Creators Talk
クリエイターが、誰のためでもなく、何のためでもなく、ただただほんの少しだけ自分のコトを話してみます。何も聞いて欲しいわけじゃない。こういったエディターズシップも<リリー>には必要だと思っています。クリエイターの遊び心?情熱?を感じてみて下さい。
ブンブンの何分!
vol,3 BUN YOKOYAMA
フォトグラファー・横山ブンの、タイムリー写真。そして、全て仕事ではなく、私事です。
12:38ブン
タイトルは「木漏れ日」とでもしましょうか。この日は休みで1日リフレッシュしようと思い、まずは自宅の近くの大きな公園に行きました。緑が好きなんですよね。カラーとかも。なんか酸素多いなーって感じれるし。のびのびとできます。何も考えずに5分ぐらいずっと上を見上げてました。あっ写真撮ろうって思って、カメラ取り出しましたね。雑多な写真ですが光の漏れ具合が好きです。それが木漏れ日です(笑)。
14:52ブン
そのあと行ったのが博多タワーです。なーんか好きなんですよね。福岡のシンボルは福岡タワー。ただ高けりゃいいってわけじゃないんですよ。福岡タワーは「我が福岡のシンボルなり」感を感じますが、博多タワーはレトロな感じで好きなんですよね。昔、ここの近辺にイベント会場があって夜な夜な行ってはお酒飲んで、外でタバコ吸いながら見上げてたなーって(笑)。 ただ高けりゃいいってわけじゃないし。高くないなりの良さがあるんですね。
16:45ブン
積まれたゴミや使い物にならなくなった金属たち。現代社会を連想させます。手前には金網、そしてトゲのついた針金。いらなくなったものは処分される世の中。横のコンテナからゾンビでも出てきそうな雰囲気ですよね。この積まれたゴミたちはどこに行くのかなって不思議に思いました。リサイクルされて新たな金属として工場に向かい役目を果たす。もしくはどこかのゴミ捨て場に捨てられたままになるのか。写真って見る人によって感じ方が違うんで面白いですよね。あなたはこの写真をみて何を感じますか?
18:29ブン
風景写真ばかりでスミマセン(笑)。これは何気なく立ち寄ったショッピングセンターの駐車場からの1枚です。ただこの写真凄い後悔してるんです。もう少しポジションを変えれば、左にある丸い街灯の中に太陽を入れれたはず。そしたらもっと面白い写真になってたはずなのに… 太陽って難しいなって思いました。光の入れ方とかポジションの違いでこうも変わるかっていうぐらい写真って変わりますよね。でもこの位置でもこの位置にしかみえない構図は作れたのかなとポジティブに考えてます(笑)。
20:02ブン
アーティストの先輩が、「練習してるから遊びにきなよ」って言われて行ったスタジオの階段に好きな映画のポスターがあったんでシャッターを。ダニー・ボイルの傑作ですね。なによりもトラックと映画のマッチ感がすごい好きです。僕、全然ロックじゃないんですが見たことないポスターでテンション上がりました。その日の先輩方の練習も根気が入っていて次回のライブが楽しみになりました。アーティストの方たちって本当に凄いなって。僕には未知なる世界です。<トレインスポッティング>、なんか続編があるそうですね。楽しみですね~。
22:17ブン
最後に、帰りにタバコを買いに寄ったコンビニで今ではあまり見かけなくなったソフトクリームの置物。こんな写真で締めくくらせて頂きます。ふっと見て「うわ!久しぶり!」高校の同級生にあった気分になりました(笑)。こいつコンセント繋いだら光るのかなーって思って(笑)。 何気ないものが当たり前じゃなくなっていくんだなって、この1日で感じました。僕あっという間におっさんになるのは嫌です。いつかこのソフトクリームの置物も自宅の間接照明として迎えてあげたいです。そんな日々を過ごしてます。ありがとうございました(笑)。
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横山ブン・よこやまぶん カメラマン。九州ビジュアルアーツ映画学科卒業後、上京。テレビドラマの助監督を経て帰福しフォトグラファーに。アーティストのPVなども手掛ける。撮影クルーP&M.lifeを立ち上げ、福岡を拠点に活動中。座右の銘「自分を演出できない奴にに人を演出できない」 |