LIRY VOL.14 special issue With Music

音を感じずにはいられない! 音楽と、「装い」。

 

*3 -カントリー・ヒッピー・フレンチポップ・シティーポップ-篇-

いつの時代もスタイルに魅せられ、崇拝しカルト的になっていた。常に時代を彩るのは文化だ。その中でも、色濃くワタシたちに影響を与えているのは、やはり「音楽」な気がする。“音を感じる”なんて、小説のような比喩もワタシたちの様なスタイルジャンキーが持つ文化背景にはお似合いな気がする。音楽と装い、様々な音楽背景と共に魅せる。YouTube 付き

 

 

 

 

 

・Country   

白人ミュージック、アメリカンスタイル

 

トップス ¥11000 ビッグベルト ¥13000 (ともにジェーンスミス|バースデー) <チェック柄のスカート>など他全てスタイリスト私物 
HAIR & MAKE / NATSUMI SATO (CO5)
MODEL / SAKI AIBA (elegant promotion)

カントリーミュージックといえば連想しがちな、チェックシャツ、カウボーイハットというファッションのスタイリングは、なんと、後付けで創り上られた可能性があるよう。そもそも、ワタシたち日本人が思うカントリーミュージックは、本来もっとポップで都会的な音楽。ヨーロッパ系の伝統的音楽をブレンドしたようなサウンドで白人のフォークミュージックとも、パトリオティズム(愛国心)やナショナリズムと結びつき、アメリカ的価値観やアメリカ的自由を表現した音楽であり、さらにジャンルも、アウトローカントリーや、カントリーポップなど時代によって、多種多様々な形へと変化していっている。しかしながら、このジャンルは白人の音楽という大体的な意味があり、変化を繰り返すジャンルだ。近年のカントリーアーティストといえば、若者のファッションアイコンとしても挙げられる。<テイラー・スウィフト>も、実はカントリー系。特に初期の作品では、カントリー感をより感じられる。

Taylor Swift – Teardrops On My Guitar

Allman Brothers Band – Ramblin’ Man

 

・Hippie  

民俗風習、部族の衣装
ワンピース ¥22000 (ヴィンテージ|エバーグレイ) 右手ダブルラウンドブレスレット ¥12960 左手ビッグカフバングル ¥12960 (ジェーンスミス|バースデー) 
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / AOGI ADACHI (LAUGHFACE INC.)

1960年代後半に若者の間に生まれたムーブメントでラブ&ピースを掲げた。民族的なラフで自由な服装のヒッピースタイルは、あごひげ、ベルボトム、裸足、ビーズ玉の飾り、ヘアバンド、ヴィクトリアン風の服、ミニスカート、模様入りストッキング、長髪で平和を象徴するピースマークのアクセサリーやカラフルで派手な柄を取り入れたファッションスタイルが特徴。<ビートルズ>の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)はその時代を象徴する曲。1969年、ニューヨーク郊外で今や伝説となる、「ウッドストックフェスティバル」が開催され、50万人のヒッピーが集まった。ドラッグ、音楽、ファッションが融合して生まれた、60年代後半の最大のサブカルチャーであった。この時代のファッションは自らのイデオロギー=「生き方」を体現。1970年代、“ケンゾー”がハイファッションの世界でもフォークロアやエスニックファッションを取り上げ、若者のファッション文化として根付いていった。

The Beatles – Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band

Jefferson Airplane – White Rabbit (Grace Slick, Woodstock, aug 17 1969)

 

 

 

・French Pop  

憧れの<フランス・ギャル>を筆頭に
HAIR & MAKE / NATSUMI SATO (CO5)
MODEL / RISA SAKAMOTO (elegant promotion)
ワンピース ¥19800 (ヴィンテージ|エースインザホール) ブラウス スタイリスト私物 パンプス モデル私物

単純に言うと、60年代頃に流行ったフランスの”イエイエ”ともいわれるポピュラーな音楽。日本でもJポップがあるように、フランスのポップスというわけだ。代表的アーティストといえば<フランスギャル>で、ファッションはモダンなスタイルをベースに、ビビッドカラーでポップな柄のものなどを着ていた。<ブリジット・バルドー>などもそんなファッションアイコンのひとつ。とにかくキュートでオンナノコらしく、その装いは少女のようなかわいらしさを纏うことが多かった。アントワーヌ&リリの洋服は今もあの時代のフレンチポップを感じさせてくれる。2013年8月に日本で公開されたフランス映画の<タイピスト>は当時のファッションや文化を知るには必見な作品である。作品中に出てくる、ボーダーのフレアワンピースや、カラフルなファッションに、一度は憧れただろう。

映画『タイピスト!』予告編

France Gall – Poupee De Cire, Poupee De Son (1965)

 

 

 

 

・City Pop  

都会的で現代的なジャンルレス
HAIR & MAKE / AYANO URA (hairmake FULL)
MODEL / AOGI ADACHI (LAUGHFACE INC.)
キモノスリーブコート ¥39000 キャップ ¥12000 (ともにワイアット|バースデー) ジップアップパーカー ¥12000 (チャンピオン|チャンピオン福岡) ホワイトボーイフレンドデニム ¥21000 (ジェーンスミス|バースデー) イヤリング ¥4860 (コルチェア|ディティ) フェザースリッポン ¥13000 (リハーズオール|カオスボヘミア)
HAIR & MAKE / NATSUMI SATO (CO5)
MODEL / MISAKI TOMIMATSU (elegant promotion) 
カモフラージュジャケット ¥55000 (ターク|バースデー) デイバッグ ¥23000 (イントキシック|イントキシック) 他全てスタイリスト私物 バースデー
 都会的なサウンドのシティポップは、1970年代末から1980年代初頭にかけブレイクしたアーバンなイメージが強い日本のポップミュージック。当時活躍したアーティストは、<大滝詠一>、<山下達郎>、<稲垣潤一>といった“ソフィスティケイト”な人たち。アート界では<永井博氏>の作品がシティポップ的要素があり、その時代を生きた人なら誰もが見たことある作品があるだろう。トレンディな時代とともに全盛期を迎えたが、バブルの影響で下火になり衰退していった。また、ここ最近では歌謡曲などをよりポップで現代的にアレンジされた楽曲が出たりと注目されている。特に、<サチモス>、<ヨギーニューウェーブス><ネバーヤングビーチ>といった若いグループのシティポップが再び先駆者となり、新世代を虜にして脚光を浴びている。流行りのファッションとともに、気持ち良く体をゆらせる音楽である。シティポップを語るに、常に飛び交う<オシャレ>というワード。その時代の感度が高い人たちが聴いているのは間違いない。しかし、どの様なファションかと問われると悩ましいところである。また、音楽的にも“現代のシティポップ”と、“過去のシティポップ”とでは多少の見解の違いはある。ロック、ポップス、ダンスが総称的にミックスされ、そこに上積みとして、ジャズ、ヒップホップ、レゲエといったジャンルが折重なったアプローチが現代的。。

Nulbarich – NEW ERA (Official Music Video) [YouTube Ver.]

大滝詠一 – 夢で逢えたら

 

 

 

 

information 

エバーグレイ☎092-521-0796
エースインザホール ☎092-724-3958
カオスボヘミア ☎092-738-7727
バースデー ☎092-721-1125
チャンピオン福岡 ☎092-739-8510
イントキシック ☎092-791-2400


PHOTO / BUN YOKOYAMA
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)

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