MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

 

・バル・ロッサ・ロッサ

ココロの停留所は花屋×カフェ×バル。日常からちょっと一息エスケープ

警固からけやき通りは、天神から歩いていけるボタニカルストリート。歩いては花屋、そしてまた歩いては花屋・・・と花屋の激戦区でもある。花屋とカフェ・バルが一緒になった「ロッサロッサ」もそんな警固エリアで街を見守り続けてきたお店の一つ。入り口に並ぶ多くの植物は、騒々しい日常からちょっぴり脱出したい人の一歩を進める。お店はバス停の目の前。バスの乗り降りをするサラリーマンや学生の“いってらっしゃい”から“おかえり”の時間と、ロッサロッサは何年もその景色に溶け込んできた。「お笑いのドリフのようにみんなから愛されるお店にしたい」と、話すのは代表の戸畑さん。朝9時から深夜0時までのオープンということもあり、利用する年齢層は幅広い。まずは、「自分が飽きないお店作りを心がけることが皆を飽きさせないお店にしていく」と続けて語ってくれた。戸畑さんの奥様が花屋を営んでおり、夫婦で専門性を活かしたお店だ。朝方は主婦や子ども、昼間にはOLやサラリーマン、夕方には学生、夜はBAR利用でいつもの顔ぶれは様々。お食事以外では、花を買いにくる人もいれば、テイクアウトのお弁当を買いに来る人と、求めるものも様々。海外をバックパッカーとして回っていた戸畑さん。スペインにいる友人が撮った写真を、壁に飾っていた。写真をみてどこか懐かしそうに笑う。また今日も1つのつぼみが、大きく花開いた。

 

ローストビーフと セロリのトマトパスタ

朝から深夜までオープンしているので、まかないは数回に分けて作っているロッサロッサ。まだまだアツい肉ブームをしっかり取り入れていた。スタッフ同士での会話は街で話題となっているメニューの情報交換が多いとのこと。また入ったスタッフは皆ラテアートができるようになるそうだ。幅広い年齢層が利用するお店のまかないは、スタッフの腕とともに日々進化し続けている。

 

 

PICK UP アロスネグロ(イカ墨パエリア)

スペイン料理を気軽にいただける店内のメニューでも推しの一品とのことだが・・・カメラマンとともに、見た瞬間に驚いた。火山の溶岩のように真っ黒。イカ墨の底力をみた気がした。インパクトの強さといったら忘れられない程である。表面はお米感が分からない程ふんだんに具材が混ぜ込まれている。花よりも花を咲かせる土のように、どこかアース感のある一品。

 

 

 

天井の植物 

ふと、天井を見上げると緑がある。そんな店はありそうでない。また温かみのある電球と落ち着く木のインテリアが居心地良くさせる。一人で黙々とPCと向き合う人、子連れのママ友同士でお茶する主婦、ロマンティックな雰囲気のカップル。いくつもの天井の緑は、花のように表情をコロコロ変えるテーブルを今日もゆっくりと見守っている。

 

 

 

information 

BAR ROSA ROSA (バル・ロッサ・ロッサ)

福岡市中央区警固2-18-5 アバンダント91ビル1F

☎︎092-733-6363   open-close/9:00-24:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

pr_sq-01
ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。
Share on FacebookTweet about this on Twitter