MAKANAI

ーまかないごはんー

ひとことに<まかないごはん>と言っても、それは飲食店主のスタッフを思いやるキモチ と、料理開発など、食べ物への深い愛が詰め込まれた究極の料理だと考える。そこから 広がる無限の可能性をフードアナリストの田部ひとみが厨房を覗き見し、料理だけでは なくそのお店の核となる大切なタカラモノ達をも紹介していきます。

 

 

・イル コルティーレ

国体道路沿いのビル最上階のレストラン。店名の“イルコルティーレ”はイタリア語で「中庭」を意味する。せわしくヒトや車が行き交う福岡の街中で、中庭のあるレストランは時間を忘れさせてくれそうだ。吹き抜けから風が中庭に入り込み、草花が揺れる。四季に合わせて植えられた植物も食事をする上での楽しみ。そんな中庭を囲むように食事スペースがある。ワインセラーを横目に見上げながらのカウンタ−席、プライベート割烹風カウンタースペース、結婚式の二次会などパーティ向けバンケット、ロマンティックな話が出来そうなレストランスペースなどあり用途は様々。食べ歩きの大好きなオーナーは20年間イタリアのミラノに住んでいた。滞在中、北や南に渡り、地域のヒト・自然・郷土料理と出逢いその世界に感銘を受け、この福岡店をオープンさせる。イタリアが息づくちょっぴり非日常な空間。店内には電子ピアノがある。お店では音楽イベントも盛んとのこと。ジャズ、クラシック、オペラに加え、DJやバンド。若者から素敵に歳を重ねたご年配も「音楽」という目的でこのお店に足を運ぶこともあるそう。夕方から夜にかけてゆっくり変わっていく空の表情を伺いながら、心と耳でも美味しいひとときを過ごせる予感。

 

 

ナス皮のパスタ

この日は、なす皮ペーストをソースにしたパスタ。食欲を香りが誘う。味付けにしたアンチョビのせいに違いない。具材は魚のアラやイカのげそなど。旨みに関わるいい仕事をしている海鮮食材たち。お店で出すメニューは冷凍モノを使わず、全て手作り。麺もパスタマシーンで一つ一つ作っている。そんな本格パスタのまかない。丁度、まかないを食べるスタッフの皆様に混ぜていただいた。パティシエやホールスタッフ・店長など笑顔が尽きない。イタリアワインらしい明るく健康という言葉がぴったりだ。

 

 

PICK UP ワインセラー

カーテンをそっと広げると、600本から700本のワインが並ぶワインセラーは圧巻。全てイタリアから直輸入したワインというから、さらに驚き。とくにオーナーお気に入りの「ティニャネロ」が多く顔を並べる。スタッフも一つ一つワインを学び、オーナーの人柄を表すようにワインの話を楽しくしていた。「これは私のお気に入りです。」と見せてくれたワインのラベルは、透明感のある女性がモチーフのラベルだった。ラベルをみる楽しさも趣味として加わりそう。

 

 

information 

il Cortile(イルコルティーレ)

福岡市中央区大名1-2-5イルカセットビル8F

☎︎092-711-5903  open-close/18:00〜24:00

PHOTO / HAJIME MATSUMOTO (hpc)

pr_sq-01
ーまかない案内人ー
田部ひとみ・フードアナリスト
日本フードアナリスト協会主催の食の親善大使2016年度<食のなでしこ>コンテストにおいて全国1,000人の応募の中から6名中西日本で唯一受賞。福岡のFMラジオ局で全国のお土産品、加工品を900品以上紹介。食と伝統の融合をテーマに、九州のヒト・コト・モノを食のフィルターを通して発信。テレビ・ラジオ・雑誌、イベント等で活動中。目指すは地域の魅力発掘・美味しいお宝発掘ハンター。
Share on FacebookTweet about this on Twitter