LIRY BY LIRY column from Kazutaka Takeda
マスターピースで、ヘビーデューティー
第二話「<リーバイス> 501 66前期 ”Original custom」
♦ Levi’s501 66前期 Original custom
<リーバイス>501 vintageを大きく三つに分けると「501xx」「ビッグE」「66」に分けることができ、 今回のDenimは、1973年〜1976年頃までに製造された501「66前期」がベースとなっております。デニムは、履きこめば履きこむほど、持ち主の独特の色落ちやシルエットになるため、 よく「デニムは育てるもの」という言葉が使わてれいます。実はこのアイテムは、私が現在所属している<ローラーズハイ>に入社し、2年目に、社長であるコヤナギシンジから受け継いだものであります。このアイテムは、ファーストオ—ナーのコヤナギシンジからセカンドオーナーの私が何年ものときをかけ、履き→破れ→補正の無限ループの工程を繰り返したからこそできた 世界に1着だけのオリジナルパンツとなっております。「育てる=愛着」 愛着とは手間のかかる事ですが、手間がないと愛着は湧かないものだと思います。 見る方によっては、ボロボロの洋服にしか見えないかもしれませんが、私にとっては、いつの間にか値段では表せてないマスターピースで、ヘビーデューティーな1着です。
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竹田一貴・たけだかずたか
<ローラーズハイ>プレス 1989年1月4日生まれ。株式会社<ローラーズハイ>のオリジナルブランド「hippiness」「sandglass」のプレス/企画アシスタント。業界内では、通称“よろずや”との位置づけ。洋服の次に、子供好きだが、子供が怖がるので、遠くから手を振るスタイルを徹底している。 |