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LIRY vol,13 special issue Pictures

#4 22’s Photography

LIRY vol,13 特集『言葉のいらない写真』  / <ピクチャーズ>。LIRY BY LIRY では、本誌リリーから数名をPICK UP!第四回は、3名のフォトグラファー、横山ブン、渕上千央、松本創が選んだ3冊の写真集。22冊の写真集、カタログやマガジン達は、所有者の偏見によって個人にとっては、とても印象的で、奇跡的な作品達となっています。本誌カメラマンはもちろん、様々なクリエイター、モデル、関係の深いファッショニスタさま達に、今改めて写真を思い、写真を介する時に、世の中がしるべき<ピクチャー>を紹介して頂きました。

 

SNAPS / Ellen von Unwerth

Bun Yokoyama / Photographer

No,2 ヨコヤマ ブン : フォトグラファー

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彼女はモデル出身の写真家。僕が最初に購入した写真集である。名を轟かせる写真家は世界に数え切れないほどいるが、僕がその中でも影響を受けたのが彼女。モデル出身という異色の彼女は多くの作品を残し<スナップス>という作品は写真を始めた頃の僕に多大なる影響を与えてくれた。女性写真家・元モデルならではの写真。男性の僕には到底撮れない写真。SNAPを撮る写真家はたくさんいて、森山大道や荒木経惟、海外ではマリオテスティーノやテリーリチャードソン。例を挙げるとキリがないのですが彼女のこの写真集は彼女の原点を見れる気がして、これがあったから今の自分の思考や感性があるのかな、なんて思ったりします。

 

Graceful Flower / MASAMI MORI

Chihiro Fuchigami / Photographer

No,3 フチガミ チヒロ : フォトグラファー

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「花の写真」がどうにも好きになれないでいる中、この写真集と出会いました。どうやって撮ったのだろう?と想像膨らむものばかりで、とても衝撃的でした。「写真」に落とし込むことで、花のようで花じゃない、違う何かに昇華しようとする力が働いている気がして、今でも開くたびに写真の力を感じます。短歌と一緒に写真が並んでいるのですが、短歌だけの、写真だけの、もしくはその両方の、物語を読み解く楽しさもあると思います。撮影者の意図なのか、被写体の魅力なのか、写真の中の時間軸がそうさせるのか、見る側の想像力なのか…。いろんなことを考えさせてくれる写真にとても惹かれます。いつか花を題材に写真が撮れる日がくるといいなぁ。

 

 

HIKARI / HIROMIX

Hajime Matsumoto / Photographer

No,7 マツモト ハジメ : フォトグラファー

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95年、写真新世紀のグランプリを最年少で受賞し、ガーリーフォトブームの火付け役となり、コンパクトカメラで、一見、失敗に見えるようなブレ、ボケ、な写真を自己規制なく、10代の感性で、瞬間を見事なまでに切り取って表現し、一躍時代の寵児となった。そんな彼女が初めてテーマを決めて制作した写真集が本作である。手にしたきっかけは嫉妬と妬みだった。写真の技術を学んでない人間に「光」というテーマで撮れるものかと。しかし、その答えは「YES」だった。シャンデリア、公園の桜、屋上から見た空、マンホールの蓋、日常生活で誰もが見逃している「光」が確かにそこにはあった。当たり前すぎて気にも留めないが、実はそれこそが、その瞬間こそが大切なのだと教えてくれた。

 


“LIRY Special Issue Pictures #4 22’s Photography”
DIRECTION & EDIT BY LIRY
PHOTO / AIRI MATSUO (ar photo)
STYLING / KEISUKE UENO (REFRAIN226)
MODEL / MM

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