000  (ブラック、ホワイト、レッド、オリーブ)
タックロングシャツ ¥38,000 (ブラック、ホワイト、レッド、オリーブ)
リバーシブルオーバースカー ¥38,000 (ブラック or ホワイト、レッド or  オリーブ)

ヒッピネス  ☎092-752-1530
カオスボヘミア  ☎092-738-7727


PHOTO / DAISUKE SHOUDA (KRK)
DIRECTION & STYLYNG / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / AYANO URA & YUKA HIRATA (hairmake FULL)
MODEL / MIWAKO UMESAKI , AYSHA , SHIGENARI TAKEDA ,
JUN HAYASHI , LUI YAMADA , AMI WADA , AYA WADA , MOCCOS

 


Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#2. tee by KISS

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

お題 tee

 #2 KISS <キッス> The Alive/Worldwide Tour (also known as the Reunion Tour)
KISS、1996年のツアーロングTシャツ

キッス(KISS)は、1973年1月にアメリカで結成されたロックバンド。白塗りの化粧、ド派手な衣装でストレートなロックンロール、ハードロックを演奏する。当初より吐血や火吹きなど、過激なライブパフォーマンスで人気を博す。”地獄”というコンセプトの元、悪魔が愛を唄うということでセンセーショナルにデビューし大ブレイクしたのがKISSだ。彼らのファンは、キッスアーミー(KISS ARMY)と呼ばれる。

 

 

 

ハードな口元と熱を帯びた頬。
<キッス>メイクの元となった歌舞伎の白塗り。漆黒のリップにスタッズをつけハードな印象に。今から大好きな<キッス>に逢いに行く高揚感をキュートな血色のあるチークで表現。

 

ーKISSのファン、キッスアーミー(KISS ARMY)に焦点を当てた作品。

スタイリスト・上野圭助 バンドTって、そのバンドが好きだったり憧れや応援したいという馳せた想いのプロダクトだと思う。その事から、今回<キッス>自体ではなく、【KISSを好きなファンの女の子】を創造。その方が企画の意図であるカルチャーを知る事に沿う。<メタリカ>を聞いてもいない人が<メタリカ>を着るって言う流れが悪いというわけじゃないけど、僕としては、<キッス>のファンが「KISSARMY」と言われる“キャッチー”なネーミングが<キッス>の背景あったってコトを知ってもらうだけでも、<キッス>を知らない人への、なんとなく想像を掻き立てるキッカケになるのかな?と。そして、スタイリングは、70年から活躍してるバンドなんだけど、90年時期のツアーTなので、最近の古着ブームを意識して“アーリー90s”あたりのスタイリングにしてる。なんとなくデイリーにも取り入れやすい、難しいことはそんなにしない!って言う、「部屋の中で、手にしたモノを着た」って感じ。

 

”敢えて”の美学。
96年は、ファッション的なミクスチャーもあり雑でバサッとした世界観。しかしながら音楽性はしっかりしていたのでヘアはウェットな質感と外ハネのクールなニュアンスで敢えて崩さなかった。

レザースカートだけでなく、上からデニムを重ねることで、90’s<キッスアーミー>に。もちろん網タイツはロック女子には必須! Tシャツ ¥5999リメイクジャケット ¥14999 (ともにヴィンテージ|スピンズ) デニムフリンジラップスカート ¥21000 (リハーズオール|カオスボヘミア) レザースカート ¥7800 (ヴィンテージ|スライム) 他全てモデル・スタイリスト私物 スピンズ ☎092-721-1311  カオスボヘミア ☎092-738-7727  スライム ☎092-761-3633 

 

ーKISSというバントの、リアルを知らない世代が作るからこそできるメイクデザインかもしれない。

ヘアメイク・島村香澄 今回のヘアメイクは実際に音楽を聴き、MVやメンバーの写真を見てみたり、<キッス>というバンドのオリジナルのパーツを少しずつ拾いコラージュして再構築した感覚。白い肌に、漆黒や赤をとり入れたメイク。ひとつ間違えれば、ゴスともなりそうだけれど、<キッス>が大好きなファンということなので、スタッズを入れたら<キッス>っぽいんじゃない?とか単純にチークを高い位置にしてピンクを入れたら可愛くなるじゃん!というリアルに可愛いを感じるところからインスパイアされたメイクデザインをとり入れた。好きな人のライブに行く高揚感や熱狂する気持ち、ピュアでストレートな想いを表現した。完璧に模倣するよりも、もっと力を抜いて、”こんな感じでもいいんじゃない?”というニュアンスが90sなスタイリングの雰囲気に絶妙にマッチする。

 

WHAT’S KISS!?

The Alive/Worldwide Tour 96/97 (also known as the Reunion Tour)

デビューは1974年。当時のロックがファッションや文化に影響を与えたが<キッス>はライブバンドとしてファンを泥酔させた。キャッチフレーズは、「You Wanted the Best!? You Got the Best! The Hottest Band in the World, KISS!!(最高を求めていただろう!? お前は手に入れた! 世界一熱いバンド、キッス!!)」であり、1975年のライブから現在にかけて、オープニングアナウンスとして使用されている。まさに、アメリカンコミックからそのまま飛び出してきたような強烈なキャラクターの地獄からの使者達。そしてそれとはギャップのある、ストレートで熱く、ピュアな愛を詩にした優れた楽曲。全員がリードヴォーカルをとれ、視覚と聴覚双方からの刺激でエンターテイメントを追究した完璧なまでのステージでファンを熱狂させる。今回のTシャツはオリジナルメンバーが再結成された時のツアーTシャツ。

 

 

Hair / Terumasa Ikenono (Pluss teru biyousitsu)
MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / DAISUKE SHODA (KRK)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL / LUI YAMADA (elegant promotion)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura

飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu

 


SAVONS GEMME
【サボンジェム】

“SAVONS LADY”

バスタイムは、アートな石鹸“サボンレディー”

 

香水の都「グラース」から、世界で一番美しい石鹸<サボンジェム>が生まれました。彩り豊かな石鹸は、宝石のよう。香るフレグランスに身を包まれ、バスタイムを楽しむワタシは“サボンレディー”。

 

 

①【ガーネット】石言葉:生命力・エネルギー・努力・気力 香り:フルーツ系 シトラスフルーツブーケの香りに森林のタッチを加えました。 ②【グリーンガーネット】石言葉:純愛・真実・友愛 香り:フローラル系 シプレーのハーモニーをオークモスの強いアクセントで仕上げました。 ③【アルバトールオリエンタル】石言葉:勝利・純真・鎮静 香り:オリエンタル系 ミルク・ハニー・カーネーションのタッチを加えました。 ④【サファイア】石言葉:徳望・慈愛・誠実 香り:シトラス系 ラベンダーをベースにレモンとタンジェリンでフレッシュな香り。 ⑤【ジェイド】石言葉:安定・平穏・慈悲・知恵 香り:ハーブ系 サヤヌカ草・カーネーションアニシードが創りだす神秘的で上品な香り。 ⑥【ブラックオパール】石言葉:創造・活力・歓喜 香り:フルーツ系 メロンとアプリコットがエレガントでエキゾチックな香りを演出。 ⑦【ラピスラズリ】石言葉:尊厳・崇高・独立 香り:ウッド&フローラル系 ローズウッド・ネロリのフレッシュ感にメントールのタッチを加えました。 ⑧【ブラックオニキス】石言葉:成功・信念・魔除け 香り:フルーツ系 植物とアロマが調和し、メロンの香りが軽やかさを強調。 ⑨【ブルーアゲート】石言葉:芸術性・安定・博愛 香り:フローラル系 フレッシュな花の香りをベースに軽やかさと繊細な香りに仕上げました。 ⑩【ローズクオーツ】石言葉:恋愛・優しさ・愛情・美 香り:フローラル系 バラの香りをベースに野バラ、ヒヤシンスで調香。 ⑪【アズライトマラカイト】石言葉:名声・純化・癒し 香り:ウッド系 イトスギ、シベリアマツの葉、レバノンスギで木々の香りのハーモニーを演出。 ⑫【ファイアオパール】石言葉:社交性・人間関係・創造 香り:フルーツ系 マスクメロンと白桃の魅惑的でフルーティーな香り。 全てフレグランスソープ170g (全15種) ¥3300 

information

SAVON GEMMES <サボンジェム>

博多マルイ店 福岡市博多区博多駅中央街9-1 2F ☎092-577-1635

PHOTO / TAISHI FUJIMORI (calm photo)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / TOMOKO KIDO (CO5)
MODEL / YUMI NAKATA (elegant promotion)

 


THE VINTAGE SHOP

こだわりのヴィンテージショップを知る。

 

vol,7 Anaheime

【アナハイム】

 

ヴィンテージショップ、古き良きモノが溢れるお店。今泉と警固の境目を通る「上人橋通り」。その通り沿いに並ぶビルの中に2017年7月にオープンしたばかりのヴィンテージショップ<アナハイム>。大名にある<フェアファックス><スライム>に続き3店舗目にあたる姉妹店である。店内はウェアから、小物まで全てヴィンテージ。音楽やスケート、バイク、ワーク、ミリタリーといったコアな路線をベースに“カワイイ”が実は眠っていた。

 

 

style.1 レディースで、このサイズ感は見事。ドットとギンガムで遊ぶワークスタイル。 <ディオールスポーツ>ドットブルゾン ¥7800 ベイカーパンツ ¥6800 <コンバースチャックテイラー> ¥7800

 

 

style.2 <アナハイム>のマニアックなモノと言えば、沢山のヘルメット達。 <BELL>フルフェイス ¥39800 70’s<チャンピオン>リバースウィーブパーカー ¥19800 (すべてヴィンテージ)

 

style.3 <ミスフィツ>のシンボル「クリムゾンゴースト」。そして、奥に見えるあの画は、、、<ハイスタンダード>!!?? オーバーサイズのスニーカーもカワイイ。いわゆる「デカ履き」もヴィンテージショップならでは。デニムジャケット ¥6800 アディダススニーカー ¥4800 LIPSERVIS スキニージーンズ ¥7800

 

 

レトロでポップ。宝探しのような店内!?

 

 

1 これからのシーズンに1足は欲しい。革靴達がズラリと。<ドクターマーチン>を始め、ローファーやウィングチップなど様々なレザーシューズを取り扱い中。価格はおよそ6800円から〜。かなりの数があるので、欲しい1足と出会えるはず。
2・3・4 “わかる人には、わかる”このラインナップ達。壁には、なかなかレアなアイテムが掛かっているが、もちろん購入可能! 90’sモスキートヘッド <ジミ・ヘンドリックス>バンドT ¥19800 .90’s<モトリークルー> バンドT ¥17800 90’s<メタリカ>ツアーT ¥14800
style.4 ストリートで差をつけるなら、ハードなスポーツウェアはいかが? <アディダス>レザージャケット ¥78000 バンダナ ¥1080 <カーハート>ダブルニーペインターパンツ ¥5800 手に持った<エルム街の悪夢>のフレディの人形 ¥4800 

 

 

5 店内の至るところに、アメリカの小物達が点在している。生活用品から、インテリアまで幅広く展開しており、よくよく見てみると値札があるので細かくチェックしてみて。
style.5 ヴィンテージショップと言えば、「ウエスタンスタイル」も忘れちゃいけない。初心者の方は、落ち着いたカラーリングから遊んでみよう。 <DYNAFELT>カウボーイハット ¥9800 メキシカンパーカー ¥4800<リーバイス501>カットオフショートパンツ ¥3800  <アクメ>ウェスタンブーツ ¥12800

 

 

rev >>> THE VINTAGE SHOP VOL.6 GOING BELLBO


information

Anaheim <アナハイム>

上人橋にございます、<アナハイム>です。「リアルなアメリカ」をテーマにボトムスやトップスはもちろんシューズやハット、カップや灰皿、雑誌などの雑貨を取り扱っております。商品はオーナーやスタッフが直接アメリカに向かい、厳選したものです。ユーズド、ヴィンテージがお好きな方はもちろん、ユーズド初心者の方にも楽しんでお洋服を選んでいただけれる内容になっております。(アナハイムより)
福岡市中央区今泉2-4-23 ぴっぴーハウス 2F ☎092-707-0336
open-close  13:00-19:00

DIRECTION & STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
PHOTO / BUN YOKOYAMA
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / RISA SHINCHI (elegant promotion)

 


Found it !!!

「編集部!良いもの見つけました!!」

Attractions

Music Video “Knock Away”解禁

才能に酔い、嫉妬を超えて、踊れ。予測出来なかった新世代ロックバンド<アトラクションズ>解禁!

 

 

Attractions
”Knock Away”
2017年8月28日(mon) 0:00〜 MV解禁!!



From Fukuoka to Asia!アンセム不在の全世界に『Knock Away』が鳴り響く!福岡からアジアのロックシーンを新たなステージへと導く!プロデュースに山本幹宗(ex The Cigavettes)が参加した待望のデビュー楽曲『Knock Away』のMVが公開!さらに、iTunes、APPLE MUSIC、Spotify、LINE MUSICなど各種サイトにて配信もスタート。そして10月4日(水)には待望のデビューEP『Attractions』が全国リリース!

 

Attractions 1st EP『Attractions』
発売日:2017年10月4日(水)
品番:GMF001
JAN:4573440510119
税抜価格:1800円
フォーマット:CD
発売元:GIMMICK_MAGIC
販売元:PCI MUSIC  

 

EPからのリード曲「Knock Away」のMVが8月28日(月)に公開予定!製作陣にはクリエイターズオブザイヤー2016のメダリスト皆川壮一郎総監修のもと超一流スタッフが集い制作!

クリエィティブディレクター:皆川壮一郎(読売広告社)
監督:山本ヨシヒコ
プロデューサー:佐々木 貴明(T&E)、日野昌暢
撮影:新出一真(VOYAGER)
照明:佐藤昭二 (LAUNCH)
スタイリング:上野圭助(REFRAIN226)
ヘアメイク:松本麻里
 

 Attractions

URO (Vo)
TAKE (Gt)
massiveeffect (synth)
AKIRA (Dr)
JUN (Ba)

2010年の結成以降、LITE、LOW IQ 01、荒井岳史&栄一木暮 (the band apart) 、松田 “CHABE” 岳二 (CUBISMO GRAFICO)らと共演し、『第14回 釜山国際ロックフェスティバル』のCMソング&メインテーマを努めるなど、福岡を中心にアジア圏で活躍したロックバンドJENNIFER ISOLATION。このバンドの解体に伴い、ボーカルのURO、ギターのTAKE、ベースのJUNに、同じく福岡で活動し人気を得ていたドラムのAKIRA、キーボードにmassiveeffectを迎え、2016年に結成されたのが『Attractions』である。  サウンドはUKロックを原点に海外のトレンドとも共振。OIL WORKSやKYNE、NONCHEREEの出現により、俄に全国から熱い視線を集める福岡のニューストリートカルチャーの一翼を担う。  2017年。福岡発世界基準の音を鳴らすべく、20年間福岡のカルチャーを牽引してきたアパレルショップBINGO BONGOが設立した音楽レーベル『GIMMICK-MAGIC』の第1弾所属アーティストとして遂にデビュー。  来る2017年9月22日には、東京からyahyel、韓国からKIRINを招き、福岡BEAT STATIONにて1st EP『Attractions』のリリースパーティーを開催。会場限定にてEP『Attractions』を先行発売。10月4日からは同EPが全国リリースされる。

 

 

 
新アジア圏構想を掲げ、福岡をベースに東(日本全国)だけでなく、西(アジア)へアプローチをかけるレーベル。レーベル主催イベントでも、福岡を基軸に日本とアジアが交わり新カルチャーを生み出すべく活動中。
 
twitter : @AttractionsFk

Information

【LIVE 情報】

2017年9月6日(水) Should Go!! at 福岡kieth flack

2017年9月10日(日) Living Aloha’17 at 佐賀GREENBEACH HOUSE
出演 / toe、ザ・なつやすみバンド、the PRACTICE、LOSTAGE、スカート、Attractions

2017年9月22日(金) GIMMICK_MAGIC at 福岡BEAT STATION
出演 / yahyel、KIRIN、COLTECO、Attractions

2017年10月1日(日) Special Favorite Music Royal Blue Release Tour at 福岡kiethflack
出演 / Special Favorite Music、about a ROOM、Attractions、MADE IN HEPBURN、SHOTA-LOW


 

<デコード>の“ヤバいTシャツ” <<< prev 

 


 

FUKUOKA  Souvenir since 2015

FTM

FUKUOKA T-SHIRTS MARKET

福岡の夏、フクオカTシャツマーケット

 

もはや、福岡の夏の定番<フクオカTシャツマーケット>。
今年も新たな「フクオカ」グラフィックが集い、夏を彩る。気楽に「フクオカ」を着て出かけよう。

 

 

No.7

インディアンロゴに、山笠ならではの“ハチマキの結び” 始めのNと終わりのNは、
ニップに決まるようにポジショニング! ローカル感と遊び心を込めたTEE。

Tシャツ ¥3000 (ネイティヴ アメリカン|ナンバーセブン) 90’sノーティカのクレイジーパターンのスイムショーツ ¥4999 (ヴィンテージ|スピンズ)  サンダル¥3000 (ナイキベナッシ|ナイキ)  ナンバーセブン ☎092-725-2233  スピンズ ☎092-721-1311 ナイキカスタマーサービス ☎0120-6453-77

 

 

CORDUROY cafe 

フクオカの街がどんどん進化していく
現代芸術家のアノ名作のように、 どこかの街で“ニューフクオカ”に出会ってみたい。

Tシャツ ¥3000 (ニューフクオカ|コーデュロイカフェ)  ヘアピン ¥800 (ユミユミ|ブロードライバー)   他全てスタイリスト私物 コーデュロイカフェ ☎092-716-3367 ブロードライバー ☎092-707-3235 【撮影協力】 カフェ&ダイナー サンテリア ☎092-791-1186

 

 

C-GraNt 

手描きでポップな福岡を表現。
「あなたの特別な人との時間を大切にして欲しい。」 そんな願いをスターに託して、

Tシャツ ¥3500 (福岡スター|シーグラント)  ストライプ変形ショーツ ¥50000 (ヴィヴィアンウエストウッド|スピンズ)  他スタイリスト私物 シーグラント ☎092-753-9094 スピンズ ☎092-721-1311

 

 

ADDICTION 

福岡中毒=アディクションフクオカ 福岡にハマる人とショップ名のダブルミーニング!
中国語の簡体字を使う事で福岡の魅力をアジアにアピール。

Tシャツ ¥3000 (ニューフクオカ|FTM) 様々なエンブレムが描かれた総柄パンツ ¥4930 (ヴィンテージ|ネスプリ) サンダル ¥1999 (スピンズ) コーデュロイカフェ ☎ 092-716-3367 ネスプリ ☎092-733-3710 スピンズ ☎092-721-1311 

 

NOW,YOU KNOW 

現代美術家 バーバラ・クルガーの
アイロニカルな姿勢へのシンパシーを持って、 消費社会へのアンチテーゼ。

Tシャツ ¥2900 (フクオカ|ナウユーノウ) ダークグリーンのボクサーショーツ ¥4930 (ヴィンテージ|ネスプリ) 他スタイリスト私物 ナウユーノウ ☎ 092-406-9170  ネスプリ ☎092-733-3710 

 

 

808 collection 

「福岡を愛しているけど !!』
ストレートに表現するのが照れくさい方に、 普段着に合わせやすく主張しすぎないデザイン。

キャップ ¥3900 (福岡シティキャップ|FTM)  Tシャツ ¥3500 (フクオカカレッジTシャツ|エイトオ―エイトコレクション) 90’s ノーティカのクジャマイカカラーのスイムショーツ ¥3999 (ヴィンテージ|スピンズ) 他スタイリスト私物  エイトオ―エイトコレクション www.808-collection.com スピンズ ☎092-721-1311

 

PICK UP!

*1 AMU PLAZA HAKATA アミュプラザ博多 5F 特設売場
6.10 (SAT) ~ 8.18 (FRI)
*2 FUKUOKA PARCO at Meetscal  store 福岡パルコ 2F ミツカルストア
6.16 (FRI) ~ 8.19 (SAT)

PHOTO /  SHOTA MINAGI
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR&MAKE / AYANO URA & CHINATSU SUNAKAWA (hairmake FULL)
MODEL / IZUMI ANO (elegant promotion)

 


THE VINTAGE SHOP

こだわりのヴィンテージショップを知る。

 

vol,6 GOING BELLBO 

【ゴーイングベルボ】

 

ヴィンテージショップ、古き良きモノが溢れるお店。天神・大名のヴィンテージウェアと、昭和レトロが溢れるお店<ゴーングベルボ>。15年の歴史を持つショップだからこそ、こだわりが詰まったラインナップは、60年代〜90年代のファッションアイテムを中心とし、昭和雑貨・小物が点在している。あらゆる「レトロ」や「カワイイ」が揃う面白空間が、「宝探し」のようなヴィンテージショップ。

 

 

style.1 気分は70’sロックスタイル オリジナルTシャツにベルボトムジーンズでロックテイストな70年代の雰囲気に。 オリジナル「ウキハワイ」トリムTシャツ ¥3000 ベルボトムジーンズ ¥3500 (ヴィンテージ)

 

 

style.2 60’sイエイエスタイル 60年代に活躍したモデルのツイッギーを彷彿とさせるミニスカのイエイエスタイル。明るい配色で60年代にタイムスリップ。 インポートイヤリング ¥2000 60’sミニ丈ワンピース ¥4000 イエローシャツ ¥1000 (全てデッドストック) 白いブーツ ¥3000 赤いサングラス ¥1000 (ともに新品)

 

 

style.3 爽やか80年代アイドル風スタイル。 昭和のアイドルの雰囲気を醸し出す、”夏のお嬢さん”的スタイルでピクニック気分を満喫。 80’s水玉ワンピース ¥4000 白パンプス ¥2000 かごバック ¥1500 (全てヴィンテージ) フランス麦わら帽子 ¥4000 (新品)

 

 

レトロでポップ。宝探しのような店内!?

 

 

1 レトロな雰囲気を主体にしつつ、60年代から70年代をメインに、そしてポップな80年代や、ゴージャスな90年代前半まで。(60’s、70’s、80’s、90’sレトロ)国内のリアルレトロ古着や、ヴィンテージアイテム、個性的なバッグやファッション小物をメインに取り扱い中。
2・3・4 20’s〜70’sのノベルティなどの昭和の缶バッジや昭和レトロなお箸ケースには懐かしいあのキャラクターも。80年代のパーツをブローチにアレンジしたレトロブローチは、アクセサリーとしてつけても良し、インテリアの一部として飾っても良し。
style.4 一瞬で変身!70年代ファッション オーナー自らがペイントしたマントコート。非売品の為、着用してみたい方はぜひお店へ。写真撮影も可能とのこと。 オリジナルペイントマントコート (非売品)

 

 

5 とにかく派手な70’sから90’sの総柄シャツ。某人気俳優のS田様のおかげで、注目を集めている。女性のみならず、最近では、男性からの支持も増えてきているそう。
style.5 カラフルポップなレトロ80’s 蛍光ピンクをアクセントにしたレトロ80’sスタイル。足元にはボウリングシューズで一味違うカジュアル感を。 80sケミカルデニムジーンズ ¥3500 ストライプレトロシャツ ¥2000 蛍光キャップ ¥1000 ファンシー巾着 ¥1000 (全てヴィンテージ) ボウリングシューズ ¥2500 (デッドストック)

 

 

rev >>> THE VINTAGE SHOP VOL.5 PA$$LE


information

GOING BELLBO <ゴーイングベルボ>

デザインや柄、存在感のあるものなど、個性的ながらファッションとして通用するものをセレクトしている、レトロヴィンテージショップ。レトロでかわいい古着や雑貨などの豊富なアイテム達を宝探し気分で探せる店内は、ココロときめく空間。また、リメイクアイテムやオリジナルも多数展開しており、福岡から「かわいい」を発信するようなオリジナルファッションアイテムも取り揃えている。。
福岡市中央区大名2-2-44マウンテンハウスⅡ 4F ☎092-771-6070
open-close  13:00-19:00

DIRECTION / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
PHOTO / BUN YOKOYAMA
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / RISA SHINCHI (elegant promotion)

 


Plussterubiyousitsu × LIRY

teru & tee

#1. tee by P!NK

 <プラステル美容室>と、 「Tシャツ」に描かれたグラフィック。

 

お題 tee

 #1 P!NK <ピンク> Truth About Love TOUR 2013
アメリカ代表するR&Bシンガー 2013年に復帰したツアーTシャツ

ペンシルベニア州生まれのシンガーソングライター。本名アリーシア・ムーア。名前のピンクの由来は、髪の色をピンクに染めてたから。2000年にアルバム「キャント・テイク・ミー・ホーム」でデビューし、59週連続全米アルバムチャートイン。その他、20001年に映画ムーランルージュやチャーリーズ・エンジェルのテーマや主題歌も話題になり、グラミー賞、MTVビデオ・ミュージック・アワード等も受賞する。

 

 

 

強さは目元、あえてのウェット。
アイブロウとアイラインはしっかりと、アイホールはヘアと質感を合わせてウェットにすることで、クールでストロングな<P!NK>のニュアンスを凝縮した女性像を演出。

 

ー曲のニュアンスとモデルの際立ちのバランスを考えた作品。

ヘアメイク・島村香澄 <P!NK>は声がハスキーな感じ、ストレートな言い回しの歌詞だったから、その人の形をたどるより、雰囲気で<P!NK>のイメージを出した方が小意気にキマると思って、曲を聴いたニュアンスでイメージを作った。少しヤンキーみたいなイカツイ男性っぽい印象を、そのままヘアメイクに取り入れるのも違う気がした。ヘアーもウェーブじゃない、ストレートの方が良いかなとか。モデルもショートヘアーだったので、メイクも<P!NK>に寄せてしまうと、せっかくの本人のプリントのTシャツが際立たないと思い、メイクは寄せないように注意。眉、まぶたのバランスを考えて、透け感を出し、リップはハッキリとしたピンクで可愛いく<P!NK>のトーンをプラス。その部分でバランスを取った。それが、オリジナルの<P!NK>を生んだ。

スタイリスト・上野圭助 <P!NK>に対して知っている情報が多かった為、固定概念が強くなり、なるべくイメージを寄せていこうと考えていた。なので、モデルもショートヘアーのモデルを提案した。もし、知らない情報が多かったなら、曲の感じなどのニュアンスでイメージしていたと思う。

 

アグレッシブで弾けるようなピンクのリップ。
強さを感じる中にも、女性らしさが確実に入り交じってるという印象をうける<P!NK>を、リップのカラーリングに表現。

それぞれトーンの違うピンクで、アバンギャルドなイメージでスタイリング。 Tシャツ ¥4999 ベルト ¥1998 (ともにヴィンテージ|スピンズ) 他全てスタイリスト私物スピンズ ☎092-721-1311

 

ーインパクトが強いものが多い【音楽Tシャツ】は、文化背景などオリジナルに咀嚼し【自分なりに着こなすか】をテーマに着てみて欲しい。

スタイリスト・上野圭助 今回、裏テーマ的なものが自分の中にあって、それが映画の「ターミネーター2」。その中に出てくる、少年時代のエドワード・ファーロング扮するジョン・コナーのベタなアメカジ。当時、それが何故かカッコよく見えていた。それは単に、着ている俳優や役がカッコいいからで、そのまま真似しても、当然ジョン・コナーようにカッコよくは着れない。その教訓として、人のファッションを【自分なりにどう着こなすか】ということ。まんま着ても、憧れた気持ちは完全に消化出来ていない。だったら、自分なりに着てみて、取り入れる。少しコーディネートを変えるとか。その着方が、個性的でも均一的でも、その人の唯一無二の魅力になっていく。要は、怖がらず挑戦していくコトと、真似より、こういった文化背景などを、オリジナルに咀嚼して欲しい。ちなみに、「ターミネーター2」で、エドワード・ファーロングは、サラッと<パブリックエネミー>のバンドTシャツを着ている。その感じが、自然過ぎてたまらない。

 

WHAT’S P!NK !? Truth About Love TOUR 2013 TEE

音楽好きな父の影響で、幼い頃からボブ・ディランやジャニス・ジョプリン等の古いロックを好む。ハスキーな声に乗せて放送禁止用語や気持ちをストレートに本音をぶちまけ、男性的な力強さを感じる<P!NK>。自らアクションを起こして、人生を切り開いてきたからこそ楽曲に反映されたのだろう。そんな彼女も、今ではモトクロスレーサーのケアリー・ハートと復縁・再婚をし2児の母。今回のTシャツは、その産休から復帰したツアーTシャツ。産休前より、さらに力強さと勢いを感じさせたこのツアーは、バックプリントにも描かれているが、スペシャルゲストにスウェーデンのバンド<ザ・ハイヴス>の文字!!!ガレージロック・リバイバルの旗手として認知されたロックバンドとの共演で行われ、相変わらずの暴れっぷりを魅せたのである。一方では、動物愛護団体を支援し、毛皮の服で着飾る大物セレブに対して叩き、話題にもなったりと慈悲深く女性的な一面もあるコトも忘れないで欲しい。

 

 

HAIR & MAKE / KASUMI SHIMAMURA (Pluss teru biyousitsu)
PHOTO / DAISUKE SHODA (KRK)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL / RISA SAKAMOTO (elegant promotion)


プラステル美容室
ヘアメイク 島村香澄・Kasumi Shimamura

飯塚出身大村美容ファッション専門学校卒業後<プラス>に2012年入社。
現在は<プラステル美容室>。スタイリスト、とりあえず人と髪が好き。
常にゴールのない美容師という職業を楽しんでいる。
〒810-0003 福岡市中央区春吉2-18-30 ☎092-406-6511
http://pluss.me/teru/
Instagram : @plussterubiyousitsu

 


NEW LOOKS

URBAN DRESS SERIES

夜型の純血主義は、白を好む。
COLLECTION BY HIPPINESS


「夜を、昼のように楽しむ。」をテーマに、
<ヒッピネス>から誕生した「アーバンドレスシリーズ」を、ヴァンパイアの純愛を描いたジム・ジャームッシュ監督の作品『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』をインスピレーション源とし、新たなファッションストーリーが展開された。映画の舞台はデトロイトとモロッコ。今回の撮影は、コードスタイルが運営する、「コードスタイル・ラボ」の無骨で味わいのあるインダストリアルデザインの空間で行われた。ブランド側が名付けた”アーバン”の意味は、ドレスや華奢な素材を、ポジティブな思考でカジュアルダウンしタウンユースに着こなすことを提案している。妖艶で高貴な雰囲気、無機質な空間が、見事に映画の世界を体現している。

 

 

 

 

 

HIPPINESS URBAN DRESS SERIES —ヒッピネス”アーバン ドレス シリーズ”—

『URBAN DRESS SERIES

タウンユースに着る<ヒッピネス>のドレス。

「スポーティ」と「フェミニン」という対極したテイストをミックスさせたURBAN DRESS SERIES。
素材は、単色のシフォンとペイズリー柄を掛け合わせることで、透け感のコントラストとエアリー感を表現。オールインワンは、ワイドなシルエットにて、歩くたびに裾が舞い上がり、凛とした上品さと柔らかさを感じるアイテムとなっており、パーカーは、スポーティーなマウンテンパーカーのパターンをベースに、袖口・裾にシャーリングを入れることで、甘く上品なアイテムとして展開した。

 

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information

“アーバン ドレス シリーズ” トゥーフォールド ドレス ¥38000 
“アーバン ドレス シリーズ” シャーリングパーカー ¥32000

ヒッピネス  ☎092-752-1530
カオスボヘミア  ☎092-738-7727


PHOTO / ITTOKU KAWASAKI
DIRECTION & STYLYNG / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / SUSAN ELISE KORN

 


 キネマシネマ

 CINÉMACINEMA

映画を知る 

 

 

キニナル!<マンチェスター・バイ・ザ・シー>

 

 

今週、今頃だけど録画してもらっていた第89回アカデミー賞授賞式生中継を5時間観た後に、本日、主演男優賞、脚本賞を受賞した「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の試写へ。

 

「ジェシー・ジェームズの暗殺」「インターステラー」のケイシー・アフレックが主演し、心を閉ざして孤独に生きる男が、兄の死をきっかけに故郷に戻り、甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。「ギャング・オブ・ニューヨーク」の脚本で知られるケネス・ロナーガンが監督・脚本を務め、第89回アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネート。アフレックが主演男優賞、ロナーガン監督が脚本賞を受賞した。プロデューサーにマット・デイモン、主人公の元妻役で「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ、兄役で「キャロル」のカイル・チャンドラーが共演。アメリカ、ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは、兄ジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。遺言でジョーの16歳の息子パトリックの後見人を任されたリーだったが、故郷の町に留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった。
映画.comより

はじまってからずっと感じていたことがあって、
それが“もどかさしさ”だと気付いたのは中盤ぐらい。
なんてことないシーンの中に“もどかしさ”が散りばめてあって、胸が苦しくてしょうがなかった。誰とも交流しない、心を閉ざした主人公リー(ケイシー・アフレック)のもどかしさがずっと続く感じがじわじわと自分の中に入ってきて、悲しかった。

主演男優賞をとったケイシー・アフレックはもちろんだけど、
助演女優賞にノミネートされていたミシェル・ウィリアムズがワンシーンですべてをかっさらっちゃった気がする。
登場人物それぞれが“もどかしさ”を抱えて、それを観ているこっちもずっと感じているこの作品の中で、唯一その“もどかしさ”を吐き出す。
アカデミー賞授賞式で、ノミネート作品の紹介でそのシーンが流れたけど、私は英語全くわからないのと、切り取っただけのそのシーンを観ただけだったのでよくわからなかったけど、今日この映画を観て、そのシーンを観て、このシーンがどれだけ重要で、唯一のシーンだったかがわかって圧倒された。
もちろん、それはこの映画の一部でしかなけど、
この映画は悲しくて悲しくて、でも可笑しくてほっとする。
その悲しさだけを映画のテーマにすればたぶんもっと重苦しくて観ている私達も打ちのめされ、それを乗り越える主人公を望む作品になったんじゃないかと思う。でもそうじゃなかった。
観終わった後にこれもじわじわと悲しみの感情がほぐれていく気がした。
たぶん、主人公のリーが心を開かなくなって時間が経っているのに彼の時間は止まっていて、
心の深いところに感情を閉じ込めてしまっているので、観ている私たちは彼の悲しみに最初気付かない。違和感はあるけど、その深さを感じさせないのだ。
でも観ていると、彼が経験した悲劇を知り、その事実に言葉が出ない。
故郷の街に帰るということはその事実と向き合うことでもあるから、彼にとっては逃げてきた街・・・向き合うことができない世界に静かに心を潜めているだけ。
目に見えることで表現することは簡単だけど、言葉でもなく空気で心を表現していたケイシー・アフレックと脚本を書いたケネス・ロナーガンって素晴らしい。

脚本を書いたのは監督のケネス・ロナーガンだけど、
構想とこの作品を世に生み出したのはマット・デイモンだそうで、
プロデューサーとしてこの作品にサインし、主演と監督を務める計画をしてたけど、スケジュールの都合で主演と監督を降板、マット・デイモンが脚本依頼をしたケネス・ローガンが監督を引き継ぎ、主演をマット・デイモンの親友であり類友であるケイシー・アフレックが引き継ぐ。

こんな映画を作り出しちゃう彼らってすごい。
映画はそれぞれの時代に傑作を生み出すんだなと思うと、
この作品を観れたことに感謝します。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は5/13(土)KBCシネマ他にて公開。

 

 

 


シネマコラムニスト 山内亜紀子

1974年生まれ。長崎県壱岐市出身。ラジオ制作、フリーペーパーで広告・PR の仕事に関わると同時に、映画記事担当の編集として、映画紹介、単独インタビュー、コラム、舞台挨拶や囲み取材を担当。その後、ホテルの広報に転職。2015年よりフリーとなり外部委託の広報として各社の広報業務を担当。また、継続して映画ライターとして活動中。

 


NEW LOOKS

S.i.m

COLLECTION BY BIRTHDAY


セレクトショップ<バースデー>より、「シンプルな発想を元に、自然体で楽しめるデイリーアイテムを制作」をテーマに生まれた新プロダクトS.i.m <シム>が、ついに発売。 長く愛用することを使命付けられた完全別注素材。 デイリースタイルを少しだけ、新鮮に。 そして スタイリッシュに。 様々なスタイル、シーンで楽しめる上質な“ユニセックスデイリーウェア”。 サイズはレディースは0、メンズは1、2のサイズ展開。 

 

 

 

 

 

simple idea products  –シム-

『S.i.m

素材はカットソーの産地である和歌山にて制作。生産背景や生産者との連携した新しいプロダクト。縮率ゼロのノンシュリンクのカットソー、何度洗ってもくたびれない素材にて制作。買い換えるのではなく、買い足す。お気に入りの一枚なら尚更そう思うはず。

着用感フリーなゆるっとしたシルエットのロングスリーププルオーバー。 素材は フリースマシン天竺。 その名前の通り、通常フリース素材を作る織り機で制作しているアイテム。 触れたら分かる、度詰めで生地自体のしっかりした質感を実感出来るはず。 通常、天竺の織り機で作ると、 ふわりとした肉感が出にくく硬くなるだけで、ヘビーウェイトな印象になりがち。しかし、フリースマシンで制作することにより、持った時の重さとは 別の着用の軽さを出せます。 細い糸で編むところを、太い糸で編むことで、自然に詰まった肉のある素材に仕上がった徹底的なプロダクト。また、制作した<バースデー>西村氏が、選び抜いたカラー、サイズのバリエーションは「3カラー3サイズ」。性差なく着れる  <シム>だからこそ、シンプルな着こなしでも存在感あるスタイリングに変換出来る。それは、カットソーとして泰然としたブランドの証明だと思える。

 

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information

◆ Tシャツ サイズ : 0、1、2  カラー : ホワイト、テラコッタ、カーキ  マテリアル : コットン100%   Made in Japan ¥10000
◆ スリーブレスカットソー : 0、1、2  カラー : ホワイト、ベージュ、カーキ  マテリアル : コットン100%   Made in Japan ¥9000
◆ ロングTシャツ サイズ : 0、1、2  カラー : ホワイト、グレージュ、ダークネイビー  マテリアル : コットン100%   Made in Japan ¥13000

バースデー  ☎092-721-1125

シルバーアクセサリー 全てSIN & CO.  JEWELS AND JEWERY 参考商品 sinsilversmith@gmail.com

DIRECTION & STYLYNG / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
PHOTO / BUN YOKOYAMA
HAIR & MAKE / YUMIKO NATSUAKI (CO5)
MODEL / Lisa , Melieve , Juliette , Aaron , Roy , Yumi Nakarta

 


 

LIRY BY LIRY special artist interview

With Music

ALTER EAGO

 

 「静」と「穏やかな闇」、ときおり「微笑むような光」が差し込み、一気に聴くモノの感情を動かしていくエレクトロバンド、ALTER EAGO <オルターイーゴ>。音楽だけでなく、映像をも駆使したライブや、作品を創作していく、若き才能溢れる男女4名の音楽観と、バンドの世界観はいかに?


左より 高橋尚吾 (Dr)、napon (vo,synth,Vj)、todoroki (vo,synth,gt)、jessie (vo.synth,key)。

―はじめまして。まずは、ALTER EAGOというバンドの紹介をお願いします。

 

ALTER EAGOというエレクトロバンドです。読み方は<オルターイーゴ>です。2014年の夏頃から活動を始めました。結成から2年間はtodorokijessieの二人で活動していました。昨年の秋にnapon(なぽん)が加入し、今年に入ってドラムの高橋尚吾が加入し現在の4人編成となりました。

 

todoroki (vo,synth,gt)
 

カットソー ¥26000(イッティビッティ) パンツ ¥26000(ファクトタム) ストール ¥7000(ティーエスエス) ブーツ ¥49800 (アローフットウェアバイホワイトアンドコー1890) 全てロイター REIUTER (ロイター) ☎︎092-715-0775

 

―今回撮影にあたり、ALTER EAGOのサウンドを聴かせてもらっての印象が「颯爽としてるのに、どこか闇の領域がある」そんな、分かりにくいような形容詞が浮かんだのですが、ALTER EAGOのサウンドのバックボーンを伺いたいのですが、メンバーそれぞれ、どの様な音楽を聴いてきたのでしょうか?

 

todoroki:80年代から現代まで脈々と受け継がれるニューウェーブ、テクノ、ダンスミュージックになります。

jessie:母の影響で幼少期から洋楽を聴いて育ち、中学・高校時代はインディーロックばかり聴いていました。大学に入ってインストやポップスのコピーをしまくったことが今の演奏スタイルに繋がっていると思います。

napon:幼少期からクラシックピアノをしていたので、中学生くらいまではクラシック音楽をよく聴いていました。高校生になってからはJロックにハマり、東京事変が特に好きでした。大学生になってからは聴く音楽の幅が大きく広がり、ジャズやエレクトロ、メタルやノイズなど、ジャンルや国内外を問わず何でも聴くようになりました。具体例を一つ挙げるとするなら、EGO-WRAPPIN’はカバーして歌うのも好きで、現在もよく聴いています。

高橋尚吾:10代の頃、クラシック音楽の中に身を置いていた事が、曲の構成や旋律の良し悪し、自分が心地よいと思う音を判断する基準を作りあげたのではと今となっては思います。バンドではTychoやoh wonderが好きでよく聞いていました。現在、音を作る際にも非常に参考にしています。

 

jessie (vo.synth,key)
 

カットソー ¥6800 パンプス ¥12800 (ヴィンテージ|エースインザホール) ワイドデニムパンツ ¥26000(ラインバイオバタリョウジ|ラインバイオバタリョウジメゾン) ACE IN THE HOLE(エースインザホール)  ☎︎092-724-3958 -by RYOJI OBATA MAISON(ラインバイオバタリョウジメゾン)  ☎︎080-9105-4066

 

―ALTER EAGOのバンド編成で、VJというポジショニングがあることに非常に興味が惹かれました。このVJとは、音楽と映像、言わば聴覚だけのアプローチではなく、視覚もALTER EAGOの世界へ誘うようなアプローチをとっていると思うですが。単純にVJをバンド編成の中にポジショニングした理由や経緯をお聞かせ下さい。また、ALTER EAGOにとって映像とは一体どのような捉え方をされてるのでしょうか?

元々自身のグループでプレイヤーとVJを兼任していたnaponがALTER EAGOに加入したことで現在のスタンスが確立されました。プレイヤーがステージ上で映像も操作しているというのはDIY精神高めで面白いですし可能な限り続けていきたいと思っています。また照明のみでの演出に縛られず、観客にどういうイメージで見せたいかを自分たちで考えられるツールとしてVJは最適だと考えています。映像はALTER EAGOを構成する重要な要素です。クオリティはまだまだプロフェッショナルとは言えないけどこの先のことを考えると楽しみです。
 

napon(vo,synth,Vj)
 

チャイナジャケット ¥9800 フラワープリント プリーツスカート ¥7800 花柄ウエスタンブーツ ¥15800(すべてヴィンテージ|エースインザホール) ACE IN THE HOLE(エースインザホール)  ☎︎092-724-3958

 

―また、ユニークなエピソードを聞いたのですが、「レコーディング音源には、ドラムの高橋尚吾さんは参加されてなく、ライブのみ生音でのバンドサウンドを披露してる」と伺ったのですが、こういったアプローチは一体どんな理由があるのでしょうか?

元々打ち込みで楽曲を作ってきたこともあり音源では今までと同じスタンスをとっています。理由としてはドラムの音色は楽曲の音像に大きく作用するのでなるべく制限を設けたくないことと、幅広い音色の選択肢こそがエレクトロという音楽の魅力だと思うからです。ただし好んで聴いているエレクトロのアーティストもライブではドラムを含め生演奏に徹していることが多いのは、やはり生でならされるリズムがライブ感に大きく影響力をもたらしているからだと思います。bjorkなんか音源ではあれだけ複雑なことをしておきながらライブではしっかり生と打ち込みの良い所を使い分けながら再現していくのを見ると、生でやることの説得力の高さを痛感させられるし、自分たちも見習わなきゃと思います。一つの曲が音源とライブで違った表情を見せるのは演奏する側からしても面白いし、聞き手には音源の方が好きだとか、ライブの方が熱量があって好きとかそういう感想を今後持ってもらえれば嬉しいです。完全に打ち込みじゃないとダメというわけではないので今後の音源では生で録音したものも織り交ぜていきたいです。
 

高橋尚吾 (Dr)
 

サイドレースアップシャツ ¥26000 (ジョンメイソンスミス)ワイドデニムパンツ ¥24000 (キート) コインローファー ¥48500 (ヒューミス)全てバースデー BIRTH DAY (バースデー) ☎︎092-721-1125 他スタイリスト私物

 

 

―では、最後にALTER EAGOの今後の活動内容などあれば教えて下さい。

直近では5/7に大濠PEACEにて西風というイベントが行われます。東京よりCHAI、福岡からは他にNYAIやfork enoughが出演します。とても雰囲気の良い空間ですので是非遊びに来てください。今年は関西、関東にもっと出ていきたいです。

 

 

ALTER EAGO | Secret Moment【MV】

 

 

EDIT BY LIRY
PHOTO / SHOTA MINAGI
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmakeFULL)

 


ALETER EAGO (オルターイーゴ)

Official twitter

2014年結成。静謐なミニマリズムとセンスあふれる透明で硬質なメ ロディライン。音選び、アレンジ、音響設計全てが美しい一滴の結晶 として産み落とされ、秘めた熱気がエッジの鋭い音として迫ってくる。 福岡で注目のエレクトロバンド。2015年に1st mini album全国流 通後、2016年10月5日には初のカセット音源”Cloud/The Echo of Juvenile”がHoliday! Records,Flake Recordsを中心に話題に。 2017年2月には初のデジタルシングル「Secret Moment」をリリー ス。オンライン/オフラインを巧みに使い分けたリリースで、ライブ ハウスシーン以外でも急速にその名が広がりつつある。


 

 


 

LIRY VOL.14 With Music

音楽と、

special interview SHUJIRO MIYANO

BINGO BONGO

 

 

 アパレル、飲食、音楽の3本の矢「ミヤノミクス」を福岡サブカルシーンに投下中。アジアにコミットした<アジアンナイトサミット>、競艇場をフェス会場化した<シーピクニック>、2030年近未来のクラブイベントをコンセプトにした<リシンク>などを主催し、他に例を見ない企画力が全国からも注目を集める。ファッションウィークやミュージックシティ天神などは大名地区代表として関わり、その活動は多岐に渡る。“音楽とファッションと生きてる”<ビンゴボンゴ>宮野氏へのロングインタビュー。

BINGO BONGO

―DJなどの活動をされていますが、音楽に興味を持ったキッカケとは?

 16歳頃に、僕の中でバンドブームが起こったんです。〈ブルーハーツ〉や〈ジュンスカイウォーカーズ〉とか「イカ天」を見ていたんで、あの中から出てきたバンドだったら〈ブランキージェットシティー〉、〈たま〉とか超好きでしたね。このバンド達を好きになった事が音楽へ興味を持つキッカケとなりました。中学生の時に、新聞配達のバイトをしていたんですが、バイト中にも〈ブルーハーツ〉を聴きながら配達していましたね。

 

―洋服と音楽をなぜ好きになったのか?

 全般的にサブカルチャーが好きで、当時、兄が警固公園でスケボーをしているチームにいて、その影響で洋服や音楽が好きになりました。兄が中学生の頃から〈ボン・ジョヴィ〉とか〈ガンズ・アンド・ローゼス〉とか聴いてたんですけど、なんじゃこらって思いながら聴いてたんですよね。

ーちなみに、その当時ってどんな格好していたんですか?  

 スワット(現在は上人橋通り)がまだ北天神のショッパーズの奥のビルの5階にあった頃、僕は中学生だったんですが、そこで買った迷彩パンツにダックのライダースを着て、そしてなぜか靴はバッシュのLAギアとか履いてました。当時、西通りにあった三角村か三角公園か忘れたんですけど、洋服売ってたテント村みたいなのがあって、そこでシンプソンズのTシャツに出会ってそこから黒人文化が好きになりましたね。

ーなぜにまたシンプソンズでB系に?  

 シンプソンズのTシャツがめっちゃ流行った時期があって、シンプソンズのTシャツの中でも、黒人のバージョンになっているやつがあり、それを見てブラックミュージックに入って行きましたね。だから当時、中学3年生だったので15歳でシンプソンズのTシャツからブラックミュージックにハマりました。たまたま繋がりがあり、それと同時期位のタイミングで、当時今泉にあった〈ダイスアンドダイスで〉〈ミノトール〉のデザイナーの泉さんが店員やってたんです。その時、泉さんから〈トゥエンティーフォー・セブン〉っていうブランドのレセプションがあるんだけどこないかって誘われて。初めて行ったクラブがそこだったんです。中学3年生の時だったんで、ガキ3人で行ったらめっちゃ怖かったんですけど、すごく刺激がありましたね。かっけえなって。そしたらハマっちゃって。その時に流れていたのが、〈ソウル・II・ソウル〉とかその辺りが出てき始めたぐらいで。泉さん達もブリストル系の音楽とかの話をしていましたね。そのあとに出てきたのが〈ビースリー〉とかですね。

ブルーハーツ 人にやさしく

Soul II Soul – Back To Life

 

―クラブにハマって実際にDJをやるキッカケは? 

 8歳の時に、九州産業大学に通ってたんですけど、その時の先輩方が【ルーツパワー】っていうイベントをやっていて、がっつりとイベントに参加し出したのはそこからですね。そのルーツパワーにビームスとハリーズのスタッフがたくさんいて、バリバリおしゃれでかっこ良かったんですよ。そこで影響されて、DJをやろうってなる前にレコードを買い出しましたね。最初にDJしたのが21歳位で、ビックカメラにターンテーブルとか買いに行って、1ヶ月後には友達と親不孝でイベントをやっていました。初めてのイベントだったんですけど、意外と人が集まっちゃって、それで調子に乗っちゃいましたね。この時かけていたのは、DJの師匠の影響でグランドビートっていうジャンルをかけていましたね。それが特有のビートで、BPMの遅い曲だったのでチルアウト的でゆるく踊れる感じでしたね。

 

―アパレルに着いた経緯というのは?

 元々、14歳の時から自分は絶対に洋服屋をするって決めていたんですよ。大学卒業して2ヶ月後位にナイロンに入りました。そしたら、オオタさんっていう2つ上のDJやっている方に出会って、仕事を辞める時にナイロンのイベントで〈ミッシェルガンエレファント〉のウエノコウジさんを呼んでイベントをしていましたね。独立したのが、僕が25歳の時です。ナイロンにいたのは2年と少しで、半年位は明太子工場でバイトして、独立資金をさらに貯めてそれを元手に独立しました。

 

―【ビンゴボンゴサウンズ】

 お客さんを楽しませようと企画したイベントで、ビンゴボンゴって結構ノリノリで接客するお店なんですよ。踊りながら。それが上手くいって、ならもっとその楽しさをみんなで共有できる場所を作ろうと思い、ビンゴボンゴサウンズを開催しました。最初は「キースフラック」でやってたんですけど、1年位でお客さんが溢れちゃって収まらなくなったので、「ルームス」に移しました。その時点でライブイベントへと変わり、10周年は「ドラムロゴス」でやりましたね。お客さんメインでやってて、400人位集まりました。その時に初めて、ライブ好きな方が来られるようになりましたね。ビンゴボンゴサウンズは、17年前から始めて15年前にライブイベントに変わったので、15年目になりますね。クラブイベントでは、【ギミックマジック】っていうハウステクノ系をやったりしてます。

<ビンゴボンゴサウンズ>10周年パーティーは、会場を「ドラムロゴス」へと移し。ゲストも、<スチャダラパー>、<トーキョーNo.1ソウルセット>、<曽我部恵一withおとぎ話>などなど豪華なゲストを迎えライブスタイルで行われた。

 

<ギミックマジック>。ハウスやテクノといった、クラブサウンドをメインとし、<ビンゴボンゴ>が不定期に開催しているクラブイベント。こちらが、2009年に行われた初回のフライヤー。

 

―【シーピクニック】などの完全にイベント系をやり出すようになったキッカケとは?

 なんか、街に衝撃を落としたかったんですよね。普通じゃないことをやらないとみんな驚かないから。でもやっぱり、競艇場とか普通にイベントやらせて下さいって言っても貸してもらえないから、そこを借りる建前みたいなのを色々考えてからやりました。ライブとかクラブじゃないイベントでは、初めての試みでしたね。次も色々考えていて、舞鶴公園でフェスをやってみようと思ったりしていますね。

<シーピクニック>。ボートレース福岡が巨大フリマに!入場無料で、二日間のイベント開催!競艇場の敷地を大胆に使用したニュースタイルのイベント。

 

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DIRECTION & EDIT BY LIRY
PHOTO / DAISUKE SHOUDA (KRK)


BINGO BONGO  www.bingobongo.co.jp
〒810-0041
福岡市中央区大名1-1-26
☎︎092-716-2658


 

 


 

NEW LOOKS

DANIEL STRIPE COLLECTION

COLLECTION BY HIPPINESS


<ヒッピネス>が、マンスリーごとに展開している新たなルックが発表された。4月のコレクションは、現代アーティスト「ダニエル・ビュラン」のストライプをモチーフとした新作となっている。幾十にも重なったように見えてしまうほど、
ストライプをふんだんに見せた<ヒッピネス>らしいエッジが際立ったクラシックスタイル。週末をエレガントに過ごす、<ヒッピネス>のニュールック『ダニエル ストライプ コレクション』。

 

 

 

 

 

 

HIPPINESS DANIEL STRIPE COLLECTION —ヒッピネス”ダニエルストライプコレクション”—

『Daniel stripe

今回4月のhippiness collectionは、世界を舞台に活躍する画家(彫刻家、美術研究家)でありコンセプチュアルアーティスト『ダニエル・ビュラン』のストライプを使ったインスタレーション作品からインスピレーションを受けたコレクションを福岡の<ヒッピネス>と<カオスボヘミア>にて展開。ヒッピネス定番の「キュプラ」と「シフォン」素材のストライプ柄を掛け合わせたダズルフェイスブラウスとスリッドスカートを展開。

今回のシリーズは、ストライプの柄を使い、空気を含ませるシルエットにする事で、凛とした女性の柔らさを表現。『ダブルフェイスブラウス』は、袖に深めのスリッドを入れる事で、腕の動きに合わせ幅の違うストライプが見える新たな袖のデザインを落とし込み、『スリッドスカート』は、膝の位置まで入った41cmのスリットが、動くたびに大人の女性の凛々しさと上品さを表現できるアイテムになっている。

 

>>> ALL LOOK Preview <<<

全てのルックをみる

 


information
“ダニエルストライプコレクション” ダブルフェイスブラウス ¥32000
“ダニエルストライプコレクション” スリッドスカート ¥28000
ヒッピネス  ☎092-752-1530
カオスボヘミア  ☎092-738-7727
バングル ¥4104  パンプス ¥6264 (ともにヴィンテージ|フェアファックス)
リング   薬指 シルバー (三連風) wirbelrin ¥20000 (刻み模様入り) silver zeitring ¥12000
リング 小指の重ね着けリング Plainring (太) ¥12000 Malletring ¥8000 Malletring ¥8000 
Plainring (細) ¥10000(オムオム)イヤリング  サイズ2.5cm 箱付き *片方のみ ¥4860 (コルチェア|ディティ)
※ブルーは、ディティ別注アイテムになります。
フェアファックス ☎092-771-6036
オムオム ☎080-6414-0616
ディティ  ☎080-2792-7674


PHOTO / BUN YOKOYAMA
STYLYNG / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR & MAKE / YUMIKO NATSUAKI (CO5)
MODEL / ONJAYLA

 


 

LIRY VOL.14 With Music

音楽と、

 

special interview Nobuko Okumura

intoxic

 

 2014年よりスタートした<イントキシック>は、個性的なテキスタイルを使用したファブリックバッグを中心に展開しているバッグメーカー。デザイナーの奥村展子さんは、無類の音好き。自身の音楽との出会いと、音楽と自身のクリエイションとの関係性などを語って頂いた。あまりに幅広い音楽の趣向は、一体どのようにあ咀嚼されているのか?

hippiness

―音楽を好きになった経緯から

 学生時代、「ブルーノートフクオカ」でアルバイトしていたが、本場ニューヨークと同じ有名ジャズアーティストを前にし、同じ環境下の音質の中で音楽を聴き、音楽という私の概念の中にいろいろなものをストックさせてくれたように思う。同じアルバイトで音楽をやっている人達との仕事上がりの音楽談義などは思い出深いものだった。その後、「ブルーノート」とアパレルの「シップス」の掛け持ちを始め、元々ファッションが好きだった私はアパレル業界に身を置くことを志し、「ブルーノート」を辞め、音楽を追い求めることはしなくなった。その後ラグジュアリーブランドに入社し、仕事に真剣に取り組みながら余暇を楽しむ余裕ができた。

Life is Beatfull/犬式 a.k.a. Dogggystyle

 

スペースシャワーTVの〈スタジオグロウ〉という当時、〈犬式〉の三宅洋平君と〈ソイル&ピンプセッションズ〉のタブ君が出ている番組を見るようになり、その影響で洋楽だけでなく日本の音楽に目を向け、ジャンルレスに音楽を聴くようになった。そこから一気に、クラブ音楽やいろいろなライブへ週末は出かけ、それだけでは飽き足らず東京のクラブイベントや、日本各地のフェスなどに出かけるようになった。昔はマイナーだった頂(イタダキ)フェスタデラマなど。福岡だと、再び〈オーディー〉や後の〈ミルズ〉〈キースフラック〉に一人でも足しげく通い、フロアでも好みの音質の場所を探していたりした。 福岡だけでは飽き足らず、東京や日本各地の気になるアーティストの集結したイベントによく行っていた。よく覚えているのは〈吉祥寺ワープ〉〈代官山ユニット〉〈渋谷オーイースト〉など。その当時好きだったレコードレーベル、〈ジャジースポート〉のアーティストが出るクラブイベントなどに行き、当時よく聴いていたのは〈犬式〉〈仮アルバトラス〉、〈DJヨーグルト〉、〈DJヒカル(ブラストヘッド)〉、〈DJマサエーケーエーコノマーク〉、〈ガグル〉、〈クロマニョン〉※元ループジャンクション、〈ハイファナ〉、〈ダチャンボ〉などでジャンルも関係なく境界線もなく聴いた。

 

DJ YOGURT & JEBSKI ft. ARATA 「 2006 to 2007」-合掌-

 

cro-magnon 「Patchwork Jazz」PV

 

―積極的なクラブ活動は、東京や福岡・北九州までも

 基本的に4つ打ち、テックハウス、テクノがずっと好きで、今でも好んで聴く。東京と福岡のクラブの空気感の違いなど見たり、東京のクラブの圧倒的熱気を感じたりできた。小倉のクラブなどは、新幹線で夜に出かけ朝まで遊び、翌朝の始発の新幹線で帰宅するというのもよくあった。その当時に、好きな選曲をするDJには積極的に声をかけて名前を教えてもらったり、内気だった私が知らない人に声をかけたりできるようになった。当時、友人になった人たちは会えば何かしらのエネルギーに満ちた感覚を受けており、以来ずっと刺激をくれる人達だと思っている。

 

 

―個人としては、音楽がファッションへクロスオーバーしてる感覚はない

音楽とファッションが創作物にもファッションにも私個人的には影響は及ぼしていない。世代的にも音楽から直接的に影響を受けていたのは、90年代位までだと思っていて、特に男性のものだと感じている。女性である私は好きになるアーティストは男性であったあり、男性的なハードな音を好みはするものの、〈プロディジー〉をいくら好きでも、その影響で同じようなファッションスタイルに憧れるということは無かった。男性は、〈ビースティーボーイズ〉や〈ジャミロクワイ〉に憧れてアディダスのキャンパスを履いたり、〈カート・コバーン〉が好きでジャックパーセルを履いたり、グランジファッションになったりする経験がある方もたくさんいると思うが、私は音楽シーンよりコレクションブランドの方に影響を受けていた。

 

The Prodigy – Firestarter (Official Video)

 

バッグのコレクションにカセットテープのテキスタイルを使ったり、クラブでよく見た〈VJヒラリオン〉からインスピレーションが閃いたり、使いたい色使いが見えてきたりすることはある。今のところはバッグデザインという枠組みの中で、音楽をフィードバックさせたり、表現するのには限界があると感じている。今後は、テキスタイルの製作の中にビハインドテーマを音楽というものにしたり、好きなレコードレーベルやカルチャーシーンとのコラボなどもやってみたい企画の1つ。刹那的に音楽を聴きにクラブへ行くというより、音楽を聴いた瞬間の高揚感こそが翌朝の仕事力や後々のクリエーションの中にパワーを与えるのだと思っている。30代前半頃の音楽などに没頭できる好きな時間が増えてくると欲望もどんどん増していき、元々好きであったファッションの世界に身を投じたいと、独立を目指してデザイナーのアシスタントになった。

 

冒険家族2011Live SPOOKY vjヒラリオン+サトチン

 

最近は、友人からお勧めされた女性DJの〈ニーナ・クラヴィッツ〉をよく聴いている。彼女のルックスとファッションには憧れを抱いている。彼女は今後、ファッションブランドとのコラボもあるとかで、とても楽しみにしている。出産後、ブランドの立ち上げを行い、ハードワークと子育てが重なり、最近はめっきり音楽を聴きに行く余裕などはなくなってしまった。時間を見つけクラブは何かしらの感性が磨かれる場所だと考え、たまに深夜に1人でフラッと向かう。最近は〈ビンゴボンゴ〉の宮野君がやっている【レシンク】(※17年2月に、〈石野卓球〉や、〈スチャダラパー〉などを迎えた、クラブとライブの複合イベント)は規模も大きくて3フロアーもあり、20代に行った東京のクラブを彷彿させるようなビッグイベントになっているようで、注目している。

 

Nina Kraviz Boiler Room Berlin DJ Set

 

コミュニケーションで音楽を共有することに対しての楽しみは、今も昔もあまり感じてはいない。だが、同じ空間で体感できる、音楽を好きな人々との無言の共有は大きな楽しみのひとつ。音楽と共通する点といえば、雑食に音楽を好み、またファッションも一つに凝り固まることなく、自由にミックスできることかもしれない。

 

 

 

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〒810-0014
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☎︎092-791-2400


 


 

LIRY VOL.14 With Music

音楽と、

 

special interview SHUNSUKE MINEMOTO

SUPER SPINNS

 

 言わずと知れたショップ<スピンズ>。「ATTITUDE MAKES STYLE!」(主張がスタイルをつくる!)をコンセプトに時代と共に変化を恐れない。ファッションはもとより“カルチャー”を発信している場所の創造。そんな天神コア 8Fを全面フロアを取り仕切る 店長 峰本駿介さんの“音楽が人生にクロスオーバー”した経緯を語ってもらった。

spinns_fukuoka

―音楽との出会い。そして、目覚め。

 中学生の時に、兄の部屋に置いてあった<セックス・ピストルズ>のCDを偶然見つけ聴いたことが始まり。そこからパンクというカルチャーに衝撃を受けた中学生の青春真っ只中。元々音楽にもファッションにもそれなりにしか興味を持ってなかったけど、そこからボンテージパンツやガーゼシャツ、マーチンに鋲ベルトなどファッションにも影響を受けていった、その当時の実家は福岡の田舎の方だったので、周りにお洒落をしてる人も少ない中、僕は親友と2人でパンクファッションをしてる浮いた存在だった。そして、その親友は結構変わり者で、僕に当時のパンクの写真集を見せてくれたり、ピストルズの衣装を作っていたマルコム・マクラーレンの存在など色々な事を教えてくれた。

Sex Pistols – Pretty Vacant

 

 

―Q.音楽によって与えられた影響は?

 音楽とカルチャーと服はかなり密接に繋がっていることにその時に気づかされた。知れば知るほど面白くなり僕達はドンドンのめり込んでいく。田舎出身だったこともあり、ないものは作るのDIY精神で服のリメイクなども自分達でしていく。何の技術も、知識もないので安全ピンで服を繋いだり破ったり、服を土に埋めてみたりと今考えればリメイクとはとても思えないものばかり。そこから映画にも興味が湧き「トレインスポッティング」「ディス・イズ・イングランド」「さらば青春の光」などのカルチャー映画にもかなり影響を受けた。専門学生の時に、僕らの間でスケートブームが起き、映画「ロードオブドッグタウン」を見て触発され、バンダナを頭に巻いて汚いデニムにネルシャツなどの西海岸のローカルスケートファッションをしていた時も。その時、映画のサウンドトラックにもなっていた〈ブラック・サバス〉「アイアンマン」という曲が凄く印象的で、スラッシュメタルハードコア、へヴィメタルなどのジャンルに興味を持つキッカケにもなった。

 

TRAINSPOTTING -Trailer ( 1996 )

 

This Is England – Official Trailer [HD]

 

Lords Of Dogtown – Trailer

 

Black Sabbath “Iron Man”

 

―Q.音楽と洋服にはどのような関係があると考えますか?

女性がお洋服によってメイクやアクセサリーを変えるように、音楽もお洋服と一緒にコーディネートする事によってより楽しさが深まると思います。私はそれも全部引っくるめてファッションだと思うので、切っても切り離せない密接な関係ですね~でも、お洋服にあわせて香水を変えたりするのと一緒で、完全に自己満足の部分だと思うんですが、例えば、女の子が凄くマニッシュなスタイリングでカッコ良く決めてるけど、香水は女っぽくてセクシーな香りを選んだりっていう、ファッションってそういうギャップを楽しむ時ってあると思うんです。それと一緒で、分かりやすく言うとすればギンガムチェックのシャツをきちんと上までボタンを閉めて、足元はローファーとかはいた超トラッドなスタイリングの女の子が、実はパンクロックとかを聴いてたりするギャップとかってすっごく可愛いなとおもいます。そんな感じで音楽も一緒にコーディネートすることによってもっとファッションの楽しみかたって広がるし、それってむしろファッションを楽しむにあたっての基本中の基本だと思います!

 

 

―Q.今はまっている、これから来そうな音ってありますか?

今尚知名度の高い王道の〈メタリカ〉〈アンスラックス〉〈スーサイダル・テンデンシーズ〉などよく聴いていた。その後、自分の中でも特に影響を受けている〈ニルヴァーナ〉に出会い、カート・コバーンの独特な世界観と繊細な音楽性に魅了されグランジファッションというジャンルに目覚めた。キャンバスのジャックパーセルに、リーバイス501のリペアカスタムデニム、モヘアのカーディガン、タウンクラフトのネルシャツなどは、今でも古着屋で見つけると気になるアイテム。大人になったら高い服を着て、高級車に乗って勝ち組になるのが夢という方も多いかもしれないが、僕の中では、好きな事に、いくつになっても夢中になれる少年の様な大人の方が凄くカッコイイ。多分、そんな発想も今まで好きだった音楽やカルチャーから学んだ結果かもしれない。この街には、そんなカッコイイ大人が多いように感じる。きっと昔から、カルチャーや音楽に夢中になってファッションに目覚め、夢中になれるものに出会えた人達が多いんじゃないか。良くも悪くも少年の様な大人が多い。今後自分もそんな人になれる様、人や音楽との出会いを日々大切にしながら生きていきたい。

Metallica-Master Of Puppets (Lyrics)

 

 

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SUPER SPINNS   spinns_fukuoka
 
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LIRY VOL.14 With Music

音楽と、

 

special interview RAY

PA$$LE

 

 80〜90年代のスタイルを得意とするショップ<ネスプリ>を警固にオープンし、大名に<パズル>をオープン。不定期のアメリカ買い付けでは、唯一無二のセレクトされた古着をシーズンごとに店頭、オンラインストアにラインナップし様々な人を魅了している。90年代のストリートムーブメントをリアル生きてきた世代だからこそ語れる“音楽とストリート”

PA$$LE

―.音楽に目覚めたキッカケ

 初めて買ったCDは小学校高学年の時に流行り始めていたシンガーとダンサーユニット〈ティーアールエフ〉「イーズィー・ドゥ・ダンス」でしたね。今では〈DJ コー〉さんがバラエティーに引っ張りだこで、若い人は〈ティーアールエフ〉というユニットは知らない人が多いかもしれませんね。ちょっと余談ですが、ダンサーのサムさんが、安室奈美恵さんと結婚してかなり衝撃を受けましたが、今はセパレートということでそれぞれ個人のジャンルで活躍されてるのは見てわかりますね。中学校に入るとインディーズブームでハイスタからブラフマン、その他もろもろのバンドの音楽を友達とCDを回してカセットテープに録音したものです(笑)。高校に入り、インディーズを聞きつつ洋楽もかじり始め〈ビースティーボーイズ〉などを良く聴いてました。高校を無事に卒業し服飾の専門学校に入学してからは、先輩との交流の中で先輩がDJをする姿を見て、聴いていたアーティストの音楽やトラックでのライブのカッコ良さに惚れ惚れしたのでした。それから昔働いていた職場の先輩からターンテーブルを譲ってもらったのがDJを始めるキッカケけとなり、今までのCDやクラブで流れている曲などを覚えて、休憩中や休みを利用して色々なレコード屋を回っては探し歩いたものです。
Pete Rock & CL Smooth – “Straighten It Out” (Live)

Gang Starr & Nice N Smooth – DWYCK (Live)

 

―.90年代の着こなし・スタイルと自分のカラー

 若かりし頃に聴いていた様々なジャンルの音楽で、アーティストは様々なスタイルでした。真似をすることから入り、着用しているブランドや古着を着ていたりしてドンピシャな感覚が芽生え、中坊の頃から古着屋を見て回り探しました。もしかすると、この頃から探す事が好きになったのかもしれません。今の大名の〈パズル〉の前進に〈ネスプリ〉をスタートしたのが今から6年位前のことですが、その頃よりもずいぶん前から80年代物や90年代のストリートヘッズたちが着こなしていたスタイリングを参考にして、自分にしか出来ない昔のスタイルを現代に落とし込めないかなと、色々考えてアメリカから商品を選んで来てます。また、パズルの店内をカラーライトなどを用いて、ディスコ、クラブ風の雰囲気を演出し、当時着られてた洋服も並べ、物の良さ、サイズ、型にこだわりすぎない当時の良さを伝えることで流行りとの統一感を持たせたお店造りをしています。
Crooklyn Dodgers 95 – Return of the Crooklyn Dodgers

 

―.ロックを主体としたクラブイベント〈ローリン〉

昔はヒップホップ、レゲエが中心のイベントにclub VIBESTAND-BOPなどへ遊びに行っていました。自分がDJのキャリアをスタートさせるキッカケになったイベントは今では10年以上続いている、〈ロックミックス〉をメインに九州内外や海外などからのゲストを呼んだりしていた〈ローリン〉ですね。個人的には、レゲエ、ヒップホップ、ロックなどを融合させたマッシュアップ系がオールジャンルで楽しめたので良かったと思います。

ROLLIN’

―あの頃の音楽は、今も。
最近はもっぱら92〜93年頃のヒップホップ、R&Bなどを体が欲してる感じです。リアルタイムでは無いんですが、古着と一緒で洋服、音楽も時代背景に関係なく、今も昔も良いモノは良いという感じですかね。
Slick Rick – Children’s Story

 

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LIRY VOL.14 With Music

音楽と、

 

special interview MISA

hippiness

 

 93年にスタートしたセレクトショップ<ローラズハイ!>より、97年に誕生したオリジナルブランド<ヒッピネス>。企画/製造/販売まで全て一貫して行うオンリーショップであり、オンリーワンブランド。そんな、<ヒッピネス>の店長MISAさんは、DJとしても活動されてる“音楽女子”に音楽インタビュー。

hippiness

―Q.音楽に興味を持ったのは何がキッカケでですか?

親の影響で、ローリングストーンズ、シンディーローパー、ビートルズなどを聞いていました。

The Rolling Stones – Paint It, Black (Official Lyric Video)

 

 

―Q.音楽によって与えられた影響は?

ファッションはもちろん、ライフスタイル全てに影響していると言っても良いほどです。昔から、その時の気分や場面、空間に合わせた音楽を探すのが好きなので。例えば中学生の頃なんかはSOULとかJAZZとかの良さなんて全く分からなかったのにお部屋の雰囲気に合いそうな気がして無理矢理聞いたりしてました。そこから今まで知らなかった新しい発見があったりして。お洋服もその時夢中になっている音楽にかなり影響されています。お店屋さんごっこの延長みたいな感じで、一人で黙々と部屋を飾るのが好きだったので、この感じだったらこんな音楽かな~。とか、お洋服はこんなの飾ったら可愛いな~とか、外に出るときも常にウォークマンを持ってたのでこの場所にこんな音楽合うな~とか常にそんな事ばっかり考えてました!小学校の頃に一番衝撃を受けたのは実は『笠置シズ子さん』の曲でした!!親も全く聴かないジャンルで、多分テレビでたまたま流れてたんですけど、50年代のスウィングジャズっぽいメロディーと、あまりにも力強い女性の歌声に“こんな音楽聴いたことない!!”と、衝撃を受けてしまってCDをかなりねだってました。今考えるとかなり変わった子供ですよね。中学生でやっとそのCDをゲットして、その流れで50~60年代のソールとかを聴くようになって、『betty harris』の“there’s a break in the road”なんかはかなりお気に入りで、ずっと聴いてました。なのでその頃はなんとなくそんな雰囲気を匂わす、レトロな古着のワンピースとかブラウスなんかを集めてましたね。あと、高校生の時はめちゃめちゃロックが好きな子と友達になって、無理矢理マリリンマンソンのライブに連れていかれたんですけど、それにもかなり衝撃を受けました。その時に人生で初めてビリビリに破れたTシャツにアミタイツに真っ黒なメイクをする事になったんですけど、それがきっかけでお洋服にも少しだけロックなテイストを入れるのもいいなーと思うようになって、、、音楽とお洋服は完全に結びついていますね。もちろん他にもいろんなジャンルを聞きますが話し出したらキリがないのでこの辺にしときます!!」

 

Kasagi Shizuko – Rappa To Musume (ラッパと娘)

 

betty harris – there’s a break in the road

 

 

―Q.音楽と洋服にはどのような関係があると考えますか?

女性がお洋服によってメイクやアクセサリーを変えるように、音楽もお洋服と一緒にコーディネートする事によってより楽しさが深まると思います。私はそれも全部引っくるめてファッションだと思うので、切っても切り離せない密接な関係ですね~でも、お洋服にあわせて香水を変えたりするのと一緒で、完全に自己満足の部分だと思うんですが、例えば、女の子が凄くマニッシュなスタイリングでカッコ良く決めてるけど、香水は女っぽくてセクシーな香りを選んだりっていう、ファッションってそういうギャップを楽しむ時ってあると思うんです。それと一緒で、分かりやすく言うとすればギンガムチェックのシャツをきちんと上までボタンを閉めて、足元はローファーとかはいた超トラッドなスタイリングの女の子が、実はパンクロックとかを聴いてたりするギャップとかってすっごく可愛いなとおもいます。そんな感じで音楽も一緒にコーディネートすることによってもっとファッションの楽しみかたって広がるし、それってむしろファッションを楽しむにあたっての基本中の基本だと思います!

 

 

―Q.今はまっている、これから来そうな音ってありますか?

今年はレトロな花柄とかトロピカルでエネルギッシュなカラーのお洋服が注目されているので、
そんなスタイリングで70sのAcid Folkとか聴いてたら可愛いなーって思います。合うと思います!

Pentangle – Light Flight

 

 

DIRECTION & EDIT BY LIRY
PHOTO / DAISUKE SHOUDA (KRK)

 


〒810-0021
福岡市中央区今泉1-13-27 サンスペース 2F
☎︎092-752-1530


 

 


Found it !!!

「編集部!良いもの見つけました!!」

DE:CODE

<デコード>の“ヤバいTシャツ”

 

人差し指を力強く見せつける目線が入ったこの人物は?まさか、あの人? デザイナー曰く、「この人はきっと戦争がしたいんだろうなぁ、嫌な人だなぁ。」そんなメッセージを背景に制作された<某大統領Tシャツ>。こちらは、そう!あのブランド!!!<デコード>から発売されました。シルクスクリーンの手刷りなので、一点一点に強烈な思いが込められてるはず。しかも、目線には、何やら日本語が。。。。

 

 

 某大統領Tシャツ/ ¥4800 ※サイズは S~2XLの展開になります

Information

【福岡取り扱い店舗】
QLOZET <クローゼット>
ADD :福岡市中央区大名1-3-53
www.qlozet.jp
☎092-725-2735


 

<イントキシック>の“カセットテープ柄のバッグ” <<< prev 

 


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キニナル!<T2 トレインスポッティング>

 

 

ついに!20年振りの新作が公開された話題の作品<T2 トレインスポッティング>。スコットランド、エディンバラ。大金を持ち逃げし20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン(ユアン・マクレガー)。表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド(ユエン・ブレムナー)。刑務所に服役中のベグビー(ロバート・カーライル)。想像通り?モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とはー。

世界中を熱狂させた映画「トレインスポッティング」。続編の『T2 トレインスポッティング』がいよいよ公開!前作の公開時、20年前私は20代で、この映画が大嫌いだった。現実にいたら絶対に友達にならないような、自虐的で弱くて、小さな命さえ守れないような身体だけ大人になった子供のような彼らがどこか嫌で。T2公開を前に20年ぶりに前作を観た。目が離せなかった。あの頃、私こそ大人のふりをした子供だったんじゃないのかとさえ思えた。20年の時を経て初めて感じる初めての感情。続編で同じ時を経た4人がどんな未来を描いているのか観るのが楽しみになった。 (文・山内亜紀子)

 

映画『T2 トレインスポッティング』 予告

 

 

 

・トレインスポッティングを語る

 

 

モデル 合庭沙希

ドラッグには縁のない人生を送ってきた私には共感はできないが、面白かった。日本の映画にはないぶっ飛んでる所に味があった。レントンが薬物中毒から抜け出そうと何度も挑戦して失敗するシーンが印象に残ってる。今私たちの様な若者が色んなことから逃げ出してしまうのと似ている気がした。”未来を選べ”という最初の言葉はきっと今の選択が、未来の自分を作っているということだと結末へ向かうにつれて気づかされた。

 

 

モデル 山田ルイ

痛々しいぐらい悲惨で、人間の弱い部分を描いてるのにも関わらず、それを吹き飛ばすようなエネルギーのある作品でした。結成したてのバンドのライブを観てるような気分になり、どんな状況下でも駆け抜ける、自分の中の初期衝動のようなものを掻き立てられました。

 

 

<ロイター>マネージャー 利光正夢

最初のビジュアルの衝撃。細身のデニムに、コンバース、スイングトップにTシャツ、ボウズのレントン。それからも、出てくる人、洋服の着方を自分に教えてくれるくらいオシャレでした。便器中に、もう一つの世界があるような、映像も今でも覚えています。それまで、映画はストーリーを追っていたのですが、この作品を機に全くストーリーで観なくなりました。自分にとって映画の見方すらも変えてくれた作品。

 

 

<タヤ>プレス 池下麗子

20年前この映画を初めて観て一度聴いたら忘れられなかったのが、この曲。<アンダーワールド>の「ボーンスリッピー」。単調といえば単調なのに何度聴いてもテンションが上がる曲というものはそうない。映画のポスタービジュアルも当時カッコよくサントラを買った記憶があり、「Choose Life:未来を選べ」というキャッチコピーも忘れられない。

 

 

リリー編集長・スタイリスト 上野圭助

まず、「青春」という言葉が浮かんだ。イギリス映画特有の心地よく潔いテンポ。劇中の音楽は、オープニングのイギー・ポップから、象徴的なラストシーンのアンダーワールドまで、全ての音楽が傑作。また、アートワークは、イギリスのグラフィック集団<トマト>が手掛けていてデザインの見解が広がった。今思えば、これはクリエイティビティな映画だった。

 

 

フォトグラファー 横山ブン

素面でも観れるドラッグ映画。基本ドラッグ映画はアメリカンニューシネマと同様に反社会的な思想から映画に成り立っている。ドラッグをしていないとわからないような内容ばかりで回想シーンなどもトリップしてしまいそうなものばかり。だが、この作品に関しては、暗闇から抜け出そうとする若者の心情を描いている。ドラッグでトリップ出来なくても映画という媒体が中毒性を帯びている。 

 

T2 トレインスポッティング  4月8日(土)より公開中!


劇場|ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、イオン福岡 他
監督|ダニー・ボイル
出演|ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー 他

 

 

 

・映画を語る 

 

日本人だけが味わえる、奇妙で、卑猥で、残酷で、美しい映画「お嬢さん」

 

「オールド・ボーイ」パク・チャヌク監督最新作「お嬢さん」を観た。なんて残酷でいやらしい映画なんだろう。騙し合う4人のうち、2人は韓国人が演じる日本人だ。そのうちの1人、主人公の秀子お嬢様が話す卑猥な日本語が、日本語とは違う奇妙な言葉に聞こえ、流暢な日本語よりも、カタコトの卑猥な美しい日本語がこんなにもエロティックに聞こえるなんて驚きだった。だとすれば、この映画を一番奇妙にいやらしく、なんとも言えない感情で観ることができるのは、世界中で日本人だけなのではないか。パク・チャヌクが創り出すこの奇妙な世界観に迷い込み、更に4人の騙し合いに翻弄されるなんて、なんて贅沢なんだろう。秀子お嬢様の美しさとしぐさ、侍女のスッキの垢抜けないいやらしさ、蛇のような目線といやらしさで女を支配しようとする詐欺師、全てに支配的で一番わかりやすい変態の叔父。騙し合いの末の、それぞれの運命を、ニヤリとしながら観てしまっていた自分も、この変態世界に入り込んでしまったようで怖かった。「オールド・ボーイ」のタコのくだりといい、あんなにも情熱的な近親相姦を描いたパク・チャヌクってやっぱり変態だなぁと勝手に納得したのだった。しつこいようだが、「日本人だけが味わえる」奇妙な世界は必見である。変態の世界ってくせになるのかもしれない。

 

映画『お嬢さん』予告

 


シネマコラムニスト 山内亜紀子

1974年生まれ。長崎県壱岐市出身。ラジオ制作、フリーペーパーで広告・PR の仕事に関わると同時に、映画記事担当の編集として、映画紹介、単独インタビュー、コラム、舞台挨拶や囲み取材を担当。その後、ホテルの広報に転職。2015年よりフリーとなり外部委託の広報として各社の広報業務を担当。また、継続して映画ライターとして活動中。 

 


 

 

リリー文化倶楽部 イマドキ!最前線

 

 第五回 Part 2 “思い出の曲” 

 

 

リリー文化倶楽部イマドキ!最前線Part2!では、思い出の曲に関するエピソードを大公開。9名の方々に赤裸々に綴っていただきました。まさに、青春と言えるような甘酸っぱい初恋のエピソードや社会の荒波にもまれながらも奮闘しているエピソードなど、読んでみて共感する方も多いのでは。

 

 

 

・KANA-BOON

①〈カナブーン〉の「羽虫と自販機」と言う曲は、高校時代に付き合っていた彼女を思い出してしまう曲です。高校の頃は多感で、周りの友達も自分達のカップルを面白がっていじったりして楽しかったのに、ある時、彼女の友達が自分に連絡をしてきたり、彼女の悪い噂などを話してきたり、彼女がいるところでわざとボディタッチをしてきたりなど仲を引き裂こうとする行為をされました。当時は、そんな事は気にもせず、そんな意味があったのも分かりませんでした。歌詞の中に「分かってしまったよ僕らが、壊れてしまった訳が。足りない物などなかった邪魔な物が多かった。」とあって、今聴くとまさにその通りだなと共感し、過去の甘酸っぱい恋を思い出す一曲になりました。

 

 

・THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

初めて携帯を手にしたのが高校生の時でした。当時は、着メロなるものがあり、着信音を好きな曲が鳴るように設定できるのですが、今じゃ考えられないほど、皆着メロに設定してました。そして念願の携帯を手に入れウキウキの私が、着メロに選んだ曲、それが〈ミッシェル・ガン・エレファント〉の「ゲットアップ・ルーシー」です。初めて携帯を手に入れ、着メロを設定した高校二年生から、皆が着メロじゃなくなる日まで頑なにこの曲から変えずにいました、なのでこの曲がいろんな人からの電話の着信を知らせてくれました。酸いも甘いも経験する時代を共に過ごした曲なので、すっごくかっこいい曲なのに未だにこの曲聞くと、甘酸っぱい気持ちになりあの頃を思い出します

 

 

・back number

高校一年生の時、初めて彼女ができました。その時の彼女とは、ほとんど一緒にいて、毎日大好きだなぁ、と感じていました。ある時、この曲と出会い凄い共感ができたので、彼女にも聴かせてみようと思い、聴かせてみると「本当にいい曲だね」と、二人してこの曲が大好きになりました。この曲のワンフレーズ「浮気しても言わないでよね、知らなければ悲しくはならないでしょ」という、歌詞を二人で約束していました。会うたびに、お互いで言い合っていました。今はもう彼女はいませんが、聴くたびに当時の記憶が蘇り、甘酸っぱく、幸せで、少し切ない気持ちになります。この曲が一番の思い出の曲です。

 

 

・フジファブリック

福岡から上京し、社会人一年目。その時によく聴いていたのが、〈フジファブリック〉の「バウムクーヘン」でした。東京というワクワク感と、会社という初めての環境、とても自分の感情の起伏が激しい毎日でした。自分の要領の悪さを痛感したり、自分のことばかりで、人に優しくできなかったり。自分にはこんなにいろんな感情があったのか、と驚くほど。なんとなく気持ちが乗らない朝の通勤、自転車を飛ばしながらこの曲を聴いて、頑張るしかない!と自分を慰めていました。明るい曲のテンポといじけたような歌詞にすごく支えてもらいました。「ちぇっ、ちぇっ、ちぇっ、うまくいかない〜」と、自分と向き合いながら頑張っていた、当時の自分を思い出します。

 

・UVERwould

思い出の曲は〈ウーバーワールド〉さんの「浮世クロッシング」です。この曲を知ったのは思春期に自分って何なのか、友達や人との関わり方など、沢山の事に悩み自分自身に自信なんて持てない時でした。そんな時、ドラマで流れてたウーバーワールドさんの浮世クロッシングを聞いた時すごく励まされました。歌詞の中に「内面の弱さも外見もこの世に一つしかない君の個性」というフレーズがあります。このフレーズを聴いた時、自分を変えようとしなくていいんだ。もっと素直に生きてみてもいいんだ。そう思いました。今でもしんどくなった時、自分を励ましたい時はこの曲を聴いてます

 

 

・Sonar Pocket

ソナーポケットの「プロミス」は私の初恋であり初めての彼氏を思い出す曲です。「プロミス」はウエディングソングなのですが、当時まだ中学生だった彼からプレゼントされた曲です。まだ結婚の本当の意味も知らない、幼すぎる恋でしたが、「時が経って年をとって身体老いても君を愛する気持ちは変わらないよ」と、その瞬間、二人の間に永遠があったのだと、幼いなりに真っ直ぐに、ただ精一杯に恋をしていたのを思い出して心がほっこりする、そんな一曲です。

 

 

・DANIEL POWTAR

〈ダニエル・パウター〉の「バッドディ」という曲は落ち込んだ気持ちを吹き飛ばしてくれる曲です。自分はちょっとした失敗や、友達との喧嘩ですぐ落ち込んでしまいます。すると自分はそれを引きずってしまうタイプで、立ち直るのに時間がかかります。この曲の歌詞を日本語に訳すと「今日はついてない日だったのさ。へこんでも無理に笑顔を作って気晴らしをする。気を取り直したらもう気にしないでいいよ。」とあります。落ち込んだ時にこの曲を聴くと考え過ぎてた自分がバカらしくなり、気を取り直してまた頑張る事ができます。

 

 

・安室奈美恵

〈安室奈美恵〉の「ベイビー・ドント・クライ」。この曲は、ドラマの主題歌やCMで使用されていた曲でした。仕事で失敗したり、プライベートが上手くいかなかったりと、気分が落ち込んでいる時によく聴いていました。「散々でも前に続く道のどこかに望みはあるから」という歌詞に励まされて、よし!明日からも頑張ろうと、よく思っていました。この曲のMVもとても好きで、ただ歩いているだけなのに、なんでこんなにかっこ良いのかと惚れ込んだものです。発売されて随分経ちますが、今でも嫌な事があった時や落ち込んだ時には必ず聴く一曲になっています。

 

 

・宇多田ヒカル

自ら買ってまでは聴かない。音楽との付き合いはその程度だった。それが覆ったのが学生時代に聴いた〈宇多田ヒカル〉の「トラベリング」だった気がする。楽曲もさる事ながら、銀河鉄道の夜を独自に映像化したら?といった考えをよぎらせてくれるMVも合わさり、ずっと記憶に残っている。その後、デザインの勉強を始め、何とか手持ちのツールで似た様な制作が出来ないかと、試行錯誤したのを思い出す。今はデザイナーとなり、制作で安定を優先する事が多い。この曲を聴くと、理想に近づけようとする気持ちが呼び起こされ、ストレスに似たものを感じる。もう少し子どもっぽい方が楽しいのかな。 

 

>>> 第五回 Part 1 “現代の音楽事情” 


 

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)
EDIT BY LIRY

 

 


 

 

リリー文化倶楽部 イマドキ!最前線

 

 第五回 Part 1 “現代の音楽事情” 

 

 

今回はインスタグラマーに代わり、音楽に関することをPart 1、Part 2の2つに分けて紹介していきます。Part 1では、リリー文化倶楽部独自のアンケートを作成し、どういう時に音楽を聴くのか、どんなシチュエーションの時なのか、あらゆる疑問に対してイマドキ世代の方々に回答していただき調査しました。

 

 

 

・毎日の音楽 

生活している上で、何かしらの<音>が無いという事は、ほぼあり得ないだろう。ドアのノック音、スマホのプッシュ音、鳥の鳴き声や、足音。私達は、様々な状況下で<音>というものに触れて生きている。そんな<音>にリズムやメロディーが組合わされることは、私たちにとって、一体何だろうか。夏になれば、アップテンポな曲を。秋になれば、メロウな曲を。意図的か否か、シーズンに合わせて何となくセレクトしており、それによりテンションが変わったり、音楽がもたらす精神的支柱は計り知れない。ドライブをする時に気持ち良くなりたいから、失敗したとき思い切り泣きたいから、集中して仕事に挑みたいからなど、自らのメンタルをコントロールしてくれるような音楽との出会いは、大事にしていきたいものだ。

 

 

・ライブやフェス

ライブに参加したことがないなんて勿体無い!福岡には、誰もが知っているビックな音楽フェス”サンセットライブ”がある。全国から集客があり年々キャストも増え賑やかになっていたのだが、残念なことに、今年が最後になるという。そのほかにも、ここ九州にはフェスと呼ばれる音楽イベントがいくつかあり、野外ライブの気持ち良さを知っている人達は少なくないだろう。開放的な中で、好きなアーティストが立つステージ向かい、大きな音に包まれて会場の皆と一体となる快感はたまらない。人ごみが苦手という方も一度は体験してみるべし!!

 

 

・聴くメディア

音楽を聴くためには、それ用の機器が必要で。現代では常に携帯している、iPhoneやスマホで視聴するのが主流となっているが、未だMP3プレイヤーの需要はあるようだ。

・ライブ参戦

10回以上行っていると言う人は、ライブハウスに通っている人が多く、ライブハウスに通う文化が若い世代に残っていることに感銘を受ける。他にも、ジャニーズやK-POPアイドル等の追っかけやフェス好きなど、音楽好きはまだまだいるようで安心。と言うのも、最近では自分の趣味趣向として、好きと言える人が少なくなってきているように感じていたからだ。

 

・音楽を知るキッカケ

ドラマやアニメの挿入歌や、エンディングテーマが、CDの売り上げを左右しているようだ。テレビ黄金時代からすると友人のススメによって、チェックすることはまさに、シェアの時代であると確信。SNSの普及や、一般、プロ問わず、個人の発信力が上がっている時代だからこそ、情報は多種多様となっている。沢山の情報の中では、自分の好きなものを精査し落とし込んでいく力を持っている。

・ジャンル

何だかんだ、やっぱり我ら日本人が聴く音楽はJ-POP。ジャパニーズポップが1位を占めた。周りの友達に、何を聴いているか聴くと洋楽やインストなどをあげてもらうことも多い、だが本当のところは歌詞の意味もわかり、口ずさむことができるものをよく聴いている。となると、表面的には聴いている音楽でイメージ付けられるカッコ良く見られたい!という真相心理が垣間見える結果だった。

 

 

・CD or DL ?

今や世間はデジタル社会。結果から見てもわかるように。すでにダウンロード派の方が多いが、それでもCDが好きなアナログ人もいる。CDにはCDの良さ、ダウンロードはダウンロードの良さがあるように思う。最近では、若い子がCDを買ったことがない事なんてざらにある。デジタル化が進む現代では、アナログは貴重とされる時代になっている。

・聴く時

日常で聴かれる音楽シーンはやはり、通勤通学がダントツとなった。気持ちを切り替えるために聴いていると言ったコメントが多くみられ、眠気に苛まれる朝の憂鬱は音楽で切り替えるのがいいみたいだ。家で独り寂しい時や集中したくて周りの音から遮断したいから聞いているとのコメントも寄せられた。音楽は自分だけの世界観に浸れる大切な時間でもある。

・お気になアーティスト

Z00の「Choo Choo Train」から始り、EXILE<Love Dream Happiness>を掲げた一派はLDHとして、たくさんのアーティストを輩出し、男性ダンスグループ界としては、いろいろな意味の革命を起こしたとも言える。<三代目 J Soul Brothers>は老若男女問わない熱烈なファンを持ち活動の幅を広げていた。

 

・これはチェック!!ストリーミングアプリ

現代のスマホ社会には欠かせないアプリの一つ。主に<A.W.A><LINE MUSIC><Apple music>などの月額制のものが安定しているように思う。最近では、世界的に有名な<Spotify>がやっと日本で配信されたのが印象的だ。無料のものもあるが、本当に音楽を聴く人ならば有料のものを選ぶのだろう。だが、それら月額制アプリを抜いて1番おすすめに輝いたのが<Music FM>だ。これは何かと言うと、毎日、曲をダウンロードできる。ただし1日20曲(アプリにより変動)までと制約付きだが。ダウンロードでき、オフライン視聴ができる。バックグラウンド再生も可能なのである。無料でここまで機能性の高いアプリなら人気なのも納得だ。

 

>>>  Part 2 “思い出の曲”  


 

EDIT BY LIRY

 

 

 


LIRY BY LIRY Special Issue “New Shop”

THE VINTAGE SHOP

大名に、レディース古着の新店舗!?

 

Slime<スライム>

 

本誌のTHE VINTAGE SHOPでも紹介した<フェアファックス> の姉妹店<スライム>が、レディース古着としてリニューアル!!(もちろん、フェアファックスもリニューアルしてます。)アメリカ、カリフォルニア州をメインにバイイングされた、スポーツ、バンド、車、バイクの要素が強いショップです。時代に流されない古き良きモノを、カジュアルにコーディネートしてみてはいかがでしょうか?

 

 

こちらが入り口。大きな手とアメリカ国旗がお出迎え!写真左のバイクも、販売中だとか。。

 

 

 

“セレクト&ジャンク”。そう、洋服だけではなく、様々なインテリアや小物も展開しているんです。さあ、新しくなったスライムへ、いざ潜入!!

 

 

まずは、スタイルを紹介。そして、今回のモデルは、スライムのスタッフのなほ さんの登場です。まずは、女の子が履いても、実はカワイイチョコチップカモフラージュパンツ ¥6264 メタリックチョーカー ¥5184 その他モデル私物

 

 

古着定番のミッキーマウスのブラックのスウェットに、ちょっぴりハードなレザースカートに馴染ませたスカーフのアクセントは女の子ならではの着こなし。 スカーフ¥3024 ミッキースウェット ¥6264 レザースカート ¥4104 その他モデル私物

 

 

昨今のストリートブームの中、今季はこんな女の子が見たい気もする。少しノスタルジックな雰囲気なオーバーオールスタイル。 ベレー帽 ¥4104 ベティーちゃん Tシャツ ¥4104 オーバーオール ¥13824 バングル ¥324 その他モデル私物

 

柄×柄のミックスコーデは、古着ならではの着こなし。 帽子 ¥6480(ブリクストン) Tシャツ(スアベシート) ¥4860 シャツ ¥4104 スカート ¥4104 その他モデル私物 

 

 

現在スライムでは、ホワイトブラウスなどの白ベースのトップスが沢山!気軽に着れるアイテムなので、一着は持っておきたいですね。スタッフのナホさんの着こなしはベルト代わりにスカーフでアクセント付けたコーデ。スカーフ ¥3024 ブラウス ¥5184 デニムスカート ¥5184 

 

 

パンプスやブーツなどは、ご覧の通り豊富♪ スニーカーもいいけど、今年はそろそろレザーブーツなども履いてみたいと思いませんか??

 

suavecita (スアベシート)と言うポマードブランドのレディースライン。そう!リップになっています。なんてセクシーでカワイイでしょう! しかもカラーも豊富でお手頃なプライス! リップ ¥2592

 

レジカウンターの下を覗くと沢山のスマーフ達。はい!これも販売中です。しかも見た目も値段もカワイイ! スマーフ ¥300

定期的に海外で買い付けされているので、大量のヴィンテージアイテムが常にあるので是非チェックしてみて下さい。

 


information

【スライム】

なほさんSlime【スライム】

店舗情報
〒810-0041
福岡市 中央区大名1-10-33  ☎︎092-761-3633
ロングヘアの小さな女の子。古着の着こなしはもちろん、新品と古着のミックスのスタイリングは、女の子はチェック♪

DIRECTION  & STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
PHOTO / BUN YOKOYAMA

 


LIRY VOL.14 special issue With Music #4

Listen to the music !

イヤホンのある生活 音楽と、「ワタシ」。

 

イヤホンと歩けば音楽が聞こえる。いつだって、自分の好きな音楽、自分が望む音が、 そこにある。何かを求め生きていくワタシ達は、イヤホンの音楽に何を求め、何を思う?。YouTube 付き

 

 

 

 

#3 RADWIMPS 

ます。 / ラッドウィンプス

 

 

 

「望むなら空は晴れる」    

 雲の切れ間から光が差し込む。お気に入りの服を着て良かった。最近の私はなんだかツイてる。とにもかくにも、思いのままに事が進んでいて、かなり充実している。ちょっと前の、たくさんあった悩み事は、今朝までの雨で吹っ飛んでいった。毎日悩み続けるわけにはいかない。笑っていこう!思いや望みは、口に出すようにするんだ。泣いたり、凹んだり、考えたり、波はある。でも大丈夫。最後には笑っていたいから、みんなハッピーでいて欲しいから、私は望む。願いは叶うモノなのです。

 

 

 

RADWIMPS「ます。」FROM 10th Year Anniversary Tour

 

 

 

ライダースジャケット ¥4800 (ユーズド|フェアファックス) カスタムシフォンブラウス ¥23000 (リハーズオール|カオスボヘミア) キュプライージーパンツ ¥17000 (ヒッピネス|ローラーズハイ) イヤリング ¥4500 (コルチェア|ディティ) ウェスタンブーツ ¥15800 (ヴィンテージ|エースインザホール)

 

 

information 

フェアファックス ☎092-771-6036
エースインザホール ☎092-724-3958
カオスボヘミア ☎092-738-7727
ローラーズハイ ☎092-722-6284
ディティ ☎092-722-6284
エースインザホール ☎092-724-3958


PHOTO / CHIHIRO FUCHIGAMI
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR&MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / RISA SHINCHI (elegant promotion)

 


LIRY VOL.14 special issue With Music #4

Listen to the music !

イヤホンのある生活 音楽と、「ワタシ」。

 

イヤホンと歩けば音楽が聞こえる。いつだって、自分の好きな音楽、自分が望む音が、 そこにある。何かを求め生きていくワタシ達は、イヤホンの音楽に何を求め、何を思う?。YouTube 付き

 

 

 

 

#2 YEN TOWN BAND 

スワロウテイル・バタフライ~あいのうた~/ イエンタウンバンド

 

 

 

「真っ直ぐに迷い込んだ彼女」    

 澄んだ空気と、綺麗なオレンジ色のグラデーションをした夕暮れが見える。今ここの場所には、誰もいない。近頃、未来に幾度もぶつかる。ちょっとだけ寄りかかってみた壁は、とても冷たくて、あたたかい温度を思い出させた。落ち着いて、もう一度考えてみたら、シンプルに見たい未来が見えるモノなのかな。ふと、流れてくる音楽に、私は耳を奪われた。音の心地よさ、歌の温もりが永遠に続けば良いと思った。

 

 

 

# Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ – YENTOWN BAND

 

 

 

フリルフラワーワンピース ¥27000 シャーリングスカート ¥25000 (ともにリハーズオール|カオスボヘミア)ネックレス 参考商品 ブレスレット¥6800 (ともにユーズド|エースインザホール) iPhoneケース ¥5000 (アーティスト“ウィットネス”ペインティング転写ケース|ウィットネス)

 

 

information 

カオスボヘミア ☎092-738-7727
エースインザホール ☎092-724-3958
ウィットネス ☞ witness.office@gmail.com


PHOTO / CHIHIRO FUCHIGAMI
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
HAIR&MAKE / TAKAKO FUJISAWA
MODEL / RUKA KAMIKAWA (elegant promotion)

 


THE VINTAGE SHOP

こだわりのヴィンテージショップを知る。

 

 

vol,5 PA$$LE

 

 

ヴィンテージショップ、古き良きモノが溢れるお店。天神・大名の紺屋町通りに面した、“レンガ”に、“グラフィティ”と“パズル”の床が目印のメンズ・レディースのヴィンテージショップ<パズル>。90年代のオールドスクール、ストリートを絶妙にミックスさせたスタイルをパズルのピースの様に楽しくキュートに着こなして。

 

 

春はポップな色で遊ぶのも楽しい。マルチカラーのニットにインパクト大のレオパード柄のブルゾンを合わせたタッキースタイル。キャップでバランスよく。 <ポロ>のキャップ ¥5460 ブルゾン ¥6950 ニット ¥5260 (全てヴィンテージ)

 

 

 

似通うカラーリングも濃淡で楽しめばうるさくない。スニーカーとしては後発なブランド<カンガルース>は、是非店頭でチェックしてみて♪面白い仕掛けが。 メガネ ¥4570 ストライプのシャツ ¥6450 パーカー ¥5460 ボトム ¥4980 <カンガルース>のスニーカー ¥6930

 

 

今期トレンドの90’s。キッチュでインパクトのある柄×柄は、パステルカラーのオーバーサイズとビビットな色味を合わせてセンス良くサラッと着こなすのが<パズル>流。 スカーフ ¥7980 ガウン ¥7560 パーカー¥5860 ボトム ¥6480 <コンバース>のスニーカー ¥5830 (全てユーズド)

 

 

 

パズルの床がお出迎え

 

 

80年代〜90年代のカラフルで遊び心のあるアイテムが揃う店内は、ポジティブで楽しい雰囲気。アメリカで買い付けてきた雑貨も一点一点、表情がありパッションを刺激される事間違いなし!

 

ヒップホップを代表する数々のアーティストやレーベルの当時のジャケット。今では手に入れることが困難なためかなりのレア物 (N.W.A. | Public Enemy | Tommy Boy Records)

 

 

黄色が特徴のカセットプレイヤー(SONY  SPORTS CFM-104)と、ヘッドホンラジオ(SONY  SPORTS SRF-m50)。ダサカッコいいカラーリングとフォルムがどこか懐かしく感じさせてくれる。(共に非売品)
90年代を代表するスニーカーといえば、ナイキのエアマックス。さらに、珍しいタイプのバスケットシューズなどが、店内に陳列されている<パズル>。多数のスポーツスニーカー、アンティークスニーカーのケアの仕方も教えてくれたりするので、興味がある人や、勉強してみたい人も行ってみるべし。

 

 

オーバーサイズなカーディガンも、インナーのタックインでまとまる。パズルなら、あらゆる着こなしを実現させてくれる。 キャップ ¥5460 カーディガン ¥6250 ロングTシャツ ¥5260 ボトム ¥6250 ベルト ¥2160 スニーカー ¥6980 (全てヴィンテージ)

 

THE VINTAGE SHOP VOL.4 FAIRFAX 


information

PA$$LE【パズル】

 ADD : 福岡県福岡市中央区大名1-1-16 1F ☎092-791-2445
open-close 12:00-20:00

DIRECTION / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
PHOTO / BUN YOKOYAMA
HAIR & MAKE / CHINATSU SUNAKAWA (hairmake FULL)
MODEL / RISA SHINCHI (elegant promotion)

 


LIRY VOL.14 special issue With Music

音を感じずにはいられない! 音楽と、「装い」。

 

*4 -旧アイドル・新アイドル・演歌・歌謡曲-篇-

いつの時代もスタイルに魅せられ、崇拝しカルト的になっていた。常に時代を彩るのは文化だ。その中でも、色濃くワタシたちに影響を与えているのは、やはり「音楽」な気がする。“音を感じる”なんて、小説のような比喩もワタシたちの様なスタイルジャンキーが持つ文化背景にはお似合いな気がする。音楽と装い、様々な音楽背景と共に魅せる。YouTube 付き

 

 

 

 

 

・The Old Idol   

当時の“ナウい”アレンジ

 

 

スウェット ¥6000 (アーティスト“ウィットネス”ペイティング転写スウェット|ウィットネス) シューズ ¥9800 (ディティ別注・イラストレーター北村範史 コンバース|ディティ) 他全てスタイリスト私物   
HAIR & MAKE / YUKA HIRATA (paracrie)
MODEL / KOTO SHIRAKAWA (LOCO Production)

まさにアイドル黄金期とされる1980年代。<キャンディーズ>や<ピンクレディ>など、独特なステージ衣装でテレビを盛り上げた70年代のアイドルたちとはまた違い、ブラウスやトレーナーなどの身近なファッションと抜群のビジュアルで音楽業界とオーディエンスを魅了していく80年代アイドル。髪型を真似され当時の流行となった<聖子ちゃんカット>は、一般人だけでなく当時のアイドルもほとんどがこのスタイルをしていた。そんな中、映画の世界からアイドルとなった人も少なくない。当時のアイドルは、歌唱力が高く、カワイイ、才能がある芸能人としての本質がある人たちがメディアを賑わしていた。その人のようになりたくてファッションを真似しようと、その人にはなれないと感じる、可愛らしさの中に強い才能が溢れる絶対的な憧れを誇示していた存在であった。

キャンディーズ ・ 夢のカリフォルニア

松田聖子 夏の扉

 

・The New Idol  

ユニフォームスタイルやカラースタイル
衣装は、育成型刺激系アイドル<チクチク>のメンバー衣装。2015.2.1に「青春ラブソング」でインディーズデビュー。2016.2.11ゼップ・フクオカにて単独ワンマンライブを敢行してる今注目の福岡のアイドル。www.tick-tik.com シャツ モデル私物 
HAIR & MAKE / YUKA HIRATA (paracrie)
MODEL / RISA SAKAMOTO (elegant promotion)

ファッションの多様化が進んだ2000年を迎え、ミックスカルチャーとともに作り出された新しいスタイルのアイドルたち。ずっと憧れの存在であった芸能界というものを身近に感じれる時代になったことは間違いない。会いに行けるアイドルとして、目と鼻の先にいて温度を感じる距離の小さなステージで必死に歌やダンスを頑張り、スターになることを夢見る沢山のアイドルたち。まさにアイドル戦国時代と言われるのも納得である。そのアイドルで多く見られる統一されたスクールスタイルの衣装は、大人数が所属するアイドルグループにおいては、かえって個性が際立って良い。カラー別の見せ方を戦略とし、より個性の表現と、ファンからすると「推しメン」をメンバー本人に伝えれる可能性が上がるありがたい振り分け方も、アイドルスタイルのファッションとしては欠かせないものとなった。日本人なら誰もが着てきた制服がステージ衣装となることにより、近い存在だと感じることもあるだろう。制服ではない衣装の時には、印象が変わり、アイドルからのステップアップとして羽ばたくことも、また一つの楽しみとなっているよう。

Tick☆Tik「Believe」城天あいどるストリート

WE ARE BORN / ももいろクローバーZ(WE ARE BORN / MOMOIRO CLOVER Z )

 

 

 

・Enka  

日本の心・和の様式美

HAIR & MAKE / YUKA HIRATA (paracrie)
MODEL / RUKA KAMIKAWA (elegant promotion)
全てスタイリスト私物
 そもそもは、明治時代の時世を批判し、自由民権思想を大衆に訴えるため血の気の多い男性の政治活動家たちが歌ったことから始まったとされる。そののちには、政治的思想から離れて、流行や風習、考え方を思わせるような調子の曲として、日本独自の伝統音楽である民謡や小唄などの要素を多く含んだジャンルの曲とされる。「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉はまるで演歌の真髄。音階としては、歌詞は基本七五調で、譜面をハ長調にするとファとシの音がない「ヨナ抜き音階」が多いのもその特徴。このジャンルの音楽を好む人のファッションは、やはり古き良きものを愛すものとしてのスタイルが多く見られる。古典的な着物や、スーツ、正統派なコーディネートで歌われ、歌謡曲世代とかぶる世代でもあるが、こちらの方が真面目で実直な印象を与えてくれる音楽ジャンルとも言えよう。演歌の魂である<コブシ>は、演歌発祥期の力強い荘子たちを思わせる名残の一つかもしれない。

桃山晴衣の明治大正演歌(1)/1983年池袋スタジオ200

演歌5人姫 – ヒット曲メドレー

 

 

 

 

・Kayoukyoku  

ニューミュージックとポピュラリティー
HAIR & MAKE / YUKA HIRATA (paracrie)
MODEL / MIORI IMURA (elegant promotion)
ワンピース ¥4800 ネックレス ¥3024 パンプス ¥6264 (全てヴィンテージ|フェアファックス)

ニューミュージックともいう。本来は、外国などから日本に入ってきた芸術歌曲のことを<歌謡曲>として、<新時代の歌>いう意味で使用していたそう。現代の私たちとしては、演歌も歌謡曲もそう変わらない印象を持つが、あくまで西洋音楽の日本において派生していった形である。昭和に流行した日本の音楽であり、懐かしさを感じ得る居酒屋や、小料理屋で流れている。今だに根強いファンも沢山いる音楽ジャンルで、魅力の多くとしては、ストレートに意味が伝わりやすい内容の歌詞とムーディなメロディー。米軍進駐軍を相手に基地などで活躍していたミュージシャンがやがて場所を銀座、赤坂などのキャバレーに移して、日本人向けの曲作りと転換したものが、ムード歌謡の原点となると言われる。1960年代後半から1970年代前半が全盛期でありその時代の高度経済成長という日本の経済背景に伴い、不思議なシチュエーションのステージや、派手で大きなデザインを施したもの、夜の社交場の印象を感じるムーディなワンピースなど遊びが多く、華やかなスタイリングが多く見られた。